熱川バナナワニ園にて(8) アンスリウム、タニウツギ、オオデマリ、キソケイ、チユウキンレンなど

 熱川バナナワニ園の分園にあるアンスリウムの温室に入ってみました。  アンスリウムはサトイモ科アンスリウム属の多年草で、赤い仏炎苞が美しいので、温室展示の定番になっています。和名はオオベニウチワ(大紅団扇)、別名:アンスリューム。コロンビア~エクアドル原産の非耐寒性多年草。  ここには色々な園芸種が展示されていました。 ‘レッド・バタフライ’ 赤い翅の蝶々というイメージですね …

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熱川バナナワニ園にて(7) ホワイトキャンドル、白花サンタンカ、エレギア、トロパエオラム・トリカラー

 熱川バナナワニ園で見た花を紹介しています。  写真を撮った中で、調べても名前が分らないものがいくつかありました。そのうち、8種類について、写真添付で熱川バナナワニ園にメールを送ってみました。すると、直ぐに研究室の学芸員Sさんからご回答を頂きましたので、それらをご紹介したいと思います。Sさん、ありがとうございました。  Sさんのブログ「学芸員の独り言」はこちらです。 ウィットフィルディ…

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熱川バナナワニ園にて(6) ネソコドン、ニオイシュロラン、原種フリージアなど

 熱川バナナワニ園の本園を一旦出て、近くの定食屋さんで昼食でした。写真は、定食屋の駐車場から撮ったものですが、伊豆熱川駅のホームの直ぐ傍です。右下は、その右手、熱川バナナワニ園の文字が書かれた建物が見えます。その手前、ドーム型の屋根の下が「ワニ園」になっています(今回は行きませんでした)。  食事を終え、マイクロバスで数分の「分園」に向います。右上の写真の右端にマイクロバスが停車しています…

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熱川バナナワニ園にて(5) ミモザ、キランソウ、ツルスミレ

 熱川バナナワニ園の本園で見た花を紹介しています。  観葉植物温室を出ると、ちょっとした展望テラスがあります。ミモザがまだ咲いていました。 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア) マメ科アカシア属の常緑高木。オーストラリア原産 別名ハナアカシア、ミモザ かなりの高木になっていました ?? ミモザの隣に植えてあった木の花(まだつぼみ)です  そろそろ12時なので、一旦…

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熱川バナナワニ園にて(4) ヘリコニア、クリナム、ナガバミズアオイ、テコマンテなど

 熱川バナナワニ園・本園の温室で見た花を紹介しています。  本園には8つの温室がありますが、オオオニバスが浮かぶ8つめの温室が一番高いところにあります。その温室に、数種類のヘリコニアが咲いていました。オウムバナ科(←バショウ科)ヘリコニア属の常緑多年草です。 ヘリコニア・ロストラータ アマゾンの熱帯雨林に分布 温室展示では割合ポピュラーな品種ですね ヘリコニア・フミリス …

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熱川バナナワニ園にて(3) ショウジョウトラノオ、サンタンカ、パナマ・ローズなど

 5月7日に訪れた熱川バナナワニ園で見た花を紹介しています。 八重ショウジョウトラノオ(猩々虎の尾) 初めて見ました (オオオニバスのある温室で) アカネ科ワルセウィツチア属の常緑小低木 熱帯アメリカ~西インド諸島原産 八重咲きのショウジョウトラノオがあるのは日本でここだけという珍品 別名ワルシェウィッチア・コッキネア‘デビッドオーヤン’ 別名ワイルド・ポインセチアと言うよ…

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熱川バナナワニ園にて(2) ヒスイカズラ、オオオニバス、プセウデランテムム・キューエンセ、熱帯スイレ

 5月7日に訪れた熱川バナナワニ園です。本園の植物園で見た花を紹介しています。今回投稿分にも初めて見る植物がいくつもありました。 ヒスイカズラ(翡翠葛) 大好きな花をここでも見ることが出来ました マメ科ヒスイカズラ属の常緑つる性植物。フィリピン諸島原産 「日本では当園が初めて開花させた」と表示がありました オオオニバス(大鬼蓮) スイレン科オオオニバス属の水生植物。ア…

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熱川バナナワニ園にて(1) スティフティア・クリサンタ、シャウエリア・カリコトリカ、オオバンマツリ、

