アメリカデイゴ、クロウエア

日比谷公園にて  9月22日、所用で霞ヶ関に行ったついでに日比谷公園を通過しました。 ヒガンバナ もう、時季外れになってしまいましたが・・・ ヤツデに守られて・・・ 心字池の近くで アメリカデイゴ (亜米利加梯梧) マメ科デイゴ属の落葉低木。和名はカイコウズ(海紅豆)。花期は6~9月 原産は南アメリカで、江戸時代末期に渡来、鹿児島県の県木 …

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クワクサ(桑草)

 先日、近くの畑地で、見慣れない草を見ました。葉が白っぽく、茎や葉柄が赤紫、葉腋に赤紫の塊があります。取りあえず、スマホで写真を撮り、ネットの雑草図鑑を検索しました。 クワクサ (桑草) クワ科クワクサ属の一年草。本州以南の日本各地、中国にも分布する 路傍、畑、果樹園などに普通に生育するが、地味な草で目立ちにくい 名の由来は「葉の形が桑に似ているから」とあるが、3裂はしないようだ…

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ヒヨドリバナ、実の色々(オトコヨウゾメ、ミヤマガマズミ、カマツカ)

皇居東御苑にて・・・7  9月18日に訪れた皇居東御苑で見た花や実を紹介してきましたが、今回が最終回です。 ヒヨドリバナ (鵯花) キク科ヒヨドリバナ属の多年草。花期は8~10月 北海道~九州の山野に生える サワヒヨドリに似るが、ヒヨドリバナの葉には葉柄がある 花柱の先端が2つに分かれ、筒状の花から飛び出している ツリガネニンジン (釣鐘人参…

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トキリマメ、シモバシラ

皇居東御苑にて・・・6  9月18日に訪れた皇居東御苑です。二の丸雑木林の一角で、小さな黄色いマメ科の花を見ました。初見です。 トキリマメ (吐切豆) マメ科タンキリマメ属のつる性多年草。花期は6~9月 本州(関東地方以西)~九州の日当たりの良い草地や林縁に生える タンキリマメ(痰切豆)の花とそっくりだそうだ トキリマメの葉は付け根寄りが幅広で、タンキリマメは先端…

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ヤマホトトギス、イタドリ、ススキ

皇居東御苑にて・・・5  9月18日に行った皇居東御苑で見た花や実などを記録しています。  二の丸雑木林でマヤランを見つけたのですが、ちょっと状態が悪く、写真にはなりませんでした。 ヤマホトトギス (山杜鵑) ユリ科ホトトギス属。日本固有種。花期は8~9月 北海道の南西部から九州の林縁や明るい林に生える               右側の棒状のものはさく果(↑) …

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フジカンゾウ、ヒメキンミズヒキ、ヒガンバナなど

皇居東御苑にて・・・4  9月18日、皇居東御苑に行ってきました。労組OB・OG会の企画で、写真教室です。リーダーのNさんは写真専門学校の卒業生です。 フジカンゾウ (藤甘草) マメ科ヌスビトハギ属の多年草。花期は8~9月 本州~九州の山野の林内で、半日陰になるような所に生える ピンク色の可愛い花で、長さは1㎝ほど 茎を伸ばしながら、花を咲かせる。実は…

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アサザ、ウメモドキ、ウド、ヒヨドリジョウゴなど

皇居東御苑にて・・・3  9月18日、労組OB・OG会の仲間と皇居東御苑に行き、秋の花や実を撮ってきました。 二の丸池の様子です。 左手前の水面に咲く花はアサザ アサザ (浅沙、阿佐佐) ミツガシワ科アサザ属の多年草。花期は6~8月 日本では、本州・四国・九州の池や沼などの水中に生える サルスベリ (百日紅) 枝の曲がり具合が面白…

