ニシキギの紅葉と実

 昨日はマユミの紅葉と実を投稿しましたが、今回はニシキギ(錦木)です。これは昨日のマユミがあったお隣りで撮ったものですが、こんなに近くで見られるなんて灯台下暗しでした。
画像

 ニシキギの葉はマユミと比べると少し厚めですが、鮮やかに紅葉します。この木は紅葉してから少し日にちが経ったようで、濁った赤になっていますが、遠目からみるとまだまだ綺麗です。
画像

 ニシキギはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木ですが、コマユミ(小真弓)の変種で、枝にコルク質の翼のあるのが小真弓との相違点だそうです。赤い実が付いた若い枝にはまだ翼が目立ちません。
画像

 蒴果は二つずつできるようです。蒴果が裂けて橙赤色の仮種皮に被われた種子をアップで撮ってみました。
画像

 別名ヤハズニシキギ(矢筈錦木)。枝の翼を矢に例えたことから。

この記事へのコメント

  • ポン太

    ニシキギの実は若い枝にできるのですね。
    コマユミというのはこの間記事にされた
    マユミの仲間でしょうか?
    長さんの詳細な観察にはいろいろ教えら
    れることばかりです。
    (忘れなければいいのですけれど、、。)
    2010年12月09日 16:00
  • 長さん

    ★ポン太さん、コメントありがとうございます。
    翼の途切れたところから新しい枝が伸び、その先に花が咲くようです。ニシキギはコマユミの変種、マユミの樹高が低い品種をコマユミというらしいので、親戚同士なんでしょうね。
    2010年12月09日 18:31
  • shuuter

    ニシキギの紅葉は独特のものがありますね。
    私も一度写真を撮ってみたいのですが、まだその機会にめぐりあえません。
    この写真をじっくりと観察することにいたします。
    2010年12月09日 19:08
  • たかようじ

    紅葉の 見事さで 定評のある ニシキギ。
    ”錦木 ”は、その美しさ 称えての 名とか。
    赤ワインのような 赤、の葉が 見事。
    ぶら下がった 二つの実が 可愛いですね。
    2010年12月09日 19:28
  • nobara

    似たような環境にあるのですね~~
    紅葉が綺麗なので生け垣にも結構使われていますね~ドウダンツツジと佳い勝負でしょうか。蒴果の裂けたのに仮種皮が佳い感じについていますね~ブローチみたいです。実が少ししなびはじめていますね~コルク質の翼が何でできるのでしょうね~
    2010年12月09日 20:10
  • 長さん

    ★shuuterさん、コメントありがとうございます。
    そちらの里山にはニシキギが見つかりませんか。マユミの葉もまだ緑のようですから、ニシキギも紅葉したら見つかるかも知れませんね。
    2010年12月09日 21:02
  • 長さん

    ★たかようじさん、コメントありがとうございます。
    ニシキギは、スズランノキとニッサボクと共に世界三大紅葉樹といわれているそうですから、世界的にもその美しさが認められているんですね。赤ワインのような色、言い得て妙ですね。
    2010年12月09日 21:09
  • 長さん

    ★nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ニシキギとマユミが隣合わせで植えられているなんて、ラッキーなことです。ドウダンツツジも、葉は小さいですが、最盛期には見事な紅葉を見せてくれますね。
    マユミと親戚なのに、蒴果の雰囲気は全く違いますね。ニシキギの蒴果でペンダントを、マユミでイヤリングなんてのはどうでしょう。
    ニシキギの翼、なぜ出来るのか良く分かっていないのだそうです。
    2010年12月09日 21:14
  • ケン坊

    ニシキギの紅葉が世界三大紅葉樹だなんて初めて知りました。そう、あの翼は気になってましたが...
    もうピークを過ぎましたかね。でもアップの種子がかわいいですね。
    2010年12月09日 21:36
  • 長さん

    ★ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    世界三大紅葉樹なんて誰が決めたんでしょうね。スズランノキやニッサボクはあまり馴染みがありませんから、日本人としてはカエデ類からも選んで欲しいですよね。
    コルク質の翼、何故、何のためにできるのか未解明なのだそうです。流通しているニシキギは変種の度合いが高いものが多いそうで、自生種には翼があまり目立たないものもあるそうです。
    仮種皮に被われた種子、赤い色が可愛さを強調していますね。
    2010年12月09日 23:03
  • 海遊

