第65回JOGA洋らん展…その4(変わり種)

 1月28日に第65回JOGA洋らん展を見に行ってきました
 今回は、出品作品の中から、ちょっと変わった洋ランをご紹介しようと思います。
 メディオカルカ・デコラタム‘ハッピーフィールド’(Masd. decoratum 'Happy Fieid')です。葉も花も小さく、全く洋ランらしくありません。デコラタムはニューギニアの中高地が原産の小型の着生ランだそうです。
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 左下、メガクリニューム・パープレオラキス(Megaclinium purpureorhachis)です。花茎が板状になっており、その中央に小さな花が縦に並んでついています。
 右下、斉藤正博さん出品のパフィオペディルムです。花弁にも葉にも斑が入っているのが変わっていて、面白いなと思います。Paph. S. Gratvix 'Akiko'と記録してきましたが、記録違いか品種名が正確に分かりません。
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 フレッドクラーケアラ・アフターダーク’SVOブラックパール’(Fredclarkeara After Dark 'SVO Black Pearl' FCC/AOS)です。その名の通り、色がとても濃い品種で、黒と表現してよいでしょう。それに、花弁の縁に毛が生えているように見えます。
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 これも、おおよそ洋ランらしくない花です。デンドロビウム・ロセイペス(Dendrobium roseipes)と書かれていました。こんなデンドロビウムもあるのかとよく見ると、ほとんどがつぼみでした。
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この記事へのコメント

  • 寿々木

    これが蘭かと思うような花が多いですね。面白いです。
    2011年02月06日 09:45
  • たかようじ

    「蘭の 変わり種」それぞれに 個性が豊かで、
    えっ、これが蘭? の 連続です。
    パフィオペディルム >花弁にも葉にも 斑が・
    面白い模様入りの 蘭 ですね。
    ブラックパール 黒真珠ですか。いい名前です。
    ただ、東洋的な 所はなく、肉食形の ちょっと
    異様ですが 魅力ある 種類です。
    2011年02月06日 10:30
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    洋ランは原種、園芸種とも膨大な数にのぼります。その中には変わり種もたくさんあり、それが好きだという人たちも多いのでしょうね。
    2011年02月06日 10:49
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    変わり種の洋ランは蘭展には必ず出品されていますが、今回も初めて見るものが多数出品されていました。これも蘭展に行く楽しみのひとつなのです。
    2011年02月06日 10:52
  • ケン坊

    最初の写真の花はランなんですかと言いたい程、
    ランのイメージと違いますね。だから変り種なん
    ですね。面白いです...
    2011年02月06日 21:29
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    最初の花は本当にランらしくないランですよね。このように変化に富む植物なので愛好家が多いのでしょうね。
    2011年02月06日 22:56
  • なおさん 

    ランは高度に進化した花で、派手なものから地味で渋いものまで原種でもいろいろなものがあり、面白く変異に富むものですね。そのうえ香りも楽しめるものが多いということで、マニアにはタマラナイものがありますね。バラとならび2大ハマリものと呼ばれるゆえんでょう。
    2011年02月07日 04:38
  • 信徳

    見る花全て初見です。色々な改良品種が有るものですね。バイオ技術のなせる業でしょうか。
    2011年02月07日 06:44
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    仰るとおりですね。洋ラン展の楽しみは、綺麗な花が鑑賞できることは勿論ですが、こうした変わり種を観ることができることです。膨大な品種があるので、まだ見たことがないものも多数あるでしょうね。
    2011年02月07日 07:44
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    洋ランの新種発見や交配は古い歴史があるようです。交配種から更に交配を重ねるなど、変化は膨大で、バイオ技術などまだ必要ないようですよ。
    2011年02月07日 07:46

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