秋バラいろいろ(3) ガーデンツアー② & 十月桜

秋の茨城県フラワーセンターにて(3)  9月24日  フラワーセンターのスタッフによる秋バラまつり特別企画「ガーデンツアー」に参加しています。今回は、その後半のお話とバラです。 フリージア FL 1977年 独 波状弁咲き 中輪 強香(フルーティ)  香りの分類は6系統に分けられているそうで、分類を始めたのは資生堂だとのことです。各系統の説明は資生堂のHPを参考にしました。  …

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秋バラいろいろ(2) ガーデンツアー①

秋の茨城県フラワーセンターにて(2)  9月24日  フラワーセンターのスタッフによる秋バラまつり特別企画「ガーデンツアー」は定刻の10時半より少し遅れて始まりました。  フラワーパークには約850種12,000株のバラがあるそうですが、お話は先ず今年の秋バラの状況についてでした。  バラの適温は25℃~30℃以下だが、35℃を超える高温が続き、雨も降らずに乾燥し過ぎたので、今年はバラには…

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秋バラいろいろ(1)

秋の茨城県フラワーパークにて(1)  9月24日、茨城県フラワーパーク(HPはこちら)に行ってきました。  9月8日からダリアまつりが開催されており、9月20日から秋バラまつりが始まったからです(共に、11/4まで)。  また、この日は、「当園スタッフによるガーデンツアー」があり、バラについて話をしてくれると知ったからでもあります。  ところが、入園当初は雨がぱらつき、途中で止んだと…

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ヘクソカズラ & パープル・チャイニーズハット、セイロンランティア、ココナッツ

 ウォーキング中に見た花です。  夏に蔓延るつる草と言えば、ヤブカラシやヘクソカズラがトップ争いでしょうか。  先月末、なおさんのブログ「季節の花だより」で、ヘクソカズラの赤紫部分が花弁の先端にまで達して、赤い星形のように見える花が投稿されていました(こちら)。  以来、ウォーキングに出るたびに同じような花が咲いていないかと探していますが、先日、似たような花を見つけました。  先ず、普通…

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早咲きアザレア & トゲナシハナキリン、ティネア・バルバータ、トックリアブラギリなど

 9月24日、茨城県フラワーパークにダリアや秋バラを見に行ってきました。その報告は後日開始しますが、帰り際、駐車場前の産直ショップでアザレアの鉢植えを買ってきました。4ヶ月間咲き続けたミディ胡蝶蘭が終わったので、その後釜です。  名札はなかったので、ピンクに白覆輪の花弁から判断すると、アザレア‘ニコレット’と思われます。アザレアの中では早咲き種だそうです。  前記事でオカワカメ(アカ…

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オカワカメ & カンカケイニラ、エスキナンツス・グランディフロルス、クレマチス・マンジュリカなど

 ウォーキング中に見た花です。一級河川・坂川の近くにある畑と道路の間に、小さな白い花が咲く植物が蔓延っていました。調べてみたら、アカザカズラ(別名オカワカメ)と判明しました。 アカザカズラ(藜蔓) ツルムラサキ科アカザカズラ属のつる性多年草。南アメリカ原産  観賞用にも栽培される野菜。多肉質の葉とムカゴを持ち、非常に重い蔓となる。そのため、他の樹木や草に絡まって、枝を折って倒す…

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墓地の彼岸花 & つくば植物園の蘭コレクションから

 お彼岸の9月23日、墓参を2ヵ所、梯子しました。  一ヵ所目は水戸街道随一の古刹。本堂の裏手に、以前はあちこちで彼岸花が見られたのですが、座禅堂が出来たり、防草シートが敷かれたりで、少なくなってしまいました。 左下は、墓地の北側で咲いていた色が薄いヒガンバナ?  もう一ヵ所は共同墓地。墓が整然と並んでいるので、ヒガンバナが咲いていたのは、管理事務所の裏手だけだった。 ~…

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横浜ディナークルーズ & ミフクラキ、ホヤの仲間、ウラジロフジウツギ

