セイロンマツリ、タチハナアナナス(大船植物園…その8)

 2月9日に行った神奈川県立フラワーセンター大船植物園で見た花を投稿中です。
 白い小さな5弁の花はセイロンマツリです。文字通り、スリランカのマツリカ(ジャスミン)という意味です。マツリカはモクセイ科ソケイ属ですが、これはイソマツ科プルンバゴ(ルリマツリ)属なので、ジャスミンにンいている花ということでしょうね。熱帯地方に分布している半つる性低木です。萼の部分に腺毛が生えているのが面白いです。この写真の品種は花弁が細いですが、丸いタイプもあるそうです。
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 タチハナアナナスはパイナップル科チランジア属の常緑多年草です。扁平な花穂でピンクの苞の間から3弁の花が咲きますが、色のコントラストが美しいです。
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 長いつるに赤い萼に包まれた緑色の実がなっています。クラリンドウ(クマツヅラ科・クレロデンドルム属)の実だそうです。ハクチョウソウ(ガウラ)に似た白い5弁花が咲くそうですが、花の実物を見たことはありません。
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この記事へのコメント

  • なおさん

    セイロンのお祭りも面白そうですが、この清楚な白い花も腺毛が萼にあるというのが面白いですね。ルリマツリならおなじみなのですが、こちらはなかなか見る機会がありません。
     チランジアの類は観葉としてもよく見かけますが、花も面白いですね。
     クラリンドウの実もクサギの実に似て面白いですね。カリガネソウの実はこんな風にはならないので、こちらの実なら、実だけ見ても楽しいですね。
    2011年02月20日 05:50
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    セイロンマツリはルリマツリの親戚なんですが、萼に繊毛があるのが面白いですね。
    曇り空で光が足りず、タチハナアナナスの花色が冴えません。フラッシュを使うと色が飛んでしまいますし…。
    クラリンドウの実は色のコントラストと、蔓に繋がっている様子が面白いです。
    2011年02月20日 07:58
  • 寿々木

    ハナアナナスによく似ていますが、葉が細いようです。
    2011年02月20日 08:52
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ハナアナナスとタチハナアナナス、どちらも同じ チランジア・キアネアの別名のようですね。
    2011年02月20日 09:38
  • ポン太

    セイロンマツリ、清楚できれいな花ですね。
    タチハナアナナス、花穂は見たことありますが
    咲いているのは始めて見ました。
    2011年02月20日 09:46
  • たかようじ

    スリランカの マツリカ ”セイロンマツリ”
    すっきり 凛々しい 美しい 白の花、なのに
    花柄は 棘状の毛が トゲトゲと オナモミの
    ようで、 やっぱり 熱帯の花 なのだと 
    妙に 感心して 面白い。
    2011年02月20日 09:54
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    セイロンマツリはルリマツリの親戚ですが、ずっと小さい花です。
    タチハナアナナスは苞から変色しますから、花が咲いていなくても鑑賞に耐えますね。
    2011年02月20日 11:17
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    セイロンマツリは白くて優しげな花です。小さな腺毛ですから、痛くはありませんよ。古くから薬草として用いられており、鎮痛、消炎、解毒に効果があるそうです。
    2011年02月20日 11:22
  • ケン坊

    清楚なセイロンマツリ。その白い襟足にあたる萼の絨毛(毛深い>笑<)にギャップを感じます。
    茎から這い上がる虫から、花を守るための絨毛なんでしょうか。いろいろ想像させる絨毛です。面白いですね。
    2011年02月20日 20:55
  • 行き当たりばったり

    今晩は。どのお花も、見たことのないものばかりです。珍しいし、といって自分で育てるのは難しそうだし。やはりきちんと管理できる所でのお花がいいのでしょうかね。素敵なお花をありがとうございます。
    2011年02月20日 21:34
  • shuuter

    セイロンマツリは熱帯の花にしては真白で清楚な花ですね、そのぶん萼に線毛がはえているのですかね。
    面白いです。
    2011年02月20日 21:42
  • 小梨

    クラリンドウの実はクサギの実を緑色にしたようですね。似ていると思ったら、クサギもクマツヅラ科でした。
    2011年02月20日 22:04
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    セイロンマツリの腺毛を襟足と見ましたか。長い首を隠すために毛糸のネックウォーマーをしているようにも見えますね。しかし、何のための腺毛なんでしょうね。
    腺毛の先から粘液が分泌しており、種子の散布の際に利用されるという説があります。
    2011年02月20日 22:36
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    温室に展示された植物は珍しいものが多いですね。個人のお宅でこれらの植物を栽培するのは、余程の知識と環境が必要でしょうね。やはり、鑑賞するだけにしたほうが良いようです。
    2011年02月20日 22:39
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    熱帯の花はカラフルなものが多いですから、セイロンマツリの白花は目立ちます。でも小さい花ですから清楚な感じがしますね。
    2011年02月20日 22:43
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    萼が赤で実が緑という配色は、クサギも同じですね。mクラリンドウは縦に垂れ下がった弦に次々となる様子が面白いです。
    2011年02月20日 22:48

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