ギシギシ、オオアマナ、オオツルボ、ゲッケイジュ & 我が家の花

 坂川放水路の法面に生えているギシギシ(羊蹄)です。スイバ(酸葉)かと思ったのですが、長い葉柄があるので、ギシギシとしました。タデ科ギシギシ属 の多年草で、ヨーロッパ原産。  → なおさんによると、1枚目と3枚目はスイバ(酸葉)とのお見立てでした。  実は「土手のスカンポ(イタドリ)」を撮りたかったのですが、見つからない。  4月22日撮影。  オオアマナ(大甘菜)です。キジ…

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ラグラス、クスダマツメクサ、ベニバナツメクサなど & 田植え

 今回もウォーキング中に見た花です。先ずは、写真をご覧いただきましょう。  モワモワとした花穂と、小さな黄色い花の2種類が写っています。  もわもわしたものは以前、見たことがあり、ラグラスというイネ科の植物です(イネ科ラグラス属の耐寒性一年草。1属1種。原産は地中海沿岸)。  学名のLagurus ovatusは、野うさぎの尻尾と言う意味だそうで、いかにもという名前ですね。  和名は…

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コデマリ、オオデマリ & 御衣黄、銅葉の八重桜? & 穂咲マンサク、ハイノキ

 先週からコデマリやオオデマリの花を良く目にするようになりました。  先ずは、小さな花のコデマリ(小手鞠)から。バラ科(シモツケ属の落葉低木)なので、ピラカンサに似ています。  オオデマリ(大手鞠)です。こちらはスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、ヤブデマリの園芸品種です。花はアジサイに似ています。 花は黄緑から次第に白くなります  4月21,22,27日撮影。 …

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クサノオウ & フジ

 ちょっとした空き地で、クサノオウが群落を作っていました。  ケシ科クサノオウ属の一年草(越年草)で、全草に21種類のアルカロイドを含む毒草です。  でも、花はなかなか可愛いです。 本種の和名クサノオウについては以下の3つの命名由来説がある。  1.植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄。  2.皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王。  3.皮膚疾患以外に…

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ジューンベリー、ブルーベリー、ヒアシンソイデス、オオバンソウ

 ウォーキング中に見た花です。  我が家の近くのものは花が散り始めていましたが、このお宅では丁度見頃のアメリカザイフリボクが咲いていました。ジューンベリーという別名の方がポピュラーでしょうか。  バラ科ザイフリボク属の高木性広葉樹ですが、日本ではあまり大きくならないものが流通しているようです。 このお宅ではシンボルツリーのように玄関前に植えられています  4月17日撮影。  ジ…

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八重桜(一葉、関山)、マツバギク、ヤマブキなど

 4月22日、ウォーキングで坂川(一級河川)を南(下流)に向っていると、遠くにピンクの固まりがありました。近づいてみると、八重桜でした。当日は、曇り空だったので、数枚写真を撮って引き返しました。  翌日は快晴だったので、C-PLフィルターを持って写真を撮ってきました。  花をアップで撮ってみると、葉化したしべが確認出来るので、「一葉」に間違いないでしょう。  こんなところで…

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アケボノセンノウ、モチノキ、マルバアオダモ、ルッコラ

 新松戸のある団地の入口にある花壇で、マツヨイセンノウの花をピンクにしたような花が咲いていました。  調べてみたら、アケボノセンノウ(曙仙翁)らしいと分りました。  ナデシコ科マンテマ属の二年草または多年草で、ヨーロッパ原産。学名はシレネ・ディオイカ。英名はレッドキャンピオン。和名をヒロハノマンテマとしているサイトもありました。  黄色い花が沢山咲いている木がありました。ま…

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アケビ、アジュガ、ワスレナグサ & 浮いている車

 前記事でムベの雄花・雌花を投稿しましたが、アケビ(木通)も雌雄異花です(アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木)。  アケビの葉は、楕円形の小葉5枚からなる掌状複葉で、葉には鋸歯がありません。鋸歯があるのはゴヨウアケビで、小葉3枚の品種はミツバアケビ。ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの雑種と考えられています。 雌花 雌花 名の由来は、果実が裂けることから「開け実」の訛った…

