初夏の信州4人旅(4) 長楽寺

 5月22日、姨捨の棚田を散策しています。  姪石苑(めいしえん)を過ぎると、前方にお寺が見えてきますが、これが月の名所といわれる長楽寺です。  ズームアップします。中央に大きな石がありますが、展望台らしいので、後刻登ってみます。  左下は境内の案内図です。大きな石は姨石というようです。右下は「姨捨十三景」の案内板。ここで多くの歌人が和歌や俳句を残しているそうです。  山門と…

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初夏の信州4人旅(3) 姨捨の棚田

 5月22日、松代の地下壕を見学した後、一般道で姨捨の棚田を見に行きました。  姨捨(おばすて)の棚田は千曲川を見下ろす斜面に広がる美しい光景で、遊歩道が設定されています。  遊歩道の入口です。前方は善光寺平です。 入口に立てられている案内板です。 今回は右下の黄色く塗ったルートを歩きました。  このような案内板が要所要所に立てられており、迷うことはありません。  遊…

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初夏の信州4人旅(2) 松代の地下壕

 5月22日(水)、上田で昼食後、再び上信越道で長野IC経由、松城町に向かいました。いわゆる、大本営跡ですが、下調べで地下壕は3カ所あることが分かりました。そのうちの一つ、象山地下壕が公開されています。  長野ICを降りると「佐久間象山ゆかりの町」の幟旗を見かけましたが、ここは生誕の地だったのです。  付近の無料駐車場に車を止め、象山地下壕に向かいます。写真は、駐車場から見た象山です。近くに…

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初夏の信州4人旅(1) 信州蕎麦の草笛

 5月22日から24日までの2泊3日で、信州温泉旅行に行ってきました。今回は高崎在住のタダオさん夫妻との4人旅です。  朝、我が家を車で出発し、先ずはタダオさん宅へ。写真はタダオさん宅の玄関脇に咲いていたソヨゴの花です。秋には小さな赤い実がなります。  ソヨゴ(冬青)モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。別名フクラシバ。  タダオさん宅でトイレを拝借し、松代に向かいますが、上信越道を途…

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コウモリカズラなど(小石川植物園にて…その5)

 5月15日、小石川植物園の分類標本園とその付近で見た花たちです。 コウモリカズラ(蝙蝠蔓)。雌雄異株で、これは雄花。 ツヅラフジ科コウモリカズラ属の落葉性のつる植物。 葉の形がコウモリの翼に似ている故の命名。 クサノオウ(瘡の王、草の黄、草の王)。 ケシ科クサノオウ属の一年草。有毒だが、皮膚疾患の薬にもなる。 オドリコソウ(踊子草)。白とピンクがあっ…

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ムラサキセンダイハギなど(小石川植物園にて…その4)

 5月15日、小石川植物園の分類標本園とその付近で見た花たちです。 ムラサキセンダイハギ(紫先代萩) マメ科ムラサキセンダイハギ属の耐寒性宿根草、北アメリカ原産。 別名バプティシア。黄色い花が咲くセンダイハギは属が異なる。 サクラバラ(桜薔薇)。別名カイドウバラ(海棠薔薇)。 中国原産のコウシンバラ(庚申薔薇)とノイバラ(野茨)の交雑種。 学名(Rosa uchiya…

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コエンドロ、キソケイなど(小石川植物園にて…その3)

 5月15日、小石川植物園の薬園保存園のその付近で見た花たちです。 コエンドロと名札が付いていました。セリ科コエンドロ属の一年草。 何と、コエンドロは和名で、ポルトガル語に由来するそうです。 現在ではコリアンダー(英語)や、バクチー(タイ語)、 シャンツァイ(中国語)といった名の方が有名ですね。 ノイバラ(野茨、バラ科バラ属)。ノバラ(野薔薇)ともいう。 …

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セリバヒエンソウ(小石川植物園にて…その2)

