マツカゼソウ、ミズタマソウなど 自然教育園にて(その4)

 8月22日に訪れた自然教育園で見た花たちです。  今回は地味な花に注目してみました。 マツカゼソウ 松風草。ミカン科マツカゼソウ属の多年草。花期は8~10月 本州(宮城県以南)~四国・九州の、山地の林縁などに生える 台湾にも分布。ミカン科では唯一の草本 園内では、路傍植物園と武蔵野植物園で咲いています 葉は3回3出複葉で、互生。茎は高さ50~80cm、上部で分…

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キンミズヒキ、ミズヒキ、ダイコンソウ 自然教育園にて(その3)

 8月22日に訪れた目黒の自然教育園で撮った花たちです。  正門を入ってすぐ、太い遊歩道の両側に路傍植物園が続いています。路傍植物園の中程にキンミズヒキが咲いていました。 キンミズヒキ 金水引、バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は7~10月 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシアに分布 母変種のシベリアキンミズヒキはヨーロッパ東部、中国に分布 名の由来は、黄…

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ヌスビトハギ、モミジガサ 自然教育園にて(その2)

 8月22日、目黒の自然教育園で撮った花です。この日は蒸し暑く、汗を滴らせながらの撮影となりました。 ヌスビトハギ 盗人萩、マメ科ヌスビトハギ属の多年草。花期は7~9月 中国、朝鮮半島、台湾、日本(北海道~琉球列島)に分布 平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生える 水鳥の池から武蔵野植物園に向かう途中、いもりの池辺りで撮影 花は細長い花序にまばらにつく …

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トラノオスズカケ、ヤブミョウガ 自然教育園にて(その1)

 8月22日、目黒区白金台の自然教育園に行ってきました(正確には、国立科学博物館附属自然教育園、HPはこちら)。  今回の目的はトラノオスズカケの写真を撮ることですが、その他にも色々見てきましたので、順次ご紹介したいと思います。 トラノオスズカケ 虎の尾鈴懸、ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。花期は8~9月 路傍植物園を過ぎてから左折し、水鳥の沼の少し手前、 下り坂となっ…

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グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングで見た花たち(その3)・・・北イタリア旅行記8日目⑦

2015年・北イタリアの旅(その49)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  ヴァルノンテの集落から歩き始めて30分ほどで草原に出ました。この先、もう少し歩く予定でしたが、トイレの関係で時間が足りなくなり…

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グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングで見た花たち(その2)・・・北イタリア旅行記8日目⑥

2015年・北イタリアの旅(その48)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーゾ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングで見た花たちを紹介しています。今回はその2回目。  ハイキングコースは、ヴァルノンテ…

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グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングで見た花たち(その1)・・・北イタリア旅行記8日目⑤

2015年・北イタリアの旅(その47)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーゾ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングが始まります。  トイレで問題が起きたコーニュの駐車場から1.5㎞ほどヴァルノンテ渓…

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エルブロンネ展望台からクールマイヨールへ・・・北イタリア旅行8日目③

2015年・北イタリアの旅(その45)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  エルブロンネ展望台があるプンタ・エルブロンネ駅からフェレ谷を撮ったものです(ガラス越しなので映り込みがある)。写真中央に町が写…

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感動のエルブロンネ展望台(動画編)・・・北イタリア旅行記8日目②

2015年・北イタリアの旅(その44)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  今回は2本立てです。前記事をご覧になっておられない方は、そちらを先にご覧下さい。  標高3466mのエルブロンネ展望台か…

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感動のエルブロンネ展望台(モンブランに、マッターホルンも)・・・北イタリア旅行8日目①

2015年・北イタリアの旅(その43)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  ツアー8日目の朝は雲ひとつない快晴。この日は自由行動日ですが、私たちはロープウェイに乗ってモンテ・ビアンコ(モンブラン)を見に…

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グラン・パラディーゾ国立公園へ(コーニュ・ジミリアン)・・・北イタリア旅行記8日目④

2015年・北イタリアの旅(その46)  8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  午後のオプショナルツアーは14時5分にアオスタのホテルから出発しました。目指すはアオスタの南側にあるグラン・パラディーゾ国立公…

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ローマ時代の遺跡が残る街・アオスタ・・・北イタリア旅行7日目

2015年・北イタリアの旅(その42)  7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  モンテ・ビアンコ(モンブラン)が見える村:ラ・パリューからアオスタの町に戻ってきました。  この旅行記のその39でも書きましたが、アオスタの町は、紀元前25年、この地を制服した初代ローマ皇帝アウグストゥスが、…

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入笠すずらん山野草公園で見た花たち(その2)

富士見パノラマリゾートにて(その6)  長野旅行3日目、7月24日です。  入笠すずらん山野草公園を下りきった辺りに八ヶ岳展望台が作られており、「恋人の聖地」として認定(「恋人の聖地プロジェクト」による)されています。この日は曇り、八ヶ岳の山並みは雲の中でした。  入笠すずらん山野草公園で見た花の続きです。  説明は、富士見町発行の「散策ガイドBOOK」によります。 ヤマハハコ…

