国営越後丘陵公園① 雪割草群生地にて(2)

2016えちご雪割草街道の旅(3/25~26) その4  前記事で、国営越後丘陵公園の雪割草群生地を紹介しましたが、今回はその続きです。  朽ちた切り株に根付いた雪割草です。  遊歩道の近くで咲いていた雪割草たちです。  その他の花や木などです。 カンスゲ (寒菅) 小種名は不詳 カヤツリグサ科スゲ属 ヤママユガ (山繭蛾、天…

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国営越後丘陵公園① 雪割草群生地にて(1)

2016えちご雪割草街道の旅(3/25~26) その3  宿泊した蓬平温泉は、25日未明に降った雪が数センチ積もったそうですが、私たちが到着した頃には溶けていました。  翌朝は晴れ間が見えます。天気予報によると、午後から更に好転するようなので、午前中、屋内でも雪割草の展示が楽しめる国営越後丘陵公園を見学し、午後、雪国植物園に回ることにしました。  国営越後丘陵公園での見学順は後先になります…

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大崎雪割草の里② 雪割草以外の花

2016えちご雪割草街道の旅(3/25~26) その2  「大崎雪割草の里」は柏崎市西山町の里山で、野生の雪割草を保護、移植、育苗を行っています。西山町は田中角栄の出身地として知られています。  前記事で、「大崎雪割草の里」の雪割草を紹介しましたが、今回は雪割草以外の野草や花木です。 オウレン (黄蓮) キンポウゲ科オウレン属の常緑の多年草 根茎は漢方薬としても使われる ↑ …

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大崎雪割草の里① 自生種の雪割草

2016えちご雪割草街道の旅(3/25~26) その1  3月25日から一泊で「雪割草街道」を旅してきました。ご一緒していただいたのは、いつものTADAOさんご夫妻。  昨年4月上旬にも行ったのですが、雪割草を見るには時期が遅すぎて失敗。今回はそのリベンジです。当初、24日から予定を1日に延ばしたのですが、天気予報は曇りまたは雨。関越トンネルを抜けると小雪が舞い、チェーン規制が出ていました。…

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国営昭和記念公園の盆栽園にて

 3月21日、国営昭和記念公園に行き、早春の花をあれこれ見てきました。  今回は、日本庭園の盆栽園(日本初の国営盆栽苑)で見たものを中心に紹介しようと思います。  毎度書いていますが、この写真は、モニター使用する機会を得たCANON PowerShot G1 X MarkⅡで撮影したものです。キャノンさん、お礼の一端として宣伝しておきますから(笑)。 ボケ (東洋錦) 早春に、白色や…

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白い花(ハクモクレン、コブシ、シデコブシ、ユキヤナギ)など

 3月21日に行った国営昭和記念公園の花を投稿しています。  今回も、モニター使用する機会を得たCANON PowerShot G1 X MarkⅡで撮影したものです。 ハクモクレン (白木蓮) 大きな木が多く、今の時期とても目立っています 日本庭園の駐輪場付近で これはみんなの原っぱで コブシ (辛夷) コブシがそのまま学名(Magnolia kobus)になって…

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黄色い花(トサミズキ、ヒュウガミズキ、レンギョウ、サンシュユ、オウバイなど)

 3月21日、国営昭和記念公園で見た花たちから、黄色い花を集めてみました。  今回も、モニター使用する機会を得たCANON PowerShot G1 X MarkⅡで撮影したものです。 トサミズキ (土佐水木) 土佐だけに自生するミズキ。ヒュウガミズキより花穂が長く、葯が赤い 立川口手前で 花芽 ヒュウガミズキ (日向水木) ヒュウガについては、宮崎県の自生は、後年…

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早咲き桜(陽光、修善寺寒桜、寒緋桜、枝垂れ桜)など

 3月21日、国営昭和記念公園の花みどり文化センターで行われている「第70回JOGA洋らん展」を見に行きました。  当日は曇りだったのですが、洋らん展を見終わる頃には晴れ間が見えてきました。では、公園の有料ゾーンに行ってみようかという気になり、春の花を見てきました。  今回の画像はCANON PowerShot G1 X MarkⅡで撮影したものです。3週間ほどモニター使用の機会を得たので、…

