初めて見たデンドロビウムの原種いろいろ

つくばらん展にて(14)   つくば野生ランコレクションから(7)  12月10日から18日まで開催されていた「つくば蘭展」の第2会場で見たデンドロビウムの原種いろいろです。  毎年、ここでデンドロビウムの原種を見ていますが、今回も初めて目にする品種がありました。 デンドロビウム オビポストリフェラム Dendrobium ovipostoriferum ボルネオ島の標高100m…

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秋咲きアマリリス、熱帯シャクナゲ、ハシカンボクなど

 つくば蘭展を見に行った際、つくば植物園の熱帯雨林温室の回廊で見た花たちです。 ヒッペアストルム・オーリクム ヒガンバナ科ヒッペアストルム・オーリクム属の多年草 原産はブラジル、パラグアイ 秋冬咲きのアマリリスの仲間で、花径は10cmくらい ロードデンドロン ‘シンブ・サンセット’ ツツジ科ツツジ属の常緑低木 熱帯シャクナゲ(ビレア)の園芸種 ロードデンドロン・ラエツ…

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エリカの仲間 & つくば洋蘭会の作品から

 つくば植物園のサバンナ温室で見た花たちです。今回は、エリカの色々です。 エリカの仲間  エリカ属はツツジ科の植物の属のひとつ。700種類以上の種があり、その大部分は南アフリカ原産で、残りの70種程度がアフリカの他の地域や地中海地方、ヨーロッパ原産である。多くの種は高さ20-150cmほどの常緑低木である。(Wikipediaより) エリカ・メランテラ 南アフリカ原産 …

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ヒイラギ、ミツマタ、ヤノネボンテンカ & 食虫植物

 ウォーキング中に見た花です。  サザンカだろうと思います。濃い紅に白い絞りが入っています。  バラの花は少なくなりましたが、色の濃い花が咲き残っていました。  小さなヒイラギの花です。葉に鋭いトゲがあり、オニノメツキ(鬼の目突き)という別名があるそうです。  以上、12月24日撮影。  ミツマタの黄葉です。既につぼみが付いていますが、このままの姿で冬を越します…

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サザンクロス、ピメレア・フォーシーズンズ & つくば洋蘭会の作品から

 つくば蘭展を見に行った際、サバンナ温室で見た花です。 サザンクロス (クロウエア・サリグナ) ミカン科クロウエア属の常緑小低木 原産はオーストラリア東部 以前、サリグナより花の大きなエクサラタを植えたことが ありますが、日照不足のせいか1年で枯れてしまいました ピメレア・リニフォリア ‘フォーシーズンズ’ ジンチョウゲ科ピメレア属の半耐寒性常緑小低木 原産はオー…

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サザンカ、ミニ水仙、クリスマスローズ、嵯峨菊

 最近、ウォーキングの際、軽いカメラを持ち歩くようにしました。冬になり、花は少なくなりましたが、もしかして意外な発見があるかも知れませんし・・・。  とは言え、直ぐに見つかるわけも無し、今一番よく見かけるサザンカから。こういう咲き方は何咲きと言うんでしょう。  日本スイセンの花を見かけるようになりましたが、これはミニ水仙ティタティタ。ティタティタ(Tete a tete)とは、フラン…

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ニオイサンタンカ、ベニギリソウ、バルレリア・オエノテロイデスなど

 つくば蘭展を見に行った時、会場となった、熱帯資源植物温室で咲いていた花です。 ニオイサンタンカ (匂山丹花) アカネ科イクソラ属の常緑低木で、原産はマダガスカル島 花弁が捻れ始めると、花色は次第に黄色に変る。花径は1cmくらい ベニギリソウ ‘アカジョウ’ (紅桐草) イワタバコ科ベニギリソウ属の多年草。原産は熱帯アメリカ エピスキア・クプレアタの、葉の色が変化した…

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つくば洋蘭会の作品から(2) ブルーリボン受賞作品・その2 & 江戸川の堤防から

つくば蘭展にて(8)  12月10日から18日まで開催された「つくば蘭展」の第1会場である熱帯資源植物温室に展示された「つくば洋蘭会・水戸市植物公園蘭科協会の作品展示」から紹介しています。  今回も、つくば洋蘭会の上位作品(ブルーリボン=第一席受賞作品)です。前回は、上段と中段の右側半分の紹介をしましたので、今回はその続きです。(写真は12月12日と16日のものが混在しています) …

