新宿御苑 温室バックヤードツアー(2)

 1月24日、新宿御苑の温室バックヤードツアーに参加したので、その報告を続けています。  南北に長い栽培室の3番目にはたくさんのパフィオペディラムの鉢が並べられていました。  パフィオペディラムはワシントン条約で輸入が出来なくなったため、その栽培には力を入れているそうです。  冬場、この鉢一つ一つに水遣りをするというのですから、大変な作業です。  右は、パフィオペディラムの説明をする…

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新宿御苑 温室バックヤードツアー(1)

 新宿御苑の大温室が1月22日から25日まで、改修工事のため臨時閉館になりましたが、その間、23日から25日の3日間(11:00、13:30の1日2回)、温室バックヤードツアーが実施されました。昨年11月、大温室の臨時閉館時にも実施されたそうです。  かねてからバックヤード(栽培所)はどうなっているのかという興味があったので、1月24日午後のバックヤードツアーに参加しました。サービスセンター前…

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1月の新宿御苑にて(2) 小福桜、寒桜、十月桜、蛇の目エリカ

 13時過ぎ、サービスセンターでバックヤードツアーの受付を済ませましたが、ツアー開始の13時半までの間に、付近の桜を撮りました。 コブクザクラ (子福桜) カラミザクラ(唐実桜、別名:支那実桜)とコヒガン(小彼岸)との交配種と言われる 白の八重咲きで、秋から冬にかけて開花。丸い花弁の縁に切れ込みがある 名の由来は、一つの花に1~3個の果実を付けるからだと言われる カ…

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1月の新宿御苑にて(1) 素心蝋梅、ペーパーホワイト、日本水仙、福寿草、三椏

 1月24日、新宿御苑に行ってきました。目的は、温室のバックヤードツアーへの参加ですが、受付が始まる前に、苑内の桜や水仙、蝋梅などを見て歩きました。その後、エコハウスの売店でホットコーヒーを買い、テラスで持参のサラダとサンドイッチを食べました。 ソシンロウバイ (素心蝋梅) 中国原産のロウバイの花弁が全て黄色くなった栽培品種 「素心」の由来は、茎にスポンジ状の白い芯があることに由来する…

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皇居東御苑にて(2) ウメ(冬至)、ウグイスカグラ、ロウバイ、ソシンロウバイ

 1月22日、所用のついでに行った皇居東御苑です。  梅林坂を下って二の丸雑木林に向かうと、その手前左奥に白いものが見えました。ここは都道府県の木が植えられた場所で、白梅が諏訪の茶屋の手前で咲いていました。 冬 至(とうじ) 野梅系、白の一重咲き、中輪。本来の梅に近い品種  二の丸雑木林ではウグイスカグラが咲いているかも知れないので、探してみました。2本の木に1輪ずつ…

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皇居東御苑にて(1) 梅林坂の早咲き梅

 1月22日、新橋に所用があったので、自宅を早めに出発し、皇居東御苑で早咲きのウメを見てきました。ウメが咲いている梅林坂には、北側の平川門から入ると時間短縮になります。  梅林坂を北側から見たところです。右手前のウメ(紅冬至)が一番多く咲いていました。この日も外国人の観光客が多かったです。 紅冬至(こうとうじ、べにとうじ) 野梅系・野梅性、淡いピンクの一重咲き、中輪 …

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土高山空照院円能寺(松戸七福神のうち、福禄寿)

 1月21日は3ヶ月に1度の松戸総合医療センターへの通院日でした。膵臓摘出後の経過観察と糖尿病の診察です。  CTスキャンとMRI検査後に外科医と面談、特に問題は無いとのことでした。同じ時間に消化器内科に予約が入っているのですが、毎回、予約時間より3時間ほど待たされます。  待ち時間にメールをチェックしたり、ラップトップで作業をしたり、昼食を摂ったりするのですが、今回は早めに食事をした後、病…

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サイネリア、ソシンロウバイなど & 第58回全日本蘭協会洋らん展:各賞受賞作品(3)

 ウォーキング中に見た花です。  パット目に入ってくるピンクの蛍光色、デジカメでは中々本当の色が出ません。 サイネリア キク科ペリカルリス属の園芸品 正確にはシネラリアですが、「死ね」に通じるので、流通名としてサイネリアが採用された  これは別のお宅で見た、ガーデンシクラメンやパンジー、ビオラ、プリムラ。  ソシンロウバイも満開になってきました。この株は、枯れ…

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スズランエリカ、プリムラ & 第58回全日本蘭協会洋らん展:各賞受賞作品(2)

 ウォーキング中に見た花です。  南向きで、日当たりが良いお宅のエントランスで綺麗な花が咲いていました。 スズランエリカ ツツジ科エリカ属の常緑低木。南アフリカ原産。学名はエリカ・フォルモーサ 半八重のプリムラ・マラコイデス? ↑朱色の花はエリカ・フィヤーヒース(ケリントイデス)、右はラベンダー?(早すぎないか) ↓葉の縁が縮れていて、花弁が少し厚ぼったい …

