ロドデンドロン・ロランティフロルム

 また、舌を噛みそうな植物の名前で失礼します。私たちがつくば植物園を訪れたとき(2月25日)の「温室のみごろ植物」の第3位にランクされていたのがロドデンドロン・ロランティフロルム(ツツジ科ツツジ属)です。先に紹介したコウシュンカズラが第2位でした。第1位はいずれ紹介します。
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 ニューブリテン、ソロモン諸島に分布する常緑常緑小低木で、和名はありません。2階の通路部分から鑑賞するようになっており、近づけません。切花が展示してありましたが、ほんのり良い香りがしました。
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 ビロードボタンヅル(キンポウゲ科センニンソウ属)の種子です。左のものが右のように変化するのです。南西諸島、中国南部~インドネシアに分布しており、黄色い花が咲くそうです(こんな花です=沖縄植物図鑑より)。12月なら見ることができたようです。
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画像 渋い花色のローレルカズラ(キツネノマゴ科ヤハズカズラ属)です。葉が月桂樹(ローレル)に似ていることから、別名ゲッカイカズラ。ミャンマー、タイ、マレー半島、アンダマン諸島に分布。

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 期待していたヒスイカズラ(マメ科ストロンギロドン属)はまだ殆どつぼみ状態でした。
 私たちの8日後に花ちゃんさんが訪れたそうで、開花後の写真がアップされています(こちら)。

 2月25日、つくば植物園の熱帯雨林温室にて。

この記事へのコメント

  • なおさん

    南国のツツジはずいぶん変わったのがありますね。香りもあるとは面白いです。
     ヒスイカズラの蕾も本当に勾玉のようで面白いです。咲く前だったとは残念でしたね。
    2011年03月10日 05:15
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    大船フラワーセンターでもツツジ科のロドデンドロンの園芸種「プリンセス・アレキサンドラ」がこのロランティフロルムと同じ白い筒花でした。
    ヒスイカズラは咲くと見事なのですが、この時期は翡翠の勾玉でした。
    2011年03月10日 08:01
  • 寿々木

    ヒスイカズラの花房が出来ていましたか、見頃は3月の末でしょうか。
    ローレルカズラというのですか、花はベンガルヤハズカズラにそっくりですが、葉が違いますね。
    R.ロランティフロルムは初めて見ました。これでツツジ科ですか?らしくない花です。
    2011年03月10日 08:27
  • 信徳

    ヒスイカズラがもう咲いているのですね。私もこの花は毎年群馬フラワーパークで見ることにしていますので様子を見に行かなきゃ。情報有難うございました。それにしても温室には色々有りますね。
    2011年03月10日 08:59
  • たかようじ

    ”ロドデンドロン・ロランティフロルム”
    う~ん、 多少 呂律の廻らなくなった 私どもに 
    いい 発声練習に なります。(笑)
    細い筒型から ヒョッコリ 飛び出したような
    ユーモラスな 可愛い花ですね。
    ”ヒスイカズラ” 花ちゃんブログへお邪魔して
    拝見しました。 見たことのない 翡翠色の
    美しい色合いと ユニークな デザインに
    驚き、 見惚れました。
    2011年03月10日 09:08
  • shuuter

    ビロード・ボタンズルは面白い花ですね、種子はボタン・ズルより大きいようですね。面白いもの見せていただきました。
    2011年03月10日 14:24
  • ポン太

    熱帯雨林に育つ花って以外に繊細なのですね。
    私のイメージとしてはもっと猛々しい感じかな~と思っていました。
    ロドレンドロン・ロランティフロルム、、さっきから何度も繰り返して言っています。口の体操、頭の体操になりそうです。
    ローレルカズラ、ヒスイカズラ、きれいな色ですね。
    2011年03月10日 14:27
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ヒスイカズラはこの写真の何日か後に開花しました。本文中に、実際に見に行かれた花ちゃんさんのブログをリンクしておきました。
    ローレルカズラは沖縄でも見かけませんでしたね。
    ロドレンドロン・ロランティフロルムはツツジ科らしくありませんが、大船フラワーセンターでも似た花を見ましたよ。
    2011年03月10日 16:30
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ヒスイカズラはとても魅力があり、毎年でも見てみたい花ですよね。ぐんまフラワーパークでは6月頃じゃなかったですか。
    2011年03月10日 16:34
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    コーラスの発声練習になりましたか(笑)。花の学名はややこしいですね。
    ヒスイカズラは見た人を虜にしてしまうくらい、見事な色と形をしています。ぜひどこかで実物をご覧になってください。
    2011年03月10日 16:37
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ビロードボタンヅルの種子の写真は、我ながらよく撮れたと思っています。今度は花の実物を見てみたいものです。
    2011年03月10日 16:39
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    熱帯雨林で咲く花たちは必ずしも派手派手なものとは限らないようです。洋蘭などもかなり繊細なものがありますね。
    ロドデンドロン・ロランティフロフムは言い難くいですね。先程もレスにロドレンドロンと書いてしまいましたよ。
    2011年03月10日 16:46
  • 目黒のおじいちゃん

    めずらしい花を教えていただき有難うございました。
    デンドロというらん科の種がありますがロドデンドロンとはアラン・ドロンもびっくりですね。
    2011年03月10日 18:30
  • ケン坊

    駄目だこりゃ...名前が書けない~。
    これがツツジの仲間なんですか? 
    ピンときませんが、いろいろと珍しい花をご紹介していただき、茶の間にいながら植物園めぐりをしている気分です。ありがとうございます。
    2011年03月10日 18:55
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ロドデンドロン(またはロードデンドロン)はツツジ科ツツジ属の学名で、西洋シャクナゲなんかもこれに含まれるようです。アラン・ドロンとは、懐かしい俳優が出てきましたね。
    2011年03月10日 19:15
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    日本ではツツジやシャクナゲの印象ですが、ツツジの仲間は幅広いですね。居ながらにして、いろいろな知識を得られる、やっぱりブログは止められないですね。
    2011年03月10日 19:18
  • 小梨

    ロドデンドロン・ロランティフロルム、シャクナゲの仲間というより、オシロイバナの仲間みたいに見えますね。ビロードボタンヅルの葉は3出葉で確かにボタンヅルににていますけど、花は全然違うんですね。
    2011年03月11日 00:13
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    そうそう、ツツジというよりオシロイバナみたいですね。
    ビロードボタンヅルはセンニンソウ属と言ってもハンショウヅルやクサボタンに近い咲き方ですね。花の実物を見てみたいものです。
    2011年03月11日 07:50
  • nobara

    温室のお花達、咲く前や花後など見ていますと、やはり科名でウンウンと納得できますね~~似たようなお花があってやはり葉などで区別するのでしょうか・・
    なかなか温室に行く機会がありませんが・・
    この近くに福岡植物園がありますが、なんとぉー一度も足を踏み入れてないんですよ~自分ながら??です。
    2011年03月11日 11:28
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    たまには植物園を覗くのもいいもんですよ。私みたいに知らない花にたくさん出会ってみたいという、好奇心の塊のような欲張りにはもってこいです。松戸なんてところに住んでいると、野の花を探すのにはちょっと困難で、どうしてもどこかへ出向かなければなりません。
    2011年03月11日 14:42

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