コウシュンカズラ(恒春葛)

 筑波実験植物園には温室が4つあります。そのうち、入口から一番近いサバンナ温室は土壌改良工事中で、入場できませんでした。
画像 右の写真の左側がサバンナ温室、その右側は熱帯資源温室ですが、南面が光を受けやすいように斜めの屋根になっています(妻撮影)。
 今回はその裏側に建つ熱帯雨林温室から見学しました。ここは外階段を登って、2階からの見学ですが、暑いの何の。ウインドブレイカーを脱ぎ、ベストを脱ぎ、それでも暑いのでシャツの袖をまくりと、しばらく撮影どころではありませんでした。
 2階の手すりに絡みつくように伸びているのがコウシュンカズラ(恒春葛)です。キントラノオ科コウシュンカズラ属の常緑蔓性低木で、沖縄県以南、東南アジア、オーストラリア、ニューカレドニアあたりに分布するそうです。
 花は小さく、名札と比べていただけると大きさが分かるでしょうか。
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 キントラノオと同様、雄しべが赤いのが特徴ですが、開花したては赤くないようです。
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この記事へのコメント

  • なおさん

    熱帯雨林を再現するために高温多湿の環境を作り出しているのでしょうが、それほど暑いとなると、暖房費も大変ですね。
     温室が4つもあると、全部見てまわれると面白いのでしょうが、工事中とは残念でしたね。
     恒春、というより常夏を感じる暑さのなかで見る花もまた面白いですね。
    2011年03月08日 05:14
  • 目黒のおじいちゃん

    さすが大温室ですね。太陽光だけでなく加温しているのでしょうか?そこまで暑いとはチトやりすぎ?キントラノオ初めて知りました。
    2011年03月08日 07:03
  • 寿々木

    温室の外壁は巨大な平面形なんですね。私の知る温室の壁は曲面形をしている事が多いです。
    コウシュンカズラというのですか、キントラノオの花と同じく花弁の付け根が窄んでいますね。
    私は、温室での撮影は汗が出て、途中でいい加減になってしまいます。
    2011年03月08日 07:31
  • 信徳

    ご無沙汰しています。まだまだ寒いですね。こんな時は温室の草花観察が最高です。腕まくりをしてもなお暑いのは温度効果が優れた温室なのでしょうね。外観的にはソーラーパネルが貼り付けて有るようですがガラスなんですね。遡って見せて頂いています。
    2011年03月08日 07:37
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ここも国立の研究施設ですから、温室の維持に必要な予算も確保してあるのでしょうね。
    コウシュンカズラは地植えでは沖縄以南でないと育ちまえんから、常春というよりは常夏の花ですね。
    2011年03月08日 08:20
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    この温室、以前に訪れたときはこんなに暑くなかったんです。今回は特別暑かったですね。しかも吹き抜けの2階なので熱が上に篭ったのかも知れません。
    2011年03月08日 08:23
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    この写真の温室は他にない形ですね。敷地が広いから出来る設計でしょうね。
    コウシュンカズラとキントラノオの花はそっくりですね。一方はツル性、一方は立ち性ですから、間違えることはないでしょうね。
    寿々木さんも温室撮影は汗をかいて、疲れますか。私もそうなんですよ。
    2011年03月08日 08:28
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    台湾も暑かったのではないですか。日本の冬は、耐寒性のあるありふれた花だけなので、温室に行くと楽しめますよ。それに、ブログネタがたくさん仕込めますからね(笑)。
    2011年03月08日 08:32
  • ポン太

    一枚目の写真、温室というよりソーラーパネルの展示場みたいですね。
    コウシュンカズラって熱帯雨林の小さい花だそうですが
    最後の写真をみると、ツワブキの花に似てなくもないような、、、。
    2011年03月08日 11:00
  • shuuter

