白馬コルチナ・イングリッシュガーデンにて

 旅先からの報告です。  長野県の白馬村に来ています。白馬山麓植物園を訪れた後、写真の白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを散策しています。今夜は背後に写っているホテルグリーンプラザ白馬に泊まります。 ジキタリス 手前の白い花はオルレア  詳細は帰宅後に。

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シャスタ・デイジー

 小学生の下校時、週2回程度交差点で交通安全の旗振りをしているのですが、その交差点から白い菊が見えるのです。ちょっと大ぶりの花で、草丈は1mを超しています。 シャスタ・デイジー (シャスター・デージーとも) キク科フランスギク属の常緑多年草。アメリカで作出された園芸種 茎の頂部に5~8㎝の花を咲かせる。花期は5~6月。別名シャスタ菊 飛来したモンシロチョウ スジグロシロチョウ…

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カシワバアジサイ(その後)、ミヤギノハギ

 先日ご紹介した、我が家の近くで咲いている一重のカシワバアジサイ、その後の姿です。  装飾花は萼片の変化したものだそうで、昆虫たちを両性花に誘う役割をしています。両性花が受粉すると、その役割を終えたとサインが出るのか、白かった装飾花はすべて裏返しになり、赤くなってしまいます。  これは、カシワバアジサイに限らず、ガクアジサイもセイヨウアジサイも同様だとか。 何か、人間が年老いていく…

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東芝未来科学館の見学(1)

川崎大師と東芝未来科学館(3)  労組OB会の企画で、川崎大師の参拝と、隣接する大師公園を見学し、JR川崎駅の西口へやってきました。東口には日航ホテルもあるので降りたことがあるのですが、西口の変貌ぶりには驚きました。東芝の工場跡地を利用して再開発が進められ、ラゾーナ川崎プラザとして生まれ変わったのです。  以前、東芝工場内にあった東芝科学館がリニューアルされ、ラゾーナ川崎プラザの南側に東芝未…

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大師公園の瀋秀園

川崎大師と東芝未来科学館(2)  6月24日、労組OB仲間と川崎大師に参拝したのに続いて、川崎に住んでいたというコスモスさんの案内で、中国庭園・瀋秀園(しんしゅうえん)に行きました。  瀋秀園は川崎大師の境内から見て南東に当たる大師公園(写真、下)の奥にあります。大師公園は桜の名所でもあるそうです。  公園の中でみたシロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔、ナス科チョウセン…

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川崎大師へ初参拝

川崎大師と東芝未来科学館(1)  6月24日、労組OB会の仲間とともに、川崎大師と東芝未来科学館に行ってきました。「ぶらりわが町、我が名所」と題した、今回で29回目となる長寿企画です。当日は生憎の雨でしたが、小生の他に、11名が参加してくれました。  13時半、京急川崎大師駅を出発し、表参道商店街の途中から仲見世通りへ。  老舗の飴屋さんや達磨を売る店が並びます。  この日まで知…

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ネジバナ、ソバ、タチアオイ、アルケミラ・モリス、バラなど

東松戸ゆいの花公園にて・・・8  6月10日と13日に訪れたゆいの花公園の花たちを記録しています。  赤と黄色のキンギョソウ(オオバコ科)で円が二つ描かれています。その手前では、ヒマワリ(キク科)が成長中。奥に見える建物は1階が休憩施設、地下が公園の管理センターになっています。 この芝生の中に数本のネジバナ(ラン科)を発見 こちらは我が家のバルコニーで咲いているネジバナで…

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スカシユリ、ホタルブクロ、ヒメカンゾウ、ニーレンベルギア

東松戸ゆいの花公園にて・・・7  6月10日と13日に訪れたゆいの花公園の花たちを記録しています。  公園の入り口付近から隣接する高級マンションを見たところです。この2棟のマンションを建てたのが、この公園の敷地を寄付した篤志家だとか。  左側の建物の手前に、公園との緩衝地域のようにして、石組みの沢のような地形が作られており、スカシユリやホタルブクロなどが咲いていました。 6月10…

