北アメリカ東・中部が原産で、日本では、1952年に静岡県清水港で野生化しているのが確認された最初だそうです。以来、50年余、青森以南の全国で見られるそうですから、ものすごい繁殖力です。そのためアレチウリは、植物の生態系を破壊するとして特定外来生物に指定され、規制、防除の対象となっているという厄介者です。
下の写真は雄花ですが、雄しべは合体していて、その先端は面白い模様になっています。
逆光で撮った雄花の方が模様がはっきり見えます(左下)。右下の写真の中に、小さなカメムシらしき昆虫が隠れています。
この記事へのコメント
信徳
目黒のおじいちゃん
タブノキなど古来からある樹木はその下では外来種の繁茂は見られないそうですけど、ほとんどの地域で席捲を続けているようですね。長さんのアピール声高にお願いします。
OSAMI
長さん
そうですね。アレチウリがはびこっているのは川の付近や農業用水路の縁が殆どでしたね。
長さん
新型インフルエンザで大騒ぎをしていますが、生態系を阻害する外来植物の対策も進めてほしいですね。
長さん
しべの頭の模様は面白いですよね。他でもこんな模様を見た記憶があるのですが、思い出せないんです。
クズがアレチウリを駆逐しましたか。クズも相当繁殖力が強いそうですね。クズを飼料作物として日本から持ち込んだアメリカでは、アレチウリと同様のことが起こり、有害植物及びに侵略的外来種に指定しているそうです。日本でも各地で、クズとアレチウリの対決が報告されていますが、アレチウリが勝ったのは刈り取った翌年くらいで、大抵はアレチウリの勝利だそうです。
花咲か爺
農水溜池にホテイアオイが繁殖をして困っていると言う話を聞きその、溜池まで行って見ましたら、真っ青にホテイアオイの花が池一面に咲いて居ました。見るには綺麗な花ですが
こうした困った植物は増えて居る様ですね。
長さん
ホテイアオイも侵略的外来種の一つですね。花がきれいで、水中の窒素分を吸収してくれるという利点もありますが、処理できない程増えすぎる厄介者だそうですね。
なおさん
わが秋の七草のクズも繁茂するものですが、こちらの方がまだ有用な面もあり、伝統もありますので贔屓してしまいます。外圧に負けるな、と応援したくなりますねえ。
長さん
10メートルも伸びて種が25000粒ですか、恐ろしい数ですね。これで美味しい実でもなってくれれば許せますが、鳥も食べない実だそうですからね。
ミキの雑記帳
最近よく見かけますが、名前が判らないで
いたのですが、アレチウリってこの花ですか。
そして厄介者なのですね。25000粒もの種子って
想像もつきませんね。めずらしい花の写真を
撮って楽しんでいますが、こういう厄介者が
蔓延るという現実があり、そういうことを
知らないでいるのも怖いことです。
勉強になりました。ありがとうございました。
ケン坊
花は名前とはかけ離れて・・・蔓延らなければ、こんな厄介もの扱いされずに済んだのにね~。
長さん
ミキさんの近所でも蔓延っていますか。花は可愛いのですが、過ぎたるは及ばざるが如しで、困りものの植物なのですね。
長さん
アレチウリの実は、とげが生えた金平糖みたいな形をしているそうです。とげが痛いので、鳥にも嫌われているそうです。
行き当たりばったり
長さん
そちらでも蔓延っていますか。刈り取っても根が残って再生するというんですから、本当に困りものです。
peko^^*
でも花はとても可愛いですよね♪
長さん
これがはびこっている近所の人にとっては、可愛さ余って憎さ百倍と言うところでしょうか。