ニシキギ、コマユミ、カンボク、ツリバナなどの実(箱根湿生花園)

箱根湿生花園にて(2) …富士・箱根旅行(第8回…10月21日) (箱根湿生花園ガイドツアー)  箱根湿生花園の落葉広葉樹林の植物区などで見た花や木の実です。 ニシキギ (錦木) ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木 枝にコルク質の翼(よく)がある。翼がないのはコマユミ (ニシキギの花はこちら) コマユミ (小真弓) ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木 枝に翼がない (コマユ…

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キミノガマズミやフウリンガマズミの実、リンドウ、アミメヘイシソウ、イビセラなど(箱根湿生花園)

箱根湿生花園にて(1) …富士・箱根旅行(第7回…10月21日) (箱根湿生花園ガイドツアー)  宿を朝遅く出発し、朝9時過ぎに箱根湿生花園(HPはこちら)に到着しました。  箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園です。  園内には低地から高山まで、日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物 1100種が集…

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夕日に輝く仙石原のすすき

仙石原すすき草原にて …富士・箱根旅行(第6回…10月20日)  仙石原すすき草原には15時35分頃着きました。近くの臨時駐車場に車を預け、草原を散策しました。  遊歩道はすすき草原の中央を一直線に伸びています。平日ですが、観光客は多いです。外国人の方々も見かけました。  箱根町仙石原の台ヶ岳北側斜面に広がる草原はススキの名所として知られ、「かながわの景勝50選」や「かながわの花の名所10…

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富士山・白糸の滝(世界遺産構成遺産)

白糸の滝にて  …富士・箱根旅行(第5回…10月20日)  富士花鳥園の見学は午前中に終了したので、国道139号線を南下し、白糸の滝に向いました。  途中、白糸の滝近くの蕎麦屋さん(白糸庵)で昼食。  写真は、蕎麦屋さんの駐車場から富士山を撮ったものです。南麓に雲が出てきました。  土産物店の駐車場に車を止め、白糸の滝に向います。土産物店が並ぶ遊歩道の左手に「音止の滝」が流れ落ちてい…

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アジサイ、クリンソウ、チカラシバなど & 尋ね花

富士花鳥園にて(4) …富士・箱根旅行(第4回…10月20日)  フクロウやハリスホークのバードショーを楽しんだ後、空調ハウスから外へ出て散策しました。  林の中でアジサイが、林が途切れた湿地帯でクリンソウが咲き残っていました。 アジサイ (紫陽花、アジサイ科) クリンソウ (九輪草、サクラソウ科) 林の中には池があり、マガモやブラックスワンが静かに泳いでいます…

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ベゴニアの吊り鉢の下で楽しむバードショー

富士花鳥園にて(3) …富士・箱根旅行(第3回…10月20日)  富士花鳥園では、午前中に室内バードショー、午後に野外バードショーが行われています。今回は、10時半からのバードショーを楽しみました。  枝に止まって殆ど飛ばないと思われているフクロウが音もなく飛び、タカ科のハリスホークが頭すれすれに飛行します。  屋内でのバードショーは、フクシアの鉢植えが吊り下げられた100坪ほどの広場です…

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フクシアとストレプトカーパスの色々

富士花鳥園にて(2) …富士・箱根旅行(第2回…10月20日)  富士花鳥園では、アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダなどから最新のフクシア約300品種を取り揃え、内200品種を展示しているそうです。 フクシア アカバナ科フクシア属の低木 原種だけで100種類くらいある  名札がないので、品種名は調べていませんが、ご興味があれば富士花鳥園所有の品種が名前のABCに記載されている図鑑…

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ベゴニア、ヘリオトロープ、アジサイ、アブチロン

富士花鳥園にて(1)  …富士・箱根旅行(第1回…10月20日)  10月20日から1泊で、富士山周辺と箱根に旅行してきました。今回も、会社の先輩・TADAOさんご夫妻におつきあい願いました。  双方、マイカーなので、一日目は道の駅「朝霧高原」で10時に待ち合わせ。写真は、朝霧高原でくっきりとした富士山をバックに、風に揺れるススキ。逆光です。  道の駅で小休止の後、車で数分の「富士花鳥…