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オミナエシとツマグロヒョウモン、コブシの実など

皇居東御苑にて・・・2  9月18日に行った東御苑で見た花や実を記録しています。 オミナエシ (女郎花) 誰でも知っている「秋の七草」のひとつですね 上の写真には2匹(頭)の蝶が写っています。その蝶が下の写真 ツマグロヒョウモンの雌 同じく雄 (雌雄で模様が違う) 左下、オミナエシの前で会報用の記念撮影(大きくなりません)  右…

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ジュウガツザクラ、タイワンホトトギス、ツルボなど

皇居東御苑にて・・・1  9月18日、労組OB・OG会の仲間と共に皇居東御苑に秋の花を撮りに行ってきました。  ジュウガツザクラが咲き始めていました。 ジュウガツザクラ (十月桜) 江戸彼岸と豆桜の交雑種といわれる小彼岸桜の園芸品種 10月から4月にかけてで、断続的に花を咲かせる 大手門発券所前にて タイワンホトトギス (台湾杜鵑) ユリ科ホトトギ…

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センニンソウ、キンミズヒキ、ミズヒキなど

目黒・自然教育園にて・・・10  9月5日に行った自然教育園の園内で見かけた花たちです。今回で最終回にします。 センニンソウ (仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属のつる性常緑半低木。花期は8~9月 日本各地、日当たりの良い道端や山の麓、川岸などに生える 大きな桜の木に絡みついている                                   下はクマバチ…

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ツルマメ、ナンバンギセル、コバノカモメヅル

目黒・自然教育園にて・・・9  9月5日に訪れた自然教育園の花です。もう2週間も経過していますので、そろそろ終わりにしなければと思ってはいるのですが・・・。  水生植物園の茂みの中に、小さなマメ科の花を見つけました。これは初めて目にします。 ツルマメ (蔓豆) マメ科ダイズ属のつる性植物で、ダイズの原種とされる。花期は7-9月 本州、四国、九州の野原や路傍、荒地等に生え…

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ナガボノシロワレモコウ、シロバナサクラタデ

目黒・自然教育園にて・・・8  9月5日に行った自然教育園です。  武蔵野植物園から水生植物園に下ってくると、ゴンズイなどの樹の下で写生をする方々が・・・(水生植物園は左手から左奥にかけて)。 皆さんの目線の先はこんな風景です。 ナガボノシロワレモコウ (長穂白吾木香) バラ科ワレモコウ属の多年草。花期は7~10月 北海道~本州中部。低地~亜高山帯の湿原や湿…

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ノブキ、シュロソウ

目黒・自然教育園にて・・・7  9月5日に行った自然教育園です。  武蔵野植物園の西側にある細い遊歩道はあまり足を踏み入れたことがないのですが、今回は時間に余裕があったので、回ってみることにしました。すると、初めてみる花が・・・。それがノブキだったです。 ノブキ (野蕗) キク科ノブキ属の多年草。花期は8~9月 北海道~四国の山地帯のやや湿り気のある林縁に生える 草丈60…

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キツネノマゴ、シロバナキツネノマゴ、シモバシラ

目黒・自然教育園にて・・・6  9月5日に行った自然教育園の武蔵野植物園で見た花です。 キツネノマゴ (狐の孫) キツネノマゴ科キツネノマゴ属。花期は8~11月 日本では、本州~九州の道端や草むらに普通に見られる一年草 とは言っても、住宅街の近くでは見たことがない 枝先に円筒形の穂状花序を作り、淡紅紫色の小花を咲かせる 下唇の奥に独特な星形?の模様が…

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町内会の敬老祝う会

 9月15日、町内会の「敬老祝う会」が近くの市民センター開催されました。  我が町内会は600戸程度で、「敬老祝う会」の対象となる70歳以上は280名以上がお住まいです。そのうち、76人が出席されました。  私も昨年から対象者でしたが、昨年は台風来週のため中止に。町内会の役員だったので、主催者側だったっことはありますが、お祝いされる側としては、今回が初めてになります。  松戸市長も忙しいス…