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エキナセア・パラドクサ、クレマチスなど

東松戸ゆいの花公園にて・・・6  6月10日と13日に訪れたゆいの花公園の花たちを記録しています。 公園管理センター前の花壇です(手前はペチュニアやクリサンセマム) ペチュニアの奥で咲いている黄色い花、葉はキンセンカみたいだけれど エキナセア・パラドクサ キク科エキナセア属(ムラサキバレンギク属)の多年草 原産は北アメリカ。開花期は6~9月 和名は黄花エキナセア。別…

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テンニンギク、アスチルベ、ガザニア、サガエギボウシなど

東松戸ゆいの花公園にて・・・5  6月10日と13日に訪れたゆいの花公園の花たちを記録しています。 やっと歩き始めた位の双子の赤ちゃんをママが写メ テンニンギク (天人菊) キク科テンニンギク属の多年草。原産は北アメリカ東南部から中央アメリカ 開花期は6月~9月。日本には明治時代に渡来 喜界島に咲く天人菊 「特攻花」    特攻出撃する若い隊員たちに、娘たちは、野の…

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ニゲラ、ジニア、クロホウズキ

東松戸ゆいの花公園にて・・・4  6月10日と13日に訪れたゆいの花公園の花たちを記録しています。  花時計はいつも3時で動かない。針は赤いベゴニアだから(笑)。他に使われている花は、ベゴニア(白)、マリーゴールド(橙)。ボランティア団体「結いの会」の作品です。 花時計の左手前は ニゲラ が沢山立ち並ぶ。 しかし、殆どが風船のような実になっていた ニゲラ・ダマスケナ、キ…

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ビヨウヤナギ、キンシバイ、シモツケ、ナツツバキ、ホザキナナカマドなど

東松戸ゆいの花公園にて・・・3  6月10日と13日に行ったゆいの花公園の花たちを記録しています。  今回は木の花をまとめてみました。 ビヨウヤナギ (美容柳) オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木。中国原産 花期は5-7月。花径5cm程度。雄しべが長く多数。葉は十字対生 キンシバイ (金糸梅) オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木。中国原産 花期は5-7月…

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センニチコウ、アゲラタム、アメリカンブルー、ブラキカムなど

東松戸ゆいの花公園にて・・・2  門を入ると右手にいくつかの大きな鉢が置いてあり、センニチコウやキンギョソウ、シロタエギク、アゲラタム、アメリカンブルーなどが寄せ植えされています。6月10日、13日撮影。 センニチコウ (千日紅) ヒユ科センニチコウ属の一年草。熱帯アメリカ原産の園芸種 花色は赤紫、ピンク、白。花期は7月~10月 花弁に見えるのは小苞で、本当の花はその間…

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メランポジウム、トレニア、フレンチ・マリーゴールド

東松戸ゆいの花公園にて・・・1  6月10日と13日、梅雨の合間を縫って東松戸ゆいの花公園(末尾コラム参照)に行ってきました。 公園名表示と正門です。すっかり夏空ですが、午後から雨に(13日) 左上写真の下側に写っているのは メランポジウム です キク科メランポジウム属の一年草。北アメリカ原産 花期が長く、花殻が目立たないので夏の花壇にうってつけ      筒状花は星形だった…

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トキワヤマボウシ(常磐山法師)

 6月に入り、近所のトキワヤマボウシが開花し始めました。開花と言っても、総苞片のことですが…。  ミズキ科ミズキ属(ヤマボウシ属)の耐寒性常緑広葉樹。原産は中国南部~ネパール。和名はヒマラヤヤマボウシ。総苞片は黄緑→クリーム色→白と変化する。別名常緑ヤマボウシ。  今回は3軒のお宅のものを紹介します。先ずは、拙ブログにたびたび登場しているトキワヤマボウシで、花付きが良いホンコンエンシス‘…

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ヒメシャラ(姫沙羅)