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ダイヤモンドリリー、パープルスター、ストロベリーグアバなど

水戸市植物公園にて(10) 熱帯果樹温室  今回は、水戸植物公園の観賞大温室の隣にある「熱帯果樹温室」で見た花などを紹介します。 ネリネ (ダイヤモンドリリー) ヒガンバナ科ネリネ属の多年草(球根植物) 南アフリカ原産のサルニエンシス種を中心に交配された園芸品種群 プセウデランテマム・ラクシフロルム キツネノマゴ科プセウデランテマム属の多年草(または常…

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コダチムラサキツユクサ、ディアンテラ・ノドサ、ルエリア・グラエキザンスなど

水戸市植物公園にて(9) 観賞大温室の花たち  今回は、水戸植物公園の中で一番大きな施設、観賞大温室で咲いていた花たちを紹介します。  観賞大温室には、花の回廊・カクタス室・大温室などがあり、熱帯や亜熱帯の植物を中心に、サボテンのような乾燥した土地の植物も展示してあります。暖房には清掃工場の余熱が利用されています。 ディコリサンドラ・ティルシフロラ ツユクサ科ディコリサンドラ属の常緑…

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ハイレベルなフラワーデザイン展の作品から(2)

水戸市植物公園にて(8) フラワーデザイン展(続き)  水戸市植物公園で開催されていた、地元のフラワーアレンジメント教室「フローラル アトリエ アイ」による「フラワーデザイン展」の作品の中から紹介しています。  「植物館」の2階に展示してあったカトレアです。  10月10日撮影。  次回は、「観賞大温室」で見た花を紹介します。 …

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ハイレベルなフラワーデザイン展の作品から(1)

水戸市植物公園にて(7) フラワーデザイン展  水戸市植物公園の「植物館」(植物をテーマにした展示会や講座が開かれる)で、地元のフラワーアレンジメント教室「フローラル アトリエ アイ」による「フラワーデザイン展」が開かれていました。この教室では、(公社)日本フラワーデザイナー協会や (社)フランスフローラルアート協会の資格が取れるコースもあるそうです。  この日が最終日で、「活きの良い作品が…

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黄門様も使った杖を作りましょう

水戸市植物公園にて(6) 緑陰広場で  水戸植物公園の緑陰広場(鑑賞大温室や熱帯果樹温室などに囲まれた広場)の中央には四角い池があります。  写真はその池ですが、熱帯スイレンが咲いていました。右上はサラセニア(食中毒、和名は瓶子草)、池の手前にはインパチェンスやニチニチソウなどが見られます。  緑陰広場で見た、矮性のダリアです。 サルビアの葉に止まるイチモンジセセリ  …

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海外産サルビア園芸種の色々

水戸市植物公園にて(5) 海外産サルビア(園芸種)  今回は、水戸植物公園の緑陰広場で見た、海外産サルビアの園芸種を取り上げました。  一言添えておきましたので、お気に召したらお取り寄せされてはいかがでしょうか。 サルビア・コッキネア ‘サクラプルコ’ コッキネア(コクネシア)はメキシコ、米国テキサス州などが原産 ‘サクラプルコ’は極早生品種(開花まで最短45日)で、初夏~秋咲き …

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アキギリ、キバナアキギリ

水戸市植物公園にて(4) 日本産のサルビア  水戸植物公園はサルビア類の品揃えが多いことで知られています。  今回は、その中で、日本産のサルビアであるアキギリの仲間を取り上げました。 アキギリ (秋桐) シソ科アキギリ属 本州・中部・近畿地方に分布(低い山地の木陰などに生える) 秋に咲き、桐の花に似ていることからの命名 キバナアキギリ (黄花秋桐) シソ科アキギリ属 …

