バニラ、カカオ、ヒメアリアケカズラ、ライティアなど

つくば植物園にて(15)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回から温室の中で見た花を数回にわたって紹介します。  今回は全て、熱帯資源植物温室で撮影したものです。  バニラという植物をご存じでしょうか。バニラの実鞘から抽出した香料がアイスクリームやお菓子などに使われていますね。バニラがラン科と言うことは以外に知られていません。  年に何度か、ここに通っているのですが、今回初めて…

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地湧金蓮、熊の足詰草、グロブラリア・ブルーアイ、ヒメトベラなど

つくば植物園にて(15)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回も温室周りで見た花を取り上げました。  サバンナ温室と熱帯雨林温室は20m位離れているのですが、その間で、バナナの花を逆さまにしたような花が咲いていました。  熱帯雨林温室の南西側では、ヒメトベラの花が咲いていました。これは初めて見ました。 チユウキンレン (地湧金蓮) バショウ科ムセラ属の耐寒性多年草。別名:雲南…

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匍匐性ヒペリカム、プチロータス、オルレア、ジギタリス、ベロニカなど

つくば植物園にて(14)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回は、サバンナ温室の南側と西側で見た花たちです。  匍匐性のヒペリカムが咲いていました。初めてです。 ヒペリカム・セラストイデス ‘シルバーナ’ (ヒペリカム・セラトイデス、ヒペリカム・ケラトイデス) オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木。原産はギリシア、トルコ 花はヒペリカムと殆ど変わらない サバン…

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ユッカ・トレクレアナ、宿根ヤグルマソウ、エルサレムセージ、サルビア・ネモロサ、ツノゲシなど

つくば植物園にて(13)  5月11日に行ったつくば植物園です。熱帯資源植物温室とサバンナ温室の南側の花壇にも色々な花を見ることが出来ます。熱帯資源植物温室の入口付近で、やけに花の多いユッカが咲いていました。 ユッカ・トレクレアナ クサスギカズラ科(←リュウゼツラン科)ユッカ属の常緑低木。 別名スパニッシュダガー(スペインの短剣=葉の形かららしい) 西部テキサスの標高1,200m級…

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エリカモドキ、チリアヤメ、ハゴロモギク、オドントスペルマム、アニソドンテアなど

つくば植物園にて(12)  5月11日に行ったつくば植物園です。熱帯資源植物温室の東側添いの花壇?には、あまり丈が大きくならない植物が植えられていますが、時々珍しい草を見ることがあります。今回、エリカモドキ、バビアナ・ツビフローラなどが初めて見るものです。 エリカモドキ クノニア科(←ユキノシタ科)エリカモドキ属の半耐寒性常緑低木 原産はオーストラリア南東部。 流通名:愛のかんざし …

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アツバタツナミソウ、フタマタイチゲ、シャリンバイ、ヤマボウシ、長大アイリスなど

つくば植物園にて(11)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回は絶滅危惧植物区画でと中央広場(植え込みと湿地)で撮った花の紹介です。 アツバタツナミソウ (厚葉立浪草) シソ科タツナミソウ属の多年草。  準絶滅危惧(NT) 日本(対馬、広島県)、朝鮮、中国に分布 絶滅危惧植物区画にて フタマタイチゲ (二又一華) キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。 絶滅…

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ヒツジグサ、オゼコウホネ、ヤグルマソウ、シロウマアサツキ、オオヒラウスユキソウなど

つくば植物園にて(10)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回も水生植物区画で撮った花の続きを紹介し、続いて、岩礫地植物区画(山地性)で撮った花です。 ヒツジグサ (未草) スイレン科スイレン属の多年草(水生植物) 日本・ヨーロッパ・東アジア・インドに分布 名の由来は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから (実際は朝から夕方まで花を咲かせる) カッパグサ, カメバス…

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ひたち海浜公園で孫たちと遊ぶ

 5月22日(月)、孫たちをひたち海浜公園に連れて行きました。21日(土)が小学校の運動会だったので、月曜日が振替休業になったのです。平日のため、どの「のりもの」も待たずに(たまに1回待ちで)乗れ、一日券が有効に使えました。  レンタサイクルで園内を回ったときに見た花たちです。ポピーは約44万本、リナリアは約36万本だそうです。 シャーレーポピーと大観覧車 カリフォルニアポ…

