海野宿にて(3) ヒヨドリジョウゴやヤマボウシの実

2014年秋の長野旅行(18) 10月8日(その8)  海野宿を散策しています。今回はその報告の最終回です。  塀越しに赤い実が見えました。蔓植物です。  帰宅後、ネットの図鑑を調べましたが、葉の形から判断するとヒヨドリジョウゴ(ナス科の多年草)の実のようです。こんなに蔓が伸びるとは意外でした。(ヒヨドリジョウゴの花はこちら)  外見とは比べものにならないほど華やかな「ガ…

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海野宿にて(2) キキョウ、タイワンホトトギス、イチイの実など

2014年秋の長野旅行(17) 10月8日(その7)  長野県東御市にある海野宿を散策しています。 上の写真の左上に写っている2階の格子、長いもの2本、 短いもの2本の繰り返しは運野宿独特なものだそうです  海野宿は、明治に入り宿場機能を失い、養蚕の村へと移り変わりました。裕福な家が次第に増え、卯建を上げ、蔵も造られました。  上の写真の中央に見える生け垣はイチイの木でした…

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海野宿にて(1) 卯建や気抜き、コムラサキやサンザシの実

2014年秋の長野旅行(16) 10月8日(その6)  旅行3日目です。駒ヶ根市の公共の宿から出発し、奈良井宿を散策した報告まで済みました。  奈良井宿からは1日目とは逆のコースで帰途につく予定でしたが、車内で「海野宿で蕎麦が食べたい」ととの“お達し”があり、13時過ぎに海野宿の東端にある駐車場に車を止めました。  海野宿は北国街道の宿場町として栄えたところで、南側には千曲川が流れ…

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町内会の総合防災訓練

 またまた、旅の報告の途中ですが・・・。  10月26日(日)、我が町内会の総合防災訓練が行われ、私は防災対策本部の総務班の責任者として、設営・撤収、参加人員の把握、映像記録などを担当しました。  毎秋、近くの小学校の校庭をお借りして実施していますが、今年も、住民の皆さん、町会防災対策部員、消防署員など、290名が参加しました。なお、町内の戸数は約600です。  以下は、当…

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奈良井宿にて(5) 中村邸、ダイモンジソウ、フウチソウなど

2014年秋の長野旅行(15) 10月8日(その5)  日本最長の宿場と言われる奈良井宿を散策しています。今回は、その報告の最終回です。  下の図(町屋の正面意匠と部分名称)は、塩尻市観光協会の観光ガイドブック「中山道 奈良井宿」からお借りしたものですが、建物の部分名称を知っていると散策が一層楽しめます(私だけかな)。 中村邸 (塩尻市の有形文化財) 天保年間(1830-…

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奈良井宿にて(4) 町並みと鍵の手、ブドウ、アケビなど

2014年秋の長野旅行(14) 10月8日(その4)  奈良井宿を、花を見ながら散策しています。  道路に向かって軒が長く出ている建物が多いのも特徴です。  軒の先には鼻隠板があり、雨樋が目立たないようにしてあります。  左端の法被を着ている方は、地元のボランティアガイドさんです。  上の写真の右手に写っていますが、ブドウがたわわに実っていました。マスカット・ベリーAと…

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奈良井宿にて(3) マンリョウ、シュウカイドウなど

2014年秋の長野旅行(13) 10月8日(その3)  旧中山道の宿場町・奈良井宿を散策しています。古びた木造の建物が並んでいますが、あちこちに花が見られ、住民の皆さんの温かい心が感じられます。  土産物屋さんの大半は漆器と曲げ物です。木曽漆器の起源は600年以上前といわれ、現在は国指定伝統工芸品になっています。奈良井宿での曲げ物も400年の歴史があるそうです。 …

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奈良井宿にて(2) ダイモンジソウ、ギンミズヒキなど

2014年秋の長野旅行(12) 10月8日(その2)  奈良井宿は約1キロにわたって町並みが続く日本最長の宿場です。前記事でも紹介しましたが、昭和53(1978)年には国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。  文化財保護法が適用になり、建物の外観に影響する変更に際しては許可が必要になる他、新しい建築も周囲の町並みと調和するよう意匠の基準が設けられています。 建物は道なり…