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デンドロビウムの原種たち(3)

つくば蘭展にて(8)  つくば蘭展(詳細は末尾コラム)の第二会場となった多目的温室では、つくば植物園の原種ラン「つくばコレクション」が多数展示されていました。  今回も、デンドロビウムの原種紹介を続けます。これでつくば植物園シリーズは終わりにします。 デンドロビウム クリソトクスム Dendrobium chrysotoxum インド、ミャンマー、タイ、中国 クリソトクスム(クリ…

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チャルメルソウの新種が発表された

 つくば植物園でらん展を見た後、絶滅危惧植物温室でチャルメルソウの新種が展示されていると知り、これを見てきました。  チャルメルソウをご存じではない方もおられると思いますので、まず基本種を紹介します。 チャルメルソウ (哨吶草) ユキノシタ科チャルメルソウ属の常緑多年草 本州(福井県・滋賀県・三重県以西)・九州(佐賀県・長崎県)に分布 渓流沿いの湿気地に生える。根性葉は広卵形または卵形…

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デンドロビウムの原種たち(2)

つくば蘭展にて(7)  つくば蘭展(詳細は末尾コラム)の第二会場となった多目的温室では、つくば植物園の原種ラン「つくばコレクション」が多数展示されていました。  今回も、デンドロビウムの原種紹介を続けます。 デンドロビウム・ノビル Dendrobium nobile ヒマラヤ、中国南部 デンドロビウムの代表的な種として有名。交配親としても重要 キバナノセッコク (黄花の…

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デンドロビウムの原種たち(1)

つくば蘭展にて(6)  つくば蘭展(詳細は末尾コラム)の第二会場となった多目的温室では、つくば植物園の原種ラン「つくばコレクション」が多数展示されていました。  今回は、その中からデンドロビウムの原種を取り上げてみました。 デンドロビウム カスバートソニイ Dendrobium cuthbaertsonii ニューギニア島の高地に着生する小型種 花の形も、葉の形も、デンドロビウム…

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小学校の卒業式

 3月18日、地域の小学校の卒業式に「きっずパトロール」の一員として招待され、列席してきました。  私が交差点で交通安全見守り活動のボランティアを始めたときに1年生だった子供たちが、この日、卒業するのです。この小学校は、妻や二人の子供たちが卒業した学校でもあります。  朝から暖かい快晴の日で、小学校へ向かう途中、近所のハクモクレンが満開でした。  来賓控え室で、桜茶が供されました。 …

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ランの香りに集まる動物たち

つくば蘭展にて(5)  つくば蘭展(詳細は末尾コラム)の第二会場となった多目的温室では、つくば植物園の原種ラン「つくばコレクション」が多数展示されていました。  今回は、「ランの香りに集まる動物たち」という企画にスポットを当ててみました。説明は、会場の案内板から転記したものです。  花粉を運ぶ動物の好みに合わせて、ランの花はどのように多様化したのでしょうか。  ここにあるランは、ハチ、チ…

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中国産の原種ツバキなど

 3月10日、つくば蘭展の報告は1回お休みにして、つくば植物園で撮った中国産ツバキの原種を紹介します。 サルウィンツバキ 原産は、中国南西部の雲南省、四川省など 名は、チベット高原に源を発するサルウィン川に由来する 播種から1年半で開花するので、交配親に利用される 花径は4~5cm。花色は、濃桃色~白色 カメリア・シーチュアネンシス 原産は、中国四川省(世界遺産であ…

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風に揺れるランと猿顔のラン

つくば蘭展にて(4)  つくば蘭展(詳細は末尾コラム)の第二会場となった多目的温室では、つくば植物園の原種ラン「つくばコレクション」が多数展示されていました。  その中の目玉は、「風に揺れるラン」と「猿顔のラン」でした。 ブルボフィルム サルタトリウム アルボキリアツム Bulbophyllum saltatorium var. albociliatum 原産は熱帯アフリカ(ケニア…