 小石川植物園の分類保存園の周りに、距をもつ小さな花が咲いていました。  セリバヒエンソウです。花径は1.5~2cm程、距の長さも同程度。  芹葉飛燕草はキンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草です。中国原産で日本には明治期に渡来したとのこと。現在では、小石川植物園から逸出して、関東を中心に野生化しているそうです。となると、ここのは日本における本家筋(笑)。  花弁に見えるのは5枚の萼…

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ウツギ色々(小石川植物園にて…その1)

 5月15日、都内で所用を果たしたついでに、小石川植物園に行ってきました。時間が少しだったので、分類標本園と薬園保存園までしか行けませんでした。  今回はウツギと名の付く植物をご紹介します。 ウツギ(空木、ユキノシタ科ウツギ属)。別名ウノハナ(卯の花)。 サラサウツギ(更紗空木、ユキノシタ科ウツギ属) シロバナヤエウツギ(白花八重空木、ユキノシタ科ウツギ属) …

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近所の花(ブラシノキ)

 我が家の並びの家で、今年も真っ赤なブラシノキが咲きました。和名はキンポウジュ(金宝樹)。  このお宅では、花後切り戻して、年に数回咲かせています。  ブラシノキは、フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木。別名、カリステモン(本来は属名のラテン名である)、ハナマキ(花槙)、キンポウジュ(金宝樹)。 学名のカリステモンはギリシャ語で「美しい雄しべ」という意味。オーストラリア原産。 W…

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近所の花(ハナアロエ、シラー・ベルビアナ)

 我が家の近所の中華料理屋の駐車場で咲いているハナアロエ‘ホールマーク’です。  花アロエ、ユリ科(ハナツルボ科)ブルビネ属の常緑多年草。別名ブルビネ・フルテスケンス。原産は南アフリカのケープ地方からモザンビークにかけて。アロエもユリ科ですが、属が違うし、花は全く似ていません。  花は橙色で、しべに黄色い毛が生えている。花は綺麗ですが、一日で終わってしまいます。  …

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近所の花(ニオイバンマツリ)

 最寄り駅に歩いて行く途中で咲いているニオイバンマツリです。  匂蕃茉莉、ナス科ブルンフェルシア属の半耐寒性常緑低木。  花は強い香りがする青紫色で、1~2日後に白色に変わります。  つぼみです。  私には、SF映画に出てくる「ET」に見えるんですが、如何でしょう。  ハクチョウゲ(白丁花、アカネ科ハクチョウゲ属の半常緑低木)  オオキンケ…

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近所の花(カンパニュラなど)

 町内で見かけた花です。  入ったことがなかった細い路地、遠目には白いツリガネズイセンに見えましたが、近づいて見たらアリウム・トリケトラムでした。ユリ科アリウム属の球根植物。  同じ路地の花が続きます。  アジュガ(シソ科キランソウ属の多年草)。別名セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)。  タツナミソウ(立浪草、シソ科タツナミソウ属) 上の画像の左下にヤマエンゴ…

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コンフリー、チガヤ

近所の花  近所にある貸家庭菜園と宅地の間にある細長い空き地で、コンフリーが咲いています。  コンフリーはムラサキ科ヒレハリソウ属の多年生草で、原産はコーカサス地方。和名は属名と同じヒレハリソウ(鰭玻璃草)。  うつむいて咲く筒状花で、かなり大きな葉です。  つぼみです。  一つ開花しました。  日本には明治時代に薬草や家畜の飼料として導入された。ひと頃、健康食品とし…

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サンジソウ

近所の花  先日、マツバギクのような花を見つけました。マツバギクにしてはちょっと雰囲気が異なるので、そのうち名前を調べようと思っていたのです。  15日に、Tatehikoさんのブログに、この花と同じような写真が載っており、三時草と書かれていました(こちら)。これは助かりました。  サンジソウ(三時草)はハマミズナ科(←ツルナ科)ベルゲランツス属の多年草(多肉植物)で、その名は丁度…

