つくば植物園にて(7) 熱帯雨林温室の花など③ & 水生植物温室の花

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  前半は、熱帯雨林温室で見た花などの続きですが、冒頭の2種類はヒガンバナ科の花です。これまでに見たことがない品種でした。  後半は、水生植物温室で見た花です。 パラモンガイア・ウェベルバウエリ(ウェーバーバウエリ) ヒガンバナ科バラモンガイア属の多年草(球根)。ペルー、ボリビア原産 花径は16cm位。とても珍しい。初…

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つくば植物園にて(6) 熱帯雨林温室の花など②(ランの色々、スパトグロッティス、エスキナンサス、カメリア・ロシフロラ、ベトナムツバキなど)

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  今回は、熱帯雨林温室で見た花などの続きです。  2階の西側回廊から東側回廊に移動すると、すぐ左手に原種ランの展示室があるのですが、逆光の上、ガラスに白いものが付着していて、写真には不向きです。それでも、何とかレタッチして、見られる写真を並べてみました。 デンドロビウム・カスバートソニイ Dendrobium cuth…

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つくば植物園にて(5) 熱帯雨林温室の花など①(インドボダイジュ、テコマンテ・デンドロフィラ、ホンコンシュスラン、ツルタコノキ、アグラオネマ・クリスプム、クロトンモドキなど)

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  今回は、サバンナ温室や熱帯資源植物温室の背後に位置する、熱帯雨林温室で見た花などです。  2階の西側から入るのですが、外は寒いので、メガネやレンズが曇ってしまいました(室温は23℃、湿度は80%)。 デンドロビウム・ストラティオテス Den. stratiotes ラン科セッコク属の多年草。インドネシア原産 この…

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つくば植物園にて(4) 熱帯資源植物温室の花(コルムネア、バナナ、オドントネマ、メガスケパスマ、バルレリアなど)

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  今回は、サバンナ温室と繋がっている熱帯資源植物温室で見た花などです。 コルムネア・リネアリス イワタバコ科コルムネア属の非耐寒性常緑多年草。中米原産 コルムネアはオレンジの花が多い中で、これはピンクの花で、 初めて見ました。金魚のような形の花で、筒状唇形花と言われます アカバナナ(赤甘焦) バショウ…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(7) パフィオペディルムの色々

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」で見た花です。  今回は、平台に展示されたパフィオペディルム中から紹介しています。 < レッドリボン > パフィオぺディラム・フェイリアナム Paph. fairrieanum 斉藤正博さん < レッドリボン > パフィオぺディラム・カイブランシェ ‘チーズ パイ’ Paph. Kai Blanc…

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つくば植物園にて(3) サバンナ温室の花③(2種類のバンクシア、エリカ各種、ペラルゴニウム・クラッシカウレ、グレビレア・ビピンナティフィダなど)

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  今回も、前記事に続いて、サバンナ温室で見た花などです。  前記事で「みごろ1位」となっていたススキノキを紹介しましたが、今回も同じ「みごろ1位」となっていた植物「パンクシア」からです。  バンクシアはヤマモガシ科バンクシア属の常緑低木で、オーストラリア東部~南東部に分布する固有種。約80種類が知られています。 バンク…

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つくば植物園にて(2) サバンナ温室の花②(クサントロエア・グラウカ、カナリーキキョウ、アメリカハマグルマ、センニチコボウ、モクシュンギク、トゲナシハナキリンなど)

 1月22日に行った、つくば植物園で見た花などを紹介しています。  今回も、前記事に続いて、サバンナ温室で見た花などです。  冒頭は、温室の植物で「みごろ1位」となっていた植物です。細長い葉を周囲に伸ばした幹の頂点から長い棒状のものが伸びています。 クサントロエア・グラウカ(ススキノキ) ワスレグサ科ススキノキ属の常緑剣葉低木。オーストラリア東部原産。古い葉が、赤みを帯びた結晶性樹脂に…

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つくば植物園にて(1) サバンナ温室の花①(マンドレイク、エリカモドキ、キルタンサス、多肉植物の花、オキザリス・ギガンティア、ユーフォルビア)

 「ネタ切れ時のつくば植物園(正確には、国立科学博物館筑波実験植物園)」ということで、1月22日に行ってきました。  冬の温室に入るとレンズが曇るのですが、ここの温室の中では曇りが取れやすいサバンナ温室からです。  ここで、大変珍しい「マンドレイク」の花に出会いました。高温多湿の日本の夏を嫌がるため、国内での開花は珍しいそうです。勿論、初見です。 マンドレイク ナス科マンドラゴラ属(…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(6) レッドリボン・ホワイトリボンの作品から(1)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」で見た花です。しばらく途切れてしまいましたが、今回から再開です。しかし、また途中で途切れるかも知れません。  平台に置かれた作品で、各部門の第二席(レッドリボン)、第三席(ホワイトリボン)となった作品、又は、各賞を受賞した作品の中から紹介しています。 < レッドリボン  プロジェクト・ヤマダ賞 > カトレア・パーシバリ…

