ウワミズザクラ、カワラサイコ、エゾミソハギ、カノコユリなど

つくば植物園にて(3)  7月27日に訪れたつくば植物園で見た花や実などを記録しています。  今回はW5(低木林・低地性)区画の続きです。 ウワミズザクラ(上溝桜)の実 バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木 実が撮れたのは初めて。黄色から赤になった実も見られた  ベニバナツクバネウツギ(紅花衝羽根空木)の花後(スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木、本州中部の標高が高い場…

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ハマシャジン、ハマナス、オオバイボタ、オニドコロ、カマツカ、シモツケなど

つくば植物園にて(2)  7月27日に訪れたつくば植物園で撮った花などです。  W8(砂礫地植物区画:海岸性)でハマシャジンがたくさん咲いていました。 ハマシャジン(浜沙参) キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。 ツリガネニンジンの漢名が沙参で、その海岸型変種だから ツリガネニンジンに比べ、葉が厚く、光沢がある  ハマナス(浜茄子、浜梨)がちらほらと咲いており、赤く熟した…

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チコリ、シシンラン、オオバマサキ、クレマチスなど

つくば植物園にて(1)  7月27日、台風が来る前にと、筑波実験植物園(つくば植物園)に行ってきました。  いつもは敷地の西側から回るのですが、今回は東側からにしました。見頃情報で、ウワミズザクラの実が色づいたと出ていたのですが、梢が高すぎて見えませんでした。  続いて、野菜コーナーへ行ってみると、チコリーがたくさん咲いていました。 チコリー(チコリともいう) キク科キクニガナ属の多年…

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ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンにて(5)

 7月3日に訪れたラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンの記録です。  ファクトリーのテラスで休憩した後、「シーズンガーデン」の左手から「ロックガーデン」に向かいました。 この辺りは「シーズンガーデン」の一部です ロックガーデンはもう近くです 「ロックガーデン」 「ウッドランド」は省略し、「アロマガーデン」へ  最後に、このガーデ…

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ノブドウの花、アブラゼミ、イシミカワ

 流鉄流山線に沿って流れる新坂川の法面で、立木を覆い隠すようにつる性の植物が繁茂し、花が咲いていました。既に緑色の実も見られます。葉の特徴から、ノブドウだと思います。 ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属のつる性落葉低木。北海道~沖縄の山野に分布 葉は互生し、大きくなるに従い、切れ込みが深くなる 切れ込みがもっと深いものはキレハノブドウ(切葉 野葡萄)として区別されることもあ…

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エンジュ(槐) & ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンにて(4)

 新松戸のある幼稚園の前の街路樹に白い花が咲いています。同じ木が道路の向かい側にも植えられています。咲き始めて何日か経ったようで、歩道には落下した花弁が黄緑色になって溜っていました。 エンジュ(槐) マメ科エンジュ属の落葉高木。中国原産  7月24日撮影。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデ…

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ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンにて(3)

 7月3日に訪れた「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」を散策しています。今回はその3回目。「ウォーターガーデン」の左手に広がる「メドゥガーデン」にやってきました。メドゥとは草原って言う意味なんですね。  このイングリッシュガーデンは“五感で感じる”がコンセプトなので、今回も写真のみで花の名前は記載していません。 「メドゥガーデン」 (右手奥は白樺林です) モデルは妻です …

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ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンにて(2)

 7月3日、大町市にある「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」(HPはこちら)を散策しています。  2006年4月にオープンした園内には、草花350種、樹木250種(3700本)が植えられており、花期が終わった植物は、10Kmほど離れた農場で咲き始めた植物に植え替えられています。  前回は、入り口からボーダーガーデンを通り、白樺林の手前を左折。アップダウンのある和風の小径を抜けてきまし…

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ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンにて(1)

 7月3日の朝、ホテルグリーンプラザ白馬の裏にある「白馬コルチナイングリッシュガーデン」をちょっと散策した後、大町市にある「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」に向かいました。  4年前に訪れて、気に入ったイングリッシュガーデンです。右の写真はガーデンの入り口です。  雰囲気を大切にしているため、1日100名限定で、前日までに予約が必要です(水曜日は定休日)。広さは11,000平方メー…