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もっこの音楽公演(音楽芝居編)

 妹のもっこが所属する歌う会の人たちが「オペラであそうぼう」第1回公演の後半を紹介します。  第1部は独唱と重唱でしたが、第2部は皆さんよくご存じの「マイ・フェア・レディ」でした。10曲の歌とセリフはすべて日本語で、分かりやすい。  脚本・演出は飯村孝夫先生。ピアノは田辺恵子さん。  今から100年ほど前のロンドンでのこと。リッチな生活を夢見る花売り娘のイライザと、彼女を使って下町娘を…

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ツメクサ(爪草)

 バルコニーに置いたビオラソロリアの鉢に小さなか細い雑草が生えているのです。  ある晴れた日、これに小さな花が咲いているのに気づきました。花径は4mmほど。  数日観察すると、日が当たってしばらくすると開花し、日が陰ると閉じてしまいます。これを何回か繰り返すと、閉じたままになるようです。開花している時間が短く、今まで花に気づかなかったと言うわけです。  調べてみたら、ツメク…

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もっこの音楽公演(独唱・重唱編)

 妹のもっこが所属する歌う会の人たちが「オペラであそうぼう」と題して第1回公演を開くというので、取材に行ってきました。  去る4月6日にも開かれたのですが、所用が重なり行けなかったのです。ところが、チケットが売れすぎたとのことで、5月12日にも同じ演題で行われました。  4月6日よりお客様の数は多かったそうで、貸し切りの喫茶店が狭く感じられるほどでした、.  第1部は皆さんの独唱と重唱…

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キウイフルーツの花、オステオスペルマム

 近くのマンションの南面にある生け垣を乗り越えて、キウイフルーツの茎が伸びており、花が咲いていました。  キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物。原産は中国南部で、別名チャイニーズ・グーズベリー。ところが、中国ではあまり栽培されておらず、日本の輸入は殆どがニュージーランドからだそうです。その理由は…。  1904年に中国を訪れた女性旅行者によってキウイの種がニュージーラン…

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母の日   口紅シラン

 今日は母の日ですが、長男夫婦が一日早く来たいと言う。それではというので、昨日(5/11)、先日の古稀祝のお返しも兼ねて、和食店に招待しました。  JR柏駅から近い日本料理丸山(HPはこちら)。小さい店ですが、口コミは上々とのこと。妻が友達10人でランチをするので、下見を兼ねて。  この日はお薦めの白ワインで乾杯。 うさぎの箸置きが可愛い。  夜の会席料理です。  先付け…

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根津界隈(その4)

 4月27日、根津神社のツツジを鑑賞した際に、根津界隈を散策した写真です。 喫茶店の窓にステンドグラスです。金魚が書かれた小さなブリキのバケツが植木鉢代わり、こんなのが下町らしい。 所狭しと植木が並ぶ。 タツナミソウ カレー店 ヒメウツギ(料理店の勝手口で) 雑貨店 モッコウバラ(奥の赤い色はゼラニウム) ツタの絡ま…

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根津界隈(その3)

 今回と次回に投稿する根津界隈は、(1)でご紹介した「根津権現かいわい浪漫ちっくマップ」の中で、赤い楕円で囲った部分です。  このあたり、空襲で焼けたと思っていたんですが、偶然にも焼け残った地域だそうです。  だから、下町情緒が色濃く残っているんですね。  愛染大通りの甘味処芋甚です。土曜日だったせいか、繁盛しているようで、アイス最中に行列ができていました。撮影は4月27日です。 …

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根津界隈(その2)

 前回、異人坂を撮った写真にも写っていましたが、キリの花が満開でした。  桐はゴマノハグサ科(ノウゼンカズラ科、キリ科とする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。左下が花のアップ、右下の写真には、種を放出した後の蒴果(二つに割れている)が写っています。  キリの木の奥、左手の坂を下った辺りに高林レンズ工場がありました。初代の経営者は朝倉松五郎という人で、日本のレンズ工業の生みの親。朝倉急逝…

