アキニレ

 今日も大船植物園の花はお休みにして、昨日アップしたみさと公園の続きです。
 マンサクが咲いていた小高い場所の頂点付近に立つ木です。写真ではちょっと分かりにくいですが、枝の先に白い小さな花が咲いているかの様に見えるのです。
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 近づいてみると、花に見えたのは扁平な実でした。
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 帰り際に、作業中のスタッフに、カメラのモニターを見せて伺うと、アキニレだとのことでした。
画像 アキニレ(秋楡)は、ニレ科ニレ属の落葉高木です。
 「果実には翼があり、風によって種子を散布する」(理大波田研・植物雑学事典)のだそうです。葉がすっかり落ちても実は枝から離れず、発芽しやすい春先まで持ちこたえるのだそうです。ちょっと見、イタドリの実のような感じもします。
 木肌はザラザラしており、まだらに剥がれ落ちます(右)。

 小高い丘の斜面に残る雪を撮ってみました。日当たりの良い斜面にはオオイヌノフグリが咲いていました。
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この記事へのコメント

  • なおさん

    アキニレの幹は模様が面白く、大きくなると特徴がよく判りますね。種子も薄いもので風にとばされやすいよう、翼がついているのが面白いですね。
     残雪がまだ残るところもあるいっぽうで、オオイヌノフグリが咲くあたたかい場所もあり、いろいろで面白いですよね。
    2011年02月17日 05:20
  • 信徳

    広い公園で目立つ一本の木「アキ二レ」・・・集合場所をアキ二レの所に!などと役割が沢山出てきます。淡雪も消えて水分タップリの地面から早く草花が出て来て欲しいと思うこの頃です。
    2011年02月17日 07:07
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    アキニレは武蔵丘陵森林公園や昭和記念公園にも植えられているんでしょうね。これまで名前が分からなかった木の名前を知ることができましたよ。
    土は温かいのか、色々な草が芽吹きました。
    2011年02月17日 08:10
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    アキニレの名前を知ると、この公園でもあちこちに植えられていることも分かりました。ケヤキより枝が横に張りだす高木になりますね。
    三寒四温で次第に暖かくなりそうです。今朝は5℃もありました。
    2011年02月17日 08:14
  • 菜の花

    やはりアキニレもこのように一本立ちをしていると見栄えがしますね。
     昭和記念公園の蓮池の端で一本立ちしているアキニレも2010.12.22(水)に綺麗に広げた枝に実を付けていて美しい姿でした。
     私の散歩で歩く南大沢界隈でも植えられています。街路樹になっていても実の姿の見られる木でもありますね。姿はともかくとして。

     オオイヌノフグリは早い時期からとっても元気ですね。こちらでも見かけます。
    2011年02月17日 08:38
  • nobara

    ♪ニレのー 木陰にーー 弾む声ーーー♪
    青春歌謡によく歌われた樹ですよね~~~
    なんか惹き付けられる(一本立ち)んですよね。
    種の健気な働きも・・なんかいいですね~
    オオイヌノフグリ、開花の時間にピッタンコでしたね~
    なかなかぱっちりが狙えなかったりします。
    可愛い~星の瞳ですね~♪
    2011年02月17日 08:47
  • 寿々木

    春ニレ(エルモ)は上高地の徳沢キャンプ場で見かけまして記憶に有るのですが、秋ニレというのもあるのですね。
    2011年02月17日 09:13
  • 庭花

    もうオオイヌノフグリが咲いていましたか。
    寒いのに元気がありますね。私まで元気になります。
    2011年02月17日 09:52
  • 長さん

    菜の花さん、コメントありがとうございます。
    丘の上のアキニレの一本立ちですから、とても目立っていました。街路樹となると枝が剪定されてしまいますからこうはいきませんね。やはり公園ならではの風景です。
    オオイヌノフグリも数が増えて、元気になってきました。
    2011年02月17日 10:08
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    舟木一夫の「高校三年生」ですね。若い頃よく歌いました。歌に出てくるのは、ハルニレではなく、アキニレの方でしょうか。
    星の瞳も数が増えました。ホトケノザとのコラボを狙ったのですが、花の咲く高さが違うので、ピンが合いませんでした。
    2011年02月17日 10:14
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    徳沢園ではハルニレに出会えましたか。アキニレは今回明確に認識できましたが、ハルニレはまだ認識できていません。
    2011年02月17日 10:16
  • 長さん

    庭花さん、コメントありがとうございます。
    富山ではまだオオイヌノフグリは雪の下ですね。こちらでは天気がよければ1月でも見られますよ。
    2011年02月17日 10:19
  • ポン太

    アキニレの種に翼がついている。風に飛ばされて遠くまで行き又芽を出す。植物の命の繋ごうとする営みは不思議ですね。
    私も昨日、オオイヌノフグリとホトケノザが咲いているのを見ました。写真は上手く撮れませんでした。
    2011年02月17日 10:21
  • たかようじ

    アキニレは 存在感のある 大きな木です。
    種子の周りを うすい翼が 取り巻いて 
    風散布 するなんて 賢いですね。
    遠くからでは 本当に 白い花が 咲いて
    いるかのようで 楽しい眺め ですね。
    2011年02月17日 17:14
  • ケン坊

    アキニレですか。
    先日、冬桜でも咲いているのかなと思って近づくと、
    まさにコレでした。
    アキニレかどうか判りませんが、扁平な実が付いて
    ました。騙されましたよ>笑<
    2011年02月17日 20:03
  • shuuter

    アキニレの実に翼がついているとは知りませんでした。
    春まで実は枝についているのですね。
    発芽しやすい時に風に乗って飛ばされ子孫を残すのですね。一度アキニレの実を観察してみます。
    2011年02月17日 20:06
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    以下にして子孫を残すか、長い間にその場所に適した計上を獲得したんですね。アキニレは飛んだ先に雑草が生えないような場所のほうが発芽率が高いのだそうです。これも子孫を残す知恵なんでしょうね。
    2011年02月17日 20:36
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    アキニレの種子の形に加え、発芽しやすくなる時期まで枝から離れないというのも、賢い知恵ですね。
    ここは小高い場所の一本立ち、目立ちます。
    2011年02月17日 20:38
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    アキニレをご覧になりましたか。今の時期まで扁平な実が付いていたなら、間違いないでしょう。
    2011年02月17日 20:39
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    そちらの里山にもアキニレがあるのではないでしょうか。まだ寒いですから、きっと扁平な実が揺れていますよ。
    2011年02月17日 20:41
  • 海遊

    オオイヌフグリの可愛いお花を見ると
    春を感じずにはいられませんね
    2011年02月18日 00:17
  • 長さん

    海遊さん、コメントありがとうございます。
    まだ寒いうちから陽の光を浴びると咲き出すオオイヌノフグリ、可愛いですね。
    2011年02月18日 07:52
  • shizuo

    ♪にれの木陰に弾む声~。
    見たことないけど、懐かしいあの楡ですか?長さん。

    凄いですね、
    枝から離れずジッと春先まで。
    見習わないとね、アキ二レの実。
    2011年02月18日 11:28
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    多分舟木一夫が歌った楡の木だと思いますよ。ハルニレという木もあるそうですが、赤い夕陽が映えるのはアキニレのほうが似合います。
    2011年02月18日 18:38

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