    恒春葛は温室でないと日本では見られない花ですね。
    温室の維持管理も大変のようですね。
    2011年03月08日 15:05
  • tomi

    長さん;こんばんは。
    筑波はその昔 筑波大学が出来た学園都市が始まりですね、
    あんな田舎に皆が住むのかと 私も考えました が今は
    一大都市に変貌したようです。
    そうですね この事を考えますと今は IT が発達しているのですから 官庁、大学は 地方の県に分散すべきですね、私は東京に行く度に人の多さに足が竦みます、前から駆けて来る人が居るとじっとして立ち止まります。

    ブラジルもブラジリアが首都で私が訪問した最初の時が ブラジリアが首都になったのです もう30数年前です、地図でごらんになっても分かりますが 皆最初は嫌がったそうですがその場合は公務員は解雇と言います厳しさでしたね。
    妹さんの 独唱お聞きしました 上手ですし 声が綺麗です、専門的に習われているのですね。
    2011年03月08日 16:18
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    大きな温室のガラス屋根が巨大ソーラーパネルに見えますね。
    コウシュンカズラ、ツワブキと似ていますか?あちらはキク科の多弁花ですから、ちょっと印象が違いますね。
    コウシュンカズラは花弁の付け根にご注目です。細くなっているのが特徴ですね。
    2011年03月08日 17:23
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    コウシュンカズラは沖縄あたりまで南下すれば屋外で見ることは可能ですが、本州では温室でないと難しそうですね。この音質、温度管理はどんな方ほなんでしょうか。
    2011年03月08日 17:28
  • たかようじ

    熱帯雨林 と聞いただけで ちょっと 腰が
    ひけます。 生温かい空気、うっそうとした
    ジャングル、からみつく蔓などの植物・・・
    その中で 生息する コウシュカズラ。
    この花自体は 小さな 黄色の 花ですが、
    先入観念で ゾクゾクします。 (笑)
    2011年03月08日 17:38
  • 長さん

    tomiさん、コメントありがとうございます。
    筑波は研究学園都市ができても交通が不便でしたので、つくば万博が開かれるまで、あまり注目されなかった場所ですが、いまや人口は20万人を超えました。都内の秋葉原から直通電車が開通し、45分で結ばれましたから、かなり便利になりましたよ。
    妹の歌声、聞いていただけましたか。ありがとうございます。先生について歌っているそうです。
    2011年03月08日 17:39
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    アハハハ、ゾクゾクしましたか。2年前に行ったときはこんなに暑くはなかったのですが、今回は戸外の温度が級に上昇したからかも知れません。カメラのレンズは曇らなかったので、湿度はそうでもなかったですがね。
    2011年03月08日 17:42
  • nobara

    寒い日だったのに温室は暑かったのですね~
    コウシュンカズラはなかなか別嬪さんですね。
    私は枝垂れるのやカズラに弱いのです。
    我が家の駐車場にフィカスプミラを一株這わしたら、それがみるみる大木?になりややもすると母屋を乗っ取られる有様~ お花の可愛いのが咲くのにすればよかったのにと悔やんでいます。これもマクロですか?それとも望遠?
    2011年03月08日 18:40
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    コウシュンカズラは小さくて可愛い顔をしているでしょう。
    フィカス・プミラ、そんなに大きくなりますか。私はそのホワイトサニーというミディ観葉の鉢を部屋に飾っていますが、伸びたら適当に切っています。
    下の2枚の写真がマクロレンズで撮ったもので、その他はズームレンズです。
    2011年03月08日 19:03
  • ケン坊

    いきなりの腕まくりですか。熱帯雨林温室という文字を見ただけでも熱さをイメージ出来ますが、腕まくりなんて聞くと、汗がダラダラという長さんの姿が...
    コウシュンカズラは名前からくるイメージよりも可愛い花ですね。
    2011年03月09日 07:04
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    2年前、熱帯雨林温室に入ったときはこれほど暑さを感じまんせんでしたので、今回は特別かも知れません。直ぐに汗だくになり、外へ飛び出してしまいました。
    コウシュンカズラは花径が2cm位の可愛い花でした。
    2011年03月09日 09:37

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