タバコソウ、ハナヤナギ(大船植物園…その5)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室です。
画像 昨日投稿したハイビスカスが咲く下で、橙色の細長い筒花が咲いていました。名札にはタバコソウとあります。ミソハギ科クフェア属の常緑小低木で、学名はクフェア・イグネア。英名はCigar Plant(シガープラント)。タバコソウという和名はこれの直訳でしょうね。別名ベニチョウジ。原産はメキシコからガテマラ。花弁はなく、これは萼だそうです。
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画像 観賞温室をさらに進むと、タバコソウに似た花が咲いていました。こちらは名札がなかったのですが、タバコソウと同属のハナヤナギでした。和名の由来は葉が柳に似ているからだそうです。メキシコ原産の半耐寒性常緑低木。別名クフェア(学名クフェア・ミクロペタラから)。
 黄色い萼が根元から橙色に変化していくようです。屋外での花期は10月から11月だそうです。英名はTall Cigar Plant,(トールシガープランと)、Big Cigar(ビッグシガー)。
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 同属でメキシコ原産のメキシコハナヤナギという植物がありますが、全く似ていません。

 昨夜から降りだした雪ですが、積雪は6cmほどで、さほど大事にはなりませんでした。でも、雪かきをしたのは3年ぶり?10時半の写真ですが、もう殆ど快晴。雪も直ぐ解けるでしょう。
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この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃqん

    シガープラントとは言い得て妙です。タバコの花とは似ていませんが。
    2011年02月15日 12:15
  • shuuter

    タバコソウは英名 (Cigar plant)
    日本では形からなまえを付けること多いように思いますが、英国でも同じように名付けることあるのですね、面白いです。
    2011年02月15日 14:03
  • Tatehiko

    雪かきをするほどの積雪があったなんて・・・(こんなこと言うと失礼ですが)ちょっと嬉しくなりますね。
    山陰地方の東の端・我が生家の方でも雪かきをしているのだろうと懐かしくなりました。
    2011年02月15日 15:26
  • 寿々木

    先端に火が付いて焦げたような様子がタバコソウの由来でしょうか。白花も有りますね。
    2011年02月15日 16:52
  • たかようじ

    シガープラント 格好いい名前ですね。
    細長いタバコに火がついた イメージでしょうか。
    洋モク なんて 古い言葉を 思い出します。
    ビッグシガーは 少々太目、 葉巻って とこ
    でしょうか。 (笑)
    2011年02月15日 17:30
  • nobara

    面白いお花を見ると名前の由来が気になります。
    日本の古い名前などその言い回しがもう若い人には判らなかったり、その事から説明しないと難しかったりですね。クフェアってミソハギに似た低木のを思い浮かべますが、たくさんの属があるのですね~ベニチョウジの真正面のお顔も見たいです。かなりインパクトありそう!ハナヤナギは初見です。可愛らしい色ですね(*^-゚)⌒☆
    2011年02月15日 18:44
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    小振りな葉巻ですが、先端の白い部分が灰のようにも見えて面白いですね。タバコはナス科ですから、全く花が違いますね。
    2011年02月15日 20:17
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    植物の英名は花の形から名付けるものも多いようですよ。例えば、キンギョソウはsnapdragon(スナップドラゴン)、花の形が竜の口のようだからだそうです。
    2011年02月15日 20:29
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    3年振り(多分)の雪かきでした。朝めし前にやったのですが、「朝飯前」とは言えぬほど大変で、大汗を書きましたよ。
    2011年02月15日 20:31
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    タバコソウとは面白い名前をつけましたね。大船植物園には白花種もあるらしいですが、今回は咲いていませんでした。
    2011年02月15日 20:36
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    細巻きのシガーと少々太めのシガーの花ということでしょうか。細長い萼だけで花弁がないというのも面白いですよね。
    2011年02月15日 20:39
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ミソハギ科はクフェア属だけでも260種くらいあるそうです。紅丁子の正面の顔ですか。それもいいかも知れませんね。今度行ったときは狙ってみましょう。
    花の名前って、誰が付けるんでしょうね。そっちの方も興味が有りますよ。
    2011年02月15日 20:54
  • ケン坊

    タバコソウ...名は体を表す。格言どおりの植物ですね。しかも花弁がなく萼だけの花といのも面白い。
    蛸のような口した”ひょうきん”さも...。
    雪かきをやられましたか。結構な運動量でしょう?
    ケン坊の先日の祭に15坪くらいの駐車場を雪かきしましたが、肩や腕だけでなくお腹の筋肉も>笑<
    2011年02月15日 21:05
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    世の中には面白い花がありますね。これだから植物園通いは止められないのです。
    積雪6cm程でも歩くにはちょっと不便なので、雪かきをしました。生憎小さなスコップしか持ち合わせがないので、作業効率はすこぶる悪し。おまけに旗竿地なので、雪を貯めておく場所もなし。止む無く、通りの反対側にある大きな側溝まで運んだのです。大汗をかき、右腕が痛くなりました。
    2011年02月15日 21:41
  • ポン太

    こんばんは
    タバコソウとハナヤナギって感じが似ていますね。
    花弁がなくて萼だけの花ってあるのですね。花って奥が深いですね。
    今回の雪たくさん積もりましたが、水分が多かったのか解けるのも早かったです。やっぱり春の雪ですね。
    2011年02月15日 22:40
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    タバコソウもハナヤナギも同じクフェア属の親戚ですから似ていますね。記事にリンクをつけておきましたが、同じ属でも、メキシコハナヤナギは全く別の形をしています。萼だけの花は、卑近な例ではクレマチスなんかがそうです。植物の世界は奥深いですね。
    こちらも日中気温が上がりましたから、直ぐに解けましたよ。
    2011年02月15日 23:34
  • なおさん

    ハナタバコ(ニコチアナ)とはだいぶ雰囲気が違いますが、こちらも面白いですね。筒形の花をタバコに見立てたのでしょうか。

     これから関東でも雪の機会が増えますね。今回の雪は水分を多く含んだ雪でしたので、すぐ溶けましたね。うちではまだ日陰に残っています。
    2011年02月16日 05:19
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    英名でシガーですから、葉巻に例えたんでしょう。赤橙色の筒花(萼)ですから、日本人にはこの色からたばこを連想しないでしょうね。ハナヤナギという命名もピンと来ません。
    雪は殆ど溶けましたが、我が家の日当たりが悪い庭には少し残っていますよ。
    2011年02月16日 07:58

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