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ツワブキ、ホトトギス、シロホトトギスなど

水戸市植物公園にて(3) 薬草園にて  前回は、「水戸藩にまつわる薬草展」の報告しましたが、水戸市植物公園の一角には「薬草園」が常設されています。今回は、その「薬草園」で見た花などを紹介します。  薬草園の入口と、中の様子です。敷き詰められた瓦は、水戸の弘道館(※)で使われていたものだそうです。  薬草園で見た植物です。 ()内は生薬名 アカジソ (紫蘇葉…しそよう・紫蘇…

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ツバキの実が割れた

 3軒お隣のYさん方で椿の実が割れ始めました。  ツバキにも実ができることに気づいたのは、今年の7月始め。その頃は、赤茶色をしていました。  それがこんな色になり…  先週辺りから、3つに割れ始めました。  中の種は3つです。椿油はこの種から抽出したものです。  実が裂けて、しばらくすると種が落下します。  花芽がいくつも出来ています。  冬になるとこん…

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水戸藩にまつわる薬草展から…サンザシ、フジバカマ、アイなど

水戸市植物公園にて(2) 秋の水戸藩にまつわる薬草展  水戸市植物公園では、「秋の水戸藩にまつわる薬草展」が開催されています(10月1日~11月3日)。今回の来園目的のひとつは、この薬草展を見ることでした。  薬草展の表示板             孫のひろ君と(妻撮影) 水戸光圀は、殆ど水戸藩内で採れる薬草を材料にした民間処方を 広め、貧しい人たちを病気から救おうとしました  …

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宿根アスター、チョウマメ、サルビア・イエローマジェスティなど

水戸市植物公園にて(1) 入口からガーデンテラスへ  10月10日は祝日だったので、月曜日が定休日の植物園も開園しています。ということで、今回は水戸市植物公園(HPはこちら)に行ってきました。当日の朝、孫のひろくんから電話があったので、一緒に連れて行くことにしました。  サルビア類が咲き乱れる、植物公園の入口です。この日は生憎の曇り空。  宿根アスター も花盛りでした。 …

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シオン(紫苑)など

 隣町で咲いていたキク科の花です。キク科の同定は苦手なのですが、多分 シオン で合っていると思います。  古くから親しまれてきた花で、古今集などにも登場します。日本の伝統色とされている紫苑色は、この花色に由来します。パソコン用に指定すると、この文字の色になりますが、実際の花色と比べてみて下さい。 シオン (紫苑) キク科シオン属の多年草。原産は日本~朝鮮半島、中国、シベリア 別名…

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巨大なキノコ=マントカラカサタケ

筑波実験植物園にて(19)  つくば植物園の受付がある教育棟の裏口を出るとH1区(生命を支える多様性区」が広がっています。その奥(北側)に、遠くからでも目に付く大きなキノコが生えていました。  その傘の大きさは、私が手を一杯に広げても届かない大きさなので、直径は25cm以上あるでしょう(30cm以上になるという)。  カラカサタケ同様、加熱すれば食用になると記載したHPもありますが…

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ルコウソウ、ハゴロモルコウソウ

 町内の蕎麦屋さんの店頭で ルコウソウ を見ました。かなり蔓を伸ばしていますが、今まで気づきませんでした。写真を撮っていたら、50代くらいの男性が自転車を止めて、寄ってきました。彼も気づかなかったと言っていました。ついでに花の名前を教えて差し上げました。  写真は午前中に撮ったものですが、花は小さいので、赤い点にしか見えませんよね。一日花で、午後には花を閉じてしまいます。   ルコ…

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ギリシャ神話のメドゥーサに似たランなど

筑波実験植物園にて(18)  熱帯雨林温室の2階回廊北側にあるガラス張りの温室でみた珍しいランの紹介、第2回目です。  ハベナリア・メドゥーサという名の花弁が細いランです。これは珍しいです。 ハベナリア・メドゥーサ (ハベナリア・メデューサ) Habenaria medusa 種小名のメドゥーサは、ギリシャ神話に登場する、髪の毛が蛇に なった女性にちなみます。 サギソウの仲間…

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クダモノトケイソウ(果物時計草)

