これもニゲラ!!

 国営武蔵丘陵森林公園にて(1)  5月28日、埼玉県にある国営武蔵丘陵森林公園に行ってきました。公園の北側、都市緑化植物園にあるハーブガーデンの外側、ボーダー花壇へとつづく通路側で見た花たちです。  下の写真に写っているのは、オルレア(左手前)、ニゲラ(右手前)、ポピー(左)、ジギタリス(中央奥)です。  今回スポットを当てたのはニゲラ(キンポウゲ科ニゲラ属)です。地中海沿岸から…

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つくば植物園にて(12) エンレイソウ

 木の枠で周囲から保護された場所で、エンレイソウ(延齢草)が栽培されていました。最近は、ユリ科からシュロソウ科(エンレイソウ属)に分類が変わったそうです。シュロソウには似ていません。似ているとしたら萼の色ぐらいか。  その中に、一輪だけ花が咲いていました。これ、花でしょうね?  フラッシュをたいたものをトリミングしました。しべのようなものが見えるので、花でしょう。花弁に見えるのは外花…

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つくば植物園にて(11) クロバナロウバイ、ニオイロウバイ

 入場門に近いところで2種類のロウバイが咲いていました。ロウバイというと1月から2月にかけて咲く花ですが、これらはアメリカ原産種です。初夏に咲くもので、ともにフルーティな香りがします。  クロバナロウバイ(黒花蝋梅、ロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木)。北アメリカ東部原産でアメリカロウバイとも呼ばれる(アメリカロウバイとクロバナロウバイは別とするサイトもある)。上はフラッシュ使用、下は…

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つくば植物園にて(10) ハンカチノキ

 私が訪れた5月5日には、まだハンカチノキの花が咲いていました。  ミズキ科ハンカチノキ属の落葉高木。中国原産。長さの違う2枚の苞葉がハンカチのように揺れる。別名幽霊の木。英名では鳩の木(Dove tree)などと呼ばれる。  間もなく閉園のアナウンスを聞いた後の撮影なので、日差しが赤みを帯びています。  キランソウ(金瘡小草、シソ科キランソウ属の多年草)。フラッシュ使用。…

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つくば植物園にて(9) シロバナハンショウヅル

 クレマチス園の入り口でシロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)を見ました。キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木で、日本固有種だそうです。  面白い名前の柳がありました。オオキツネヤナギ(大狐柳)です。幅広な卵形の葉で、柳には見えません。  ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木です。早春にネコヤナギのような花を咲かせるそうですが、写真は花後の姿のようです。  5月5日、つくば…

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つくば植物園にて(8) ヤマグルマ

 今回もつくば植物園で見た木本の花です。  ヤマグルマ(山車)の花です。初めて知りました。雄しべと雌しべだけで、花弁や萼が無いとう、面白い形の花です。  山車の名は、花の形から付いたのかと思ったのですが、葉が枝の先に輪生状に付くことに由来するそうです。  ヤマグルマ科ヤマグルマ属の1科1属1種の植物であり、トリモチが取れることで知られている東アジア特産の被子植物の木本である。日本で…

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つくば植物園にて(7) ホオノキ、シキミ、コマユミ

 モクレン科の落葉高木であるホオノキ(朴の木)です。大きな葉ですね。30cmにもなるそうで、日本の樹木の中では最大だそうです。別名オオガシワ。  高いところで咲いているので、花を上から写すのは不可能。  何とか中央のしべを写せないものかと、場所を移動しました。偶然、何か昆虫みたいなものが写りました。  シキミ(樒、櫁、梻)。シキミ科シキミ属の常緑高木。別名シキビ、…

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つくば植物園にて(6) ウツギの色々

 立て札に、「ヒメウツギの一種」とありました。ヒメウツギにも種類があるようですね。  ヒメウツギは、雄蘂の花糸の翼が角のようにとがって見えますが、ウツギには角がないそうです。  姫空木、ユキノシタ(アジサイ)科ウツギ属の落葉低木。日本固有種。  こちらはミツバウツギで、花は完全に開かない。  葉は三出複葉。先端がとがっています。  開花を待ちかねたように蜂が飛んでき…

