板橋区立熱帯環境植物館にて(1) ウナズキヒメフヨウ、ゴバンノアシ、パキスタキス・ルテア、モクセンナ、ビヨウタコノキ、カクチョウランなど

 12月21日、オミクロン株が広まらないうちにと、板橋区立熱帯環境植物館(HPはこちら)に行ってきました。新型コロナの関係もありますが、昨年9月から約半年間、修繕のため休館していたこともあり、約2年ぶりです。  この植物館も、隣にあるゴミ処理場の熱を利用しています。1枚目の写真は植物館の建物ですが、右奥の塔がある施設がゴミ処理場です。同じ敷地に温水プールもありました。 植物館の入口 …

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初冬の新宿御苑にて(6) 温室の花たち(5)

 今朝は寒かったですね。我が家では、この冬、初めて氷点下になり、-2℃でした。  12月15日に訪れた新宿御苑の温室で見た花などを記録しています。今回は、その5回目です。 空中回廊から見たオオオニバスやスイレンなどが咲く池 熱帯性スイレン ‘セントルイス・ゴールド’ 米ミズーリ州立植物園のジョージ・ヘンリー・プリング博士により、 1956年に作出された、星形咲きの熱帯性…

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初冬の新宿御苑にて(5) 温室の花たち(4)

 12月15日に訪れた新宿御苑の温室で見た花などを記録しています。今回は、その4回目です。 オヒルギ(雄蛭木、雄漂木) ヒルギ科オヒルギ属の常緑高木。日本では奄美大島以南に分布 マングローブの代表種。別名:アカバナヒルギ(赤花蛭木、赤花漂木) 花弁は細く裂けた萼片の内側にあるが、目立たない  琉球諸島ではヒルギ科三種(オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ)のうちでもっとも内陸側に…

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初冬の新宿御苑にて(4) 温室の花たち(3)

 12月15日に訪れた新宿御苑の温室で見た花などを記録しています。今回は、その3回目です。 カイドウツバキ(海棠椿) ツバキ科ツバキ属の半耐寒性常緑小高木。ベトナム北部原産 別名:ハイドゥンツバキ、ベトナムツバキ。花径7cm前後 ベトナムのグエン王朝時代は門外不出で、「幻の名花」と呼ばれた こちらはつぼみ クリスマス前だったので、ポインセチアの鉢植えが多数並んでいた …

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初冬の新宿御苑にて(3) 温室の花たち(2)

 12月15日に訪れた新宿御苑の温室で見た花などを記録しています。今回は、その2回目です。 ヤトロファ・インテゲリマ トウダイグサ科タイワンアブラギリ属の常緑低木。キューバ原産。花径は2.5cmほど。別名:テイキンザクラ(葉の形がバイオリン=提琴=に似るから)、ナンヨウザクラ(ナンヨウザクラ科に同名の別種があり、要注意) 高いところにしか花がなかった。低ければ、こんな花を見る事が出来る …

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初冬の新宿御苑にて(2) 温室の花たち(1)

 12月15日、昼食後、思い立って新宿御苑まで出かけてきました。  午後2時半頃、温室に到着しました。洋蘭展は12月5日に終了していますが、ここで栽培されているランが展示されているのではないかとの期待して入りました。 温室に入ると、白い苞のブーゲンビリアがお出迎え ウナヅキヒメフヨウは定番展示 アシスタシア・ガンゲティカ キツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木 …

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初冬の新宿御苑にて(1) スイセン、コブクザクラ、ジュウガツザクラ、皇帝ダリア、ツワブキ、エリカ

 12月15日、昼食後、思い立って新宿御苑まで出かけてきました。  目的は温室なので、新宿門を入って東方向へ直進しましたが、今回は途中で見た花を投稿します。 名残の紅葉(イロハモミジ)とスイセン ニホンスイセン(日本水仙) ガンバナ科スイセン属の多年草。原産は中近東~地中海沿岸 スイセン ‘ペーパーホワイト’ コブクザクラ(子福桜) バラ科サクラ属の落葉樹…

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夢の島熱帯植物館にて(6) 温室ドーム以外の花など(2)

 12月7日に行った夢の島熱帯植物館の温室で見た花たちの続きです。  植物館の周囲で撮った花などの続きです。  この記事、手違いで一日早く、20日に投稿されてしまったので、一旦削除しました。一部の方にご迷惑をお掛けしました。申し訳ありません。 ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花) アオイ科フヨウ属の常緑草本状低木。南米原産 和名は、葉の形が鏃状で、花が梵天花に似ているから 別名:…

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夢の島熱帯植物館にて(5) 温室ドーム以外の花など(1)

 12月7日に行った夢の島熱帯植物館の温室で見た花たちの続きです。  温室を出て、屋上に出ました。 エパクリス・ロンギフロラ ツツジ科エパクリス属の常緑小低木。オーストラリア東部原産 エパクリスは400種類もあり、ここにはそのうちの3種がある(他は未開花) クリスマス飾りみたいな花ですね バンクシア・インテグリフォリア ヤマモガシ科バンクシア属の常緑小高木。原産はオ…

