ヤシュウハナゼキショウ、ケイビランなど

上三依水生植物園にて・・・その2  8月21日、日光市上三依水生植物園を訪れています。1時間くらいで見て回れるほどの大きさかと思いきや、どうしてどうして。初めて見る花もあり、気がつけば3時間も居座りました。 植物園のリーフレットから ヒマラヤの青いケシも咲くようです ヤシュウハナゼキショウ (野州花石昌) 初見 ユリ科チシマゼキショウ属。山中のあまり直射日光が当たら…

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ハナツリフネソウ(ゲンペイツリフネソウ)など

上三依水生植物園にて・・・その1  8月20日に日光植物園へ行きましたが、宿泊は那須塩原温泉にしました。ここにした理由は、上三依水生植物園に近いからです。昨年、ケン坊さんのブログで知ったのですが、一度は行ってみなくてはと思っていたのです。 日光市上三依水生植物園 かみみよりすいせいしょくぶつえん(HPはこちら)  男鹿川沿いの敷地面積約2万2千平方メートルの広大な園内には、約300種、…

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ワスレナグサ、サワギキョウ、ヤマジノホトトギスなど

日光植物園にて・・・その4  植物園の東側、田母沢川近くまでやってきました。ここには湿地や池などがいくつか存在します。  写真は、大きな湿地の北側から南側を撮ったものです。右手前にワスレナグサの群落があります。 ワスレナグサ(勿忘草、ムラサキ科ワスレナグサ属) ワスレナグサとは、広義にはワスレナグサ属の種の総称であり、 狭義には、ワスレナグサ属の一種、シンワスレナグサを…

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シラヤマギク、ユウガギク、シロヨメナなど

日光植物園にて・・・その3  東の方向から遠雷が聞こえ、日中なのに、次第に暗くなってきました。 シラヤマギク(白山菊、、キク科シオン属) 北海道~九州の山地や丘陵などに生える。花径は3cmほど。舌状花は少ない ユウガギク(柚香菊、キク科ヨメナ属) 近畿以北に分布し、山地に生える。花径2~3cm シロヨメナ(白嫁菜、キク科シオン属) 岩手県以南…

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ツルボ、コバギボウシ、ハエドクソウなど

 今朝の外気温は21℃しかなく、なんだか急に寒くなりました。 日光植物園にて・・・その2  日光植物園は明治35年に開設され、明治44年に現在の場所に移転しました。昭和25年に近接地の所管換えや買収が行われ、現在の広さは32,361坪です。写真は園内の様子です。 ツルボ(蔓穂、ユリ科シラー属) 山地の日当たりの良い草原に生える。花期は8~9月 名の由来は不明というが…

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アキノタムラソウ、ヤブマメ、ヌスビトハギなど

日光植物園にて・・・その1  8月20日、日光植物園へ秋の花を探しに行ってきました。正確には、「東京大学大学院理学系研究科付属植物園 日光分園」といい、通称「小石川植物園」の分園に当たります。  前日の夕食時に急きょ決めたもので、インターネットで宿の手配もしておきました。こういうことが出来るのはリタイア生活の良いところでしょうか。 アキノタムラソウ(秋の田村草、シソ科アキギリ属) …

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箱根ラリック美術館にて(その3) オリエント急行 ル・トラン

 8月7日、箱根ラリック美術館を訪れた報告です。なお、本日2本立てです。前記事もご覧いただけると幸です。  ルネ・ラリックはオリエント急行の豪華サロンカー(ル・トラン)の内装もデザインしています(1928年完成、68歳時)。そのサロンカー丸ごと1輛がこの美術館に展示してあります(カフェ・レストランの裏手)。この車両は2001年まで現役で使用され、2004年、箱根ラリック美術館に到着しました。 …

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箱根ラリック美術館にて(その2) 遊歩道の花たち

 8月7日に訪れた箱根ラリック美術館です。  3年前に一度訪れているので、宝飾やガラス工芸をざっと見た後、妻たちとは別行動で、遊歩道の花たちの撮影に時間を取りました。  遊歩道はミュージアムの入口手前左手から、大きな芝生のガーデン前まで続いています。  奥に見えるのが、日本最大のラリック・コレクションを誇るミュージアムの建物です。 キキョウ(キキョウ科)        ハクチョウ…