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根津界隈(その1)

 4月27日に根津神社のツツジを見に行った報告をしましたが、その前後、付近を散策しました。  ちょっと遅くなりましたが、今回は根津神社の南側を紹介します。右の図は、根津界隈の商店などにおかれている無料の案内図「根津権現かいわい浪漫ちっくマップ」の一部で、歩いたところを赤線で示しました。  根津・千駄木・谷中界隈は下町情緒が残されており、通称「谷根千」(やねせん)として人気の散策エリアです。 …

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ミラノからローマ経由、成田へ

イタリア旅行記(42) 3月11日~12日  旅行7日目の早朝、帰国の途につきます。モーニングコールが4時半、バスの出発は5時半で、まだ真っ暗でした(左下)。ミラノ・リナーテ空港着は6時半、まだ霧が立ちこめています(右下)。この日の朝食はホテルで用意した携帯食(女性が持っている白い紙袋がそれです)。  成田へはローマ乗り継ぎで、ミラノでスルーチェックインします。従って、搭乗券は2枚発…

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ミラノ ドゥオーモ(3)

イタリア旅行記(41) 3月10日  ミラノのドゥオーモの内部を見学しています。  今回は、ステンドグラスや彫刻の紹介です。  ミラノには世界遺産が一カ所あります。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と修道院、及び、レオナルド・ダ・ビンチによる「最後の晩餐」です。是非見たいものですが、ミラノでの自由時間が1時間半ではとても無理な相談でした。  夕…

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ミラノ ドゥオーモ(2)

イタリア旅行記(40) 3月10日  ドゥオーモの正面左端の扉から中に入ります。  ドゥオーモ内の写真撮影は昨年末から有料(2ユーロ)になり、中に入ってすぐの左手で撮影許可のテープを求めます。写真左下のように、カメラのストラップに播いてくれます。これがないと、赤いマントの係員に制止されます。支払いを拒否すると罰金らしいです。  内部は想像以上に広いです。 …

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ミラノ ドゥオーモ(1)

イタリア旅行記(39) 3月10日  ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを抜けると、135本もの尖塔を持つ巨大なドゥオーモに圧倒されます。  ミラノの中心地に立つドゥオーモは1386年に着工され、正面が完成したのは1813年、ナポレオンによってでした。内部も含めて素晴らしいものですが、まだ世界遺産には指定されていません。  正面にある5枚のブロンズ製扉は20世紀に入って…

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ミラノ ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

イタリア旅行記(37) 3月10日  スカラ広場からヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに入ります。このガッレリアは、1877年に完成した、アーチ型のガラス天井をもつアーケードで、中央で十字型に交差しています。ドゥオーモと並んで、ミラノの見所の一つです。  アーケードには有名ブランド店を始め、カフェ、レストラン、書店、ハンバーガーショップなどが入居しています。  …

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ミラノ スカラ広場

イタリア旅行記(37) 3月10日  昼食後、少々の移動時間で、スカラ広場の近くでバスを降りました。右は、降りた地点から見えたサン・ジュゼッペ教会です。  下の写真は、オペラの殿堂、スカラ座です。広場の名の由来は、このスカラ座、かと思ったら、1778年、サンタ・マリア・デッラ・スカラ教会の跡地に建てられたのだそうです。現在の建物は1946年の再建です。  スカラ広場の中央にはレ…

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第84回メーデーにて

 代々木公園で開催された第84回中央メーデーに参加しました。  集会会場への道や、デモ行進中、解散地点、交流会場への途中などで撮った花たちです。 ビグノニア(ノウゼンカズラ科ツリガネカズラ属の多年草)。和名ツリガネカズラ。別名カレーバイン、カレーカズラ。 カレーに似た香りがします。 シャリンバイ(バラ科シャリンバイ属の常緑低木~小高木)。 左下、アリッ…

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