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夢の島熱帯植物館にて(4) 温室の花たち(その3)

 12月7日に行った夢の島熱帯植物館の温室で見た花たちの続きです。  1枚目は、Bドームの中央辺りから見上げたところです。高さが28m(10階建のビル相当)もあるので、高木も余裕です。 目を下に転じると、バナナが沢山なっていました こちらは別の場所から撮ったアダンの実 サンタンカ(山丹花) アカネ科サンタンカ属の非耐寒性の常緑低木 原産は中国、インド、スリランカな…

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夢の島熱帯植物館にて(3) 温室の花たち(その2)

 12月7日に行った夢の島熱帯植物館の温室で見た花たちの続きです。 コエビソウ(小海老草) キツネノマゴ科コエビソウ属の常緑低木。メキシコ原産 別名:ベロペロネ。2枚目は、‘イエロー・クイーン’という園芸種 ベニツツバナ(紅筒花) キツネノマゴ科オドントネマ属の常緑半低木。中央アメリカ原産 学名はオドントネマ・ストリクツム ランの色々 胡蝶蘭(ファレノ…

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松戸市内のウインターイルミネーション2021

 クリスマスが近くなると、あちこちでイルミネーションが始まりますね。  我が松戸市の場合は、11月15日付の「広報まつど」によると、JR常磐線の4つの駅付近で実施されているとのことで、12月10日に見に行ってきました。 松戸市役所発行の広報紙「広報まつど」の記事です  イルミネーションが実施されているのは、北から、北小金駅周辺、新松戸駅前、北松戸駅前、松戸駅周辺で、それを北から順に…

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夢の島熱帯植物館にて(2) クリスマスを彩る植物展(その2) & 温室の花たち(その1)

 12月7日、一年ぶりに夢の島熱帯植物館に行ってきました。  今回はエントランスホールから温室に至る通路に展示してあった、クリスマスを彩る植物展の続きです。 クリスマスカクタス(サボテン科) 熱帯植物 シャコバサボテンでお馴染みの植物。北半球のクリスマス時期に開花することから名づけられました。サボテンの仲間で、原産地はブラジル。霧の立ち込める森林地帯で育ちます。樹木や岩肌に根を張り生育す…

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くらしの植物苑にて サザンカの色々(2) カンツバキ群

 11月24日、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑に行ってきました。  古典菊以外に、東屋の裏側ではサザンカの色々が展示されていたので、今回はサザンカのうち、カンツバキ群に分類された品種を紹介します。 カンツバキ群の特徴(掲出のプレートから引用)  中部地方に古木が多い「獅子頭」(関東地方では「寒椿」と呼ばれます)がもとになって作られたもので、真冬に八重や獅子咲きなどの華や…

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夢の島熱帯植物館にて(1) クリスマスを彩る植物展(その1)

 12月7日、久しぶりに夢の島熱帯植物館に行ってきました。2020東京オリンピックのアーチェリー会場の整備と本番、その後の復帰整備が続き、夢の島公園の一部が立ち入り禁止や駐車禁止となり、植物館もそのエリアに含まれてしまったので、約1年ぶりの入館でした(入館は前日までに入館予定時間帯で予約する)。 アーチェリー会場だった場所(左奥に植物館が見える) 熱帯植物館の入口 植物…

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くらしの植物苑にて サザンカの色々(1)サザンカ群 & 「伝統の古典菊」(その5) 伊勢菊

 11月24日、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑の特別展「伝統の古典菊」(開催期間は11月の2日から28日)を見に行ってきました。  東屋の裏側にはサザンカの色々が展示されていたので、それらを先に紹介します。今回はサザンカのうち、サザンカ群に分類された品種です。 サザンカ群の特徴(掲出のプレートから引用)  秋から冬にかけて、一重~二重の花を咲かせます。大輪花も多く、また…

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くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」(その4) 江戸菊

 11月24日、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑の特別展「伝統の古典菊」(開催期間は11月の2日から28日)で見てきた菊を紹介しています。  古典菊は、嵯峨菊、江戸菊、伊勢菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊の6種類で、今回は江戸菊を取り上げます。 江戸菊とは(苑のリーフレットから引用)  花弁は平弁で、開花するにつれて花が様々に変化(芸をする)のが特徴で、この変化を「狂い」と呼びます…

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晩秋の京成バラ園にて(4) 秋バラの色々

 11月24日に、この秋2度目の京成バラ園に行ってきました。  今回も「ベルばらのテラス」から見て左手奥から、入口方向へ戻りながら見た花です。時刻は11時半、撮影開始から1時間以上経過したので、あまり粘ると次の予定に差し支えます。ちょっと急ぎましょう。 ふれ太鼓 CL、半剣弁平咲き、中輪、微香、1974・京成バラ園芸・鈴木省三 シンプリー・ヘブン HT、半剣弁高芯咲き、大輪…

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2021年秋つくば蘭展にて(14) ラン愛好団体の出典作品(9) つくば洋蘭会の作品から③