 スポーツクラブに通うとき、たまに通りがかるお宅のヒメシャラです。  ヒメシャラ(姫沙羅)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。垂直に伸び、樹高は15mに達する。ナツツバキ(夏椿、別名シャラノキ=沙羅樹)に似るが、花も葉も小ぶり。  花径は1.5~4cm(ナツツバキは5~6cm)。  神奈川県から和歌山県までの本州太平洋側、四国南部、九州、屋久島に分布する日本特産種。  先月…

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白いアジサイ…アナベルとカシワバアジサイ

 梅雨入りし、アジサイが元気になる季節ですが、関東は雨量が多くなっています。偏西風が大きく蛇行していることが関係しているのだとか。  赤や青、赤紫のガクアジサイ、手毬咲きなど華やかな色合いのアジサイが多い中で、清楚な白いアジサイも魅力があります。  白い手毬咲きのアジサイと言えば上の写真のようなものですが、アナベルという品種もあります。  アナベルは、アメリカノリノキ(アジサイ科ア…

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ヒメオドリコソウ、タチイヌノフグリ、ヤブヘビイチゴなど

筑波山にて(5月30日)・・・9(最終回)  筑波山の双耳峰(男体山と女体山)の間にある御幸ヶ原周辺で見た花たちです。 ヒメオドリコソウ(姫踊子草) シソ科オドリコソウ属の越年草。ヨーロッパ原産の帰化植物 山で見るヒメオドリコソウの姿は近所で見るものとかなり雰囲気が違う タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢) オオバコ科クワガタソウ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物 草丈…

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イヌガラシ、ツボスミレなど

筑波山にて(5月30日)・・・8  御幸ヶ原から自然研究路へ少し入ったあたりで見かけた花たちの続きです。 イヌガラシ(犬芥子) アブラナ科イヌガラシ属の多年草 名の由来は、芥子に似ているが役に立たないから 花径5mmほどの4弁花 ツボスミレ(坪菫) スミレ科スミレ属の多年草。庭(坪)に咲くスミレの意(他に、諸説あり)。 別名ニョイスミレ(如意菫)。仏具の如意に…

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オランダミミナグサ、ウシハコベ、ノミノフスマ、ツメクサ

筑波山にて(5月30日)・・・7  昼食後、御幸ヶ原から男体山を周回する自然研究路を歩きたかったのですが、途中崩落した場所があるとのことで、現在は周回出来ないそうです。やむを得ず、自然研究路を右手に少し進んだあたりで小さな花を探しました。  今回はその中から、ナデシコ科の花を取り上げます。 オランダミミナグサ(和蘭耳菜草) ナデシコ科ミミナグサ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物 …

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ヤブヘビイチゴ、オヤブジラミ、ハルジオンなど

筑波山にて(5月30日)・・・6  女体山から双耳峰の中間にある御幸ヶ原に向かいます。 ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺) バラ科キジムシロ属の多年草 ヘビイチゴより副萼片が花弁より大きい。葉の形も違うようだ  ここにも奇岩・奇石がありました。左下、ガマ石(中学生が口の間に石が入るか競っている)。右下、セキレイ石。  マムシグサ(蝮草、サトイモ科テンナンショウ属)の花後の姿と、若い…

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筑波山(女体山)山頂へ

筑波山にて(5月30日)・・・5  筑波山は双耳峰(ピークが二つある)です。高い方の女体山(標高877m、男体山は標高871m)へ登る道には奇岩・奇石が続き、それぞれ名前が付けられています。           母の胎内くぐり              陰陽石 出船入り船              裏面大仏                  渡神社 このあたりで見るコゴメウ…

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オドリコソウ、ミヤマヨメナ

筑波山にて(5月30日)・・・4  つつじヶ丘の駐車場から登り始めて約1時間、女体山頂まで900mの地点(標高は約700m)で、間もなく筑波山神社から登ってくる白雲橋コースとの合流点す。写真を撮りながらとはいえ、後から登ってきた小学3年生のグループ(遠足だそうです)に軽々と抜かれました。  左右とも植物名は未調査です。左は、葉に特徴があります。右は実がなっています。ご存じの方がいらしたら…