 箱根湿性花園に行った前日の5月7日、熱川バナナワニ園に行ってきました。私はワニを見る訳ではなく、温室の花を見に行ったのですが、連休最後の日曜日とあって、お子さん連れの家族が目立ちました。  右は、熱川バナナワニ園の案内図です(公式HPより)。右下が伊豆熱川駅で、駅から数分の本園の植物園、本園前からマイクロバスで数分の分園があります。  ワニをご覧になりたい方もいらっしゃると思いますが、…

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ビッグな母の日プレゼント & 皇居東御苑の花

 5月20日、一週間遅れでしたが、長男夫妻がビッグな「母の日プレゼント」をしてくれました。  その第1弾は「スカイバス」(天井のない2階建てバス)。12時に丸の内の三菱ビル前を出発して、皇居→国立近代美術館→イギリス大使館→国立劇場→最高裁判所→国会議事堂→霞ヶ関→銀座→三菱ビル前と回る45分コース。夏日でしたが、とても爽快なバスツアーでした。写真は大きくなりません。  プレゼント第2弾…

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バイカウツギ、ハタケニラ、セイヨウオダマキなど

 ウォーキング中に見た花です。次々に新しい花が咲いて、季節の移ろいを感じます。 バイカウツギ(梅花空木) ユキノシタ科バイカウツギ属の耐寒性落葉低木 西洋で改良されたセイヨウバイカウツギの可能性が大きい 雌しべの先端が4つに分かれる 5弁の花もある 葉の様子 ハタケニラ(畑韮) ヒガンバナ科ネギ亜科ステゴビル属の常緑多年草 北アメリカ原産の帰化植物。ニラ…

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ベニバナハコネウツギ、アブチロン、スイカズラ、ゲラニウム、アレナリア・モンタナなど

 ウォーキング中に見た花です。この日は撮りたい花が多く、予想外に時間がかかってしまいました。 ベニバナハコネウツギ(紅花箱根空木) スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木 ハコネウツギ(3枚目)は花が白から紅に変るが、本種は始めから紅色 ハコネウツギ(箱根空木) アブチロン アオイ科イチビ属(アブチロン属)の常緑低木 ホタルブクロ(蛍袋) キキョウ…

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バラが見事なお宅で

 我が家の前の通りを南に500mほど行ったところに、バラを見事に咲かせているお宅があり、近所でも評判になっています。 南側から(カーポートと門の間で咲き乱れるバラ) 上の写真の右奥から見た庭      温室もあって本格的    バラだけではなく、クレマチスが何種類も。実は、前々回の記事で紹介したヒメサユリやクサキョウチクトウが咲いていたの…

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箱根湿性花園にて(8) オオバナノエンレイソウ、ヤマブキソウ、ウラシマソウ、スノキなど

 箱根湿性花園のガイドツアーは最後の区画「湿生輪の植物」区にやってきました。ここは大きなハンノキ(右下)の林の中です。  ハンノキはシジミチョウ科のミドリシジミの食草としても知られています。 オオバナノエンレイソウ(大花延齢草) 最盛期は終わっており、残り花ですが、まだ綺麗でした エンレイソウは花弁がない。白花のミヤマエンレイソウより花が大きく、 ミヤマエンレイソウは横向きに咲くが…

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箱根湿性花園にて(8) ヤマシャクヤク、スズムシソウ、ヒメシャクナゲ、サワオグルマなど

 箱根湿性花園の「高山のお花畑」区で見た花の続きです。 ヤマシャクヤク(山芍薬) 箱根にも自生があるそうです ボタン科ボタン属の多年草 ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草 名前が出てこない・・・調査が間に合いませんでした ご存知の方、教えてください → イワザクラと判断しました。ヒントをくださった皆さんに感謝 サクラ…

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箱根湿性花園にて(7) クロユリ、オオバキスミレ、キクバクワガタ、エゾウスユキソウなど

 箱根湿性花園の「高山のお花畑」区で咲いていた花たちです。南西側に林があり、直射日光が当たる時間を少なくするような配慮がされています。 クロユリ(黒百合) ユリ科バイモ属の高山植物。別名:エゾクロユリ(蝦夷黒百合) オオバキスミレ(大葉黄菫) スミレ科スミレ属の多年草の一種。日本の特産で、変種が多い ミヤマオダマキ(深山苧環) キンポウゲ科オダマキ属の多年草。   2…

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箱根湿性花園にて(6) ミツガシワ、クマガイソウ、シラネアオイ、