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パイナップルリリー、マテバシイ、タマサンゴ、ノウゼンカズラ

 7月17日は暑かったけれど、雲が多く、風もあったので、ウォーキングに出かけました。すると、あるお宅で、門の脇の植え込みにパイナップルリリーが咲いているのを発見しました。植物園で何度か見ていますが、住宅街で出会うとは思いませんでした。 ユーコミス・プンクタータ キジカクシ科(←ユリ科)ユーコミス属の球根植物 小さな花を穂状につけ、頂上部に苞葉が出る姿がパイナップルに 似ているため、英…

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コガマとヒメガマ、タラノキ、ヤブガラシ、ヒオウギ、ハイビスカス

 江戸川の近くを流れる坂川の遊歩道から道1本隔てた東側に、江戸時代の湿地を再現したスペースが作られています。ここにコガマとヒメガマ(小蒲・姫蒲、ガマ科ガマ属の多年草)の穂が立ち上がっています。  下の写真はズームで穂の部分を撮ったものですが左側と右側では穂の形状が異なっています。  右側がコガマで、雄花序(上から1/3位)と雌花序(その下、雄花序より色が薄い)が確認出来ます。左側はヒメガマで…

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キダチベゴニア、キンミズヒキ、ボタンクサギなど

 7月19日、夏休み前最後となった交通安全見守り活動に向かう途中、スマホで撮った写真です。  このお宅の木立性ベゴニアは前の週から開花しました。 シュウカイドウ科ベコニア属の多年草。原産は南米、南アフリカ  木立性ベゴニアの隣で、キンミズヒキ(金水引)が咲き始めました。花弁がちょっと細いようですが、しべの数が多いのでヒメキンミズヒキではないようです。 バラ科キンミズヒキ属…

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(3)

 7月2日夕方と翌日の朝、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンで見た花を記録しています。  「ウッドランドウォークガーデン」から「スプリングシュラブガーデン」へ下ってきたところです。中央やや右の木は黄金アカシア。  「グラスガーデン」でみたホルデューム・ジュバタム(左下、イネ科オオムギ属、北米原産、別名:リスの尻尾など)とキンウラハグサ(右下、金裏葉草、イネ科ウラハグサ属。ウチソウの…

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(2)

 7月2日はホテルグリーンプラザ白馬に泊まりますので、ホテル裏に作られている白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを見学しています。  今回は、前回にご紹介したガーデンから更に奥に入ります。 「ナチュラルガーデン」 へメロカリス、アキレア、ミソハギ、ルピナス、 バーバスカムなどが咲いていました  ここまでは4年前に出来ていましたが、更に林の中を歩くコースが出来ていました。 …

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(1)

 7月2日、栂池自然園を見学した後、2泊目のホテルに到着しました。ここは4年前にも利用したホテルです。  左下、駐車場から見たホテル。右下、ホテル裏側(ゲレンデ側)  15時台に到着出来たので、温泉で汗を流した後、ホテルの裏側にある「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」を見学しました。  ホテル宿泊者は割引になり、当日及び翌日も見学可能。翌日の朝も見学したので、写真は両日のものが混在…

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モミジアオイ、ヤブカンゾウ、オニユリ、コオニユリなど

 たまにはご近所の花を、ということで旬の花を投稿します。 モミジアオイ(紅葉葵) アオイ科フヨウ属の宿根草。別名:紅蜀葵(こうしょっき)。 北米原産 7月初めにつぼみが膨らんできたので、開花初日を狙いました 7月7日撮影 ヤブカンゾウ(藪萱草) ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。別名:ワスレグサ、カンゾウナ バックは、ツルバキア・ビオラセア ↑ 7月8日撮…

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栂の森遊歩道にて ヤマトユキザサ、ズダヤクシュ、オガラバナ、コケイランなど

 7月2日、栂池自然園の見学を終え、ロープウェイで栂大門駅まで下ってきました。ここから200mほど歩き、栂の森駅からゴンドラで更に下るのですが、その途中、右手に「栂の森遊歩道」(全長700m)があります。  4年前は右のような案内板があったのですが、今年は設置されていませんでした。しかし、道は荒れておらず、問題なく回れました。  以下、栂の森遊歩道で見た花などを紹介します。 コバイケイ…