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川口市立グリーンセンターにて(4) 大温室で見た花など

 1月15日に川口市立グリーンセンターに行ってきました。  今回は大温室(熱帯温室)で見た花などです。大温室は熱帯温室と水生温室、サボテン温室の3つの建物からなり、全て連続しています。  鑑賞温室ではアリストロキア・トリカウダタというウマノスズクサ科の奇妙な花が咲いていましたが、ここの熱帯温室では、アリストロキア・ギガンテアという、もっと奇妙な花が咲いていました。 アリストロキア・ギガ…

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川口市立グリーンセンターにて(3) 鑑賞温室の花など(2)スティフティア・クリサンタ、テイキンザクラ、ベンガルヤハズカズラ、ヤエサンユウカ、カエンカズラ、ホザキアサガオなど

 1月15日に川口市立グリーンセンターに行ってきました。  今回は鑑賞温室で見た花の続きと、熱帯植物温室で見た花などです。 スティフティア・クリサンタ キク科スティフティア属の常緑小低木。ブラジル原産 パフのような黄色い花(糸状の小さな花の集合体)で、花径は5cm位 過去に、熱川バナナワニ園で一度見たきりで、かなり珍しい植物だ。 花後の姿 ヤトロファ・インテ…

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川口市立グリーンセンターにて(2) 鑑賞温室の花など(1)ベニゲンペイカズラ、パポニア、アリストロキア・トリカウダタ、フブキバナ、レモン、チャイニーズハットなど

 1月15日に川口市立グリーンセンターに行ってきましたが、今回は鑑賞温室で見た花などです。鑑賞温室はランがメインの展示ですが、今回はラン以外の植物を取材しました。 ベニゲンペイカズラ(紅源平葛) クマツヅラ科クレロデンドルム属の多年草 ゲンペイカズラ(源平カズラ)と、ベニバナクサギ(紅花臭木)の交配種 パボニア・インテルメディア アオイ科ヤノネボンテンカ属の常緑小低木。…

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川口市立グリーンセンターにて(1) 梅(八重寒紅、麝香梅、緋の司)、蝋梅、サザンカ、ヒイラギナンテンなど

 1月15日、埼玉県にある川口市立グリーンセンターに行ってきました。  お目当ては早咲きの梅ですが、咲いていなくても、ここには温室があるからネタは確実に稼げます。 川口市立グリーンセンターのホームページです (画像クリックでホームページが開きます) 園内マップです(梅林は右端=南にあります)  梅は園内に約40品種約160本あるそうですが、やはりまだ盛りには遠く、3品種4本…

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水戸市植物公園にて(5) 観賞大温室の花々(2)「花の滝」、ドンベア・ウォリッキー、ランの色々、ハナキリン、ユーフォルビア‘銀竜’など

 1月12日、4年ぶりに行った水戸市植物公園に行ってきました。  今回は改装された観賞大温室で見た花々の続きを紹介します。 南東側の入口から入ると、4年前とは雰囲気がかなり違います 昨年、新たに造られた「花の滝」という「モザイカルチャー」(※) (※)モザイカルチャーとは、金属のフレームに花や緑を植え込み、大型の立体作品に仕上げる園芸アートのことで、「モザイク」と「カルチャー…

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水戸市植物公園にて(4) 観賞大温室の花々(1)パポニア、ペトレア、シクンシ、サンゴバナ、コダチヤハズカズラ、歩ワインとキャンドルなど

 1月12日、4年ぶりに行った水戸市植物公園に行ってきました。  今回は改装された観賞大温室で見た花々を紹介します。 東南方向から見た観賞大温室(外壁が綺麗になった) 中庭も整備された。とビアリーは成形中 北東隅の入口から延びる回廊の床が張り替えられた パボニア・インテルメディア アオイ科ヤノネボンテンカ属の常緑小低木。原産はブラジル 赤いのは苞。花弁は…

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水戸市植物公園にて(3) 水戸徳川家の蘭(その2) 圀斉氏が栽培していたパフィオペディルム & 熱帯果樹温室にて

 1月12日、4年ぶりに行った水戸市植物公園に行ってきました。  今回は、前記事に続き、「水戸徳川家の蘭」展に出展されたパフィオペディルムですが、圀斉氏が交配親として栽培されていた品種の紹介です。 パフィオペディルム・メドウ・スィート ‘ピュリティ’ Paph. Meadow Sweet 'Purity’ (Chilton x F.C.Puddle) 英国の育種家が作出し、1…

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水戸市植物公園にて(2) 水戸徳川家の蘭(その1) 圀斉氏が作出したパフィオペディルム

 1月12日、4年ぶりに行った水戸市植物公園に行ってきました。  今回は「水戸徳川家の蘭」展に出展されたパフィオペディルムの色々を紹介します。 展示の様子です 水戸徳川家の蘭 ~限りなく白い花をめざして  水戸徳川家の14代当主の圀斉(くになり)氏(明治45(1912)年~昭和61(1986)年)は洋ランのパフィオペディルムの育種家です。  限りなく白い花を理想とされたので、残…