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ムベ、西洋シャクナゲ & 「穀雨」の日に

 桜のネタが尽きましたので、ウォーキング中に見た花です。  ムベ(郁子)の花が咲いていました。天智天皇がこの実を食べて発した一言が名の由来になっています(囲み参照)。         ムベの実 → 「むべなるかな(いかにももっともなことであるなあ)」  晩秋、ほのかに甘い赤紫の実のなるアケビ科の低木「ムベ」。この植物の語源が、天智天皇が発せられた一言だったということをご存じだろうか。 …

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日比谷通りの鬱金桜、マルメロ & 日比谷公園のチューリプ、キケマン

 4月19日、所用で日比谷公園の前(日比谷通り)を通りかかると、鬱金桜(単に鬱金とも言う)が咲いていました。ここには2本、植えられていますが、写真は南側のもの。  鬱金桜は、桜の中で唯一、淡黄色の花を咲かせますが、次第に、花心部から赤くなっていきます。  こちらは北側の鬱金桜。  同じく、日比谷通りで咲いていたマルメロです。 バラ科マルメロ属の落葉高木(1属1種)…

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新築記念の八重桜 & ニワザクラ、シジミバナ、ライラック

 4月17日、通院日のことです。前記事で本福寺の枝垂れ桜を紹介しましたが、内科の診察待ち時間が大幅に伸びるようなので、また散策に出かけました。今度は病院の北側に行ってみました。  前置きが長くなりましたが、とあるお宅で八重桜を見ました。丁度ご夫妻でお出かけになるところだったので、写真を撮る許可をいただきました。  この桜、昭和36年(1961年)に新築記念で植えたものだそうです。大きくな…

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北松戸・本福寺の枝垂れ桜

 4月17日は通院日でした。採血して結果が出るのは1時間後なので、外科(膵臓切除経過観察)から呼ばれるまで、市立病院の付近を散策することにしました。  北西方向に数百m程歩くと寺があり、枝垂れ桜が見えたので、墓地側から境内に入り、写真を撮らせてもらいました。薄曇りなので、色は冴えません。  葉が出始めており、残念ながら、見頃をちょっと過ぎた感じですが、まだまだ綺麗な花弁が残っていました。…

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3種類の八重桜 & ニオイガマズミ、ティムス・ロンギカウリス

 ウォーキングしていても、桜の追っかけが終わりません。今回も3種類の八重桜をご紹介します。撮影日は4月16日です。 その1.新松戸の民家で見た八重桜  葉が一緒に出るタイプで、「手鞠」という品種に似ていますが、定かではありません。逆光に近いので、1枚目と3枚目は内蔵フラッシュを使用しています。16時10分頃撮影。 その2.小学校の校庭で見た八重桜  前記事の小学校の近くに…

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八重紅彼岸? & ハナカイドウ、ヒメリンゴ

 一昨日ご紹介した、ヤエベニシダレの咲く「かやぶき蕎麦やぶ」から200mほど南にある小学校で八重の桜が咲いていました。花の様子や色合いから、ヤエベニヒガン(八重紅彼岸)ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 → nobaraさんから「舞姫」ではないかとのコメントをいただきました。 → 再度、調べたら「八重紫桜」かもしれません。 丁度、新1年生が集団下校する時間でした (こ…

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2種類の八重枝垂れ桜 & ダッチアイリス & ノジシャ

 八重の枝垂れ桜をご自宅に植えておられるところを2カ所発見しました。  毎日、同じ景色を見ながらウォーキングするのも芸が無いなと、時々コースを気まぐれで変えているのが功を奏しました。  1軒目のお宅です。南面が駐車場だったので、近寄って撮れました。 旗弁らしき花を発見  4月13日撮影。  2軒目のお宅です。花弁が細く、上の枝垂れ桜とは品種が違うようです。 …

