ホンコンシュスラン、カメリア・ロゼフローラなど

 1月24日、つくば植物園の温室で見た花の続きです。 ホンコンシュスラン (香港繻子蘭) ラン科ルディシア属の地生ランです。インド~中国南部に分布する 葉に赤っぽい筋が入り、観葉植物としても楽しめる 花は小さい。和蘭のシュスランとは別属。熱帯雨林温室にて カメリア・ロゼフローラ (原種) ツバキ科ツバキ属の常緑低木。原産は中国 別名カメリア・ロサエフローラ、カメリア…

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メトロシデロス、キキョウラン、ホテイアオイの仲間など

 1月24日、つくば植物園の温室で見た花の続きです。 メトロシデロス・エクセルサ フトモモ科メトロシデロス属の常緑高木。原産はニュージーランド 別名ポフツカワ(マウリ語から)、クリスマスツリー(その時期に咲く) サバンナ温室で見ました キキョウラン ススキノキ科(←ユリ科)キキョウラン属の多年草 紀伊半島以西~沖縄・小笠原諸島、中国、台湾、インドなど 熱帯資源植物温室…

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つくば植物園 サバンナ温室の多肉植物たち

 1月24日、つくば植物園のサバンナ温室で見た花の続きです。  今回は、多肉植物からご紹介します。 アロエ・フォステリー ツルボラン科(←ユリ科)アロエ属の多年生植物 南アフリカ北部に分布。園芸名は夏麗錦、茶王錦 長い花茎を出し、枝分かれした先に橙色の筒状花を付ける アロエ・ヘレロエンシス ツルボラン科(←ユリ科)アロエ属の多年生植物 南アフリカ~ナミビア、アンゴ…

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LOVEネイチャー7人展

 先週、所用で有楽町へ。予定の時間にはちょっと間があるので、交通会館の中をぶらり。  1階の物産館を覗いて通路に出ると、ギャラリー・パールルームの植物画が目に入り、吸い込まれるように会場へ。いずれも写真かと思えるほどの細密なもので、素晴らしいものでした。  写真は許可を得て撮影しています。 奥に進むと、バードカービングも展示してありました。 下の写真は、上の写真の中央…

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ティランジア、ペラルゴニウム & カトレアとその近縁種(3)

 1月24日、つくば植物園のサバンナ温室で見た花を紹介します。 ティランジア・カクティコラ(チランジア・カクティコラ) パイナップル科チランジア属の常緑多年草。原産はペルーの高山帯 桃紫色苞の先端に白い3弁花を付ける。先端は濃い紫色のようだ ペラルゴニウム・インクイナンス (和名は天竺葵) フウロソウ科ペラルゴニウム属の低木状多年草。原産は南アフリカ原産 これはい…

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クリオネに似た花 & カトレアとその近縁種(2)

 先日、「流氷の天使」クリオネに似ているランを紹介しました(記事はこちら)が、つくば植物園にも同じランが咲いていました。 エリデス・ロレンセアエ Aerides lawrenceae フィリピン原産  本物のクリオネは右のような生物です(Wikipediaより借用)。  クリオネは、軟体動物門腹足綱裸殻翼足類(裸殻翼足目、または後鰓目裸殻翼足亜目)ハダカカメガイ科の1属です。クリオ…

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ソシンロウバイ、ハナユ、キシュウミカン & カトレアとその近縁種(1)

 1月24日、つくば植物園に行って、主に温室で咲く花を撮ってきました。  今回は、遅ればせながら、ソシンロウバイなど、屋外で撮った写真です。らん展と2本立てで、長くなっています。 ソシンロウバイ (素心蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。中国原産。ロウバイの変種と言われる ハナユ (花柚) ミカン科ミカン属の常緑低木。原産地は中国の長江上流域。 ゆずの近縁種で、花…

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第53回AJOS洋らん展 色・形の多様性(2)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  今回も花の色や形に注目してみました。 リンコスティリス・ギガンテア(原種) Rhynchostylis gingantia 'Riverside' インド・タイ原産。交配種を含め、個体ごとの花の色と模様が多様です シンビジューム(エブルネウムxマグアネンセ) C…

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第53回AJOS洋らん展 色・形の多様性(1)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  今回は花の色や形に注目してみました。 フレッドクラーケアラ・アフターダーク FDK After Dark 'SVO Black Pearl' FCC/AOS 黒いランとして展示会ではよく見られる有名な品種です モニエララ ミレニアム マジック ‘ウィッチクラフト’…

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第53回AJOS洋らん展 パフィオペディルムの仲間

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  今回はパフィオペディルムの仲間を紹介します。パフィオペディルムは唇弁(リップ)が袋状になっているのが特徴ですね。 パフィオペディルム・ワーディー(原種) Paphiopedilum wardii 'Silk Hill' 原産は中国南部~ミャンマー。 ふてぶてしい感じもパフ…

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第53回AJOS洋らん展 小さな蘭(3)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  出品作の中から、小さい花が咲く蘭を紹介していますが、今回はその3回目です。 バルボフィラム・リンドレヤナム(原種) Bulbophyllum lindleyanum 原産はタイ、ミャンマー、インド 毛むくじゃらの珍しい蘭。花径約2cm レナンセラ・フィリピネンシ…