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ラ・パリュー(モンテ・ビアンコが見える村)・・・北イタリア旅行記

2015年・北イタリアの旅(その41)  7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  ツアーバスはチェルビニアの町を13時45分ころ出発、アオスタ(写真、左下)まで同じ道を戻り、更にイタリアの北西端に位置するラ・パリューに向かいました。ラ・パリューはアオスタから40Kmほど。クールマイヨールの先…

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入笠すずらん山野草公園で見た花たち(その1)

富士見パノラマリゾートにて(その5)  長野旅行3日目、7月24日です。  入笠山御所平峠のお花畑から、入笠湿原を経由して、入笠すずらん山野草公園にやってきました。ゴンドラ山頂駅から見ると右手、八ヶ岳の方向に下ったところです。  入笠すずらん山野草公園では、5月のカタクリに始まり、6月のスズラン、釜無ホテイアツモリソウと続き、春・夏・秋で約150種類の花が咲くそうです。  左下は、入…

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チェルビニア(マッターホルンまで5Kmの町)・・・北イタリア旅行記

2015年・北イタリアの旅(その41)  7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  11時ちょっと前、チェルビニアの町(標高2050m)に到着しました。  ラーゴ・ブルーでは、モンテ・チェルビーノ(=マッターホルン)の全容を見ることが出来ませんでしたが、晴れ間が増しているので、チェルビニアで…

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入笠山・御所平峠のお花畑で見た花たち

富士見パノラマリゾートにて(その4)  長野旅行3日目、7月24日です。  富士見パノラマリゾートのゴンドラを降りて入笠湿原の花たちを見た後、入笠山の御所平峠登山口の付近に広がるお花畑を見に行きました。入笠湿原からは約10分ほどです。  下から見たお花畑のほぼ全景です。写真が良くないので、白いシシウドばかりが目立ちますが・・・。入笠山(標高1955m)へは右手の林の縁を登っていきます(…

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ラーゴ・ブルーでアルペン・ローゼに出会った・・・北イタリア旅行7日目

2015年・北イタリアの旅(その40)  7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  晴れていれば、逆さモンテ・チェルビーノ(マッターホルン)を見ることが出来るというラーゴ・ブルー(青い湖)。  その小さな湖の近くで見た花たちの続きです。  これが、アルプスの三大名花のひとつ、アルペ…

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入笠湿原の花たち(その2)

富士見パノラマリゾートにて(その3)  長野旅行3日目、7月24日です。  入笠湿原の花たちの続編です。湿原の一番低いところまで下ってきました。 ノハナショウブ(野花菖蒲、アヤメ科) 入笠湿原に自生するノハナショウブは、色・形など他には見ら れない重要な資源とされ、希少な群生地にあげられている チダケサシ(乳茸刺、ユキノシタ科) ハナチダケサシ(花乳茸刺、ユキノシ…

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ラーゴ・ブルーから望むモンテチェルビーノ(マッターホルン)・・・北イタリア旅行7日目

2015年・北イタリアの旅(その39)  7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  6月22日から3連泊となったアオスタの町は、フランスとスイスに向かうアルプス越えの交通路の要衝に当るため、紀元前25年、この地を制服した初代ローマ皇帝アウグストスが、退役兵士3000人を住まわせたことに始まる町…

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入笠湿原の花たち(その1)

富士見パノラマリゾートにて(その2)  長野旅行3日目、7月24日です。  富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅から入笠湿原を見下ろせるところにやってきました。  木道を下りながら花を撮りました。 ヒヨドリバナ(鵯花、キク科)    ヨツバヒヨドリ(四葉鵯、キク科) アヤメ(菖蒲、アヤメ科)      クガイソウ(九蓋草、ゴマノハグサ科) 木の階段を降りています(左…

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コモ(コモ湖)にて(その3:ドゥオーモ)&アオスタへ・・・北イタリア旅行6日目

2015年・北イタリアの旅(その38)  6日目(6/22) パドヴァ →(121Km)→ シルミオーネ(ガルダ湖) →(175Km)→ コモ(コモ湖) →(223Km)→ アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  コモでフリータイムとなってすぐに見学したドゥオーモの内部を紹介します。  ファサードは、コモ(コモ湖)にて(その1)(記事はこちら)で紹介しましたが、その正面入口です…

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富士見パノラマリゾートにて(その1) 入笠湿原への道で

 長野旅行3日目、7月24日の朝です。6時半頃は日が射していたのですが、出発する頃には曇ってしまいました。車山リフト乗り場まで行ってみましたが、上は霧が掛かっており、予定通り、入笠山へ行くことにしました。  10時15分頃、富士見パノラマリゾート(HPはこちら)の駐車場に到着、切符売り場でゴンドラの往復券を購入しました。左下は、案内板。右下はゴンドラ往復券と共に頂戴した「花の宝庫 入笠に咲…