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サワオグルマ、カキツバタ、アサザ、クロバナロウゲ、温帯スイレン

つくば植物園にて(9)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回は池の遊歩道などで撮った花を取り上げました。 サワオグルマ (沢小車) キク科オカオグルマ属の多年草。 花径は3.5~5cm 本州~琉球列島の、日当たりのよい山間地の湿地に生える 水生植物区画にて カキツバタ (杜若、燕子花) アヤメ科アヤメ属の多年草。北海道~九州の水湿地に群生する 筑波大学の…

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ジャケツイバラ、ヤブデマリ、イボタノキ、ナツロウバイ、クロバナロウバイなど

つくば植物園にて(8)  5月11日に行ったつくば植物園です。正式名称は「国立科学博物館 筑波実験植物園」、略称は「筑波実験植物園」で、「つくば植物園」は通称です。  今回は木の花の紹介です。熱帯雨林温室の前で、クロバナロウバイ属の珍しい花を初めて見ました。後半に登場します。 ジャケツイバラ (蛇結茨) マメ科ジャケツイバラ亜科のつる性の落葉低木 日本では宮城県以南の本州、四国、九…

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クリンソウ、キバナクリンソウ、ハマダイコン、チョウジソウなど

つくば植物園にて(7)  5月11日に行ったつくば植物園です。今回は草の花にしてみました。  砂礫地植物(山地性)区画の園路沿いには、短いながらも小川が作られており、クリンソウが咲いていました。 クリンソウ (九輪草) サクラソウ科サクラソウ属の多年草 北海道・本州・四国に分布する日本固有種 濃い紅紫色の他、ピンクや白、絞り咲きなどの変種も見られる 砂礫地植物(山地性)…

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「ウツギ」と名のつく植物の色々

つくば植物園にて(6)  5月11に行ったつくば植物園です。今回は「ウツギ」と名のつく植物を取り上げました。  ウツギ(空木)はアジサイ科ウツギ属の落葉低木ですが、茎が中空の植物やウツギに木の姿が似ている植物も○○ウツギと呼ばれています。今回、園内ではウツギ(別名卯の花)はまだ咲いていませんでしたので、○○ウツギの方です。  なお、世界にはウツギ属だけで50種ほど存在するそうです。つくば植…

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トサシモツケ、イワシモツケ、カマツカ、ハマナシ、サンショウバラ、タチテンノウメなど

つくば植物園にて(5)  5月11に行ったつくば植物園です。今回はバラ科の花を取り上げました。前半は花が似ているものです。 コデマリ (小手毬) バラ科シモツケ属の落葉低木。別名、スズカケ 中国(中南部)原産で、日本では帰化植物 街中でも見られますが、これ以下の比較対象のためです 低木林(高地性)区画にて トサシモツケ (土佐下野) バラ科シモツケ属の落葉低木。高…

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カイナンサラサドウダン、ハナヒリノキ、ハクウンボク、マユミ、コマユミなど

つくば植物園にて(4)  5月11日のつくば植物園です。クレマチス園を見た後、池の東側を回って奥に進みます。いつもは端の方に行くのですが、敷地の東端に歩いたことがない遊歩道があり、入ってみました。ここで初めてカイナンサラサドウダンを見ました。 カイナンサラサドウダン (海南更紗満天星) ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。サラサドウダンの変種 日本固有種(愛知県・三重県・和歌山県・四…

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コゴメカラマツ、サンリンソウ、セイタカサギゴケ、カイジンドウ、白いアヤメなど

つくば植物園にて(3)  5月11日のつくば植物園です。クレマチス園に行く前に、絶滅危惧植物温室があるので、ちょっと覗いてみました。ネコノメソウは実が出来ていましたが、小さいので写真は失敗。入り口に近い所で花が咲いている野草がありました。3種類取り上げましたが、絶滅危惧種ではないものもあり、空きスペースで育成中のようでした。 コゴメカラマツ (小米唐松) キンポウゲ科カラマツソウ属の多…

