ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)

 つくば植物園の教育棟(受付のある建物)に置いてあった「みごろの植物」という案内図にミヤマウグイスカグラと書かれていたので、低木林まで行ってみました。
 ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)は山地に生える落葉低木でスイカズラ科スイカズラ属です。
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筑波実験植物園のHPから引用
 ウグイスカグラとよく似ているが違いは枝や葉、花冠、実(液果)など全身に短毛が密生していることです。花冠はウグイスカグラよりやや大きく、花色はやや薄いようですが、これは短毛のせいかもしれません。実はウグイスカグラと同じ味です。自生場所はウグイスカグラよりやや標高の高いところの林中にあります。(中野好基)

 キボウホウヒルムシロが咲いていた小さな池の畔でみたツワブキの綿毛です。黄土色の綿毛の先に付いている焦げ茶色のものは花弁が枯れ残ったものらしいです。
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 こちらはコウヤボウキの綿毛です。水生植物温室の近くで見つけました。この細い枝を集めて箒の材料としたんですね。高野箒、キク科コウヤボウキ属の落葉小低木。
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 中庭のベンチ脇に植えてあるアセビ(ツツジ科アセビ属)は樹高2mをはるかに越しますが、一部が開花していました。
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 2月25日撮影。
 次回から温室の花を紹介します。

この記事へのコメント

  • ポン太

    ミヤマウグイスカグラ、これも初めて
    見る花です。珍しい花ですね。
    花の咲いた後に出来る綿毛、これも
    よく見るととてもきれいですね。
    なかなかうまく写真に撮れませんが、、
    そろそろアセビ咲いていますね。
    私も昨日写真撮りました。
    奈良公園に「囁きの小道」といって
    アセビの花の名所があります。
    2011年03月05日 07:28
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ウグイスカグラのほうはご覧になったことがあるのではないでしょうか。
    こんな綿毛を作って、風に種子を運んでもらうんですね。
    奈良公園のささやきの小径ですか、草花が何かささやいてくれるようですね。
    2011年03月05日 07:59
  • 寿々木

    ミヤマウグイスカズラですか、ウグイスが鳴く頃に咲く花ですね。そういえば、当地では今頃ウグイスが来て鳴くのですが、どうしたことか今年は鳴き声が聞こえません。
    2011年03月05日 08:41
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    グイスカグラの名の由来は、鶯がこの花や実をついばむ姿が神楽を踊っているように見えるためとのことです。
    当地ではウグイスの姿どころか鳴き声も聞いたことがありません。
    2011年03月05日 09:03
  • 目黒のおじいちゃん

    小さい花なのにきれいに撮れましたね。自生地の標高が高いので毛で耐寒性をキープできるのでしょうね。
    2011年03月05日 12:09
  • 庭花

    深山鶯神楽という名前からして日本的な花のように感じます。飾り気の無い姿に惹かれるものがあります。
    2011年03月05日 13:40
  • shuuter

    ミヤマウグイスカグラは初めてです。
    全体に薄い毛が生えているのですね。山奥に生える感じですね。
    色もウグイスカグラと少し異なるようですね。
    2011年03月05日 15:41
  • たかようじ

    ウグイスカグラなる花を 他の方のブログで
    初めて知りました。今度はミヤマウグイスカグラ。
    こうなると もう お手上げです。でも 名前の
    由来など 何やら 楽しそうなので、 興味が
    湧いてきました。 ありがとうございます。
    2011年03月05日 16:04
  • ケン坊

    コウヤボウキは山歩きの際に何度も見てますが、ミヤマウグイスカグラは記憶にありません。
    栃木の里山とか低山にはあるのかな? ちょっとネットで調べてみたら残念ながら栃木では無理のようです。
    2011年03月05日 16:42
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ミヤマウグイスカグラの花径は1cm位だったでしょうか、2輪しか咲いておらず、何枚も撮ったのですが、まともに見られるのはこの1枚だけでした。
    深山と付くので、花や葉の毛は寒さ対策でしょうね。何と、果実にも毛が生えているそうです。
    2011年03月05日 18:39
  • 長さん

    庭花さん、コメントありがとうございます。
    植物園のHPによると、日本固有の項に○としてありました。色は多少派手ですが、素朴な雰囲気ですね。
    2011年03月05日 18:42
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ウグイスカグラとの違いは、やはり、全体に毛が生えていることだそうです。ウグイスカグラよりピンクが住めなような気もしますが、個体差があるようです。
    2011年03月05日 18:44
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    ウグイスカグラとミヤマウグイスカグラのほかに、ヤマウグイスカグラ(山鶯神楽)というのもあるそうですから、こんがらがりますね。
    2011年03月05日 18:49
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ミヤマウグイスカグラは、「本州から四国・九州のおもに日本海側に分布」としてありましたから、栃木では無理かも知れませんね。
    山鶯神楽という種類もあって、三毳山で撮ったという写真がネットに出ていましたよ。こちらの方は‘まばら'に毛が生えるとのことです。
    2011年03月05日 18:54
  • なおさん

    可憐なピンクの星型の花が可愛らしいですよね。こちらの武蔵丘陵森林公園の雑木林で見られるものにも、ミヤマウグイスカグラという表示があるものもありますが、分類学者ではないので、大雑把にウグイスカグラとひとくくりですませてしまいがちです。
     3月になると、ウグイスの初鳴きも楽しみですね。
    2011年03月05日 21:16
  • 花ちゃん

    長さんさん、こんばんは。
    ミヤマウグイスカグラのピンク色の可愛いお花ですね。
    今日はとても良い天気でしたので、3月6日(日曜日)につくば植物園に行く予定を変更して、今日つくば植物園に行って来ました。フクジュカイ(福寿海)、セツブンソウ(節分草)がたくさん綺麗に花が咲いてるのを見る事が出来ました。セツブンソウの花の絵を描いてる人や写真を撮る人が何人もいて、お花のお話をしながら楽しく見る事が出来ました。フクジュカイの側にユキワリイチゲの薄紫色の花も咲き始めておりました。長さんに教えて頂き優しいお花を見ることができました。本当に有り難う御座いました(^J^)。
    2011年03月05日 21:35
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    武蔵丘陵森林公園でもミヤマウグイスカグラを見ることが出来ますか。調べたところ、ミヤマウグイスカグラが一番毛が多く、ウグイスカグラは無毛、その中間がヤマウグイスカグラで、まばらに毛が生えているとのことでした。しかし、花を正面から見たら見分けが付くかどうか分かりませんよね。
    2011年03月05日 21:35
  • 長さん

    花ちゃんさん、コメントありがとうございます。
    つくば植物園に行って来られましたか。天気が良くて、絶好の撮影日和でしたね。
    ユキワリイチゲまでご覧になれたとは、とてもラッキーでしたね。いずれ、<花日記>に登場しますね。楽しみです。
    2011年03月05日 21:38

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