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第53回AJOS洋らん展 小さな蘭(2)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  出品作の中から、小さい花が咲く蘭を紹介していますが、今回はその2回目です。 バルボフィラム・ヨランダエ(原種) Bulbophyllum jolandae カリマンタン島原産の着生種。花径は約2cm リップから長い毛が生えている バルボフィラム・ラキシフローラム…

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港七福神巡り(9) 宝珠院(弁財天)

 1月7日の港七福神巡りです。いよいよ最後の七福神・弁財天となりました。  宝珠院は先ほど通過した所なので、熊野神社から同じ道を戻りました(約470m)。  宝珠院は浜松町から見ると芝公園の裏側にあります。宝珠院の向かい側の坂を登れば、東京タワーです。写真中央にとうふ屋うかいの入り口が見えます。  突き当たりが宝珠院の本堂で、弁財天は写真の左にある朱塗りの弁天堂に鎮座しています。 …

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第53回AJOS洋らん展 小さな蘭(1)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で見た花たちです。  出品作の中から、小さい花が咲く蘭をご紹介しようと思います。今回はその1回目です。 バルボフィラム・オドラタム(原種) Bulb. odoratum 'FN-Beat' インドネシア原産。小さな花が鈴なり オンシデサ・オーニソリンカム(旧オンシジウム属) On…

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港七福神巡り(7) 氷川神社(毘沙門天)

 1月7日の港七福神巡りです。  大法寺前の大黒坂を登ると、更に一本松坂が続きます。港区による坂名表示には「源経基(みなもとのつねもと)などの伝説をもち、古来植えつがれている一本松が坂の南側にあるための名である」と記されています。現在の松は東京大空襲後に植え継がれたもの。  やがて、面白い形をした元麻布ヒルズのフォレストタワー(地上29階)が左手に見えてきます。高級賃貸マンションで、例え…

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第53回AJOS洋らん展 受賞作品から(3)

 今朝は今年一番の冷え込みになりました。外壁に吊した温度計はマイナス2度でした。しかし、快晴で窓越しの光が熱いくらいです。  1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で、各賞受賞の作品の中からご紹介しています(受賞名は省略しています)。 カトレア・メロディフェア (畑中弘子氏) C. Melody Fair 'Christmas Da…

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港七福神巡り(8) 熊野神社(恵比寿)

 1月7日の港七福神巡りです。残すところあと2カ所です。  麻布氷川神社から、東京タワー近くの熊野神社まではかなりの距離があります(最短距離では1900mほど)。タクシー移動も数名いました。大多数は歩いて行きましたが、最終の宝珠院前まで行ってしまったため2600mほどになりました。  右の写真は、途中の麻布十番商店会の正月飾りです。  下は仙台坂下辺りの仏具・仏壇店の前に置かれた狛犬? …

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第53回AJOS洋らん展 受賞作品から(2)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で、各賞受賞の作品の中からご紹介しています(受賞名は省略しています)。 リカステ・メモリア (斉藤正博氏) Lyc. Memoria Kageyuki Mito 'Mei' クリーム色がかった白で、素晴らしい。花の多さにも驚嘆 パフィオペディルム (田仲弘志氏) Paph.(Red M…

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港七福神巡り(6) 大法寺(大黒天)

 1月7日の港七福神巡りです。  十番稲荷神社前の信号を渡り、250mほど南に進むと、左手に小さな公園があり、女の子の石像が立っています。これは野口雨情の童謡「赤い靴」のモデルとなった岩崎きみちゃんで、現在の十番稲荷神社の場所にあった孤児院で暮らしていたが、9歳で亡くなったという。♪異人さんに連れられて行っちゃったーと歌われていますが、外国人の養女になったという説には異論があるそうです。 …

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第53回AJOS洋らん展 受賞作品から(1)

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われていた第53回日本洋蘭協会(AJOS)のらん展で、各賞受賞の作品の中からご紹介します。  上段左から、協会賞、会長賞、最優秀賞、優良賞、優秀賞 最優秀賞(各部門1席の中で最も優秀な作品) 日高洋志氏 デンドロビウム・シンシアノツム (Dendrobium cincianotum ?) こんなに草丈を延ばすのは難しいのだろうと思います。 …

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港七福神巡り(5) 十番稲荷神社

 1月7日の港七福神巡りです。毛利庭園で休憩した後、十番稲荷神社に向かいました。  鳥居坂下交差点で道路の反対側に渡ります。写真の左手が鳥居坂ですが、右手にも続いており、急な坂であることが分かると思います。  十番稲荷神社が見えてきました。櫻田神社から最短距離でも900mほどあります。  十番稲荷神社は、七福神巡りでは珍しい宝船の巡拝所になっています。宝船の石像が社殿へ登る階段の左下に…

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サンシャインシティ世界のらん展2014「らんと共に生きる」の会場風景