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ツクバネウツギ、珍しいササの花など

筑波山にて(5月30日)…3  つつじヶ丘高原(標高約630m)で見た花の続です。 ツクバネウツギ(衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木 花は終わりに近づいていたので、綺麗なものを選びました 赤い5枚の萼片は実が黒くなる頃も残り、衝羽根のように見える 空木は茎が中空ということだが、これには穴がないそうだ ハゼノキ ニワトコ(接骨木、レンプクソウ科←ス…

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ニシキウツギ、ナツグミなど

筑波山にて(5月30日)…2  つつじヶ丘(標高542m)からの登山道は最初北向きに、次いで北西方向へ登っていきます。途中、標高約630mあたりに、つつじヶ丘高原と名付けられた開けた場所があります。今回は、つつじヶ丘高原で見た花です。 つつじヶ丘高原の案内板。赤い花はニシキウツギ ニシキウツギ(二色空木) スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木 名の由来は、淡黄白色の花が、…

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コゴメウツギ、ニガナ、ナワシロイチゴ、ノアザミなど

筑波山にて(5月30日)…1  茨城県内第4位の山・筑波山に登ってきました。今回は山野草の花を期待して、つつじヶ丘(標高542m)からロープウェイを使わず、女体山(標高877m)まで徒歩です。  つつじヶ丘では中学生の団体がバスで到着していたので、8時50分頃、子供たちをやり過ごしてから登り始めました。  登山道は女体山御本殿への参道でもあり、鳥居が立っています。その脇には金のガマが鎮座(…

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ニッコウギスゲ、サワオグルマ、ゴマギなど

箱根湿性花園にて…8(最終回)  5月17日に訪れた箱根湿性花園の花たちです。もう、撮影してから3週間近く経っているので、植物園の様子も一変していることでしょう。 ニッコウキスゲ 日光黄萓 キスゲ科(←ユリ科)ワスレグサ属の多年草 別名ゼンテイカ(禅庭花)。この花が今年の一番花です ボランティアガイドさんも早い開花に驚いていました サワオグルマ 沢小車 キク科キオン属の…

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チシマキンバイ、エゾルリソウ、ヒメシャクナゲ、ハクサンタイゲキなど

箱根湿性花園にて…7  5月17日に撮りました。前回の「高山のお花畑」などでみた高山性植物の続きです。 ツガザクラ 栂桜  イワヒゲ 岩髭 なおさんにご指摘いただきました ツツジ科イワヒゲ属の常緑小低木。日本では、本州中部地方以北、北海道に 分布し、高山帯の風当たりの強い岩場の裂け目などに張り付くように生える 遠かったので、トリミングしました チシマキンバイ 千島金梅 バ…

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ケナシヤブデマリ、タカネナナカマド、オオバキスミレ、ミヤマウスユキソウなど

箱根湿性花園にて…6  訪れたのは5月17日ですから、もう半月も経ってしまいましたが、「今回は高山のお花畑」で見た花を中心に掲載します。 ケナシヤブデマリ 毛無し藪手毬  (スイカズラ科の落葉低木) 東北~北陸の日本海側の山野の谷沿い、川沿いに自生する日本固有種 若い葉の裏面や枝に毛があるものをヤブデマリ、無毛か少ない ものをケナシヤブデマリと呼ぶそうです。別名ヒロハヤブデマリ …

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メギ、タニウツギ、ズミ、チョウジソウ、アイズシモツケなど

箱根湿性花園にて…5  5月17日に訪れました。花を見ながら歩く、気持ちの良い遊歩道が続きます(妻撮影)。 メギ 目木 (メギ科の落葉低木) 初めて見ました。花径は5、6mmと小さいですが、なかなか綺麗な色です 名の由来は、枝や根を煎じたものが目の病気に効くと言われたことから 鋭い棘があり、コトリトマラズ、ヨロイドオシという別名がある メギの仲間に、ヘビノボラズというのも…

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