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コモ(コモ湖)にて(その2:コモ湖、フニコラーレ)・・・北イタリア旅行6日目

2015年・北イタリアの旅(その37)  6日目(6/22) パドヴァ →(121Km)→ シルミオーネ(ガルダ湖) →(175Km)→ コモ(コモ湖) →(223Km)→ アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  湖水地方にあるコモに来ています。ドゥオーモ広場で昼食の後、コモ湖の船着き場があるラリオ湖畔通りに出て右へ。プルナーテ山行きのケーブルカー(フニコラーレ)に乗って、湖を…

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車山高原のペンションで・・・その2

 車山高原のペンション「リゾートイン・ボヌール」(HPはこちら)に7月22日、23日と連泊しました。  玄関アプローチの左右で咲いていた花の紹介の続きです。 アストランティア・マヨール セリ科アストランティア属の多年草 ヨーロッパからアジア西部にかけて自生。約10種類ほどの原種が存在 リシマキア・キリアータ サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。北アメリカ原産 別名ファイ…

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コモ(コモ湖)にて(その1:ドゥオーモ広場)・・・北イタリア旅行6日目

 居住する市にある高校(県大会初優勝)が甲子園2日目の初戦に登場したが、健闘むなしく4-2で負けてしまった。残念。 2015年・北イタリアの旅(その36)  6日目(6/22) パドヴァ →(121Km)→ シルミオーネ(ガルダ湖) →(175Km)→ コモ(コモ湖) →(223Km)→ アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  シルミオーネから更に西へ走ること175Km、…

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諏訪湖周辺にて(北澤美術館、諏訪大社秋宮・春宮、万治の石仏、片倉館千人風呂)

 7月23日の朝です。残念ながら雨。左下は、ペンション「リゾートイン・ボヌール」の部屋から見た前庭。右下は朝食です(パンは写っていません)。  雨が降っても見学できるところということで、諏訪湖畔まで下り、北澤美術館に行くことにしました。  北澤美術館(HPはこちら)に着いた頃は雨は止んでいました。左下は、美術館の入口。右下は、創設者・北澤利男氏の銅像。北澤氏はキッツ(旧北沢バルブ)の創業…

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ガルダ湖とシルミオーネ・・・北イタリア旅行6日目

2015年・北イタリアの旅(その35)  6日目(6/22) パドヴァ →(121Km)→ シルミオーネ(ガルダ湖) →(175Km)→ コモ(コモ湖) →(223Km)→ アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)  旅行6日目は、パドヴァから、湖水地方の観光を挟んで、イタリアの北西端にあるアオスタの町まで、約520Kmを移動します(地図参照。地図は「地球の歩き方」から拝借)。この…

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車山高原のペンションで・・・その1

 7月22日、何とか八島ヶ原湿原を一周し、霧ヶ峰から車山高原に車を走らせました。この日の宿泊は、車山展望リフトとはビーナスラインを挟んで反対側にあるペンションです。「リゾートイン・ボヌール」(HPはこちら)と言い、スカイパークホテルの少し手前にありました。  このペンション、フランス料理のフルコースが味わえ、しかも1泊11,490円(入湯税込み)という安さなので、連泊してしまいました。下の写真…

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ミズリーナ湖で見た花たち(その3)・・・北イタリア旅行5日目

2015年・北イタリアの旅(その34)  5日目(6/21)  コルティナ・ダンペッツォ → ランドロ湖付近 → ドッビアーコ湖 → トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード → ミズリーナ湖 → パドヴァ(泊)   (太字が今回の記事です)  ミズリーナ湖の湖畔を時計回りに一周しながら、湖畔で咲いていた花を紹介しています。  もう、湖を半分以上、回ってきました。右奥に大きなホテル、対岸にも小…

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八島が原湿原にて(その4) 赤系統の花

 7月22日、小雨か霧の中、八島ヶ原湿原を一周してきました。途中、ヒュッテみさやまでコーヒータイムだったので、約2時間半かかりました。 霧が漂う鎌ヶ池です  今回は、報告の最終回で、赤系統の花を集めてみました。私の好きなヤナギラン、フウロソウの仲間に加えて、アカバナシモツケが咲き始めていました。 ノハナショウブ、ノイバラ、ハクサンフウロなどが見える ヤナギラン (柳蘭…

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ミズリーナ湖で見た花たち(その2)・・・北イタリア旅行5日目

2015年・北イタリアの旅(その33)  5日目(6/21)  コルティナ・ダンペッツォ → ランドロ湖付近 → ドッビアーコ湖 → トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード → ミズリーナ湖 → パドヴァ(泊)   (太字が今回の記事です)  コルティナ・ダンペッツォから北西へ10数キロの地点にあるミズリーナ湖の湖畔を時計回りに一周しています。  まだ4分の1ほどでしょうか、南に見える病院(…

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