 私が在職中に企画した「JALひょうたん島王国」(瀬戸内海の無人島で小学生にキャンプを楽しんでもらうツアー。10回実施)に、社外スタッフ(キャンプの指導者)として参加して頂いたジジとインディアンパパ(いずれもキャンプネーム、以下同様)の還暦祝いが、9月21日に行われました。  呼びかけ人は旅行会社のOB・チンさんと現役のしょうちゃん。場所は横浜大桟橋から19時半に出港するディナークルーズのパー…

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バクチノキ & スターフルーツ、アマミクサアジサイ、ウォーターポピー

 先日、所用で西新橋に行きました。その帰り道、日比谷公園に立ち寄ると、「鶴の噴水」の東側で、樹高4~5mの木に白い花が咲いていました。初めて見る花ですが、幸い、幹に名札が付いていました。 バクチノキ(博打の木) バラ科サクラ属の常緑高木。別名、ビランジュ(毘蘭樹) 関東以西の本州、四国、九州、沖縄の暖地に生育する ↖  奥に見える建物は松本楼  ↓ 個々の花…

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ロドフィアラ・アドベナ、エリカモドキ、ウスベニアオイ、四季咲きミモザ、ホップなど

初秋のつくば植物園にて(8) 9月8日  今回は、海外原産のヒガンバナ科の花から紹介します。 ロドフィアラ・アドベナ ヒガンバナ科ロドフィアラ属(またはハブランサス属)の多年草 チリの山岳地帯が原産。 紅色の他、ピンクもあるそうだ ロドフィアラは「バラ色の受け皿」、アドベナは「外来の」という意味 熱帯資源植物温室の東側にて ブルンスヴィキア・ハイブリダ Bruns…

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ムラサキルエリア & アキカラマツ、ビッチュウフウロ、ベニバナサワギキョウ、ヌマハッカなど

 ウォーキング中に見た花です。ヤナギバルイラソウは時々見かけるのですが、今年始めてムラサキルエリアに出会いました。 ムラサキルエリア キツネノマゴ科ルイラソウ属の半耐寒性宿根草 原産は熱帯アメリカ、アフリカ。別名:エリア・チューベローサ 葉が細いヤナギバルイラソウの仲間   9月16日撮影。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 初…

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祖光院の彼岸花

 千葉県松戸市にも彼岸花の隠れた名所があります。  新京成電鉄の常盤平駅北口から徒歩10分ほどの祖光院という曹洞宗のお寺さんの境内で、1,500坪と言われる雑木林の中に、赤、白、黄色、ピンクのヒガンバナが満開です。  埼玉県日高市の巾着田(5.5へクタール=16,500坪)には遠く及びませんが、巾着田のミニ版が味わえます。  左下、境内(本堂に向かって左手前)で撮影する人たち。右下、祖…

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開店祝いの花籠 & ホツツジ、オミナエシ、オトコエシ、ワレモコウなど

 ウォーキング中に、見事な花かごが飾ってあるのが見えました。美容院の開店祝いに贈られたものです。綺麗なので、写真を撮ってきました。  9月16日撮影。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 初秋のつくば植物園にて(6)  今回も、「W10山地草原(低地性・高原性)区画」で見た花などです。 ホツツジ(穂躑躅) ツツジ科ホツツジ属…

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ヒガンバナ & ゴンズイの実、マルバハギ、メドハギ、マキエハギなど

 昨日(9/16)のウォーキング中に、ヒガンバナが開花しているのを見ました。  手前にはチョウセンアサガオが植えてありますが、花はもう萎んでいました。「遠路苑」という案内板が見えます。自作の陶器を売っているお宅だったのですが、もう営業されていないようです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 初秋のつくば植物園にて(5)  「W8:砂礫地植…

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レウコフィルム、オモダカ、バジル、オオアレチノギク

 ウォーキング中に見た花などです。あるお宅で初めて見るピンクの花が咲いていました。いかにもゴマノハグサ科のような顔立ちで、シルバーリーフです。この二つをキーワードに検索したら、レウコフィルムがヒットしました。 レウコフィルム・フルテスケンス ゴマノハグサ属レウコフィルム属の常緑低木 アメリカ南部~メキシコ原産。別名レウコフィラム 花期は5~6月、9~10月とのことで、夏は休むようです…