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箱根ラリック美術館にて(その1)

 旅行3日目の8月7日、朝イチで箱根ラリック美術館(HPはこちら)に行きました。  ルネ・ラリックは、アール・ヌーヴォー、アール・デコという2つの美術様式のムーブメントを橋渡しした、フランスを代表する宝飾とガラスの工芸家です。ミュージアムには彼の作品が多数展示されています。  入場料は1500円ですが、直ぐ近くの箱根湿生花園との共通入場券は1700円(2施設で500円お得)。なお、ショッ…

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箱根湿性花園にて(その5) オグラセンノウ、サワギキョウ、エゾリンドウなど

 8月7日に訪れた箱根湿性花園で見た花を紹介しています。 先ずは、デジイチで撮った園内の様子をYouTubeでご覧下さい オグラセンノウ(小倉仙翁、ナデシコ科センノウ属) 色鮮やかナデシコです。朝鮮半島北部、九州地方、岡山県以西の 中国地方などの山間部の湿地帯に生育する。絶滅危惧種 サワギキョウ(沢桔梗、キキョウ科ミゾカクシ属) 日本では、北海道~九州の湿原や緩い…

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箱根湿性花園にて(その4) ナミキソウ、サワヒヨドリ、ホザキシモツケ、レブンソウなど

 8月7日に訪れた箱根湿性花園で見た花を紹介しています。 園内の様子です。チダケサシやミソハギ、コオニユリなどが見えます ナミキソウ(波来草、シソ科タツナミソウ属) 日本、朝鮮、中国(東北部)、千島、樺太に分布 名の由来は、海岸の波打ちぎわに近い砂浜に生育することから サワヒヨドリ(沢鵯、キク科ヒヨドリバナ属) 日本では、山地の日当りのよい湿地に生える …

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箱根湿性花園にて(その3) ホツツジ、ワレモコウの仲間など

 8月7日に訪れた箱根湿性花園で見た花を紹介しています。 低層湿原辺りの風景です ホツツジ(穂躑躅、ツツジ科ホツツジ属) 日本特産。雌しべはほぼまっすぐ伸びる。有毒植物 北海道の南部、本州、四国、九州に分布し、山地の岩場などに自生 ミヤマホツツジ(深山穂躑躅、ツツジ科ミヤマホツツジ属) ホツツジの花茎が長いタイプらしい ミヤマホツツジなら花弁が黄緑色を帯びるよう…

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箱根湿性花園にて(その2) ネバリノギク、レンゲショウマ、キレンゲショウマなど

 旅行3日目の8月7日に、箱根湿性花園で見た花を紹介しています。 ネバリノギク(粘野菊、キク科シオン属) 北アメリカ東部原産で、日本には外来種として定着している 名の由来は、茎や葉の全体に粘りけのある腺毛があから レンゲショウマ(蓮華升麻、キンポウゲ科レンゲショウマ属) 日本特産の1属1種の植物 名の由来は、花が蓮に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているから …

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箱根湿性花園にて(その1) チョウセンヨメナ、キンバイザサ、アケボノフウロなど

 8月7日、旅行3日目です。昨晩も宿は雲の中で、雨も降った様子。  朝イチで駒ヶ岳に登り、富士山を撮る予定でしたが、雲が多くて断念。その代わり、箱根ラリック美術館へ直行。常設展を1時間ほど見学し、中抜けして箱根湿性花園(HPはこちら)に行きました。  平日ですが、夏休みのため子供連れの家族もおられました。 下は、湿性花園の入口。右は、見頃の花情報です。  今…

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ポーラ美術館にて(その2) ウバユリ、タマアジサイ

 8月6日に訪れたポーラ美術館です。  「森の遊歩道」を出てくると、ウバユリ(姥百合、ユリ科)が咲いていました。実は、ウバユリの花を初めて見たのです。  名の由来は、花が咲く時期には、葉(歯)が枯れてしまうからだそうですが、葉はしっかり残っていました。  タマアジサイの玉(つぼみ)は二重構造になっているようです。  「森の遊歩道」で見た植物ですが、名前が分からない黄色い花(左…