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ヤエベニシダレ & ハナミズキ

 新松戸のソバ屋「かやぶき蕎麦やぶ」の枝垂れ桜が見頃を迎えています。品種は確認していませんが、多分、ヤエベニシダレだと思います(八重紅枝垂、エドヒガン系の園芸品種)。  4月13日に写真を撮りに行ったのですが、北西の空に灰色の雲がでて写真にならないので、14日に再度行ってきました。満開までにはあと1日、2日という所でしょうか。 左手に回り込んで(この写真のみ4月13日撮影) …

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キクモモ(菊桃) & 新坂川の桜並木 & クヌギの雄花序

 新松戸ダイエーの南側で歯科医を開業しているお宅のキクモモ(菊桃)が今年も満開になりました。  苗木を植えてから32年、隣地(駐車場)に張り出す枝や上に伸びた枝が剪定されて小振りになりましたが、まだまだ見事なものです。  キクモモは、ハナモモの園芸品種で、江戸時代に創出されたそうです。八重の花弁が細く、菊のように見えるので、この名が付きました。 ~ * ~ * ~ …

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六間川の桜並木と草花

 今回も自宅から徒歩圏内の桜です。  前記事で、下校時の新1年生の写真を載せましたが、彼らの通うことになった小学校の校庭脇で咲いている桜です。この小学校は昭和50(1975)年の開校ですが、幹の太さから判断すると、それ以降に植えられたものと思われます。  小学校の南側には、坂川とは直角に掘られた六間川があります。小学校の西側には県立高校がありますが、高校の南側と六間川の間に桜並木がありま…

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坂川遊歩道の桜

 毎回、桜を投稿しており、恐縮です。  今日は朝から良い天気です。午前中、交差点で、新1年生の下校見守り活動を終え、我が家から西へ。江戸川の手前にある坂川(一級河川)の遊歩道に向いました。ここには20本ほどのさくら並木があるのです。  気温は上がりましたが、時折、やや強い風が吹き、その度に桜吹雪が舞います。  昨日まで雨だったこともあり、花むしろが出来ていました。  一番…

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樹齢750年のヤマザクラ(松戸市内・大勝院)

 4月7日、流山の清瀧院で樹齢400年の枝垂れ桜を撮った後、松戸市内の大勝院に回りました。孫たちがお世話になった幼稚園を経営するお寺で、先日、枝垂れ桜をご紹介しましたので、覚えておいでの方もいらっしゃるでしょう。  今回はソメイヨシノと樹齢750年のヤマザクラを撮ることが目的でした。  ソメイヨシノは大木で、山門を挟むように2本植えられており、丁度満開でした。右上に電線が入ってしまいまし…

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清瀧院のサクラ(その2)染井吉野 & 我が家のデンドロビューム

 前記事で、流山市にある清瀧院の枝垂れ桜をご紹介しましたが、今回は清瀧院本堂前の染井吉野です。 左側が染井吉野、右奥が樹齢400年の枝垂れ桜です。 樹高もあり、染井吉野としてはかなりの樹齢と思われます 上の写真は葺き替えた銅板が目立つので、右に寄って 今度は左に回って、南西側から 本堂前から 枝垂れ桜とのコラボ 本堂の左手前では赤…

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清瀧院のサクラ(その1)樹齢400年の枝垂れ桜 & ヒサカキ

 4月7日、予報では小雨ないし曇りだったのですが、14時頃から晴れ間が出てきたので、これ幸いとばかり、流山の運転免許センター近くにある清瀧院のサクラを見に行ってきました。  門柱の奥、本堂前で染井吉野が満開でした。 荒井山清瀧院 (流山市名都借1024-1)  真言宗宗豊派の寺院。本尊は不動明王。かつて53末寺を有した江戸時代初期の名刹。  小金牧牧士頭を勤めた綿貫家の墓所として知られ…

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タガラシ & 何ツツジ? & ビオラ・ソロリア

 我が家の前の道路の反対側に排水路があるのですが、その中から何かの植物が生えてきて、先週あたりから黄色い、花径1cm位の花が咲き出しました。それが下の写真。  生活用水の排水路ではなく、雨水や地下水がしみ出して流れているので、水量はたかがしれているので、根付いたようです。草丈は60cm位あります。 葉の様子です。表面には光沢があります  花はキツネノボタンに似ており、キンポウゲ…