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栂池自然園にて(2) ワタスゲ湿原までに見た花たち

 7月2日、栂池自然園のミズバショウ湿原を巡り、ワタスゲ湿原に向かいます。  11時ちょっと前ですが、山には雲が多くなってきました。右手の木道はワタスゲ湿原からミズバショウ湿原への近道。  私たちは灌木沿いの道を進みました。すると、シラネアオイが見つかりました。 シラネアオイ(白根葵) キンポウゲ科(またはシラネアオイ科)シラネアオイ属の多年草 日本固有種。1種1属。  今年はもう…

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栂池自然園にて(1) ミズバショウ湿原で見た花たち

 7月2日、10時半頃、まず栂池自然園のミズバショウ湿原(標高1880m)を見て回ります。ここは木道が整備され、車いすの方も一周することが出来ます。 栂池自然園とは  栂池自然園は、中部山岳国立公園(第一種特別保護地域)で、標高1,900mに位置する日本有数の高層湿原です(高層湿原=ミズコケ類が数千年から数万年増積して出来た)。  総面積は100ヘクタール、一周約5.5km(所要時間は約3…

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栂池自然園へ ハクサンチドリ、テングクワガタ、カラフトダイコンソウなど

 7月2日、旅行2日目です。この日は快晴。宿から北へ20分ほどで到着する栂池高原に行き、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園まで登る予定です。  写真は昨日利用した立ち寄り温泉「白馬八方の湯」の向かいにあるコンビニの駐車場から八方尾根スキー場と白馬連峰です。2枚目は、右側の山並みをズームアップしたものです。中央やや右手の高い山が白馬槍ヶ岳(2903m)、その右手が杓子岳(2812m)で…

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白馬五竜高山植物園(7) 外国産の高山植物など

 7月1日に訪れた白馬五竜高山植物園の報告、今回が最後になります。  ロックガーデンの下部、テレキャビンのアルプス平駅の近くに、外国産の高山植物が集められています。 アルニカ・モンタナ キク科アルニカ属の多年草 原産はヨーロッパ。標高700~2900mの山地草原や潅木帯に分布 和名はセイヨウウサギギク(西洋兎菊) 日本のウサギギクより大きい 花弁の先端に、ウサギギクのような切れ込…

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白馬五竜高山植物園(6) ハクサンフウロ、オタカラコウ、イワオウギ、ヤグルマソウ、キヌガサソウなど

 7月1日、白馬五竜高山植物園のロックガーデンや、その東側の林の中で高山植物の花を楽しんでいます。 タチフウロ → ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科フウロソウ属の多年草 nobaraさん、ご指摘、ありがとうございました ウラジロキンバイ(裏白金梅) バラ科キジムシロ属の多年草。   葉の裏が白い オタカラコウ(雄宝香) キク科メタカラコウ属の多年草 水のし…

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白馬五竜高山植物園(5) コバイケイソウ、コマクサ、タカネグンナイフウロ、ウサギギクなど

 7月1日訪れた白馬五竜高山植物園の報告を続けています。「アルプス展望ペアリフト」を降りましたが、稜線の雲は晴れそうもないので、花を見ながら「アルプス平自然遊歩道」を植物園のロックガーデンに向けてゆっくり下っていきます。  リフトからも見えましたが、タニウツギ(谷空木、スイカズラ科)が綺麗に咲いていました。   タニウツギ      シロバナクモマニガナ ナナカマド(七…

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白馬五竜高山植物園(4) オトメユリ、ノビネチドリ、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲなど

 7月1日に白馬五竜高山植物園を訪れ、花を楽しんでいます。  テレキャビンのアルプス平駅周辺の花を撮りながら、「アルプス展望リフト」の乗り場まで下っていきます。青い花はメコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ)とメコノプシス・カンブリカです。 オトメユリ(乙女百合) ユリ科ユリ属の多年草。別名:ヒメサユリ(姫早百合・姫小百合) 新潟県・福島県・山形県の一部に自生。準絶滅危惧…