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つくば植物園のクレマチス園(特別公開) その2

つくば植物園にて(2)  5月11日に行ったつくば植物園のクレマチス園特別公開で見た花たちです。  クレマチスの一種であるカザグルマは、本州・四国・九州、朝鮮半島、中国に分布していますが、自生地が少なく、国内では準絶滅危惧種(NT)に指定されています。  カザグルマ(分類はパテンス系)は自生地(括弧内に表示)によって花色や花びら(がく片)の形に変化が見られます。  今回は日本のカザグルマ…

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つくば植物園のクレマチス園(特別公開) その1

つくば植物園にて(1)  5月11日、つくば植物園に行きました。10時過ぎに到着し、園内での昼食を挟んで、広い園内をふらふらし、16時頃まで。予定を遙かにオーバーしてしまいました。これで、ブログネタには当分困らない(笑)。  まず、絶滅危惧植物温室をちょっと覗いて、その左奥にあるクレマチス園に向いました。クレマチス園は開花期間中のみ(今年は4/29~6/05)に特別公開されます。  多くの…

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シャクヤクのイメージが変わった

 小学校から運動開催のお知らせが来たので、きっずパトロール隊員に届けるため、自転車で町内を一巡り。  その途中、豪華な花を見かけました。先ずは画像から。  ちょっと見、クレマチスの八重かなと思ったのですが、花の中心から飛び出した4本の角でシャクヤクと分りました。  ボタンは見る機会があるのですが、シャクヤクには馴染みがありません。ボタンの花によく似ていうというイメージだったのですが…

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ヤマフジ、マリアアザミ、ツリガネカズラ、ガクウツギなど

小石川植物園にて(11)  4月30日に行った小石川植物園で見た花です。  ソメイヨシノ林の温室側にフジが何種類か植えられていますが、どれも、まだ丈が小さいです。標本用だから、伸ばすつもりがないのかも知れません。 ヤマフジ・白花美短 (栽培種) フジ・野田長藤 マリアアザミ キク科オオアザミ属の二年草。 和名はオオアザミ(大薊) 原産は地中海沿岸、北アフ…

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ユリノキ、3種類のスズカケノキ、精子発見のイチョウ

小石川植物園にて(10)  4月30日に行った小石川植物園です。  大きな植物園や公園にはユリノキが植えてあることが多いですが、ここも例外ではありません。高い梢の先に花が確認できたので、超望遠ズームで撮ってみました。  我が家の近くのユリノキ並木は毎年強剪定をされて、殆ど花が付きませんでしたが、今年は、小さな花ですが、かなり咲いています。 ユリノキ (百合の木) モクレン科ユリノキ…

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トキワマンサクの巨木、ナナミノキ、タラヨウの雄花・雌花

小石川植物園にて(9)  4月30日に行った小石川植物園です。この植物園は、開園が1877年(前身の御薬園を含めると、1684年)であり、日本で最古の植物園です。歴史が長いだけに、長寿の木も沢山あります。冒頭のトキワマンサクもそのひとつと思われます。 トキワマンサク (常磐万作) マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木。別名シロバナトキワマンサク 本州中部以南から九州、台湾、中国南部…

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サクラツツジ、フロリダアザレア、セイシカ、ヒメウツギ、サクラバラなど

小石川植物園にて(8)  4月30日、小石川植物園で見た花たちです。  ツツジの殆どは峠を過ぎていましたが、その中で綺麗そうなものを撮ってみました。 サクラツツジ (桜躑躅) ツツジ科ツツジ属の常緑低木 高知県、鹿児島県、沖縄県、台湾に分布 特に屋久島に多く生育し、「川桜」と呼ばれる 写真では白く見えるが、ほんのりピンクを帯びる ロードデンドロン・アウストリナム ツ…

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ナニワイバラ、ハマナス、ナルコユリ、ウマノアシガタなど

小石川植物園にて(7)  4月30日に訪れた小石川植物園で見た花たちです。今年は、花が咲くのは早く、「分類表本園」や「薬園保存園」の花は殆ど終わっていましたが、その中で咲いてるものなどを取り上げました。 ナニワイバラ (難波茨) バラ科バラ属の常緑つる性木本。原産は中国の南部と台湾 ハマナス (浜茄子、浜梨、玫瑰) バラ科バラ属の落葉低木。東アジアの温帯か…