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イヌシデ・アカシデ・シラカバの雄花序 & プルモナリア

 新松戸に「しらかば公園」という小さな公園があります。名の由来となったシラカバは枯れてしまったのか、見当たりませんが、同じカバノキ科のイヌシデやアカシデの花序が沢山見えるようになりました。  公園の中央付近にあるイヌシデ(犬四手)です。この写真では花序は分らないですね。 望遠ズームで。雄花序は前年枝に付く(雌花序は若枝につく) これは雄花序です(雌花序は新葉の間から出てくる) …

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スモモ、リキュウバイ、ニワウメ

 「スモモも桃も桃のうち」という早口言葉がありますが、スモモ(李)はバラ科スモモ属(←サクラ属)の落葉小高木で、モモはバラ科モモ属(←サクラ属)の落葉小高木ですから、桃のうちではありません。  と言うわけで(どう言う訳?)、スモモの花の紹介です。 モモよりウメに似ていますが、花径は15~20mmで、小さい花です 剪定されていないのか、こんな樹形でした ところで、スモモとプラム…

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新坂川の桜 & ヒュウガミズキ、トサミズキ、キブシなど

 流鉄流山線沿いを流れる新坂川の桜です。JR常磐線馬橋駅近くの桜は見頃になってきました。 染井吉野 左手前は大島桜。右奥が上の写真の染井吉野 水色の車両を入れてみました こちらはえび茶の車両 ご同輩がコンビニ弁当で花見中 桜並木の対岸にある若木はヤマザクラ系と思われる  4月4日撮影。 ~ * ~ * ~ * ~ *…

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東漸寺の枝垂れ桜

 4月2日、JR常磐線北小金駅近くにある東漸寺(とうぜんじ)の枝垂れ桜を見に行ってきました。  本堂に向って左手前にある枝垂れ桜は、エドヒガンザクラの実生苗から育てられた希少なもので、樹齢はおよそ330年と言われています。 本堂前から撮ったものです 観音堂の屋根をバックに 昨年より更に剪定されているようです 本堂前から縦位置で 観音堂前から(下に見…

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大勝院の枝垂れ桜、エレモフィラ ‘ドビー・ベル’、キンレンカ

 4月2日、松戸市内にある大勝院(遠矢山普門寺大勝院・真言宗豊山派)の桜を見に行ってきました。二人の孫が、このお寺が経営する幼稚園にお世話になりました。  山門付近の染井吉野は一分咲き程度でしたが、本堂前の枝垂れ桜(品種不明)が満開でした。  15時40分頃だったので、本堂をバックに撮ると逆光になり、しかも、支えの木材が目立ちます。  山門や鐘撞き堂をバックにするとこんな感じです。 …

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サギゴケ(白花)、ハナモモ、ベニバナトキワマンサク、ミムラスなど

 3月30日、花見に行った水元公園ですが、桜以外にも色々見てきました。主として、「水元グリーンプラザ」とその周辺で見た花です。先ずはその周辺から。 ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) ムラサキサギゴケの白花 (初めて見ました) ムラサキサギゴケ(紫鷺苔、Mazus miquelii)は、ハエドクソウ科サギゴケ属の耐湿性多年草。別名、サギゴケ(鷺苔)。ただし、本種の白花(Mazus mi…

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シナレンギョウ、レンギョウ、スズランスイセン、ツタバウンラン

 今回も、ウォーキング中に見つけておいた花たちです。  レンギョウの花をあちこちで見かけるようになりました。良く目に付くのは、葉が出ると同時に花が咲くシナレンギョウ(支那連翹)です。 ↑ 幹や枝が直立する 花弁は細長い(レンギョウは丸みを帯びる) ↓ 雄しべより雌しべの方が長い  3月24日撮影。  後日、花弁の丸っこいレンギョウを見つけました。 樹形が丸く刈り込…

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