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ルクリア、ユズリハ & 第58回全日本蘭協会洋らん展:各賞受賞作品(1)

 ウォーキング中に見た花です。  銅葉のルクリアを初めて見ました。  ルクリアはアカネ科ルクリア属の常緑低木ですが、寒さのために銅葉色になったのでしょうか。  ルクリアはヒマラヤや中国・雲南省に5種が分布します。流通しているのは、ルクリア・ピンセアナ(Luculia pinceana)とルクリア・グラティッシマ(L. gratissima)から改良されたものだそうです。花期は11月…

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十月桜、菜の花 & 第58回全日本蘭協会洋らん展:香りの審査部門

 ウォーキング中に見た花です。  1月に入っても、新松戸の茅葺きそば・やぶでジュウガツザクラがまだたくさん咲いています。  近くの一級河川・坂川の縁にある家庭菜園で、白菜の間から菜の花が咲いていました。  1月20日撮影。 大寒ですが、暖かい日でした。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 第58回全日本蘭協会洋…

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特別企画「蘭の自生地を訪ねて」(後半)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(8)  1月10日から14日まで開催された第58回全日本蘭協会洋らん展の特別展示の一つ「蘭の自生地を訪ねて」を紹介しています。今回はその後半、ミャンマーでの原種パフィオペディラムの様子(続き)と、コロンビアにおける原種カトレアの様子です。  写真パネルを撮ったので、一部に光の反射があります。説明は…

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特別展示「蘭の自生地を訪ねて」(前半)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(7)  1月10日から14日まで開催された第58回全日本蘭協会洋らん展の特別展示の一つ「蘭の自生地を訪ねて」を紹介します。  原種ランはどのような場所で咲いているのか見てみたい、という願望がありますが、それをちょっと叶えてくれたのが、この特別展示でした。 蘭の自生地を訪ねて (パネル等より引用)…

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特別展示・カトレア整形交配種の色々(2)

第59回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(6)  前記事に続き、「カトレヤ整形交配種への誘い」という特別展示で出展されていた作品です。  洋ランの女王と呼ばれる大輪のカトレア整形交配種は、理想の花を求めて、100年以上にわたって交配が進められてきました。紫紅、桃、黄、白などの単色や二色花などの色彩変化ごとに代表的な品種を紹介し、魅力を探ります…

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特別展示・カトレア整形交配種の色々(1)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(5)  今回の特別展示では「カトレヤ整形交配種への誘い」という企画があり、カトレア系交配種の色々が展示されていました。その出展作品を2回に亘って紹介します。  全部で20鉢展示されていますが、手前の作品の名札と、上段の作品の名札の筆跡がそれぞれ同一のなので、お二人の出展と言うことが分かります。上段…

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サンシャインシティー 世界のらん展2019 上位入賞花(その4)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(4)  前回に引き続き、第58回全日本蘭協会洋らん展の上位入賞作品の紹介です。今回はその4回目で、複数の作品がブルーリボンとなって展示された方のものです。それだけ、実力がある方と言うことになるでしょう。  なお、上位5賞(最優秀賞、優秀賞、優良賞、会長賞、協会賞)を除き、同一人が各賞を重複受賞すること…

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サンシャインシティー 世界のらん展2019 上位入賞花(その3)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(3)  前回に引き続き、第58回全日本蘭協会洋らん展の上位入賞作品の紹介です。今回はその3回目。 < 台湾蘭花産銷發展協會賞 > キシス・ラングリエンシス ‘ローズクイーン’ Chysis Langleyensis 'Rose Queen' (Chy.brctesence x Chy. che…

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サンシャインシティー 世界のらん展2019 上位入賞花(その2)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(2)  前回に引き続き、第58回全日本蘭協会洋らん展の上位入賞作品の紹介を続けます。今回から各賞受賞作品です。 < 岡田蘭園賞 > カトレヤ・トリアネ C. trianae 'M' 川嶋三郎氏(宇都宮蘭友会) < 国際園芸賞 > デンドロビューム(未登録交配種) Den. …

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サンシャインシティー 世界のらん展2019 上位入賞花(その1)

第58回全日本蘭協会洋らん展   「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(1)  1月10日から池袋サンシャイン・文化会館2階の展示ホールでラン展が始まり(~1月14日まで)、初日の午後、見に行ってきました。開催概要はこちら。  今回は興味ある特別展示があったので、それを先に見たのですが、後日報告することとして、入賞作品展示コーナーがある最奥部に向かいます。  手前の…

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オオゴチョウ、クロトンの花、トゲナシハナキリン、セロリパイン、コショウの実など