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アヤメ、キショウブ、ムラサキサギゴケ、ホソバシャリンバイなど

小石川植物園にて(6)  4月30日に行った小石川植物園です。今回は、正門からすぐ左手に進んだ先にある日本庭園の辺りで見た花や、広葉樹林の木などです。  いくつもの池の先には、国の重要文化財・旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)があります(公開されていますが、植物園側からは入れません)。 遠くて模様がはっきりしませんが、アヤメでしょうね  池の縁で子ども…

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オオアマナ、オドリコソウ、セリバヒエンソウ、コデマリ、ヤエコデマリなど

小石川植物園にて(5)  4月30日、小石川植物園で見た花などを記録しています。前半は園内のあちこちで見られた草花、後半は木の花です。 オオアマナ (大甘菜) ユリ科オオアマナ属の球根植物 原産地はヨーロッパで、日本へは明治時代の末期に渡来 オドリコソウ (踊子草) シソ科オドリコソウ属の多年草 北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島、中国)に分布 名の由…

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カジノキ、ヌマミズキ、シダレカツラ、メキシコラクウショウなど

小石川植物園にて(4)  4月30日、小石川植物園で見た木の花などを記録しています。 カジノキ (梶の木) クワ科コウゾ属の落葉高木。雌雄異株 中国、インドシナ、マレーシア原産 古くから和紙の原料として栽培される 雄花序だが。まだつぼみ。白い花が咲くそうだ 園内には雌株もあるそうだ ヌマミズキ (沼水木) ヌマミズキ科ヌマミズキ属の落葉高木。雌雄異株らしい …

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タニウツギ、スイカズラ、ヒメグルミ、ノグルミ

小石川植物園にて(3)  4月30日、小石川植物園で見た木の花などを記録しています。 タニウツギ (谷空木) スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木 北海道~本州の主に日本海側の山野に生える この木はピンクが薄い スイカズラ (吸葛) スイカズラ科スイカズラ属 の半落葉つる性植物 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国 別名:キンギンカ(金銀花)、スイバナ、…

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ヒトツバタゴ & 色とりどりのチューリップ その4

小石川植物園にて(2)  4月30日、小石川植物園で見た木の花です。 ヒトツバタゴ (別名:ナンジャモンジャノキ) 樹高の3分の2位が写っています 花は白い塊のように見えます 高木なので、超望遠で寄ってみます 残念ながらまだつぼみでした ヒトツバタゴ (Wikipediaより)  一つ葉タゴ、一つ葉田子。モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木  同じモクセイ科…

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ハンカチノキ & 色とりどりのチューリップ その3

小石川植物園にて(1)  4月30日、小石川植物園に行ってきました。今年は花が早く、予想したことではあったのですが、草花は写真に撮れるようなものは殆どありませんでした。と言うことで、木の花を中心に撮ってきました。 ハンカチノキ 敷地のほぼ中心に2本のハンカチノキが植えられています 左下の木は花が満開ですが、右下の木は花が終わっていました 両生花(左側、小さな実ができはじ…

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色とりどりのチューリップ その2

国営ひたち海浜公園にて(4)  「たまごの森フラワーガーデン」の松林の中に咲く270種類のチューリップ、その中から状態が良いものを紹介しています。 アンジェリケ(八重咲き晩生・DL・富山県) 淡い桃色のドレスをまとったような美しいチューリップ・人気品種 アップピンク(八重咲き晩生・DL・富山県) パッションピンクの花弁で、内側の中央が白い 春のあわゆき(八重咲き晩生・DL…

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色とりどりのチューリップ その1

国営ひたち海浜公園にて(3)  450万本のネモフィラが咲く丘を楽しんだ後、チューリップが咲く「たまごの森フラワーガーデン」に回りました。  松林の中に、今年は過去最多270種類のチューリップが植えられ、総数は26万本だそうです。暖かいこともあり、既に見頃を過ぎていて、開ききった花や痛んだ花も多かったのですが、まだまだ美しそうな花や風景を撮ってきたので、よろしかったらご覧ください。 …

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