以下、日刊スポーツ(Web版)の記事を引用しておきます。
団交拒否のスカイマークに賠償命令
航空会社「スカイマーク」(東京)が契約社員の正社員化を求める団体交渉に応じなかったとして、航空会社従業員による横断的な労働組合「スカイネットワーク」(東京)が同社に300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、55万円の支払いを命じた。
山口均裁判官は「団交拒否には正当な理由がなく、不当労働行為に当たる」と判断した。
判決によると、労組は2005年4月、契約期間が切れる翌5月末で雇い止め(更新拒否)を予告された整備士の契約社員を、正社員にすることなどを求め団交を要求したが、同社は06年8月まで応じなかった。
同社は「契約社員の採用時、正社員にするという合意はなく、交渉事項になりえない」と主張していた。
スカイマーク側は、労組が同社本社前で行ったビラ配布などで名誉を棄損されたとして、労組に2000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め反訴したが、同地裁は「団交拒否を断念させるための宣伝行動で、必要な行為」として請求棄却した。
[2007年3月16日21時56分]
SNWが加盟する航空労組連絡会では、安全運航に対する労組の社会的使命を否定するスカイマーク経営者の反社会的行為をこれ以上許さないため、各労組よりスカイマークに対して「控訴断念」の要請FAXに取り組んでいる。
SNWがスカイマーク社を告発したビラの一部。


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