とちぎ花センター(5)
1月5日のミステリーツアーで訪れたとちぎ花センターの観賞大温室に咲いていた花を紹介してきましたが、今回で最終回です。
左下は、ちょっと見、カンナに似ていますが、ヘリコニア・プシッタコルム(バショウ科ヘリコニア属の多年草、中南米原産)だそうです。私は、「フレミングの左手の法則」に見えましたが、ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)にも似ていますよね。そのゴクラクチョウカ(バショウ科ゴクラクチョウカ属、別名ストレリチア・レギナエ)もありました。原産は南アフリカ・ケープタウンです。英名でもバード・オブ・パラダイスというそうです。
左の花はユーチャリス(ヒガンバナ科エウカリス属、コロンビア原産の球根植物)と書かれていました。スイセンかと思いましたが、やはり別名をギボウシスイセン(葉と花の形から)とか、アマゾンリリー(花の形と原産地から)とかいうそうです。
右の植物は奇想天外という名です。ヴェルビッチア科ヴェルビッチア属(一科一属)で、ナミブ砂漠原産。和名はサバクオモト。
説明板によると、2枚の葉だけで生涯をすごし、高さは45cm以上にもなる。生長点は葉の付け根にあり、葉先には栄養が行き届かず、途中から枯れてしまう。でも、枯れた部分を切ると生長点が刺激を受け、生育に支障が出る。発芽後10年以上たってから開花することがあるが、毎年咲くとは限らない(気の向いたときに開花するらしい)。砂漠生まれなのに、多湿を好む。かなりの長寿で、推定2000年のものもあるという。まさに奇想天外ですね。
左下はハナキリン(花麒麟、トウダイグサ科ユーホルビア属、別名キスミークイック)。毒草だそうです。右下はストレストカーパス・クリスタルアイス(イワタバコ科ストレストカーパス属)。妖しい雰囲気の花ですね。
最後もランの花です。
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この記事へのコメント
ケン坊
でも長さんの花シリーズを見て、随分と充実したことを知りました。一度機会を見つけてみたいと思います。
長さん
鑑賞大温室は規模がそんなに大きくないので、いろいろ展示の工夫をしているようでした。
わたしも鉢花と切り花の温室に回る時間がなかったので、機会があったら再度訪れてみたいと思います。