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奈良井宿にて(1) シロバナホトトギス、ナンテンハギなど

2014年秋の長野旅行(11) 10月8日(その1)  旅行3日目の朝です。宿から撮った写真ですが、千畳敷カールは良い天気です。この日に登れば良かったのですが、翌日の山の天気は誰も保証してくれません。右下の写真はトリミングしたもの。  3日目は、旧中山道の奈良井宿を訪れました。車を「道の駅 奈良井 木曽の大橋」に置き、歩いて行きます。「道の駅」と言っても、1991年に作られた「木…

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養命酒駒ヶ根工場見学など

2014年秋の長野旅行(10) 10月7日(その9)  養命酒健康の森・山野草コースの見学の後、養命酒駒ヶ根工場の見学をさせてもらいました。  左下は、健康の森の施設案内板。右下は、見学受付棟。バスが止まっていますが、団体が見学に来ていました。団体は予約が必要ですが、10名以下であれば予約は不要です。  左下、広々としたエントランスフロア。窓から見えるのは品質管理棟。右下、敷地内か…

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日比谷公園ガーデニングショー2014 & 孫の日

 旅行記の途中ですが・・・  10月20日、労組OB・OG会の「絵を描く会」に参加するため、新橋へ。途中、いつものように日比谷公園を通過しようとすると、「日比谷公園ガーデニングショー2014」が開催中でした。  10月26日(日)迄開催されていますので、ご興味がおありの方はどうぞ。  公式HPはこちらです。  時間が無いので、大噴水の周りに展示されていた「ライフスタイルガーデン部…

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養命酒健康の森・山野草コースにて(3) リンドウ、ダイモンジソウ、シラネセンキュウなど

2014年秋の長野旅行(9) 10月7日(その8)  養命酒駒ヶ根工場の敷地内にある山野草コースで見た花たちの最終回です。 リンドウ (竜胆)が咲き始めていました リンドウ科リンドウ属の多年草。花期は9~10月 本州~四国・九州の湿った野山や田の畦などに生える ↑ 左上はイヌタデの実らしい                つぼみがたくさん群れていた …

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養命酒健康の森・山野草コースにて(2) アキノキリンソウ、ヤクシソウ、イワシャジンなど

2014年秋の長野旅行(8) 10月7日(その7)  養命酒駒ヶ根工場の敷地内にある山野草コースで見た花たちの続きです。 アキノキリンソウ (秋の麒麟草) キク科アキノキリンソウ属の多年草。北海道~九州、朝鮮に分布。 山地や丘陵部の日当たりのよい場所に生える。花期は8~11月 この株は花付きが貧弱だった トリミングしました ヤクシソウ (…

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チューリッヒ美術館展 & ノルマンディー展

 芸術の秋と言うことで、我が家も芸術鑑賞日を設けました。美術館のハシゴです。  一ヵ所目は妻の希望で、乃木坂にある国立新美術館で開催中のチューリッヒ美術館展でした(公式HPはこちら)。  モネ、シャガール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、ダリ、ルソー、ゴーギャン、ミロ、などなど著名な画家たちの代表作74点を見て回りました。  内部は撮影禁止なので、リーフレット(A4二つ折り)の表裏を貼り…

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養命酒健康の森・山野草コースにて(1) ノコンギク、カワラナデシコなど

2014年秋の長野旅行(7) 10月7日(その6)  千畳敷カールから降りてきて、時間はたっぷりあるので、養命酒健康の森(HPはこちら)に行ってみました。中央自動車道の駒ヶ岳SAの近く、駒ヶ根ICから車で10分くらいのところにあります。 養命酒健康の森とは   (右の「散歩マップ」はクリックで大きくなります)  養命酒 駒ヶ根工場は、工場と呼ぶにはあまりにも美しい環境に包まれています…

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秋の千畳敷カールにて(3) ミヤマセンキュウ、チングルマの果穂