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つくば植物園にて(5) ゴマギ、オトコヨウゾメ、カラコギカエデ

 5月5日、つくば植物園で見た木の花です。    名札にゴマギと表示されていました。レンプクソウ科ガマズミ属(旧スイカズラ科)の落葉小高木で、漢字では胡麻木と書きます。本州(主として関東地方以西の太平洋側)・四国・九州に分布。  名前は、葉をもむと胡麻に似た強いにおいがすることに由来するとのこと。早速試してみたら、その通りでした。右下写真で右端の昆虫はカメムシの仲間らしい。 …

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日比谷公園にて② アリウム・トリケトラム

 5月16日に訪れた日比谷公園ですが、日比谷茶廊の近くで見た花の続きです。  アリウム・トリケトラム(ユリ科ネギ属の球根植物、地中海沿岸地方原産)。花弁の中央に入った緑色と葯の黄色が印象的。こぼれ種でも増えるので、厄介者扱いされる。  西洋オダマキ(キンポウゲ科オダマキ属の多年草)。これは小さな八重のタイプ。もう、実が出来ていました。 …

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日比谷公園にて① オルレア

 毎月一度、会議に参加するために通りがかる日比谷公園です。今回も、早めに家を出て、ふらりと立ち寄りました。  有楽門を入り、直進すると日比谷茶廊がありますが、その手前で見た花たちです。  オルレア・グランディフローラ(セリ科オルレア属の宿根草。暑さに弱く、園芸上は一年草扱い)。  左下の写真で、手前の左右は、咲き始めたジギタリスです。  和名はホワイトレースソウと言い、切り花の引…

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つくば植物園にて(4) クマガイソウ

 つくば植物園の北東部、暖温帯落葉広葉樹林の一角で、クマガイソウが咲いていました。熊が居そうな場所ではありません。  クマガイソウ(熊谷草)はラン科アツモリソウ属の多年草で、和蘭の中では最大級の花を咲かせる。  別名をホロカケソウ(母衣掛け草)といいます。乱獲によって、絶滅が危惧されています。  名前の由来・・・源平合戦の勇者、熊谷直実の背負った母衣にたとえてつけられた。平家方…

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つくば植物園にて(3) ヒメイカリソウ、シロウマアサツキ

 5月5日に訪れたつくば植物園の花を紹介しています。あれから、もう2週間も経ってしまいました。  3月にフクジュカイ(福寿海)が咲いていた場所に、ヒメイカリソウが咲いていました。  姫碇草、メギ科イカリソウ属の多年草、バイカイカリソウとイカリソウの自然交雑種といわれる。日本固有種。本州(西部)・四国・九州に分布。  シロウマアサツキ(白馬浅葱、ユリ科ネギ属の多年草、日本固有…

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つくば植物園にて(2) オダマキ、タブノキ、ヤブデマリ

 つくば植物園で、キバナクリンソウが咲いていたのは中央広場の水辺ですが、近くにオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)も咲いていました。  アクイレギア・カレリニイ(中央アジア~南アジア原産、英名アフガン・オダマキ)  アクイレギア・シビリカ(シベリア原産)。千島オダマキという園芸種が流通していますが、この系統ではないでしょうか。  中央広場の近くで見た木の花です。名前が分か…

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つくば植物園にて(1) 水辺で

 5月5日、筑波山に行ったついでに、筑波実験植物園(つくば植物園)に立ち寄りました。  園内で見た花たちをご紹介します。先日報告しましたが、交換レンズに後ピン現象が発生し、一部の写真でピンずれがあることをお許しください。  キバナクリンソウ(黄花九輪草、サクラソウ科サクラソウ属の多年草)。日本のクリンソウは赤・白・ピンクですが、これはビルマ~チベットが原産だとのこと。  ヒ…

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麗澤大学の構内で(4) ユリノキ

 5月11日に訪れた麗澤大学の構内です。大学の校舎があるブロックは、一般道をまたぐ橋で連絡されています。  校舎の北側のちょっとした広場に5本の大きなユリノキがあり、花を咲かせていました。  木が大きいので、花が目立たないきらいがあります。  オレンジ色の縞模様が特徴。  花の中に見えるのはたくさんの雄しべ。  こちらは咲いたばかりで、花弁がまだ緑色。  我が…