    ニシシギはまだ葉が残っているのですね。
    我家のスズランの木はすっかり坊主です
    2010年12月09日 23:53
  • 行き当たりばったり

    今晩は。まったくニシキギとマユミ、同じ時期に同じように実をつけますね。引きつけるものがあります。
    それにしてもこの赤さ加減、いい塩梅です。
    2010年12月10日 00:36
  • なおさん 

    マユミに続いてニシキギもご覧になりましたか。盛りの時は、まさに錦秋というにふさわしい艶やかな紅に染まりますので見事ですよね。
     こちらも花はごく地味ですので紅葉と実を楽しむ木ですね。コルク質の翼も特徴があり、見慣れるとニシキギと判りますね。
    2010年12月10日 05:05
  • 目黒のおじいちゃん

    昔田舎の我が家で一番美しいと自慢できる木でした。今は家も樹木もなくなったのですが秋のニシキギは錦を飾る名の通りのすばらしい趣ですね。このように大きくなると木肌も中々ですのでご留意ください。
    2010年12月10日 05:31
  • 長さん

    ★海遊さん、コメントありがとうございます。
    お宅にはスズランノキがあるんですか。世界の三大紅葉樹の一つだといいますから、秋にはきれいだったんでしょうね。
    2010年12月10日 07:51
  • 長さん

    ★行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    ニシキギとマユミ、紅葉としては良い対象です。蒴果は雰囲気は違えど、皮が裂けて赤い種が顔を出すところは同じですね。
    2010年12月10日 07:53
  • 長さん

    ★なおさん、コメントありがとうございます。
    木には詳しくないので、紅葉しないと気づかないものがあります。ここのニシキギもマユミもそうした木の仲間です。両方共目立たない花だそうですが、木の名前が分かったので、春には花を観察することにします。
    2010年12月10日 07:57
  • 寿々木

    錦木の葉が綺麗に紅葉していますね。当方の庭のニシキギは紅葉しないで落葉しました。残り葉も黄緑色です。
    2010年12月10日 08:01
  • 長さん

    ★目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    秋に素晴らしい紅葉を見せるニシキギ。自慢の樹だったというのは分かりますね。枝の翼は観察したんですが、幹はどうなっているんでしょう。今度見てきましょう。
    2010年12月10日 08:03
  • 長さん

    ★寿々木さん、コメントありがとうございます。
    お宅のニシキギは紅葉しないうちに落葉しましたか。それは残念ですね。土質や日当たりなどの条件が合わないんでしょうか。
    2010年12月10日 08:14
  • 信徳

    ニシキギ(錦木)その名の通り素敵な紅葉です。幹に特徴が有りますので直ぐに分かります。マユミと似ているのですね。赤い実も素敵です。
    2010年12月10日 08:41
  • 長さん

    ★信徳さん、コメントありがとうございます。
    錦木とは良く付けた名前ですね。モミジなどと違った味わいがあり、まさに錦秋を飾る紅葉です。枝の翼はどうして出来るんでしょうね。
    2010年12月10日 09:12
  • tomi

    長さん;
    しばらくでした、毎日クリスマスカード書きに追われる毎日です、と共に最近頂いた「99年の愛~Japanese
    Americans」に時間を取られて、西海岸に住む私は未だこの経験者が廻りに沢山居りまして現実です。
    今日のお花の事にしきぎは珍しいです、LA には無い花々多いです、それから花のデジブックを拝見しております、勉強になります。
    2010年12月10日 15:50
  • 長さん

    ★tomiさん、コメントありがとうございます。
    日本では年賀状ですからまだちょっと先のことですが、そちらではクリスマスカードですね。
    「99年の愛~Japanese Americans」というと、TBSのTVドラマですね。イチローが出演したのが話題になったものですが、私は残念がらが見ることが出来ませんでした。
    ニシキギは日本と中国に自生している気ですから、北米では見ることがこんなんですね。北米原産の木ではスズランノキの紅葉が美しいのだそうですね。
    2010年12月10日 20:35

この記事へのトラックバック