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水戸市植物公園にて(1) 葉ボタン、ダイサギ、スノードロップ、フラワーアレンジメント

 1月12日、温室などが改修中だったり、新型コロナの蔓延だったりで、しばらくご無沙汰していましたが、4年ぶりに水戸市植物公園に行ってきました。 入口を抜けるとテラスガーデンで、葉ボタンやビオラなどが植えられています 植物公園の案内図です(入口は左上、今回の目的は下部の植物館です 氷が残る小池の奥に見える建物が改装された観賞大温室です 小池にはカモた…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(6) フレグランス部門の作品紹介

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。  今回はフレグランス部門の作品紹介です。画面から香りを感じてもらうのは不可能ですが、各賞受賞花の香りについては、審査員の説明が表示されていました(お名前の下に「  」で表示)。  残念ながら、今回も写真写りが良くないです。ご容赦下さい。 フレグランス部門の展示の様子です 各賞受賞作…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(5) 入賞作品の紹介(その4)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。  今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の作品紹介、ラストです。ここに並ぶのは、全て第1席(ブルーリポン)となった作品です。  今回はひな段の下段中央部分に並んだ作品です。なお、各賞の付与がない作品は重複受賞なしのルールが適用されたものです < 福島洋蘭園賞 > カ…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(4) 入賞作品の紹介(その3)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。  今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の作品紹介の続きです。ここに並ぶのは、全て第1席(ブルーリポン)となった作品です。  今回はひな段の上段左端からです。なお、各賞の付与がない作品は重複受賞なしのルールが適用されたものです < 須和田農園賞 > カトレア・ド…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(3) 入賞作品の紹介(その2)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。  今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の作品紹介の続きです。ここに並ぶのは、全て第1席(ブルーリポン)となった作品です。  下の写真の上段は前回紹介しましたので、今回は下段の左からです。なお、各賞の付与がない作品は重複受賞なしのルールが適用されたものです < サンパ…

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(2) 入賞作品の紹介(その1)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。  今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の紹介です。ここに並ぶのは、予め分類された出展部門ごとに審査されて第1席(ブルーリポン)となった作品です。 それらの中で、更に選ばれた最優秀作品が上段中央に並びます 以下が、最優秀作品です < 会 長 賞 > …

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第61回全日本蘭協会洋らん展にて(1) 特別展示「リカステ」の色々

 1月6日、この日から池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。昨年はコロナ禍で開催されず、2年ぶりとなります。  全日本蘭協会(AJOS)は日本で最大の会員数を擁するラン愛好家の組織です(1958年創立、名誉会員:高円宮妃久子殿下、役員は名誉会長:福原義春、会 長:斉藤正博・理事長兼任、副会長:原幸康・坂本 英昭の各氏、以下省略)。  会場入口で…

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上野東照宮ぼたん苑にて(3)

 1月1日から開苑中の、上野東照宮ぼたん苑で見た冬牡丹の色々を投稿しています。今回はその最終回です。  まだ開苑から3日目なので、つぼみしかない株も3~4割ありました。 藁囲いの冬牡丹1。観賞路から上野東照宮の五重塔が見えます 藁囲いの冬牡丹2 島大臣(しまだいじん) 千重・大輪、抱え咲き、濃紫色 社 (やしろ) 詳細不明 花 王(かおう) …

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上野東照宮ぼたん苑にて(2)

 1月3日に上野東照宮のぼたん苑に行ってきました。前回、書き忘れましたが、冬の開苑期間は1月1日(土) から 2月23日(水) までです。 冬牡丹は霜よけの「わらぼっち」の中で咲いています  観賞路を東照宮の巫女さんが足早に通り過ぎていきました。後で知ったことですが、東照宮には公衆トイレがないらしく、巫女さんがトイレ休憩にやってくるようです。 村松の雪(むらまつのゆき) …

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上野東照宮ぼたん苑にて(1)

 1月3日は今年の取材始めと言うことで、上野東照宮の「ぼたん苑」に冬ぼたんを見に行ってきました。苑内にはおよそ160株の冬牡丹(およそ30品種)が植えられているそうです。  上野東照宮は不忍池の北側、動物園の南側に位置しています。大石鳥居から表参道に入り、水舎門を潜ると、左手がぼたん苑の入口です(写真は逆光)。  観賞路はクランク状に続いており(一方通行)、両側に霜や雪よけの「わらぼ…

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板橋区立熱帯環境植物館にて(2) ロードデンドロン、ハシカンボク、デンドロビウム、ジゴニシア、シンニンギア、プセウデランテマム・ラクシフロルムなど

 皆様、明けましておめでとうございます。良いお年をお迎えのことと思います。本日が今年の投稿始めですが、これから毎日更新を目標にしていますので、どうぞよろしくお願い致します。  新年ですが、最初の記事は昨年の続きで、12月21日に訪れた板橋区立熱帯環境植物館見た花などの紹介の続きです。前記事の最期の投稿したコウトウシランから、雲霧林を模した環境の展示室に入りました。ここでは人工的に霧を発生さ…

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