 先週の散歩の際、発見したクダモノトケイソウ(果物時計草)です。江戸川近くの神経内科医院の壁面に沿って伸びていました。  果実が食用になる時計草の仲間であることからの命名ですが、英名はパッションフルーツです。  トケイソウ科 トケイソウ属のつる性多年草。アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とする。  何本もある副花冠の先端が縮れているのが特徴です  左上は、明朝咲くと思われるつぼみ…

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鶴が飛ぶ姿に例えたランの花、など

筑波実験植物園にて(17)  熱帯雨林温室の2階回廊から1階に降りて見ました。ここは、熱帯雨林でも低地生の植物が集められています。  その中で、何度か花を撮ったことがあるツルランを紹介します。これまで、あまり良い状態の花に出会えませんでしたが、今回は綺麗に咲いている写真が撮れました。 ツルラン (鶴蘭) 絶滅危惧Ⅱ種(VU) 熱帯アジア(オーストラリアから中国南部)に分布するラン…

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オオケタデ、キバナコスモス

 10月4日、天気が良くなったので、コンデジを片手に散歩に出ました。  我が家から西へ、江戸川に向って歩くと、途中に坂川が流れています。川の東側には遊歩道が設けられており、春は桜並木が美しいところです。その遊歩道で見た花たちです。 オオケタデ (大毛蓼) タデ科イヌタデ属の一年草。別名オオベニタデ、オオタデ 原産は中国南部からヒマラヤにかけて。江戸時代に観賞用 として持ち込まれ…

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コウシュンカズラ、ローレルカズラなど

筑波実験植物園にて(16)  今回から、つくば植物園の熱帯雨林温室で見た花の紹介です。  熱帯雨林温室は、南側外付け階段を昇り、先ず、2階の回廊から見学します。 コウシュンカズラ (恒春葛) 準絶滅危惧 (NT) 今回も出会えました。好きな花のひとつです 花径は2cmくらい。 別名ビヨウカズラ キントラノオ科トリステラティア属のつる性常緑低木 日本では、琉球(沖縄…

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コプシア・フルティコサ、ペトレオヴィテックス・バンブセトルムなど

筑波実験植物園にて(15)  つくば植物園の熱帯資源植物温室で見た花です。コプシア・フルティコサとペトレオヴィテックス・バンブセトルムは初めて見ました。  花は覚えていられるかも知れませんが、どちらも学名ですから、ブログアップが終わったら、名前を直ぐに忘れてしまうでしょう。 コプシア・フルティコサ キョウチクトウ科ですが、プルメリアやニチニチソウに似ている コプシンと呼ばれるア…

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カカオ、千成バナナ、コクレアンテス・アマゾニカ

筑波実験植物園にて(14)  つくば植物園を訪れたのは9月19日ですが、9月14日付の「温室のみごろ植物」の第1位にカカオが記載されていました。また、第2位はセンナリバナナでした。 カカオ 幹から直接花柄が出て、一カ所に数個の花を咲かせます 黄色い実が出来、種子はチョコレートの原料になります アオイ科(←アオギリ科)カカオ属の常緑樹。中南米原産 センナリバ…

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ゲンペイカズラ、ライティア、スタンホペアなど

筑波実験植物園にて(13)  今回も熱帯資源植物温室の花を紹介します。 ゲンペイカズラ/ゲンペイクサギ (源平葛/源平臭木) 久しぶりに綺麗な花を見ました クマツヅラ科からシソ科に変更になりましたが、まだ違和感があります シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の常緑つる性低木 デンスタエドティア・サモエンシス シダ植物の一種ですが、聞いたことがない科名だったの…

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オジギソウ、グロッパ・ウィニティ(シャムの舞姫)、ハナショウガなど

筑波実験植物園にて(12)  今回はつくば植物園の熱帯資源植物温室で見た花の紹介です。サバンナ温室から熱帯資源植物温室へと続く通路でオジギソウが咲いていました。先日、音に反応するマイハギを紹介しましたが、これは刺激受けると葉を閉じて、下に垂れ下がります。葉が垂れる様子から、この名がついたそうです。 オジギソウ (お辞儀草、含羞草) 接触だけでなく、熱や風、振動などでも反応するそうで…

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