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オオヒナノウスツボ

目黒・自然教育園にて・・・5  9月5日に自然教育園に行きました。  路傍植物園を過ぎると、やがて遊歩道は二つに分かれます。今回は、トラノオスズカケを見るために左手(水鳥の沼方向)に進みました。  遊歩道は水鳥の沼から右手に曲がり、やがて、自然教育園の最奥部・武蔵野植物園に至ります。  この時期、武蔵野植物園では、地味な花ながら、オオヒナノウスツボが人気の花です。大雛臼壺と書きま…

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ヒヨドリジョウゴ

目黒・自然教育園にて・・・4  9月5日に行った自然教育園の路傍植物園で見た花を報告しています。  路傍植物園は、入園して直ぐ、遊歩道の沿って左右に続いています。  今回の花は私の大好きな花のひとつで、ヒヨドリジョウゴです。反り返った白い花弁とその付け根にある緑の斑点、黄色と焦げ茶色の雄しべと花弁の白とのコントラスト・・・、可愛い花です。 ヒヨドリジョウゴ (鵯上戸) …

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マツカゼソウ、ハグロソウ

目黒・自然教育園にて・・・3  9月5日に訪れた自然教育園の路傍植物園で見た花です。路傍植物園では四季折々の植物が楽しめます。 マツカゼソウ (松風草) ミカン科マツカゼソウ属。本州(宮城県以南)~九州 山地の林縁などに生える多年草(ミカン科では唯一の草本) 花期は8~10月 名の由来は、草姿が松の図柄に似ていることからマツガエソウ(松枝草)とさ れ、草姿に…

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カリガネソウ(雁金草)

目黒・自然教育園にて・・・その2  目黒のおじいちゃんのブログでカリガネソウ開花のお知らせがあったので、この花を見に行くのも目的のひとつでした。  実は、ネットでは見たことがあるものの、実物を見るのは今回が初めてだったのです。 カリガネソウ (雁金草) シソ科(←クマツヅラ科)カリガネソウ属の多年草。花期は8~9月 日本各地、朝鮮半島、中国に分布。湿った山林や林縁に生える …

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トラノオスズカケ

目黒・自然教育園にて・・・その1  9月5日、目黒の自然教育園(正確には、国立科学博物館附属 自然教育園)に行ってきました。  目黒と書きましたが、JRの最寄り駅が目黒駅でして、正確には港区白金台5丁目にあります。なお、目黒駅は品川区にあります。ややこしい  秋口に行くのは、トラノオスズカケの花を見るのが目的のひとつだったのです。 トラノオスズカケ (虎の尾鈴懸) ゴマノハ…

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ジャコウソウモドキ

 8月21日、上三依水生植物園から東北自動車道の那須塩原ICに向かう途中で、滝見亭という蕎麦屋さんを見つけて飛び込みました。  石臼挽きのそばと天もりをシェアしましたが、美味しい蕎麦でした。  店の前で咲いていたカサブランカや黄花コスモスです。  このピンクの花、名前が分からず、女将さんにお尋ねしたら分からないとのこと。その後、お持ちになりますかと尋ねられたので、喜んでいた…

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ジャコウソウ、ナツズイセン、ムシトリナデシコなど

上三依水生植物園にて・・・11  8月21日に行った日光市上三依水生植物園でみた花の報告も最終回になりました。 ジャコウソウ (麝香草) シソ科ジャコウソウ属の多年草。花期は8~9月 山地の湿った林内や谷間の木陰などに生える 8月7日の箱根湿性花園でも見たので、今年は2回目の出会いです 茎や葉を揺すると麝香のようなほのかな香りがする というのが名の由来だが、実際…

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カラマツソウ、ミヤギノハギ、マルバハギ、ヤマジノホトトギスなど

上三依水生植物園にて・・・10  8月21日、日光市上三依水生植物園で見た花を報告しています。  先日、シキンカラマツをご紹介しました(こちら)が、今回はその仲間から・・・。 カラマツソウ (唐松草) キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。花期は5~8月 日当たりの良い草原や湿った草原などに生える 花弁はなく、花に見えるのは雄しべ 和名の由来は、花の様子がカラマツ…