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イヌホオズキ、アメリカタカサブロウ、イチビの実

 ウォーキング中に見た花などです。今回は在来種かアメリカ原産の帰化植物か、見分けが難しいと言われるものを取り上げました。間違っていたらご指摘ください。 イヌホオズキ(犬酸漿) ナス科ナス属の一年草。日本全土の畑や道ばたに生える 花径は6~7mm 液果は直径7~10mmで、黒色に熟す。表面に光沢はない  良く似たものに北アメリカ原産のアメリカイヌホオズキがある。  アメリカ…

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タコノアシ、オオフタバムグラ & スイフヨウ、タイタンビカスなど

初秋のつくば植物園にて(5)  今回も「W8:砂礫地植物(山地性・海岸性)区画」で見た花たちです。これまでに見たことがない花が咲いていました。名札は無く、名前を探すのに手こずったので、お尋ねサイトで教えてもらいました。 タコノアシ(蛸の足) タコノアシ科タコノアシ属の多年草。準絶滅危惧 (NT) 本州・四国・九州・奄美大島・東アジアに分布 ユキノシタ科からタコノアシ科に独立。ベンケ…

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ナミキソウ、ガガイモ、ソナレマツムシソウ、トチカガミ、ニホンハッカなど

初秋のつくば植物園にて(4)  今回は「W8:砂礫地植物(山地性・海岸性)区画」で見た花たちです。 ナミキソウ(波来草) シソ科タツナミソウ属の多年草 日本、朝鮮、中国(東北部)、千島、樺太に分布 名の由来は、海岸の波打ちぎわに近い砂浜に生育することから 白い膨らみがあるところはハマウツボ科のママコナに似ている 花の長さは2cmくらい 花筒はS字にカーブする …

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シモバシラ、イワダレソウ、ハマアザミ、ツルボ、テイカカズラ

初秋のつくば植物園にて(3)  池の北側にある「W11岩礫地植物区画(海岸性・山地性)」で見た花たちです。シモバシラの花が咲き出していました。 シモバシラ(霜柱) シソ科シモバシラ属の多年草。花期は9~10月 日本固有種。関東地方以南の本州から九州にかけて分布 ハマカンゾウ(浜萱草) ススキノキ科ワスレグサ属の多年草 本州(関東以西)・四国・九州に分布 昨…

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サルナシ、メイゲツソウ、ツリフネソウ、オクトリカブト、ヤブラン

初秋のつくば植物園にて(2)  池の東側、敷地の近くにサルナシの木があり、実がなっていました。その後、メイゲツソウを見て、池の北西側のエリアに向かいました。 サルナシの実(猿梨) マタタビ科マタタビ属のつる性落葉植物 日本、朝鮮半島、中国などに分布 別名シラクチカズラ、シラクチヅル。果実はコクワとも呼ばれる 実の大きさは2~3cmというところ。親指の先くらいです  実は食用…

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アキノノゲシなど & シシンラン、ヤクシマトウバナ

初秋のつくば植物園にて(その1)  ブログネタが切れたので、9月8日、つくば植物園(国立科学博物館 筑波実験植物園の略称)に行ってきました。  前回同様、受付がある教育棟の裏口を出て、H1区(温帯資源植物 東)から見て回りました。ここには野菜や生活に役に立つ植物が集められているコーナーがあり、アキノノゲシや、ワタ、トロロアオイの花が咲いていました。 アキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟…

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ハマナデシコ & 実の色々(ツリバナ、エゴノキ、カリン、ソヨゴ、ジュズサンゴなど)

 町内のあるお宅の前で撮った花です。ブロック塀と側溝の間に根を下ろしています。初夏から咲き始め、盛夏の間は花数が少なかったのですが、最近また花数が増えてきました。 ハマナデシコ(浜撫子) ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州中南部、沖縄に分布 別名:フジナデシコ(藤撫子)、ベニナデシコ(紅撫子)  9月4日撮影。  ウォーキング中に見た実の色々です。 ツリバナ(…

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ヌスビトハギ、キンミズヒキ、カナムグラ、キツネノマゴ、コバノカモメヅルなど

