ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その3)

 7月3日に訪れた、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)を紹介しています。  良質の製品を作るためには、商品コンセプトに相応しい自然環境や社員の心の豊かさが不可欠、ということで「ガーデンの中に工場を造る」という逆転の発想の元に建てられているのです。  ガーデンの設計は、当時の会長と社長自らが担当。どうすれば「植物の生命力と癒し」を表現できるか、また、ヨーロ…

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その2)

 7月3日に訪れた、長野県大町市にあるラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン(HPはこちら)の紹介をしています。  ここのコンセプトは“五感で感じるガーデン”。前回も書きましたが、雰囲気を楽しんで頂きたいので、あえて花の名前を記載せず、アップの写真も貼り付けておりません。 ボーダーガーデンからストーンブリッジをくぐり、 白樺林を左手に見て、園路を右手に曲がります …

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ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンにて(その1)

 7月3日、大町山岳博物館を見学した後、予約しておいたラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンを訪れました。  ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンは、アルペンローゼ株式会社(ヘアケア、スキンケア、ボディケア製品、エッセンシャルオイル等を製造している)の敷地内に設けられたイングリッシュガーデンです(HPはこちら)。  妻がネットで見つけた所です。有料ですが、最近、人気上昇中とか。雰囲気を大切…

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白馬五竜高山植物園にて(その5) 外国産の高山植物たち

 7月3日、白馬五竜高山植物園で咲く花を見学しています。今回はその最終回、外国産の高山植物を中心にご紹介します。 ゲウム・リヴァレ(バラ科) 和名はフウリンダイコンソウ(風鈴大根草) 原産はヨーロッパ。標高2100m以下の湿った草地や森、川沿いなどに分布 調査中  (キンポウゲ科でしょうね) アルニカ・モンタナ(キク科) 和名はセイヨウウサギギク(西洋兎菊…

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白馬五竜高山植物園にて(その4) ハクサンチドリ、グンナイフウロ、ミヤマハンショウヅルなど

 7月3日、白馬五竜高山植物園を見学しています。  残念ながら、15時ちょっと前から雨が降り出しました。ポンチョを被り、カメラをタオルで保護しながら撮影を続けましたが、急いだためピンぼけ多数。 ハクサンチドリ(白山千鳥、ラン科) ショウキラン(鍾馗蘭、ラン科) 紫色のギンリョウソウ?と思ったが、ケン坊さんのブログで名が判明 ギンリョウソウと同じく、菌類に寄生する腐生植物…

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白馬五竜高山植物園にて(その3) コマクサ、ウサギギク、イワギキョウなど

 7月3日、白馬五竜高山植物園を見学しています。ペアリフトで1600m付近まで登り、斜面を下りながら高山植物を見学するのです。  草の斜面は、やがて砂礫帯を再現した斜面に変わります。 イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、シソ科) 和名の由来は、伊吹山に多く分布し、芳香があることから 砂礫帯のメインは、やはりコマクサ(駒草、ケマンソウ科) 高山植物の女王と呼ばれています。園内…

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白馬五竜高山植物園にて(その2) チョウノスケソウ、ノビネチドリなど

 7月3日、白馬五竜高山植物園のテレキャビン駅からリストに乗るため、花を見ながら下っていきます。 チョウノスケソウ(長之助草、バラ科) 日本では須川長之助(ロシア人植物学者の助手)が初めて採集した チョウノスケソウの綿毛(花も綿毛も、チングルマに似ている) ゴゼンタチバナ(御前橘、ミズキ科) 石川県・白山の御前峰で発見されたことによる命名 葉が6枚のものに花が咲く。4…

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白馬五竜高山植物園にて(その1) サクラソウやケシの仲間など

 7月3日、大町山岳博物館に立ち寄った後、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンを見学。その後、白馬村に戻り、白馬五竜高山植物園を見に行きました。  この順番通り、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンの紹介をすると、高山植物の花の季節感がどんどんずれてしまいますので、白馬五竜高山植物園の報告を先にすることにしました。 白馬五竜高山植物園について  標高3000m級の北アルプスを望む、標高…

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大町山岳博物館にて シコタンハコベ、クサレダマ、イタチササゲ

 7月3日、旅行3日目です。早朝4時半頃、トイレに起きた際、カーテンの隙間から朝焼けが見えました。朝焼けは雨の兆しと言いますが、今日は観光最終日ですから、何とか天気がもって欲しい。  この日は大町市のラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン見学と、五竜高山植物園がメイン。朝9時の出発前に、旅館の付近の花を撮りました。  ルドベキアの一種でしょうか。バッタかな(種名までは分からなかった)。 …

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白馬三枝美術館にて…庭で咲く花たち

 7月2日、八方尾根自然研究路の見学を終わりましたが、まだ日は高いので、雨の日を予想して調べておいた白馬三枝美術館に行ってみました。  右上は、移動の途中で見た白馬ジャンプ競技場です。長野オリンピックでの日の丸飛行隊が思い出されえます。  白馬三枝美術館は、「白馬に魅せられた画家たちのあかし」をテーマに、日本を代表する画家、版画家、長野県内の作家達の作品が一同に集められている新しい美術館…