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キスゲ(ユウスゲ)、ヌマトラノオ、イヌゴマ、タマアジサイなど

上三依水生植物園にて・・・9  8月21日に日光市上三依水生植物園に行ってきました。  鉄道の最寄り駅は、野岩鉄道会津鬼怒川線上三依塩原温泉口駅から徒歩7分となります。しかし、東武鉄道(鬼怒川線)の新藤原駅で野岩鉄道に乗り継ぐことになり、かなり大変な行程になりますから、やはり車が便利です。 キスゲ (黄菅)  初見 キスゲ科またはススキノキ科(←ユリ科)ワスレグサ属の多年草。…

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スイレン、コウホネ、マルバオモダカ、アサザ

上三依水生植物園にて・・・8  8月21日に訪れた日光植物園です。  植物園の一番奥にある水生植物池にやってきました。写真左下にご注目。  この植物園のトイレは入口の管理棟にしかなく、ここまで来るとトイレへの往復には20分以上必要です。 スイレン (睡蓮) スイレン科スイレン属の水生多年草。日本在来種はヒツジグサ(未草)という 花期は6~9月。写真のものは温帯睡蓮の園…

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トモエソウ、ハナトラノオとセイヨウオオマルハナバチの盗蜜

上三依水生植物園にて・・・7  8月21日、日光市上三依水生植物園で撮影した花を記録しています。初めて見る花も多く、楽しい3時間でした。 トモエソウ (巴草)  初見 オトギリソウ科オトギリソウ属。 花期は7~8月 日本各地の山地の草原に生える。花弁が巴状に開くのでこの名がある 季節外れのビヨウヤナギ?と思って写真を撮ったら、花弁が捻れていた ハナトラノオ…

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シラヒゲソウ、サワギキョウ、ミソハギ、タチフウロなど

上三依水生植物園にて・・・6  8月21日、日光市上三依水生植物園で見た花を報告しています。  この植物園は塩原温泉の奥に位置し、東北自動車道西那須野塩原ICから約40分で行くことが出来ます。 湿性草原エリアで シラヒゲソウ が咲いていました 白鬚草、ユキノシタ科ウメバチソウ属 本州・四国・九州の山地の湿地に自生。花期は8~10月 名の由来は、花弁から伸びた白い髭を見…

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シキンカラマツ、タムラソウ、オミナエシ、ヤブラン

上三依水生植物園にて・・・5  8月21日に行った上三依水生植物園で見た花を報告しています。 園内の風景です(湿性草原ゾーン) 標高は約692m 今回は、私の好きな花のひとつから始めます シキンカラマツ (紫錦唐松) キンポウゲ科カラマツソウ属。長野、群馬、福島の三県に分布 山地の湿った木陰などに自生する。花期は7~9月 薄い赤紫の部分は萼片で、雄し…

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レンゲショウマ、キレンゲショウマ、サラシナショウマ

上三依水生植物園にて・・・4  8月21日、日光市上三依水生植物園を訪れました。園内ではレンゲショウマやキレンゲショウマが咲き始めていました。最盛期にはツアーバスがやってくるそうです。 レンゲショウマ (蓮華升麻) キンポウゲ科レンゲショウマ属。日本特産で一属一種。花期は7~8月 東北~近畿地方の太平洋側の落葉広葉樹林内に生える 名の由来は、花が蓮に、葉がサラシナショウ…

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ヤマトリカブト、イワニガナ(ジシバリ)など

上三依水生植物園にて・・・3  8月21日に訪れた上三依水生植物園で見た花を記録しています。 ヤマトリカブトが沢山咲いていました 山鳥兜、キンポウゲ科トリカブト属の多年草。花期は8~10月 本州(東北~中部)の山林内や草原に生える 草全体に毒があるが、なかでも根は猛毒。天然物ではフグ毒に次ぐ 別名:ブス。不美人を指す「ブス」の語源となった(神経毒で無表情になるから) …

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