この夏2度目の付属自然教育園にて(2)  ヌスビトハギはあちこちで繁茂しており、盗人の足跡に例えたという実が出来ていました。また、キンミズヒキにも引っ付き虫がたくさんついていました。 ヌスビトハギ(盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属の多年草 枝の交差する近くの花に小さな蟻が写っています キンミズヒキ(金水引) バラ科キンミズヒキ属の多年草  水鳥の沼から武蔵野植…

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シュウブンソウ、イノコズチ、モミジガサ、トラノオスズカケなど

この夏2度目の付属自然教育園にて(1)  8月31日、白金台の付属自然教育園に行ってきました。8月は2回目ですが、これまでに見たことが無いシュウブンソウが咲いていると知ったものですから…。 シュウブンソウ(秋分草) キク科シオン属の多年草 日本では関東以西の本州、四国、九州、琉球に分布 名の由来は秋分の頃咲くかららしい 頭花は径5mmほどと、とても小さい 小さいけれど、両性…

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「ラーメン」は幅広のH型、しかも穴あきだった

 「ラーメン構造」という言葉をご存じでしょうか?建築家の目黒のおじいちゃんならご存じですよね。  以前、新聞だか雑誌だかにこの言葉が登場していて、「ラーメンみたいな細い材木で作る構造物?」なんて思ったものの、それ以上調べることはしませんでした。  先月の14日、ウォーキング中、建築中の建物の前でこんな材料を目にしました。  「合格証」に「ラーメン柱」と印刷されていますね、それで、ピンときま…

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サガリバナ、シクンシ、マダガスカルシタキソウ、エンジェルストランペットなど

夢の島熱帯植物館・夜間開園(その3)  8月25日  今回は温室Aドームのハイライト、お目当てのサガリバナです。2本の花序が開花しきったため、LEDライトで照明されていたので、フラッシュを使わずに撮影できました。 サガリバナ(下がり花) サガリバナ科サガリバナ属の常緑高木 熱帯アジアや南太平洋諸島に広く分布 日本では奄美大島以西に自生 夜咲いて、朝には散ってしまうので、このような…

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夜咲き熱帯性スイレン、ヤコウボク、ネムノキ

夢の島熱帯植物館・夜間開園(その2)  8月25日  夜、開花する花を見に行ってきました。今回は温室の中に入ります。  温室Aドームに入ると、右下に池があり、夜咲きの熱帯性スイレンの花が咲いていました。  ボランティアスタッフによると、夜咲きの熱帯性スイレンが開花した後、池を明るくしたのだそうですが、LEDライトは明るいので、昼咲きの熱帯性スイレンが咲き始めてしまったそうです。 …

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イランイランノキ、ゲッカコウ、サンユウカ、ヤエサンユウカ

夢の島熱帯植物館・夜間開園(その1)  8月25日  夢の島熱帯植物館では毎年4回、17時の閉園時間を20時30分まで延長する夜間開園が実施されます。今年は、7月21日(土)、22日(日)、8月25日(土)、26日(日)だったので、3回目の8月25日に行ってきました。入館したのは19時8分で、目的は夜間にしか開花しないというサガリバナやヤコウボクなど、また、夜に香りが強くなる花を見るためでした…

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オシロイバナの色々、キダチチョウセンアサガオ

 ウォーキング中に見た花です。  あちこちで今を盛りと咲いているオシロイバナの色々を集めてみました。  ご承知のように、花色は赤、白、黄色があり、容易に交雑して各色の絞りが咲きます。 オシロイバナ(白粉花、白粧花) オシロイバナ科オシロイバナ属の多年草または一年草 南アメリカ原産で江戸時代始めごろに渡来 赤と黄色。来年は、こぼれ種から赤と黄色の絞りが咲くはず 何年もこぼ…

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ヤナギバルイラソウ、マルバアサガオ、シンツルムラサキ、アメリカフヨウ

 ウォーキング中に見た花です。  あるお宅の門の横で、細長い葉の植物に薄紫色の花が咲いていました。 ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草) キツネノマゴ科ルイラソウ属の常緑小低木。メキシコ原産 別名ルエリア・スクアローサ、コモン・ルエリア 花径は5cmくらいの一日花です  隣の町内でマルバアサガオが咲いていました。園芸種でしょうが、斑の入り方が可愛いので取り上げました。 …

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