 1月10日、池袋サンシャインシティで行われている第53回全日本蘭協会(AJOS)洋らん展(1月13日15時まで)を妻と見に行ってきました。  会場入り口です。  入り口右にはらんの寄せ植えが、左にはAJOS会長・斉藤正博氏出品の見事なパフィオペルルムが飾られています。 パフィオペディルム・セント・スイシン‘ペコ’ (Paph. Saint Swithin 'Pecco' = r…

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港七福神巡り(4) 毛利庭園で一休み

 1月7日の港七福神巡りです。櫻田神社から六本木ヒルズに向かいます。  グランドハイアット東京の前、歩道際にまっ白なパンジーが植えられており、プランターには赤いストックの花が。  六本木、麻布界隈は坂が多いです。左下の写真の表示板の先はさくら坂(六本木ヒルズ建設に伴い新たに作られた道。もとの玄碩坂)。私たちは左手のけやき坂へ(これも六本木ヒルズ建設に伴い作られた道)。右下は、けやき坂を散…

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港七福神巡り(3) 櫻田神社(寿老人)

 1月7日に労組OB・OG会で港七福神巡りをしました。三番目は櫻田神社(寿老人)です。  天祖神社から南へ、六本木6丁目交差点で地下道をくぐると六本木ヒルズです。  右の写真は、手前がグランドハイアット東京、その上に見えるのが六本木ヒルズ森タワーです(北西側から)。  グランドハイアット東京の右手奥に東京タワーが見えました(下)。  櫻田神社は六本木ヒルズの南西側…

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港七福神巡り(2) 天祖神社(福禄寿)

 1月7日の港七福神巡り、久国神社の次は天祖神社(てんそじんじゃ、福禄寿)に向かいました。  首都高3号線の下を南西に向かい、俳優座劇場前を通過(左下)し、六本木交差点を右折します(右下)。  六本木交差点から200mほど、東京ミッドタウンの向かい側を斜め左へ入ります(下)。  途中、面白い店名表示板を見つけました(右)。「獅子十六」という鉄板焼きの店だそうです。  久国神社から…

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港七福神巡り(1) 久国神社(布袋尊)

 労組OB・OG会の新春恒例企画となった七福神巡り、今回は1月7日(火)に港七福神をめぐりました。略図はニュースサービス日経のHPから借用。  13時に東京メトロ・六本木一丁目駅に集合したのは会員・家族併せて25名。私の記憶では、過去最多ではないかと思います。  早速、首都高谷町ジャンクション近くの久国神社(ひさくにじんじゃ。布袋尊)に向かいます。  久国神社は表通りから60m…

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松岡美術館 中国と日本の陶器(4)

 松岡美術館で展示されていた「松岡コレクションでめぐる旅」(2013/10/3~12/23)の「やきものどこへ行く」で見た中国と日本の陶磁器を紹介しています。  今回は中国の陶磁器その3です。 (解説は美術館の案内板より) 五彩 獅子唐草文 壷 (ごさい ししからくさもん こ) 古赤絵 景徳鎮窯 明時代 16世紀 肩部にみられるような三角形に区切られた上部の窓に、細かい地文を…

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松岡美術館 中国と日本の陶器(3)

 松岡美術館で展示されていた「松岡コレクションでめぐる旅」(2013/10/3~12/23)の「やきものどこへ行く」で見た中国と日本の陶磁器を紹介しています。  今回は中国の陶磁器その2です。 (解説は美術館の案内板より) 青花 牡丹唐草文 水注 (せいか ぼたんからくさもん すいちゅう) 景徳鎮窯 明時代 永楽期 15世紀 青花 噴水図 水注 (せいか ふんすいず …

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松岡美術館 中国と日本の陶器(2)

 松岡美術館で展示されていた「松岡コレクションでめぐる旅」(2013/10/3~12/23)の「やきものどこへ行く」で見た中国と日本の陶磁器を紹介しています。  今回は中国の陶磁器その1です。 (解説は美術館の案内板より) 青磁貼花 牡丹唐草文 瓶 (せいじちょうか ぼたんからくさもん へい) 龍泉窯 南宋時代 13世紀 青花 孔雀牡丹文 扁壷 (せいか くじゃくぼた…

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松岡美術館 中国と日本の陶器(1)

 松岡美術館で展示されていた「松岡コレクションでめぐる旅」(2013/10/3~12/23)の「やきものどこへ行く」で見た中国と日本の陶磁器を紹介します。  今回は日本の陶磁器です。 (解説は美術館の案内板より) 色絵 牡丹樹木図 大皿 (いろえ ぼたんじゅもくず おおざら) 古伊万里 有田皿山 江戸時代 1690~1730年代 中央に樹木、左右に牡丹。縁周りには芙蓉手風に…

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松岡美術館 絵画の旅(3) 東洋の風景

 松岡美術館で展示されていた「松岡コレクションでめぐる旅」(2013/10/3~12/23)の「絵画の旅 西洋の風景・東洋の風景」で見た絵画を紹介しています。  前回2回は西洋の風景でしたが、今回は東洋の風景のなかから取り上げてみました。  (解説は美術館の案内板から) 洛中洛外図 筆者未詳 江戸時代(17世紀)、紙本金地着色、六局一双・屏風、各10702×270.0cm …

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