 箱根湿性花園で見た花を紹介していますが、「低層湿原の植物」区の続きです。  アサザの葉が浮く池です。右側に新潟で越冬したミズバショウの葉が見えます。稜線は箱根の外輪山です。  アサザ(浅沙、阿佐佐)の花は、残念ながら、綺麗なものがなかった。 ミツガシワ科アサザ属の多年草  同じく、水生植物のミツガシワ(三槲)です。ミツガシワ科ミツガシワ属の一属一種の多年草で、日本にも自生があり…

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箱根湿性花園にて(5) ウグイスカグラ、メギ、サクラソウ、クリンソウなど

 箱根湿性花園の「落葉広葉樹林の植物」区から日の良く当たる「ススキ草原の植物」区に出てきました。  実は、13時に妻と合流し、ボランティアによるガイドツアーに参加しているのです。  このあたりは花も殆どなく、雑草ばかりに見えますが、ある程度管理されているのです、とはガイドのお話です。  そんな草地に、オキナグサ(翁草)が咲き残っていました。左下写真の左側はワレモコウの葉。 キンポウゲ…

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箱根湿性花園にて(4) クロモジ、ニリンソウ、バイカイカリソウ、シコクカッコソウなど

 箱根湿性花園のロックガーデンを見て、更に進むと「落葉広葉樹林の植物」区に入ります。  右上の写真の手前にクロモジ(黒文字)の木があり、黄色い花が咲いていました。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で、ハコネにも多いそうです。高級楊枝の材料としてご存知の方も多いでしょう。  雌雄異株で、これは雄花です。長い花柄には毛が生えています。  1段目右の写真で、分岐を右に曲がると、オトコヨウゾメ…

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箱根湿性花園にて(3) 雪餅草、高砂唐松、風鈴苧環、黄花宝鐸草など

 箱根湿性花園の入口から管理棟を左に見て、敷地に沿うように左手に進むと、企画展の展示コーナーがあります。  今回は、山野草とサクラソウが展示されていました。 ユキザサ(雪笹) キジカクシ科マイズルソウ属の多年草(旧分類ではユリ科ユキザサ属) ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科テンナンショウ属の多年草 仏炎苞の口辺部は耳状にはりだし、舷部は袋状に巻き込むのが特徴 …

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箱根湿性花園にて(2) イリス・クリスタータ、ゲンチアナ・ベルナ、オヤマナデシコなど

 箱根湿性花園のロックガーデンで見た花です。ここには外国の山草と園芸種が集められています。  ロックガーデンなどで「ヒマラヤの青いケシ」が見られるのですが、「昨年9月に北海道を襲った四つの台風により、生産者の数軒で 壊滅的な被害が発生したため、今年は仕入れが一切不可能になった」とのこと。残念でした。 イリス・クリスタータ アヤメ科アヤメ属の多年草。北アメリカ東南部原産 非常に丈夫…

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箱根湿性花園にて(1) 黄花クリンソウ、アメリカミズバショウ、シロバナマンサクなど

 5月7日から1泊で伊豆・箱根に旅行してきました。  7日は熱川バナナワニ園の温室で珍しい植物に出合うことと、8日は箱根湿性花園で多くの花を撮影することが目的でした。日程通り報告した場合、季節感がずれてしまうので、温室の花は後回しにして、箱根湿性花園で見た花の報告を先に始めます。  その前に、8日の朝、小田急「山のホテル」のツツジを見に行ったのですが、まだ時期が早すぎました。ツツジが満開だと…

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黄花君子蘭、姫車輪梅、袋撫子、ベロニカ・プロストラータ

 ウォーキング中に見た花です。今回は、初めて見た花を集めてみました。  キバナクンシラン(黄花君子蘭)です。橙色の花は我が家にも咲いているのですが、黄花種は初めてです。  普段、君子蘭と呼んでいますが、正確にはウケザキクンシラン(受咲君子蘭)なのだそうです。本来のクンシランは花が下向きに咲き、先端があまり開かないため人気がなく、姿を消したそうです。 ヒガンバナ科クンシラン属の常…

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羽衣ジャスミン、セッコク、ヒューケレラなど

 ウォーキング中に見た花です。  ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)が良い香りを振りまき始めましたね。香りがきつすぎるきらいがありますが・・・。 モクセイ科ソケイ属のつる性常緑低木。中国原産  セッコク(石斛)は日本原産の着生蘭ですが、実際に庭木に着生させているのを初めて見ました。庭木はイヌマキらしいです。    ツボサンゴ(壷珊瑚)です(ユキノシタ科ツボサン…