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白馬五竜高山植物園(3) 中国産アツモリソウなど & 大型客船の旅(56) 横浜到着(最終回)

白馬五竜高山植物園(3)  前回に引き続き、白馬五竜高山植物園の「アルプス平駅」付近で咲いていた花たちです。 キプリペディウム・フラウム ラン科アツモリソウ属の半~耐寒性宿根草 雲南省北西部の標高2400~3400mに分布 中国産黄花アツモリソウで、和名は雲南黄花敦盛草 イリス・ブレヤナ アヤメ科アヤメ属の多年草 四川省、雲南省などの標高3000~4000mに分布…

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白馬五竜高山植物園(2) ヒマラヤの青いケシなど & 大型客船の旅(55) グランドフィナーレ

白馬五竜高山植物園(2)  白馬五竜高山植物園の「アルプス平駅」周辺の高山植物を紹介しています。 メコノプシス・グランディス ケシ科メコノプシス属の多年草。別名:ヒマラヤの青いケシ ヒマラヤや中国の標高3000m~5000mに分布 メコノプシス・カンブリカ ケシ科メコノプシス属の多年草。原産はピレネー地方、イギリス、 アイルランド(ケシ科では唯一のヨーロッパ種)。 …

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白馬五竜高山植物園(1) ノモカリス・フォレスティ & 大型客船の旅(54) 神戸港を離岸

白馬五竜高山植物園(1)  5月末に宿を取っておいた白馬・大町方面に2泊3日で旅行してきました。  7月1日早朝、自宅を車で出発し、白馬五竜高山植物園を目指しました。左下の写真で右奥の山が白馬連峰の一部。山には雲がかかっています。  途中、4年前に訪れた「白馬山麓植物園」に立ち寄ったのですが、既に営業を停止していました(右下)。  予定より1時間以上も早く五竜スキー場の駐車場に到着し…

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ミソハギ、オミナエシなど & 大型客船の旅(53) 神戸北野地区・英国館②、北野坂

< 今日の花 >  7月1日から3日にかけて長野県白馬方面に旅行して、滅入った気分をリフレッシュしてきました。  旅行で撮った写真は整理中に付き、後日報告することとして、今回は旅行前に撮ったミソハギやオミナエシなどです。 ミソハギ(禊萩) ミソハギ科ミソハギ属の多年草  盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。ミソハギの和名の由来はハギに似て禊…

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ツタの花 & 大型客船の旅(52) 神戸北野地区・英国館①

< 今日の花 >  近所でツタの花が咲いています。大きな葉に隠れ、通常は気づかれません。 ツタ(蔦) ブドウ科ツタ属のつる性の落葉性木本 別名、アマヅラ、ナツヅタ、モミジヅタ 緑色の花弁に雄蕊が5本、雌蕊が1本。雄性先塾です 花弁は内側に反転している。側面が白いので、斑入りのように見える  (左下)下半分がブロック、上半分がフェンスだが、すっかり隠れている。(右…

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モッコク、カルドン & 大型客船の旅(51) 神戸北野地区・西洋長屋(仏蘭西館)

< 今日の花 >  今回は、モッコクの両性花とカルドンの花を取り上げました。 モッコク(木斛)の両性花 モッコク科モッコク属の常緑高木 株によって両性花または雄花をつける(雌雄異株の特殊例) 花径は15~20mmくらい。つぼみの形が独特なので直ぐ分る  右は、昨年撮影した雄花  モッコクは江戸五木(※)のひとつで、モチノキやマツと並んで「庭木の王」と称されます。 …

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ハツユキソウ、ワルナスビなど & 大型客船の旅(50) 神戸北野地区・トーマス坂からベンの家へ

< 今日の花 >  我が家の近くを流れる坂川の遊歩道で見た花です。ハツユキソウが咲き始めました。 ハツユキソウ(初雪草) トウダイグサ科トウダイグサ属の非耐寒性一年草。有毒 和名は夏の花期になると頂部の葉が白く縁取られてよく目立ち、 その姿を雪をかぶった様子に例えたもの(Wikipediaより) ワルナスビ(悪茄子) ナス科ナス属の多年草。アメリカ合衆国南東部原産。有毒…

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