今回は、出品作品の中から、ちょっと変わった洋ランをご紹介しようと思います。
メディオカルカ・デコラタム‘ハッピーフィールド’(Masd. decoratum 'Happy Fieid')です。葉も花も小さく、全く洋ランらしくありません。デコラタムはニューギニアの中高地が原産の小型の着生ランだそうです。
左下、メガクリニューム・パープレオラキス(Megaclinium purpureorhachis)です。花茎が板状になっており、その中央に小さな花が縦に並んでついています。
右下、斉藤正博さん出品のパフィオペディルムです。花弁にも葉にも斑が入っているのが変わっていて、面白いなと思います。Paph. S. Gratvix 'Akiko'と記録してきましたが、記録違いか品種名が正確に分かりません。
フレッドクラーケアラ・アフターダーク’SVOブラックパール’(Fredclarkeara After Dark 'SVO Black Pearl' FCC/AOS)です。その名の通り、色がとても濃い品種で、黒と表現してよいでしょう。それに、花弁の縁に毛が生えているように見えます。
これも、おおよそ洋ランらしくない花です。デンドロビウム・ロセイペス(Dendrobium roseipes)と書かれていました。こんなデンドロビウムもあるのかとよく見ると、ほとんどがつぼみでした。
この記事へのコメント
寿々木
たかようじ
えっ、これが蘭? の 連続です。
パフィオペディルム >花弁にも葉にも 斑が・
面白い模様入りの 蘭 ですね。
ブラックパール 黒真珠ですか。いい名前です。
ただ、東洋的な 所はなく、肉食形の ちょっと
異様ですが 魅力ある 種類です。
長さん
洋ランは原種、園芸種とも膨大な数にのぼります。その中には変わり種もたくさんあり、それが好きだという人たちも多いのでしょうね。
長さん
変わり種の洋ランは蘭展には必ず出品されていますが、今回も初めて見るものが多数出品されていました。これも蘭展に行く楽しみのひとつなのです。
ケン坊
ランのイメージと違いますね。だから変り種なん
ですね。面白いです...
長さん
最初の花は本当にランらしくないランですよね。このように変化に富む植物なので愛好家が多いのでしょうね。
なおさん
信徳
長さん
仰るとおりですね。洋ラン展の楽しみは、綺麗な花が鑑賞できることは勿論ですが、こうした変わり種を観ることができることです。膨大な品種があるので、まだ見たことがないものも多数あるでしょうね。
長さん
洋ランの新種発見や交配は古い歴史があるようです。交配種から更に交配を重ねるなど、変化は膨大で、バイオ技術などまだ必要ないようですよ。