2014年秋の長野旅行(6) 10月7日(その5)  秋の千畳敷カールの様子を報告しています。今回はその最終回です。  八丁坂分岐から剣ヶ池へ下っていく途中で、ミヤマセンキュウが咲き残っていました(深山川芎、セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草)。  こちらはチングルマの紅葉と果穂です(珍車、稚児車、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)。  上空に雲が出てきて、八…

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秋の千畳敷カールにて(2) ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマリンドウ

2014年秋の長野旅行(5) 10月7日(その4)  秋の千畳敷カールで遊歩道を散策しています。  下(東方向)を見下ろすと剣ヶ池がはっきり見えます。2年前は薄くガスがかかっていたのです。  足下にはヤマハハコが咲いていました(山母子、キク科ヤマハハコ属の多年草)。  遠く雲かかかっているあたりは南アルプスです。  間もなく八丁坂への分岐です。八丁坂は乗越浄土(稜線…

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秋の千畳敷カールにて(1) オオヒョウタンボクとナナカマドの実

2014年秋の長野旅行(4) 10月7日(その3)  ロープウェイを降りると気温は11℃でした。明け方は数℃まで下がるそうです。  駅舎(ホテル千畳敷)の裏手を出ると、目の前はサギダルの頭(標高2,890m)です。左下は駒ヶ岳神社で、登山安全をお願いします。  目を右に転じると千畳敷カールが広がります。中央やや左手が宝剣岳(標高2,931m)です。  3枚を合成したパノラマ写…

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しらび平駅から標高2,612mの千畳敷駅へ

2014年秋の長野旅行(3) 10月7日(その2)  ロープウェイで標高1,662mのしらび平駅から標高2,612mの千畳敷駅に向かいます。950mの高度差を約7分半で登ります。  ロープウェイの搬機から撮った紅葉です。プラスチックの窓越しですし、反射があったりで、写真の色は今イチですが、実際はとても綺麗でしたよ。 日暮の滝です。2年前はしらび平からこの直下まで登りました …

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標高1,662mのしらび平駅へ

2014年秋の長野旅行(2) 10月6日(その1)  2泊3日で行った長野旅行、2日目の朝です。今日も快晴。  右下は宿の庭に咲いていた花、キクイモモドキでしょうか。  宿の建物は地元の材木を使った完全木造。宿泊した部屋は何と15畳。安い宿ですから、布団を敷くのはセルフサービスで、朝風呂はありません(シャワーはOK)。  問題点がひとつ。どこからともなくカメムシが侵入するのです。…

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台風、のち快晴

2014年秋の長野旅行(1) 10月6日  10月6日から2泊3日で長野県を旅してきました。今回もTADAOさんご夫妻にご一緒していただきました。  (旅の記録ですから、以下、文字の部分は読み飛ばして下さい)  我が家を出発した時は、折しも、大型の台風18号が襲来中という最悪のコンディションです。でも、台風の進行方向の左側ですから、外環道、関越道で激しかった風雨も、TADAOさん宅があ…

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オペラであそうぼう第2回公演から

 10月4日と5日の2回、妹のもっこと甥の大介君が所属する「オペラで遊ぼう」という小さな同好会が、JR与野駅近くの喫茶店を借り切って、第2回公演を開きました。私は2日目の記録係という役回りです。  「オペラで遊ぼう」の団員はまだ8人ですが、指導者に飯村孝夫氏(二期会会員・演出家)を迎えるという熱の入れよう。昨年に続き、第2回の音楽芝居を成功させました。  第一部は2人が重唱で2曲、5人が1~…

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エキザカム、ヒモゲイトウ、ジニア・プロフュージョン

ゆいの花公園にて(5)  ゆいの花公園は松戸市内にある公園です。9月28に見た花を記録しています。今回はその最終回です。 マリーゴールドやサルビア、ガウラなどが見えます エキザカム・アフィネ リンドウ科エキザカム属の多年草(一年草扱い)。花期は6月~10月 アラビア半島の南にあるソコトラ島が原産 一見、ナス科の花のようで、とてもリンドウ科と…

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アメリカンブルー、オジギソウ、宿根アスター(八重咲き)など

