みさと公園の水元公園側、小合溜に面した広場の北寄りに1本の大きなシダレヤナギの木が植えられています。その風にそよぐさまを撮ってみました(3月31日)。
遠目で見ると黄緑色の若葉?と思ったのですが、近付いて見ると、殆どが尾状の花序でした。
シダレヤナギ(枝垂柳)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木。中国原産で、日本には奈良時代に渡来したそうです。別名イトヤナギ(糸柳)、シダリヤナギ、オオシダレヤナギ、オオシダレ。
雌雄異株で、日本では雌株は殆ど見られないとのことですから、これは雄花でしょうね。花弁はありませんから、シベだけが目立ちます。
私、自慢じゃありませんが、英語に弱いので、ちょっと勉強してみると、枝垂れ柳の英名は「Weeping Willow」(直訳すると、泣いている柳)でした。泣いているなよなよした姿から「枝垂れ」という意味が出たのでしょうか。
ちなみに、willowの形容詞willowyは「きゃしゃですらりとした」という意味だとか。でも、柳腰のことをwillowy waistとは言わないようで、slim waistと言うそうです。
weeping willowと1字違いの「a weeping widow」は枝垂れ未亡人ではありません。
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この記事へのコメント
なおさん
春風にそよぐヤナギの新緑や花は、いいものですよね。
僕は日本語もアヤシイので、英語になるとよけい???ですが、帰化植物で道路の法面にも多いシナダレスズメガヤはWeeping love grass(すすり泣く恋の草)だそうで、やはり枝垂れるさまをすすり泣きに見立てるのは英語圏での発想なのかもしれませんねえ。
お菓子のういろうは緑のもありますが、柳とはあまり縁がなさそうですね。
ケン坊
雌雄の木がなくても子孫は増え続ける理屈が理解できませんが...。
花の黄緑が若葉の早緑に変わる頃が好きですね~。ケン坊は英語も全くダメなのでコメも無し>苦<
信徳
あいべん
待っている感じがしますね。 季節感の薄れいく
現代、せめて自然の草木には何時までも季節の吐息
を感じさせて欲しいですね
長さん
シダレヤナギの新鮮な緑に吸い寄せられるように近づきました。いい色ですよね。
すすり泣く恋の草ですか。雑草に恋の字を当てるのも日本人の発想にはありませんね。
ウィドウからういろうね~。参りました。
長さん
糸柳という言い方も良いですね。水辺で風にそよぐさまは日本人の心情に合っています。
柳の増やし方はもっぱら挿し木とのことですが、強風で飛ばされた枝の先が流れ着いて根を張るということもあるそうです。
長さん
この時期の柳の色、とても良いですね。
水元公園のソメイヨシノは多分満開だと思います。今日は人手が多いと思いますが、昨日、一昨日の強風と雨で散り始めていなければ良いのですが…。
長さん
この時期のシダレヤナギ、しげしげと眺めたことがなかったのでチョッピリ感動しました。
あいべんさんなら、枝垂柳を入れたロングショットを載せたことでしょう。
寿々木
shuuter
しだれ柳とネコヤナギぐらいです。
一度じっくり取り組む必要がありそうです。
長さん
寿々木さんの場合、シダレヤナギの花粉もアレルゲンになっているんですか。だとすると、かなりアレルゲンの巾が広いんですね。お気の毒なことです。
私も今年は涙がたくさん出るのですが、花粉症の始まりでしょうか。
長さん
日本には30種をこすヤナギ属の木があるそうです。川辺だけでなく、山野や高山にもあるそうなので、本格的に取り組むと面白いのではないでしょうか。
ムー
ALASKAでは「Fire widow」です。
こちらは泣いてはいません「炎の未亡人」ですから!!
http://blog.livedoor.jp/salmon2005/archives/30442999.html
おとと
先日も強風に煽られて右往左往する柳まるで踊っているようでした
若葉が(花)が綺麗ですね
長さん
Fire Widowでしたね。和名ではヤナギラン。ピンクの花でしたね。山火事の後でも真っ先に花を咲かせるからというのがFireの所以だそうです。未亡人に限らず、女性は強いです。
長さん
昨日や一昨日は風が強かったので、柳は大揺れだったでしょうね。風に逆らわないから強いのでしょう。
hiro
買い物ついでにちょっとお花見という毎日で春はどんどん進んでいくようです。
柳に風と抵抗することなく受け流し、うまく生きていけるといいですね。
長さん
今日は孫たちと桜の花見を楽しみましたよ。ゆう君も花に興味を持ち出したんですか?