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八方尾根自然研究路にて(その3) ハッポウウスユキソウ、ツマトリソウなど

 7月2日、花を見ながら八方尾根自然研究路を登っています。  時折、ガスが薄くなるのですが、尾根の南側(下の写真では左側)から次から次へとわき上がってきます。  八方尾根には347種類もの高山植物が確認されていますが、その中で「ハッポウ」と名がつく固有種があります。ハッポウタカネセンブリ、ハッポウワレモコウ、ハッポウアザミ、ハッポウウスユキソウなどですが、花期の関係でハッポウウスユキソウだけ…

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八方尾根自然研究路にて(その2) タテヤマリンドウ、ヨツバシオガマなど

 7月2日、八方尾根自然研究路を登りながら見た花たちを紹介しています。  八方尾根は、特殊な地質(超塩基性の蛇紋岩)のため、本来標高2500m以上でなければ見ることができない高山植物も分布しています。 イワイチョウ(岩銀杏、ミツガシワ科) 左下、ショウジョウバカマの花後(猩々袴、ユリ科) 右下、ミヤマハンノキの雄花序(深山榛の木、 カバノキ科) タテヤマリンドウ(立…

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八方尾根自然研究路にて(その1) ユキワリソウ、ハクサンチドリなど

 7月2日、旅行3日目です。五竜高山植物園へ行く予定だったのですが、宿の女将さんから「八方尾根の自然研究路が良いですよ」と薦められました。そりゃ、植えられた植物より自生の花を見る方が良いに決まっていますよね。  朝8時に宿を出て、標高770mの八方駅から、ゴンドラリフト(左下)と4人乗りリフト(右下)で登りますが、ガスが濃くなってきたのは心配です。  4人乗りリフトは積雪時より低い位置に…

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栂の森遊歩道にて(その2)

 7月1日、栂池自然園からの帰り道、ロープウェイで自然園駅から栂大門駅へ行く途中にある栂の森遊歩道で見た花たちを記録しています。 黒っぽい木が‘栂’(オオシラビソ)です オオバミゾホウズキ(大葉溝酸漿、ハエドクソウ科←ゴマノハグサ科) 葉腋から咲く長さ3cmほどの筒状の花。花冠の径は3cm位 ゴゼンタチバナ(御前橘、ミズキ科)は咲く手前(白いのは苞) …

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栂の森遊歩道にて(その1)

 7月1日、栂池自然園の見学を終わり、ロープウェイで自然園駅から栂大門駅へ下ります。  写真は、ロープウェイから写したものですが、左下は日本特産のオオシラビソ(大白檜曽、マツ科。別名アオモリトドマツ、ホソミノアオモリトドマツ)です。  このあたりでは、オオシラビソのことを栂と言い、栂池という地名の元になっています。  栂大門駅からゴンドラリフトの栂の森駅の間に、「栂の森遊歩道」が設…

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栂池自然園にて(その4) 浮島湿原

 7月1日、栂池自然園を見学しています。  ビジターセンターを出発し、ミズバショウ湿原、ワタスゲ湿原と見学し、2時間丁度で浮島湿原(3番目の湿原、標高1920m)に到着しました。歩くだけなら1時間ちょっとでしょうが、花を見ながらですので、倍の時間がかかりました。  左下の写真、案内板が立つ十字路の中央が浮島湿原を反時計回りに歩く木道(十字路の左手から戻ってくる)、十字路から右手に進むと4番目…

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栂池自然園にて(その3) 浮島湿原へ向かう

 7月1日、栂池自然園で花を見ながらハイキングを楽しんでいます。  ワタスゲ湿原と浮島湿原の中間に、雪解け水を集めて流れる楠川が流れています。  楠川の手前で見つけたコヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅、ツツジ科)の花です。花径は5mmくらい。  楠川を渡った所で、見つけた花を図鑑で確認するTADAOさん夫妻と妻。左奥の屋根は遊歩道で唯一のトイレです。  残雪のルートを登ります(…

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栂池自然園にて(その2) ワタスゲ湿原

 7月1日、栂池自然園に来ています。ミズバショウ湿原を見学した後、ワタスゲ湿原(標高1870m)に向かいました。 シラネアオイ((白根葵、キンポウゲ科)が咲いています 続いて、エンレイソウ(延齢草、ユリ科)が 小さなサンカヨウ(山荷葉、メギ科)には既に蕾が付いています ワタスゲ湿原に向かう木道は一部残雪に埋まっています 青空が見えてきましたが、晴れる保証はありません…

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栂池自然園にて(その1) ミズバショウ湿原

 7月1日、栂池自然園に来ています。先ずは、ミズバショウ湿原(標高1860m)を見学します。  ビジターセンターの隣にある旧栂池ヒュッテ(現在は栂池ヒュッテ記念館、左下写真の左上、赤い屋根)の前から、木道を反時計回りに歩きました。  この湿原のミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科)は、本州では一番遅咲きと言われるのですが、今年は、雪解けが遅かったそうで、小振りなものが多かったです。 ミ…