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つくば蘭展 つくば洋蘭会上位作品(その3)

つくば蘭展にて(3)  つくば蘭展(詳細は下記コラム)の第一会場で開催されたつくば洋蘭会上位作品を紹介しています。今回はレッドリボン(第二席)の作品の続きです。 展示風景 (カトレア大型原種) カトレア ブラジリアン ジュエル Cattleya_Brazilian_Jewel (C. nobilior x C. walkeriana) 両親の良いとこ取りをしたミディカトレア…

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つくば蘭展 つくば洋蘭会上位作品(その2)

つくば蘭展にて(2)  つくば蘭展(詳細は下記コラム)の第一会場で行われたつくば洋蘭会の展示を紹介しています。今回も、上位受賞者の作品(つづき)です。 会場の最奥部に設けられた上位受賞者の展示コーナー(再掲) 11作品全てがブルーリボン(第一席) バルボフィラム パープレオラキス (中段の中央) Bulbophyllum purpureorhachis 熱帯アフリカに分布 …

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つくば蘭展 つくば洋蘭会上位作品(その1)

つくば蘭展にて(1)  3月10日、つくば植物園(正式には、国立科学博物館 筑波実験植物園)で開催された「つくば蘭展」(詳細は下記コラム)に行ってきました。  今回は、熱帯資源植物温室に展示された「つくば洋蘭会」の展示会から上位作品をご紹介します。 「つくば洋蘭会」のウェルカム展示 コーレリア ミゾグチ ‘プリンセス キコ’ Cll. Mizoguchi 'Princess…

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フラワーアレンジメント(その2)

第65回関東東海花の展覧会にて(10)  展覧会のフラワーデザイン部門で入賞した作品を、前回に続いてご紹介します。 < 金賞 群馬県知事賞 > クリスマスローズ、オダマキ、チューリップ、ビオラ、 アステリアウエストウン、シロタエ、他 < 銀賞 日本花普及センター会長賞 > キク、クラスペディア、ツゲ、バラ、ヒペリカム、ファレノプシス < 銀賞 関東地域花…

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フラワーアレンジメント(その1)

 3月7日、8日と風邪を引いて、予定していた取材が流れてしまいましたので、古い画像で失礼します。 第65回関東東海花の展覧会にて(9)  花の展覧会では、毎回、フラワーアレンジメントやブライダルブーケの出展がありますが、今回はフラワーアレンジメントの入賞作品をご紹介しようと思います。出展者名は省略させていただきました。 < 金賞 農林水産省生産局長賞 > エピデンドラム、…

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ベニゲンペイカズラ、オカメザクラ、ツバキカンザクラなど

f新宿御苑にて(4)  3月4日の新宿御苑です。大温室の花をもう少し紹介しましょう。 ベニゲンペイカズラ (紅源平葛) シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の常緑つる性低木 ゲンペイクサギ(源平臭木) とベニバナクサギ(紅花臭木)の交配種 学名:クレロデンドルム・スペキオスム ゲンペイカズラはこんな花(3月10日、つくば植物園にて) ベニゲンペイカズラは、ゲンペイカズラの白…

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原種ランの色々、ヒスイカズラ、ミッキーマウスノキなど

新宿御苑にて(3)  中の池からイギリス風景式庭園を通り抜けて、大温室にやってきました。大温室は、新しい建物になってから3年3ヶ月ほど経ちました。3年前と比べ、ランの展示は増えたようですが、相変わらず日本語の名札が付いていません。やむなく、鉢に刺してある短冊の文字を写してきました。 エリア・ラシオペタラ Eria lasiopetala ヒマラヤ~インドシナ半島に広く分布する着生ラン…

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ツバキ、福寿草、カンザクラなど & 我が家のデンドロビューム

