11月30日、会社OBの仲間と共に新宿御苑の紅葉を楽しみに行ってきました。
当日は14時集合だったのですが、雲行きがあやしいし、前日、日が陰ってしまった横浜三渓園の二の舞はごめんとばかり、2時間前に入苑して、「母と子の森」を中心に写真を撮りました。
新宿門を入って右手奥が「母と子の森」ですが、その手前に大きなモミジバスズカケノキがあり、黄葉が輝いていました。
モミジバスズカケノキはスズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木で、スズカケノキ(ヨ-ロッパから小アジア原産)と、アメリカスズカケノキ(北アメリカ原産)交雑種といわれています。通称スズカケノキ、プラタナスで、こんな花が咲きます。
モミジバスズカケノキの葉はこんな形をしています(右下)。
「母と子の森」に入ると、真っ直ぐに天を指すメタセコイア(スギ科メタセコイア属)が見えてきます。通路の正面に見える太い木はラクウショウ(スギ科ヌマスギ属)です。
ラクウショウは別名が沼杉というように、潤湿地や過湿地でも生育できますが、その場合は気根が伸びてきます。枯れ葉が落ちた地中から人差し指を立たた腕が突き出てきたようで、ちょっと異様な感じを受けます。
新宿駅南口から新宿御苑に向かう途中、たんぽぽに似た花が咲いていました。葉が茎を抱くようにしているので、ノゲシ(キク科ハチジョウナ属またはノゲシ属)だろうと思います。
(続く)
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この記事へのコメント
ポン太
初めて見ました。
沼杉の気根、見かけたらびっくりしますよね。
写真でも異様な感じです。
信徳
長さん
モミジバスズカケノキの花の実物は私も見たことがありません。高木ですから条件が良くないと見ることはできませんね。
気根は異様な風景ですよね。
長さん
そうです、プラタナスです。よく街路樹になっているのでお馴染みですが、枝を刈りこまれないので、自由奔放な感じで成長していました。
ケン坊
今回紹介されたスズカケ・メタセコイヤ・ラクウショウは見慣れた光景だったので安心して読ませていただきました。
それにしてもラクウショウの姿はお坊さんにも見えるし、木彫りの七福神にも見えませんか?
先日、井頭公園で見ましたが魔女は気味が悪いといって早足で離れてしまいました。
なおさん
紅葉の時期に何度か行きましたが、このところご無沙汰です。
モミジバスズカケノキも此処のは本場?ですので、ものすごく太い樹があり、見事ですよね。
日本庭園のモミジもなかなか良いですし、イチョウも見事、ハナノキの紅葉もいいですし、いろいろ写すには事欠きませんね。
管理事務所近くのコブクザクラやジュウガツザクラなどもまだ若い木ですが、可憐な花が楽しめますね。
長さん
コメがエラーになりましたか。最近、ビッグローブはおかしいです。
3種類の木は当ブログでも最近紹介しましたね。ラクウショウの気根もご覧になりましたか。七福神に見立てましたか。じゃんけんしているようにも見えませんか。写真を撮っていた時も、魔女さんのように、気味悪がる人もいましたよ。
長さん
ここはお寺さんや植物園と違って三脚の使用は自由なので、カメラマンに撮っては格好のスポットなのでしょうね。
このモミジバスズカケノキもかなり太いですが、冬に向けて綿入れを着た幹の太い古樹・巨木が何本もありました。
イチョウも、初めて見たハナノキも、そして2種類の桜も押さえてきましたよ。後日アップします。
小梨
海遊
こんなに素晴らしい自然の情景を
見ることができるのですね。
ラクウショウの気根は夜見たら
ちょっと怖いかもしれません
寿々木
Azky
母と子の森ですか
また訪れてみたいです ♪
素敵なお写真を掲載、 有難うございました ♪
たかようじ
紅葉の 季節を 迎え、美しく 彩られて
いることでしょう。
プラタナスの花は、まん丸いボールのような
可愛い 花なのですね。
紅葉したプラタナス並木は、日本離れした
光景でしょうね。
お弁当持って 一日散策するに ピッタリの
まさに 憩いの場所のようですね。
長さん
ラクウショウの気根、暗い時に見たら不気味ですね。でも、ユーモラスに見えたりしますよ。
プラタナスの花、私も見たことがないのですが、検索してみたら出てきました。花も実も形が同じですね。
長さん
新宿御苑にいらしたことはありませんか?なかなか良いところですよ。来年度には新しい温室が完成するので、その後がよい機会でしょう。
ラクウショウの気根、やはり不気味ですか。
長さん
ラクウショウの気根はマングローブの気根と同じ形ですね。私も石垣島で見たことがありますよ。
長さん
新宿御苑は駅から10分、繁華街も近く、多くの人達が気軽に来られるところですね。休日には親子でお弁当を広げている光景も見られます。
長さん
新宿御苑は日本庭園、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、それに、母と子の森と、変化に富み、どの年代の人も楽しめますね。
プラタナスの花、私も実物を見たことがないので、検索してみました。
nobara
ラクウショウはいつ見てもゾクッとします。
地中から伸びた手に引きずりこまれそうで^^;
ノゲシも季節感のないお花になっていますね~
オニタビラコもそうですが・・
新宿御苑、近年は出かけていません。
そこを良く報告してくださっていた今は亡き
とんぼさんの事を思い出してしまいました(/_;)
長さん
スズカケノキと聞くと、なんとなくロマンチックな響きがあり、灰田勝彦が歌った「鈴懸の径」を思い出します。あのモデルは立教大学のキャンパス内だったそうですね。
ラクウショウの気根は、何やら年老いたお化けの手のようにも見え、不気味ですね。
とんぼさんはとても親しかった方のようですね。