板橋区立熱帯環境植物園にて(その7)  板橋区立熱帯環境植物園で見た、熱帯性の花などを紹介しています。  2階回廊で咲いていた花の続きです。 オオゴチョウ(黄胡蝶) マメ科ジャケツイバラ属の常緑低木。熱帯アメリカ原産 ガラスに付いた水滴が乾燥して汚れています クレロデンドロム・ウガンデンセ シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の常緑低木 クロトン トウダイグサ科…

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バンダ、2種類のメディニラ、変わり咲きハイビスカス、キンゴウカンなど

板橋区立熱帯環境植物園にて(その6)  板橋区立熱帯環境植物園で見た、熱帯性の花などを紹介しています。  水蒸気の吹き出すエリアで濃いピンクのバンダが綺麗に咲いていました。名札が無く、種小名は不明です。 メディニラ・マグニフィカ ノボタン科メディニラ属の常緑小低木。原産はフィリピン 別名オオバヤドリノボタン(大葉宿野牡丹) 。ピンクの部分は苞です ↑   フラッシュ使…

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ビヨウタコノキ、デンドロビウム‘ネリースレイド’、エスキナンサス・ラディカンス、カクチョウランなど

板橋区立熱帯環境植物園にて(その5)  板橋区立熱帯環境植物園で見た、熱帯性の花などを紹介しています。 ビヨウタコノキ (美葉蛸の木、美容蛸の木) タコノキ科パンダヌス属の熱帯性の常緑広葉高木。マダカスカル島原産 気根をたくさん伸ばし、それが地中まで伸びると支柱根になる その様子を蛸の足に例えた。 英名はスクリューパイン 別名:アカタコノキ、フチベニタコノキ サンタ…

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熱帯魚 & ハイドゥンツバキ、オオベニゴウカン、モクセンナなど

板橋区立熱帯環境植物園にて(その4)  受付を通ると順路は地下へ。地下にはミニ水族館があり、熱帯の魚などが展示されています。その中から少しだけ。  これは、カラージェリーフィッシュと呼ばれるクラゲの一種です。インド洋~西太平洋に分布し、傘径は最大でも10cm、個体によって色が様々ですが、全て同じ種類です。  黄色いのはキイロハギ、赤いのはキンギョハナダイ。いずれも、東南アジアの海に…

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隅田川七福神巡りに行ってきました

 1月5日、労組OB・OG会の仲間たちと隅田川七福神巡りに行ってきました。参加したのは会員、家族、友人の22名。快晴の空の下、3月並の気温とのことで、快適なウォーキングが出来ました。  終了後、有志による新年会をセットする都合上、標準コースとは逆になる、東武スカイツリー線の堀切駅から出発ました。このコースはどこからでも東京スカイツリーが望めます。  隅田川七福神巡りは江戸後期、佐原鞠…

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板橋区立熱帯環境植物園の「らん・蘭ラン・展2019」から(3) & タビビトノキ

板橋区立熱帯環境植物園にて(その3)  前回に続き、板橋区立熱帯環境植物園で開催中の「らん・蘭ラン・展2019」に出展された、神代洋らん友の会に所属する愛好家の育てたランの作品を紹介します。 リンコレリオカトレア・マヒナ・ヤヒロ‘ウリー’ Rlc. Mahina Yahiro ‘Ulii’ (Rlc. Meditation x Rlc. Donna Kimura)   久保アイ氏 …

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板橋区立熱帯環境植物園の「らん・蘭ラン・展2019」から(2)

板橋区立熱帯環境植物園にて(その2)  板橋区立熱帯環境植物園で開催中の「らん・蘭ラン・展2019」に出展された、神代洋らん友の会に所属する愛好家の育てたラン展の作品紹介です。神代植物公園の近くにお住まいの愛好家の皆さんでしょうか?  外が明るすぎて、露出が難しかったです。 スピランセス・スペシオサ ‘ハイニング’ Spiranthes speciosa 'Hainyin…

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板橋区立熱帯環境植物園の「らん・蘭ラン・展2019」から(1)

板橋区立熱帯環境植物園にて(その1)  1月3日、板橋区立熱帯環境植物園に行ってきました。1月2日から開館しているなんて嬉しいですね。  この植物園は板橋清掃工場から出る余熱を利用しています。左下がその全景ですが、右奥に焼却場の白い煙突が写っています。  自動ドアを入るとたくさんの花がお出迎え。  新年だからか、大きなフラワーアレンジメントも。 開花情報 → …

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ドンベア・ウォリッキー、コダチハヤズカズラ、エパクリス、食虫植物など

 2019年の初投稿です。喪中につき、年頭のご挨拶は控えさせていただきますが、今年もよろしくお願い申し上げます。 夢の島熱帯植物館にて(5) 温室編(その4)  昨年末からの続きです。夢の島熱帯植物館のCドームでは、嬉しいことにドンベア・ウォリッキーが咲いていました。とても美しい花で、大好きなんですよ。  アオイ科(←アオギリ科)ドンベア属の非耐寒性常緑低木で、原産はマダガスカル諸…

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