新宿御苑にて(2)  エコハウスから茶室・落羽亭に行く途中に椿園がありますが、良い形の花が見当たらず、一種類だけ写真を取りました。 春の台(はるのうてな) 白から淡桃色の花弁に縦の絞りが入る。八重、蓮華咲き、筒しべ、大輪 日本の古典ツバキの名花だそうだ フクジュソウ(福寿草) 落羽亭の東側で咲いていました ボケ(木瓜) 柔らかな色合いが気に入りました カ…

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中村屋サロン美術館 & 新宿御苑のハクモクレン、梅林

 3月4日、中村屋サロン美術館で「浮世絵・水彩画に見る 新宿風景展 江戸から昭和まで」(会期1/16~3/13)を見に行ってきました(今回も新聞販売店のお陰です)。新宿中村屋といえば明治34(1901)年創業の老舗食品メーカーですから、ご存じの方も多いでしょう。  久しぶりの新宿三丁目です(左下は、JR新宿駅東口方面、右下は伊勢丹方面)。  美術館は新宿中村屋本店の3階にありました。入り…

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シャガ、サンシュユ、マンサク、カンヒザクラなど

日比谷公園にて  3月3日、所用で新橋に行った帰り、日比谷公園に立ち寄りました。すでに15時半を回っており、光が当たっていない画像もありますが、ご覧いただけると幸いです。 シャガ (射干) アヤメ科アヤメ属の多年草 花期は4~5月ですから、今年は早いですね サンシュユ (山茱萸) ミズキ科ミズキ属の落葉小高木 ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる …

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特別企画「ランの家系図をみてみよう!」(後編) & 極小のラン

世界らん展日本大賞2016にて(8)  2月15日の午後、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2016」に行ってきました。  今回は、特別企画「ランの家系図をみてみよう!~ラン研究家フレデリック・サンダーの偉業~」の報告、後編です。  前編で、カトレア系交配種が、年を追うごとに美しくなってきてることを紹介しましたが、今回はその完成形と行っても良さそうなカトレア系交配種の紹介です。 …

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特別企画「ランの家系図をみてみよう!」(前編)

世界らん展日本大賞2016にて(7)  2月15日の午後、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2016」に行ってきました。  この展覧会では、毎回、特別企画の展示が行われていますが、今回は、「世界最大の蘭と極小の蘭」、「蘭の家系図をみてみよう!」の二つでした。  今回の報告は、後者の特別企画の方で、ランの家系図を作った人として知られる、ラン研究家のフレデリック・サンダーの偉業をたたえる…

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「シーピープラス」(カメラと写真映像の展示会) 見学報告(その2)

2月26日、「シーピープラス」(カメラと写真映像のワールドプレミアショー)を見てきました(2月28日まで開催)。  このショーは毎年開催されており、カメラメーカーや周辺機器メーカーなどが最新機器を展示し、実施に触れたり、あるいは、プロカメラマンによるセミナーが聞けたりするので、写真好きにはとても興味がある企画です。  今回はその見学報告その2です。  ニコンのブースは、黄色のランや青い…

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フード・オーキッド & 香りのするラン、いろいろ

世界らん展日本大賞2016にて(6)  2月15日の午後、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2016」に行ってきました。  今回は「蘭おもしろコーナー」の報告、その2回目です。前回(こちら)は、猿の顔や蜂、蝶、蜘蛛などに似たランをを紹介しましたが、1枚目、2枚目の写真は何に似ているでしょうか。  主催者は、このランにふさわしいニックネームを募集していましたが、その結果はどうなったでし…

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「シーピープラス」(カメラと写真映像の展示会) 見学報告(その1)

 2月26日、「シーピープラス」(カメラと写真映像のワールドプレミアショー)を見てきました。  このショーは毎年開催されており、カメラメーカーや周辺機器メーカーなどが最新機器を展示し、実機に触れたり、あるいは、プロカメラマンによるセミナーが聞けたりするので、写真好きにはとても興味がある企画です。当日券は1,500円ですが、事前にHPで登録すると無料になります。  クイーンズスクエア横浜に張り…

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