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ポーラ美術館にて(その1) ヤマジオウ(山地黄)など

 8月6日、箱根ガラスの森美術館を見学した後、先の5月にも行ったポーラ美術館を訪ねました。  美術館に入る前、明るいうちにとTADAOさんご夫妻を「森の散歩道」にご案内しました。ヒメシャラの森の中を歩く、TADAOさんの奥様と妻です。  歩き始めて直ぐに、バライチゴの実を見つけました(左下)。アシナガグモの仲間がいます。右下は、フタリシズカの実です。  ピンク色の小さな花が咲いてい…

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箱根ガラスの森美術館にて(その2) ツルアジサイ、ヴェネチアン・グラス、馬頭琴

 8月6日に訪れた箱根ガラスの森美術館を紹介しています。  庭園で見た花の続きです。  コオニユリ(小鬼百合、ユリ科)  ウズアジサイ(渦紫陽花、アジサイ科)  バラとアジサイ‘ブルーダニューブ’の額縁絵。 クリスタルグラスの噴水 アナベルの滝  アチェロという水車小屋でツルアジサイ(蔓紫陽花)を見ました。3年前は気がつかなかったので、花が咲いていなか…

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箱根ガラスの森美術館にて(その1) クリスタルグラスの光の回廊とアジサイ

 8月6日、箱根関所から国道1号線を宮ノ下の方面に走ります。  途中、箱根登山鉄道の踏切を通過しました(写真右)。  ここは小涌谷駅の近くで、箱根駅伝の際、選手の通過待ちで協力してくれる所ですね。  宮ノ下のT字路を左折して、箱根ガラスの森美術館に向かいます。  箱根ガラスの森美術館(HPはこちら)には11時半頃到着しました。  受付を抜けた風景です。手前に池、左手がヴェネチア…

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箱根関所・旧街道の杉並木

 8月6日、旅行2日目です。  昨夜はかんぽの宿に泊まりました。この日の夜と2連泊です。右は早朝に撮った温泉浴場です。  昨夜は雲の中に入り、雨も降ったようです。この日の朝も雲が低く、肌寒いです。  箱根観光の定番ですが、箱根関所を見学しました。左下は、小田原側の門、右下は、三島側の門です。  遠見番所がある高台から見た箱根関所の全景です。芦ノ湖名物・海賊船も見えます。  箱根…

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忍野八海にて(その2)

 8月5日、世界遺産の一部として指定された忍野八海を見学しています。  これまでに5つの湧水池(うち、4つが世界遺産構成資産)を見ましたが、残りを見に行きます。  濁池の水が流れる阿原川に沿って西に進むと、左手奥に銚子池(16=世界遺産構成資産番号、以下同じ)があります。浅い池で、間欠的に湧出しているそうです。  阿原川の清流(左下)は新名庄川に合流します。学生らしき観光客が冷たい水に…

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忍野八海にて(その1)

 8月5日、富士西麓にある朝霧高原から、北麓にある忍野村にやってきました。河口湖と山中湖の中間で、やや山中湖寄りにある忍野八海を見学するためです。  昭和9(1934)年に天然記念物として指定された「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池で、昭和60(1985)年、環境庁より全国名水百選に選定されている。  富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊ぎの場の歴史や伝説、 富士山域を背景とした…

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朝霧高原・富士花鳥園(その3) タマアジサイ、ノリウツギ、水鳥など

 8月5日、朝霧高原にある富士花鳥園(HPはこちら)を訪れています。  温室を出て、水鳥がいる池に向かいました。途中、シシウド(セリ科)が花序をいっぱいに広げて咲いていました。  遊歩道の両側にはタマアジサイ(玉紫陽花、アジサイ科)が多数ありました。まだ、つぼみが多いのですが、咲き始めたものを撮ってみました。 装飾花が咲き始め 両性花が咲いたのもあった これ…

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朝霧高原・富士花鳥園(その2) フクシア、インコ、フクロウ

 8月5日、富士山の西麓にある富士花鳥園(HPはこちら)に来ています。  温室の入り口から見て、左手にはロリキート(インコ)の仲間が展示され、ネットの中で一緒に遊ぶことも出来ます。  左下、ヒインコ(緋インコ)。この後、指を噛まれた(笑)。  右下、コガネメキシコインコ(黄金メキシコインコ)。人懐こい性格。  猛禽類も近くで見ることができます。  左下、ヨゲンノスリ(予言ノスリ…