 11月6日に見に行った「つくば蘭展」(会期は10/31~11/7)で見たランの紹介です。  今回もラン愛好団体の出展のうち、つくば洋蘭会の皆さんの作品紹介で、シリーズ最終回です。最期はやはりカトレア類になりました。 カトレア・マキシマ C. maxima 南米大陸太平洋側に分布するカトレアの代表的な原種 伊藤忠夫さん カトレア・マキシマ・セルレア(原種同士の交配種) …

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くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」(その3) 奥州菊、丁字菊

 11月24日、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑に「伝統の古典菊」(開催期間は11月の2日から28日)という特別企画を見に行ってきました。  古典菊は、嵯峨菊、江戸菊、伊勢菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊の6種類で、今回は奥州菊や丁字菊を取り上げます。 奥州菊(大掴み)とは(苑のリーフレットから引用)  江戸時代の末頃から、奥州八戸地方で盛んに栽培された大菊の系統です。  外側の…

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晩秋の京成バラ園にて(3) 秋バラの色々

 11月24日に、この秋2度目の京成バラ園に行ってきました。  今回も「ベルばらのテラス」から見て左手奥から、入口方向へ戻りながら見た花です。 ラブリー・メイアン S、カップ咲き→半剣弁咲き、中輪、微香、2000・仏・メイアン ポール・リカード HT、半剣弁高芯咲き、大輪、微香、1993・仏・メイアン ブラック・バッカラ HT、剣弁高芯咲き、大輪、微香、2000…

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2021年秋つくば蘭展にて(13) ラン愛好団体の出典作品(8) つくば洋蘭会の作品から②

 11月6日に見に行った「つくば蘭展」(会期は10/31~11/7)で見たランの紹介です。  今回もラン愛好団体の出展のうち、つくば洋蘭会の皆さんの作品からで、カトレア属及びその近縁の原種を取り上げました。 展示風景 カトレア・ラビアタ C. labiata ブラジル北西部・アマゾン川河口の南側に分布する着生種 小林貴代さん 倉持見永子さん カトレア・ラビ…

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くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」(その2) 嵯峨菊の色々 & 食用菊

 11月24日、京成バラ園を訪ねた後、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑に「伝統の古典菊」(開催期間は11月の2日から28日)という特別企画を見に行ってきました。  古典菊は、嵯峨菊、江戸菊、伊勢菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊の6種類で、今回は嵯峨菊を取り上げます。 嵯峨菊は東屋の前と、東屋の左手にある温室内で展示されていました 嵯峨菊とは  嵯峨天皇の時代に宮廷に植えら…

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晩秋の京成バラ園にて(2) 秋バラの色々

 11月24日に、この秋2度目の京成バラ園に行ってきました。  今回も「ベルばらのテラス」から見て左手、「アルテミスの花園」などで見た花です。 アライブステージ アライブという名のバラが植えられた、見晴らしの良い場所 アライブ HT、ロゼット咲き・半剣弁咲き、大輪、強香、2007・仏・メイアン 2009年フランス国立演芸協会新品種バラ国際コンクール金賞など多数  アライブ(…

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2021年秋つくば蘭展にて(12) ラン愛好団体の出典作品(7) つくば洋蘭会の作品から①

 11月6日に見に行った「つくば蘭展」(会期は10/31~11/7)で見たランです。  今回はラン愛好団体の出展のうち、つくば洋蘭会の皆さんの作品からですが、カトレア類以外の原種ランです。 エンシクリア・ディクロマ Encyclia dichroma ブラジルに自生する着生種 花径は4cmほど 珍しい 鈴木敏克さん ブラサボラ・ノドサ ‘マス・メジャー’ Brassavo…

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旧水戸街道沿いの古刹・東漸寺の紅葉

 12月2日、時期が遅くなったのは承知で、北小金にある東漸寺の紅葉を見に行ってきました。  足が正常であれば歩いて行くところですが、今回は原チャリです。10時頃から撮影を始めました。 旧水戸街道に面した総門前のカエデは日陰 総門の裏手から見た紅葉 参道の高い梢 山門(仁王門) 山門裏のカエデ。やはり、落葉しており、赤い葉が少ない 参道…

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くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」(その1) 肥後菊の色々

 11月24日、京成バラ園を訪ねた後、佐倉市にある国立民族博物館・くらしの植物苑に「伝統の古典菊」(開催期間は11月の2日から28日)という特別企画を見に行ってきました。  古典菊は、嵯峨菊、江戸菊、伊勢菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊の6種類で、今回は肥後菊を取り上げます。 くらしの植物苑の入口です 冠木門の前にも、2種類の肥後菊が飾られていました 肥後菊とは(頂戴したリーフレッ…

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松戸市内であじさい寺として知られる、本土寺の紅葉

 11月28日、あじさい寺としても知られる本土寺に紅葉を撮りに行ってきました。  昨年は12月7日に行きましたが、まだ見頃には早かったのです。今年は紅葉が早いとは聞いていましたが、既に終盤という感じでした。順光で撮ったのでは葉が赤黒く写るので、透過光で撮ったものが殆どです。 仁王門です(本土寺の山号は「長谷山」です) 門越しに撮った参道の紅葉です こちらは、山門の左手…

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