山手通りの大鳥神社交差点から150mほど南に下ると、歩道橋の手前右手に蟠龍寺(弁財天)の門柱が建っています(左下)。社務所の手前で、ムラサキハナナ(紫花菜、アブラナ科マッティオラ属)が出迎えてくれました(右下)。
突き当たりが蟠龍寺の本堂です。
霊雲山蟠龍寺
宝永6(1709)年、増上寺の高僧・霊雲上人が浄土宗の戒律を復興するために、目黒行人坂付近にあった称明院をこの地に移し、霊雲山称明院蟠龍寺と改名、再建したのが始まり。
弁財天
インドの水の神、川の水がサラサラと流れる音色から音楽の神とも言われる。智慧・弁才・財をつかさどり、音楽・芸術などの上達にご利益がある。
本尊の阿弥陀如来座像(都文化財)は平安時代の名作と言われます。本堂前の置かれた生け花ですが、松・梅・百合・千両・デルフィニウムに加え、バナナやブッシュカン(仏手柑)もあしらったかなり大胆なものでした。
蟠龍寺の弁財天は2体あるのが特徴です。本堂の右手横の岩窟内に石造の弁財天(左下)が、その上の弁天堂内には木造の弁財天(八臂の天女像、右下)が祀られています。
本堂前にキンボウジュ(金宝樹、フトモモ科ブラシノキ属)が咲いていたのにはびっくりです(左下)。赤いツバキの花の背後に写っているのが弁天堂です。
キンポウジュの隣に、ソシンロウバイ(素心蝋梅、ロウバイ科ロウバイ属)も咲いていました。しかし、こんなに多くの葉、しかも緑の残った葉をつけていながら咲いているのは初めて見ました。これも温暖化の影響でしょうか。
次は、七福神最後のお寺・滝泉寺(目黒不動)です。
(続く)
この記事へのコメント
信徳
長さん
金宝樹、蝋梅、椿、千両などの庭木に加えて、この大胆な生花ですからね。弁財天に相応しい植物がいっぱいでした。
eiji
ポン太
家の蝋梅も年末ギリギリまで葉をつけていました。それでもつぼみをつけていたのにはびっくりしました。
キンポウジュ、寒さに強い花なのですね。
shuuter
宝くじにあたる必要はないですが、不自由なしに使えるはどはほしいですね。
ロウバイがきれいに撮れていますね。
長さん
この生花、大きくて花の種類が多い上に、奇抜でした。社務所におられたのが若い女性だったので、彼女らのセンスかも知れません。
ムラサキハナナの開花は早いですね。
ケン坊
それと同じくらい”キンポウジュ”にビックリです。花の好きな人には珍しい光景の方から近寄ってくるんですね。羨ましいです。
長さん
なるほど、豪華な生花でもご利益を強調しているんですね。
お宅の蝋梅も葉をつけたまま冬になったんですね。ここのはまだ葉が青いのでびっくりでしたよ。
金宝樹は、秋に返り咲いたものを見たことがありますが、冬の開花は初めて目にしました。
長さん
宝くじは買わないとあたりませんから、どこからかお金が降ってきませんかねー。年金生活者としたは決まった収入しかありませんので、消費税が上がったりしたら大変ですよ。
長さん
新年の紅葉、葉をつけた蝋梅、金宝樹の花、などなど、巡っている途中からご利益があったという感じですね。神様は不信心な者にもご利益を与えてくれるようです。
なおさん
うちのソシンロウバイも、前には葉が緑を保ったまま咲いたこともありましたが、この冬は枝を切られて花はほとんどないので残念です。
寿々木
長さん
ムラサキハナナやブラシノキの花は季節感を狂わせますね。
ソシンロウバイは青い葉がついたままで花を咲かせることがあるんですね。この葉は冬越しできるのでしょうか。
長さん
季節の花と季節外れの花が一緒に見られるお寺、弁天様のご利益でしょうか。
目黒のおじいちゃん
Chromeをインストールしてみました。検索speedが目茶早いですね。リーダーとは違うのでしょうか?
長さん
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