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朝霧高原・富士花鳥園(その1) バードショー、ベゴニア、ストレプトカーバスなど

 8月5日から2泊で富士・箱根方面を旅してきました。今回からその報告を始めます。また、長くなりますが、ご覧いただけると幸です。  白馬旅行でもご一緒していただいたTADAOさんご夫妻と、道の駅朝霧高原で待ち合わせ。私たちは首都高の事故渋滞で1時間ほど遅刻してしまいました。  朝霧高原は富士山の西麓にあり、道の駅の建物裏は富士山のビューポイントなのですが、雲が低く垂れ込め、富士山は見え…

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信濃大町・流鏑馬会館 & 尋ね花

 富士山周辺や箱根に行ってきました。宿泊地のホテルにはWi-Fiサービスがなく、箱根の山の中だったので、電波状態も悪く、皆さんのブログにお伺いすることが出来ませんでした。順次、お訪ねさせていただいておりますので、ご容赦下さい。  7月4日、塩の道ちょうじや(旧塩の道博物館)を訪れましたが、同じ敷地に流鏑馬会館がありました。  大町には若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ、垂仁天皇の時代…

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塩の道ちょうじや & 尋ね花

 報告を始めてから1ヶ月近く経っている白馬旅行ですが、7月4日、旅行最終日になりました。  この日は白馬村から再度大町市まで南下し、白馬山岳博物館が近くにある「塩の道ちょうじや」(旧塩の道博物館、HPはこちら)を尋ねました。  長野県松本市から新潟県糸魚川市に至る千国街道は、通称「塩の道」と呼ばれます。江戸時代、松本藩は軍事的な事情などから、太平洋側から塩を運び込むことを禁止、大阪や能登…

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その9) 花色々④

 7月3日、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を訪れました。庭園内で咲いていた花たちを紹介しています。今回はその最終回です。 シカクヒマワリ(四角向日葵、キク科) 四角いのは花や葉ではなく、茎の断面 アネモネ・ バージニアナ(キンポウゲ科) 和名は春咲き秋明菊 花の背後はアネモネ・ バージニアナの実。左右はヤマハギ …

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その8) 花色々③

 7月3日、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を訪れました。庭園内で咲いていた花たちを紹介しています。今回はその3回目です。 アスクレピアス・クラサビカ(キョウチクトウ科←ガガイモ科) 和名はトウワタ(唐綿) アスクレピアス・ツベロサ(キョウチクトウ科←ガガイモ科) 和名はヤナギトウワタ(柳唐綿) 葉が幅広なのが気になる。別種かも …

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その7) 花色々②

 7月3日、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を訪れました。庭園内で咲いていた花たちを紹介しています。今回はその2回目です。 エーデルワイス(キク科) セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草) 本来はヨーロッパやヒマラヤ等に分布する高山植物です ポピーマロウ(アオイ科) シダルケア(シダルセア、アオイ科) 別名ミニホリホック …

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その6) 花色々①

 7月3日、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を訪れました。その雰囲気はこれまでに報告した通りですが、今回から咲いていた花たちを数回に分けて紹介することにします。お付き合いください。  恐らく100数10種類もの花が咲いていたと思います。頂いたパンフレットや受付に花の名前入り写真がありましたが、名前が分からないものが多数ありました。スタッフには図鑑のよ…

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その5)

 7月3日に訪れた、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を紹介しています。  庭園を見学している途中ですが、ファクトリーの展望室に上ってみることにしました。  芝生広場に面した玄関から入ります。ここのスタッフはスタイルの良い美人揃い。  玄関を入った左手に展示してあった切り花です。奥の列は全てエキナセア(左から、プルプレア、チキトーチ、グローイングド…

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その4)

 7月3日に訪れた、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を紹介しています。  咲いている花の種類の多さにビックリしています。スタッフに伺ったところ、10Kmほど離れたところに農場があり、多くの植物を種から育てているそうで、咲き始めた花を運んできて、定休日に花期が終わった植物と植え替えをしているのだそうです。  英国から持ち帰った種は3000種、それを自社農…

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