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ホウチャクソウ、アマドコロ & オーニソガラム各種

皇居東御苑にて(5)  二の丸雑木林で見た野草です。  ホウチャクソウ(宝鐸草)だと思うのですが、花の形が今までとみたものとは異なるようです。花が終盤になるとこのような形になるのでしょうか? (左側は花被片が落ちた後) 図鑑などでよく見る姿(花被片は6枚で合着しない) イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草  こちらは葉が波打っていますが、アマドコロ(甘野老)だ…

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コゴメウツギ、ニシキギ、アオハダ & エリシマム、オドリコソウ、ベニバナヒメフウロ

皇居東御苑にて(4)  今回は二の丸雑木林で見た木の花です。いずれも小さな花で、標準ズームで撮るのに苦労しました。  コゴメウツギ(小米空木)が咲き出していました。花径は5mmくらいなので、これが精一杯。  2つめはニシキギ(錦木)の花です。花径は7mmくらい、緑色なので目立ちません。 ↑ コルク質の「翼」がつくのが特徴。翼のないものはコマユミ  アオハダ(青…

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チゴユリ、フタリシズカ & 姫ライラック

皇居東御苑にて(3)  好きな花のひとつであるチゴユリ(稚児百合)は二の丸雑木林の北寄りで群生していました。  イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草で、花径は2cm足らずです。 俯いて咲きます フタリシズカ(二人静) 2カ所で群落を作っていました センリョウ科チャラン属(←センリョウ属)の多年草 名の由来は2本の穂状花序を出すから 3本のものも…

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キンラン、ギンラン & 坂川鯉のぼり & ヤグルマギクなど

皇居東御苑にて(2)  大手門から入り、同心番所から右手へ、二の丸雑木林に向いました。二の丸休憩所も外国人の方が多かったです。  先ずはキンランとギンランを探しました。mori-sanpoさんの情報通り、かなりの数の花が咲いていました。 キンラン(金蘭) ギンランと共に、日本の野生蘭のひとつでです(キンラン属の多年草) これ以上は開きません ギンラン(銀蘭) …

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カラタネオガタマ、クロバイ & クレマチス‘ピクシー’、ツキヌキニンドウ

皇居東御苑にて(1)  5月2日、所用で都内に出ました。予定より所用が済み、1時間半ほど時間が余ったので、皇居東御苑に立ち寄り、二の丸雑木林を中心に見てきました。相変わらず、外国からの観光客が多かったです。 クロバイ(黒灰) 大手休憩所への入口付近で咲いていました 樹皮が黒いので、「黒い灰の木」が名の由来 ハイノキの花は先日投稿しました(こちら)が、そっくりです ハイノキ…

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ツリバナ、タイリントキソウ、キエビネ、ボタン、ツツジorサツキ?

 毎度、ウォーキング中に見た花です。  ツリバナ(吊花)の花が咲いていました。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。他のニシキギ属の花と同様、小さくて、地味な花です。名の由来は一目瞭然。4月30日撮影。 秋にはこんな実がなります マユミの実は熟すと4つに割れるが、ツリバナは5つに割れる  我が家の近くの中華料理屋さんは盆栽好き。とりわけ、サツキの盆栽が得意なようです。  …

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アジュガ(ピンク・斑入り葉)、モッコウバラ、原種系グラジオラスなど

 よく見かけるアジュガ(セイヨウジュウニヒトエ)は青紫色の花ですが、ピンクの花を初めて見ました。  まさか、と思いましたが、‘ピンクシェル’とか‘ピンクエルフ’といった園芸種が出回っているそうです。 白花もあるそうなので、一度出合ってみたいものです  同じ日、今度は斑入り葉のアジュガを見つけました。‘バーガンディグロー’という品種らしいです。  4月28日撮影。  モ…

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マルス‘スノークラウド’(花リンゴ) & 斑入りアマドコロなど

 先日、坂川沿いのお宅で名前を知らない花に出合いました。白い八重の花で、奥様にお尋ねしてもご存知ではありませんでした。葉に鋸歯があり、バラ科のような感じですが、調べても分りません。  「お訊ねサイト」に投稿したところ、「ヒメリンゴやクラブアップルの八重ではないか。品種は違うかもしれませんが、例えばスノークラウドとか」とのお答えをいただきました。  御案内のウェブサイトにあったMa…

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