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菊の帯化現象 & つくば洋蘭会の作品から(1) ブルーリボン受賞作品・その1

 我が家で咲いている花です。中央の エリカ と、2種類の プリムラ・マラコイデス‘古都さくら’は、12月12日につくば市の農産物「みずほの村市場」で買い求めたものです。  こちらは2階のバルコニーで咲いている小菊です。一株から8本の茎が出ているのですが、そのうち4本の茎に帯化現象の花が咲きました。キク科は帯化現象が発生しやすい植物ですが、我が家でこんなに高い確率で発生したのにはびっくり。 …

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つくば野生ランコレクションから(6) 吸血鬼ドラキュラ?、ミャンマーの国花になったラン

つくば蘭展にて(6)  12月10日から18日まで開催されていた「つくば蘭展」の第2会場で見た、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション」の中から紹介しています。  写真の下に記載したコラムは、つくば植物園による「見どころや育て方」の紹介文です。 ドラクラ レズリー (ドラキュラ ロエズリー) Dracula roezlii コロンビアの高地の雲霧林に原生する着生ラン ドラク…

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KITTEの巨大クリスマスツリー

 12月20日、所用で銀座に出たついでに丸の内まで歩きました。途中、有楽町の宝くじ売り場には長蛇の列。特に、1番窓口の列が長いようでした。  仲通りのイルミネーションが始まるには時間が早いので、KITTEの巨大クリスマスツリーを見てきました。屋内では日本最大級で、高さは約14.5mだそうです。  照明が白から青に変りました。17時10分からは「ライトアッププログラム」が30分ごとにあり、…

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つくば野生ランコレクションから(5) 花が風で震えるラン、バニラに似た香りを放つランなど

つくば蘭展にて(5)  12月10日から18日まで開催されていた「つくば蘭展」の第2会場で見た、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション」の中から紹介しています。  写真の下に記載したコラムは、つくば植物園による「見どころや育て方」の紹介文です。 ブルボフィルム バービゲルム Bulbophyllum barbigerumu 熱帯アフリカ原産の着生ラン 空気の動きを感じて、細…

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万能ハーブ:ボルトジンユ & もっこの納骨式

 つくば蘭展の報告途中ですが、今回は目先を変えて・・・。  12月12日、つくば植物園の帰途、いつものように、つくば市の農産物直売所「みずほの村市場」へ立ち寄りました。  市場の園芸部で、奇妙な形の花が売られているのを発見しました。初めて見るものです。  花穂の上部は苞のようで、それが下から剥がれて花が咲くようです。  これは、ボルトジンユ というシソ科の多年草で、最近、万能ハー…

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つくば野生ランコレクションから(4) デンドロビューム、プレウロタリス、セロジネなど

つくば蘭展にて(4)  12月10日から18日まで開催されていた「つくば蘭展」の第2会場で見た、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション」の中から紹介しています。  写真の下に記載したコラムは、つくば植物園による「見どころや育て方」の紹介文です。 デンドロビウム スバカウレ Dendrobium subacaule モロッカ諸島、ニューギニア島、ソロモン諸島に分布  ニューギ…

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つくば野生ランコレクションから(3) フィリピンの花の女王と呼ばれるバンダ、ナリヤランなど

つくば蘭展にて(3)  12月10日から18日まで開催されている「つくば蘭展」の第2会場で見た、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション」の中から紹介しています。  写真の下に記載したコラムは、つくば植物園による「見どころや育て方」の紹介文です。 バンダ サンデリアナ Vanda sanderiana 花色の変化が大きいそうだ 中央が本来の花色らしい 赤みが抜けた珍…

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つくば野生ランコレクションから(2) プレプタンテ、リパリスなど

つくば蘭展にて(2)  12月10日から18日まで開催されている「つくば蘭展」の第2会場で見た、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション」の中から紹介しています。  写真の下に記載したコラムは、つくば植物園による「見どころや育て方」の紹介文です。 プレプタンテ カルディオグロッサ Preptanthe cardioglossa (← Calanthe cardioglossa) …