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麗澤大学の構内で(3) ウケザキオオヤマレンゲ

 5月11日に訪れた麗澤大学の構内です。  hiroさんのブログ(こちら)で紹介されていたウケザキオオヤマレンゲ(受咲大山蓮華)です。構内の植物に詳しそうなグループの方に、咲いている場所を教えていただきました。  ウケザキオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属の落葉小高木)は、オオヤマレンゲとホオノキとの交雑種だそうです。  花は上向きに咲くので、雄しべの全体は見えません。  花弁…

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麗澤大学の構内で(2) ベニバナトチノキ・マロニエ

 5月11日に訪れた麗澤大学の構内です。  ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ)の大木が植えられた広場の反対側(南側)には、ナンジャモンジャノキの他に、ベニバナトチノキ(紅花栃の木)とマロニエ(西洋トチノキ)に花が咲いていました。  左がマロニエ、右がベニバナトチノキです。  マロニエ(西洋トチノキ)の花です。  上の写真では、一つ一つの花がはっきり分かりませんね。地上に落ち…

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家族とのつながり

 昨日(5月12日)、我が家に遊びに来た孫のひろ君とさーちゃんです。ちょっとおすましポーズです。  ひろ君は今年小学校に入学し、さーちゃんはひろ君が通った幼稚園の年少さんになりました。  ひろ君が、私の誕生日に書いてくれた作文です。原稿用紙にぴったり収める見事さに感心しました。  じいじおたんじょうびおめでとう。ぼくは、五月九日にあるリレーのせんしゅをきめる大会にむけてれんしゅ…

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麗澤大学の構内で(1) ナンジャモンジャノキ

 千葉県柏市にある麗澤大学(学校法人廣池学園)の敷地内でナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ)が見頃を迎えてるという情報を、hiroさんのブログでご案内をいただいたので、5月11日、妻と見に行ってきました。  妻が、敷地内にあるゴルフのショートコースに行ったことがあり、駐車可能ではないかというので、車で出かけました。正門で伺うと、親切に止める場所をご案内いただけました。  早速、大きなナンジャ…

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筑波山にて・・・その5 ヤマブキソウ、ズミ

 5月5日の筑波山です。混雑する男体山の登山道を御幸ヶ原まで降りてきました。  御幸ヶ原近くで見た花たちです。  ハルトラノオ(春虎の尾、タデ科)    ニョイスミレ?  ヤマブキソウ(山吹草、ケシ科)。中央やや右上のしべにピントを合わせたのに、1cmくらい後ピン。  これもヤマブキソウですが、葉の形が違うので、セリバヤマブキソウらしい。  御幸ヶ原の北側で、ズミ(酢実…

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筑波山にて・・・その4 キクザキイチゲ、ウリハダカエデ

 5月5日に歩いた筑波山の自然研究路、時計回りの後半1/4は道の両側にクマザサが生い茂り、花は少なくなりました。しかし、新緑のトンネルを歩くのは楽しいです。  自然研究路も終わりに近づき、女体山のアンテナや回転展望台が見えてきました。  この辺りで、登りの分岐があったので、進んでみると、山頂に至る裏道でした。  やがて、男体山の頂上に到達しましたが、そのちょっと前、茂みの中にキ…

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筑波山にて・・・その3 ワチガイソウ、山桜、ニリンソウ

 5月5日に歩いた筑波山の自然研究路です。新緑が美しい。  見慣れない花が咲いていました。ワチガイソウ(輪違草、ナデシコ科)です。長いしべの先の赤い葯が特徴です。  カタクリ(片栗、ユリ科)はもう実を付けていました。右下は、モミジイチゴ(紅葉苺、バラ科)です。  北斜面に入ると、桜の花弁が散り敷いていました。見上げると、ヤマザクラ(山桜、バラ科)が終わりを迎えようと…