ゆいの花公園にて(4)  ゆいの花公園は松戸市内にある敷地面積1ヘクタールほどの公園です。  ボランティア団体「結いの花」の皆さんが植え込んだ、赤と黄色のアキランサス(ヒユ科アルテナンセラ属、別名:モヨウビユ、テランセラ)のパターンです。その周りはアメリカンブルー。 アメリカンブルー ヒルガオ科エルボルブルス属の常緑多年草(一年草扱い) 北米中南部原産。花期は5月~…

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ブルーキャッツアイ、サルビア・コクシネア・コーラルニンフ、ナツハゼの実

ゆいの花公園にて(3)  ゆいの花公園は松戸市にあり、都立八柱霊園の近くにあります。   ここで、ブルーキャッツアイという、初めて見る花が咲いていました ブルーキャッツアイ オオバコ科(←ゴマノハグサ科)オタカンサス属の半耐寒性宿根草。 花期は9~10月。原産は南アメリカ、オーストラリア 別名:オタカンサス、ブラジリアン・スナップドラゴン、アマゾン・ブル…

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コスモス、キバナコスモス、ショウジョウソウ

ゆいの花公園にて(3)  松戸市内のゆいの花公園です。敷地のほぼ中央部に樹木を取り囲んで円形のベンチが作られているのですが、使用禁止になっていました。折り畳み椅子に張り紙があり、スズメバチが飛んできていたようです。 円形ベンチの左手でコスモスが咲き乱れています。 上の写真の左上から 手前にはハナスベリヒユやショウジョウソウが見える コスモスと…

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シュウメイギク、アオスジタテハ、モンキチョウ、ヒメアカタテハ

ゆいの花公園にて(2)  松戸市内の「ゆいの花公園」敷地は篤志家により寄付されました。公園内には、篤志家からの寄付であることと、市としての活用方針が書かれてたプレートが設置してあります。 シュウメイギクのピンクはちょっと遠かった 白の方は沢山咲いていたが、ほとんどの顔がこっちを向いていない その中で一輪だけ写真になりそうなものが カランコエに飛来…

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マツバボタン、ハナスベリヒユ

ゆいの花公園にて(1)  9月28日、あまりに天気が良いので、市内の「ゆいの花公園」まで原チャリを飛ばしました。都立八柱霊園の近くですが、30分もかからすに行けるのです。 正門です 正門を入ると綺麗なマツバボタンが目に入りました マツバボタン ‘ジュエル’  (松葉牡丹の園芸種、大輪種) スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草(本来は多年草) 花期は6月~10月…

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アレチウリ・・・可愛い花ではあるけれど

江戸川近くの田園地帯にて・・・その3  江戸川近くの田園地帯を歩くと、田んぼのレベルより50cm~1mくらい土を盛った土地に古くからつづく民家が点在します。江戸川の氾濫により、家屋が浸水被害を受けないようにしたものと思われます。  ここ数年、アレチウリを見かけませんでしたが、また繁殖する兆しが現れました。 アレチウリ (荒れ地瓜) ウリ科アレチウリ属のつる性一年草。花期は…

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ジュズダマ

江戸川近くの田園地帯にて・・・その2  松戸市の江戸川寄りの地域は、昔、湿地帯であったところです。ここに、江戸時代初期から埋め立て・開墾が進み、稲などが作られました。湿地帯であった頃から、たびたび江戸川の氾濫に悩まされましたが、それは肥沃な土地になる要素でもありました。 ジュズダマ (数珠玉) イネ科ジュズダマ属の多年草。熱帯アジア原産。花期は7~10月 稲とともに 食用作物…

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マメアサガオ、マルバルコウソウ、ハゴロモルコウソウ

江戸川近くの田園地帯で・・・その1  我が家から西に30分ほど歩くと江戸川に到達します。その手前に、江戸時代の穀倉地帯だった地域があり、今も米が作られています。  今回から数回に分けて、そのあたりで見た花を記録します。 マメアサガオ (豆朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属のつる性一年草。花期は8~10月 北アメリカ原産の帰化植物で、暖地の道端などに生える 別名:ヒラミホシアサ…

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