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つくば野生ランコレクションから(1) パフィオペディルム、プティロスティルス、ハベナリアなど

つくば蘭展にて(1)  つくば蘭展は今年3月に開催されたのですが、12月にも開催するとのことで、12日に早速行ってきました(~12月18日まで)。  つくば蘭展の第1会場は熱帯資源植物温室で、「つくば洋蘭・水戸市植物公園蘭科協会作品展示」、第2会場は多目的温室で、「筑波実験植物園の世界の野生ランコレクション公開」となっています。  今回は、第2会場に展示された野生ランからご紹介しようと思い…

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労組OB・OG会の文化交流会に出展しました

 12月13日、労組OB・OG会が「文化交流会」を開きました。望年会とセットで、毎年、開催しており、今回で12回目となりました。  出展作品は、写真、俳画、著作小説、油彩、カレンダー、陶芸、彫刻、園芸、編み物などと多彩で、ギターやハーモニカ、アコーディオンの演奏も披露されました。出展者(演奏者)は32名でした。 絶景ツアーの写真 左は水彩画と柚胡椒      右はコ…

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プテロスティリス オフィオグロッサ、パフィオペディラム サクハクリなど

第28回新宿御苑洋らん展にて(6)  12月2日撮影  新宿御苑の大温室で開催された洋らん展に出展された花の紹介は最終回です。今回もしつこく連載してしまいました。きっと呆れられているでしょうね。ランに魅せられてなんて言うと聞こえが良いですが、我ながら、これは殆ど病気だと思います(笑)。 レリオカトレア リグレイ オーキッドライブラリー Lc. Wrigleyi `Orchid Libr…

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とてもユニークな花 バルボフィラム アルファキアナム

第28回新宿御苑洋らん展にて(5)  12月2日撮影  新宿御苑の洋らん展行われていた洋らん展です。外国人の方も熱心に写真を撮っておられました。  各賞受賞作品の紹介は終わりましたが、出展作品にはまだまだ綺麗なものや変ったものがあり、紹介を続けようと思います。 ブラッソレリオカトレア チェンイエ Blc. Chunyeah 'gis' モルモデス交配種 Mormode…

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日比谷公園のバラ(その2) 友禅、北斗、エドガー・ドガ、ビエ・ドゥーなど

 12月7日に撮影した日比谷公園のバラ(その2)です。  前半の3種類は「第一花壇」で、後半は「第二花壇」で撮ったものです。 友 禅 京成バラ園 1982年 ハイブリッドティー 外が赤、内側が白の 複色,、覆輪。大輪・花弁数60枚程度 北 斗 京成バラ園 1979年 ハイブリッドティー オレンジがかる淡黄色。大輪・花弁数35枚程度  噴水広場を通りがかる頃は日…

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カトレア、バンダ、ロドリゲチア デコラなど

第28回新宿御苑洋らん展にて(4)  12月2日撮影  新宿御苑の大温室で開催された洋らん展の出品作品を紹介しています。  新宿御苑で栽培しているランも展示されていました。大きなガラス窓越しですが、ガラスに水滴の痕跡が多数付着しており、花のアップは撮影できませんでした。  各賞受賞作品の続きです。 カトレア ワルケリアナ C. walkeriana <奨励賞> 伊藤忠夫氏…

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リンコレリオカトレア、パフィオペディラムなど

第28回新宿御苑洋らん展にて(3)  12月2日撮影  新宿御苑の洋らん展で見た花を投稿しています。  草丈のあるランがこんな風に展示してあったりして、上の方の花は良く見えません。  各賞受賞作品の続きです。 パフィオペディラム チャールスウォーシー Paph. charlesworthii (Inenalty x Bigtime) <奨励賞> 安藤美恵子氏 インド東部…

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日比谷公園のバラ(その1) 伊豆の踊子、ピンクパンサー、ブルーパフュームなど

 12月7日、新橋に所用があったので、その前に日比谷公園に立ち寄りました。  生憎、たまに太陽が雲から顔を出す程度の天気で、写真の色が良くありません。  交番の前から有楽門を入ると、左手が「心字池」です。園内の紅葉は終盤で、もう、松に雪吊りが施されていました。  「心字池」に北側にある「第一花壇」のバラです。 伊豆の踊子 (仏名:カルトドール) 仏・メイアン作 2001年 …

