昨日、1区佐藤、2区伊達の快走で、東海大が2位以下に大差をつけ、往路優勝は確実だと思った。しかし、5区順天堂大の今井正人の山登りは驚異的な速さだった。トップとの4分以上の差なぞナンのその。3位、2位と順位を上げ、大きな貯金をした東海大学を抜き去り、自身2度目の区間新で、順大を往路優勝に導いた。
ゴール近くの道路に雪でも降っているのかと思ったが、あれは舗装の模様のようだ。滑り止め加工がしてあるらしい。
2区で山梨大のモグスが終盤に大ブレーキ。アフリカ出身の選手があれほどまでに走れなくなる様子は始めてみた。まだ若いということか。
今日も順天堂大は確実に首位を守り、昨年脱水症状に見舞われた主将・難波の悔しさを晴らす2年分の総合優勝。復路の順大と言われるだけあり、復路も優勝で完全優勝。10区の松瀬も区間新で色を添えた。
写真はゴールに飛び込む順大・松瀬と、インタビューを受ける仲村監督(日テレの画面から)。


松瀬を迎える選手たちの中に、昨年の主将だった難波がいた。彼は昨年JALの子会社であるJALグランドサービスに入社し、陸上部に所属しているという。JALグランドサービスのチームは、昨年の元日、実業団駅伝に出場し、確か27位くらいだったと思う。今年は残念ながら、東日本実業団駅伝でわずか1位及ばず(難波は出場していない)、ニューイヤーに出場できなかった。
面白かったのは、シード権争いだ。結果は、予選会1位の早稲田が5年ぶりにシード権を確保、名門駒沢はシード落ちかと思われたが、混戦を抜け出し7位、中央も22年続いたシードから転落かと思われたが8位を確保、昨年の覇者亜細亜大は往路13位で、シード入りが危ぶまれたが、専修に続いて10位に滑り込んだ。気の毒だったのは城西大だ。昨年10秒差でシード権を逃し、今年初めてのシード権を目指したが、またも11位で涙を呑んだ。

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