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栂池自然園へ

 7月1日、ホテルグリーンプラザ白馬を朝早く出発、中部山岳国立公園にある栂池自然園(HPはこちら)に向かいました。  9時ちょっと前、ゴンドラリストの栂池高原駅(標高839m)に到着、麓の天気予報はお天気マークですが、栂池自然園は曇りの表示。  標高1560mの栂の森駅までゴンドラリフトで20分、更に、ロープウェイに乗り継ぎ、5分で標高1829mの自然園駅へ。 栂の森駅付近で見…

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(その3)

 ホテルグリーンプラザ白馬の経営する白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを見学しています。  ガーデンの奥の方、ナチュラルガーデンやオータムガーデンは、やはり開園一年目だけのことはあり、充実が望まれます。 サマーメドウガーデンから見たガーデン奥部(妻撮影) 花(ジギタリス)を見る私が写っています サマーメドウガーデンから散策路を振り返る(再掲) ナチュラルガーデンから見…

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(その2)

 6月30日、ホテルグリーンプラザ白馬の裏手にある、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを見学しています。  開園一周年を記念して、6月28日から8月10日までコルチナフラワーフェアが行われています。 ローズガーデン(右手)から見たサマーメドウが-デン(右奥)と コニファーガーデン&ロックガーデン(左手奥) グラスガーデンから見たホテル 花の名前調べが追いつきま…

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて(その1)

 6月30日、白馬山麓植物園を見学した後、1泊目のホテルグリーンプラザ白馬(HPはこちら)へ向かいました。ホテルの裏手に昨年完成した英国式庭園「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」(HPはこちら)があるというのが宿泊理由。レセプションで庭園の割引券を入手して、庭園に直行しました。  右下はホテルの裏口ですが、表側も同じデザインです。右下は、夕食時、レストランから見たイングリッシュガーデンの全…

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白馬山麓植物園にて(その4)

 今日は梅雨が明けたかと勘違いするほどの良い天気です。沖縄や九州・四国・中国地方の方には申し訳ないくらい。  6月30日に訪れた白馬山麓植物園で見た花を記録しています。今回は林中ガーデンで見た植物を中心にアップしました。 黄色い花はキンバイソウ(金梅草、キンポウゲ科) センジュガンピ(千手岩菲、ナデシコ科) クサイチゴ バライチゴ(薔薇苺、バラ科) 菜の花さんにご指…

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白馬山麓植物園にて(その3)

 6月30日に訪れた白馬山麓植物園で見た花を記録しています。  草原ガーデンに続いて、センターガーデンで見た花たちです。ピンクの花はタニウツギ(谷空木、スイカズラ科)です。 ベニウツギ(紅空木、スイカズラ科) タニウツギの栽培種 ヒメヤブデマリ(姫藪手毬、レンプクソウ科←スイカズラ科) 初めて見ました 花はムシカリ(オオカメノキ)にそっくりだけれど、葉が異なる …

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白馬山麓植物園(その2)

 6月30日に訪れた白馬山麓植物園で見た花を記録しています。  草原ガーデンでオカトラノオ(丘虎の尾、サクラソウ科)が群生していました。 オカトラノオに飛来したモンシロチョウスジグロシロチョウ(藍上雄さんに教えていただきました)とツマグロヒョウモン ヤマルリトラノオ(山瑠璃虎の尾、ゴマノハグサ科) 左下、ノハナショウブ(野花菖蒲、アヤメ科)       右下、キンバイソ…

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白馬山麓植物園にて(その1)

 6月30日から7月4日まで長野県白馬方面へ旅行してきました。お付き合いいただいたのはいつものTADAOさんご夫妻。  旅先から報告しましたが、花を見に行った場所だけで、白馬山麓植物園、白馬コルチナイングリッシュガーデン、栂池自然園、白馬八方自然研究路、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン、白馬五竜高山植物園の6カ所。更に、白馬三枝美術館、大町山岳博物館、塩の道博物館(塩の道ちょうじや)の見…

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ナスタチウム

 4泊5日の白馬旅行から帰ってきました。  曇りが多く、また、昨日と今日は多少雨に降られましたが、梅雨時の旅行としては、上々の天気と言えるでしょう。  写真は、4泊のうち3泊お世話になった旅館の玄関前で咲いていたナスタチウムです。  旅館の女将が活けたと思われる花です。  押し花絵も女将の作品。  白馬大町温泉にあるこの旅館、妻が口コミを参考に選択ものですが、期待通りの…

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八方尾根自然研究路

 旅先からの報告です。  今日は、旅館の女将のお勧めで、当初の予定を変更し、八方尾根自然研究路を歩いてきました。  ゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、八方池山荘から歩き始まます。写真の上方に写っている赤い屋根が八方池山荘です。  残念ながらガスが多く、白馬連峰の稜線は見えません。  ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科シオガマギク属)があちこちで見られました。  花の写真を撮りなが…

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栂池自然園

 旅先からの報告です。  今日は、ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、白馬村の栂池自然園に行ってきました。  湿原では水芭蕉が咲いていました。  今年は雪解けが遅く、木道も一部残雪に埋まっています。  今晩から白馬八方温泉に泊まります。  今日見た花は帰宅後に報告します。

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