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超希少種の「青いラン」など

第28回新宿御苑洋らん展にて(2)  12月2日撮影  新宿御苑の大温室で開催された洋らん展を楽しんでいます。  今回も先ず、入賞作品から紹介しますが、採石を積み上げた壁面の前によしずを張って展示してありました。 パフィオペディラム エメラルド レイク Paph. Emerald Lake <特別賞> 清水達夫氏 デンドロビューム スペックマイエリ Den. s…

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新宿御苑洋らん展 環境大臣賞は カトレア ワルケリアナ

第28回新宿御苑洋らん展にて(1)  12月2日撮影  新宿御苑の記事を作成中に、11月29日から大温室で洋らん展が行われることを知りました。ラン好きとしては見逃せない情報なので、12月2日に見に行ってきました(洋らん展は12月4日で終了しています)。  大温室前の3本の大イチョウはかなり葉を落としており、大温室に近い1本は殆ど丸坊主状態でしたが、南側の1本はまだ綺麗に黄葉が残っていました。…

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ロードデンドロン・ヤスミニフロルム、ヤスミヌム・レックス、クレロデンドルム・マクロシフォンなど

新宿御苑の大温室にて(5) 11月22日  新宿御苑の大温室で見た花などを投稿しています。今回が大温室シリーズの最終回となりました。  ロードデンドロン・ヤスミニフロルム です。初めて見ました。花筒が長く、ツツジの仲間とは印象が異なります。ヤスミニとはジャスミンのことですから、花には芳香があるようです。 ツツジ科ツツジ属の常緑低木 原産はマレー半島からサラワク、スマトラ島、ミンダ…

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ダンドク、ヒメバショウ、ベニベンケイカズラ、ヤハズカズラ、ソーセージノキ、ミドリノタイコ

新宿御苑の大温室にて(4) 11月22日  新宿御苑の大温室で見た花などを投稿しています。今回も、初めて見た植物がありました。  大きな葉と長い茎をもつ ダンドク(壇特) です。 画像をクリックすると、右上の花だけご覧頂けます カンナ科カンナ属の多年草 原産はカリブ諸島、熱帯アメリカ 一般に見られるカンナの原種の一つ コロンブスがアメリカ大陸から持ち帰った最初の植物  ヒ…

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熱帯スイレン、オオオニバス、オオハマオモト、ゴジカ、ショウベンノキなど

新宿御苑の大温室にて(3) 11月22日  新宿御苑の大温室の南面は垂直なガラス張りになっており、中央付近に池があります。  池には2種類の 熱帯性スイレン が咲いていました。  こちらは橋のようになった場所から池を撮ったものです。  まだ小さいですが、オオオニバス(大鬼蓮) の丸い葉とガラス枠の直線の対比が面白いなと思って撮りました。 スイレン科オオオニバス属の水…

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シロバナオオベニゴウカン、ベニマツリ、ブッソウゲ、ベニサンゴバナ

新宿御苑の大温室にて(2) 11月22日  今回は、新宿御苑の大温室で見た赤い花と白い花を取り上げました。 シロバナオオベニゴウカン (白花大紅合歓) ↑ 左上の実はパパイヤ    糸状に伸びているのは雄しべ ↓ マメ科カリアンドラ属の熱帯性常緑低木 オオベニゴウカン(ボリビア、ペルー、 ブラジル原産)の園芸品種 右はオオベニゴウカン 2014年3月4日 …

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ヒメブッソウゲ、カトレア、スパソグロティス・アフィニスなど

新宿御苑の大温室にて(1) 11月22日  新宿御苑の大温室は、11月20日でリニューアルオープンから丸4年経ちました。オープン直後の11月22日と今年の3月4日に続いて3回目の見学です。  今回も色々な花を撮ってきましたので、順次ご披露させて頂きます。 ヒメブッソウゲ (姫仏桑花) = ヒメフヨウ(姫芙蓉) アオイ科ヒメフヨウ属の落葉小低木。原産は米国南部~メキシコ…

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