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八重の西洋オダマキ

 今日、信徳さんがご自宅の西洋オダマキをアップされていました(こちら)。  その中にも八重が含まれていますが、先日、近所で見かけたものは花弁数がやけに多い八重の西洋オダマキでした。  撮影したときは、西洋オダマキとは分からなかったのですが、葉の形や花の雰囲気から西洋オダマキでは?と思って調べてみたのです。  究極の八重という感じがします。面白いのは八重の花弁が前後で重なるように一列に並…

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筑波山にて・・・その2 スミレ・ミヤマシキミ

 5月5日、筑波山の自然研究路で見た花たちです。  先ずはスミレですが、名前には自信がありません。  ヒナスミレ? → タチツボスミレ。nobaraさんに鑑定していただきました。  アカフタチツボスミレ?  マムシグサ(蝮草、サトイモ科)。ミミガタテンナンショウ(耳形天南星、同左)  ミヤマシキミ(深山櫁、ミカン科)  アオキ(青木、ミズキ科)        ユキザサ…

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筑波山にて・・・その1 スミレ・ミツバツチグリ

 GW後半も天気に恵まれまたとは言えませんでしたね。でも、5月5日は良い天気との予報だったので、前日に思い立ち、筑波山に登ってきました。  登ったと言っても、ケーブルカーですが、下りは歩こうかと思ってキャラバンシューズを車に積んできたのですが、箱を開けてみたら・・・何と、妻のものでした。これはショック。出足からつまずきました。  ケーブルカーを降りたところは御幸ヶ原という広場です。広場から西…

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石巻一泊旅行…その7 壽福寺で慰霊法要・復興祈願法要

 4月22日13寺15分頃、海名山壽福寺に到着しました。真言宗智山派のお寺さんです。  山門の手前右にシキミ(シキミ科の常緑高木)が植えられており、クリーム色の花を咲かせていました。  14時から本堂で行われた石巻仏教会主催の法要は、第一部「お釈迦様誕生花まつり法要」、第二部「東日本大震災慰霊一周忌法要」、第三部「復興祈願法要」、第四部「皆で歌いましょう♪」という構成でした。  左…

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石巻一泊旅行…その6 法要に出席した経緯

 このシリーズの冒頭に、「故あって、石巻仏教会主催の『東日本大震災慰霊一周忌法要・復興祈願法要』に列席するため、4月21日(土)~22日(日)の一泊で旅行をしてきました」と書きましたが、今回はその経緯を記しておきます。  以下の文章は、日航労組OB・OG会の機関誌「きづな」2012年4月号に掲載されたものです。転載にあたり、本名はニックネームなどに置き換えています。  Sさんが彫った仏像…

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我が家の花たち

 我が家の花たちを紹介します。  純白のスミレ、ビオラ・ソロリア‘スノープリンセス’が咲いています。雪でだめになったと思ったのですが、元気に咲いてくれました。和名アメリカスミレサイシン。  マツバギク(ハマミズナ科)のアップです。こぼれ種で増え続ける。  隣家から飛んできた種から成長したオニタビラコ(キク科)。マツバギクと共に、日が陰ると花を閉じる。気の毒ながら、そろそろ、…

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石巻一泊旅行…その5 石巻の現状(3)

 4月22日、石巻駅近くで昼食を済ませました。慰霊法要にはまだ間があるので、被災地を見渡せる日和山公園に行ってみました。  日和山は標高60.4m、石巻城跡の石碑が建てられています。また、山上には鹿島御児神社(かしまみこじんじゃ)があります。右下は、日和山の説明ですが、松尾芭蕉や曾良を始め、有名な文人が訪れたと書かれています。  日和山公園は桜の名所だそうです。しかし、石巻は桜前線が…

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石巻一泊旅行・・・その4 石巻の現状(2)

 石巻港から海岸沿いに走り、雲雀野公園の東角、旧北上川の手前を内陸に向かって進みます。この辺りも地盤が1m以上沈下した地域です。  海岸から100mほどの所から北に向かって撮ったものです。右端に石巻市立病院の建物が見えます。  左下は、上の写真の左にも写っている石巻市立病院の看護師寮です。2階まで津波の被害を受けたことが分かります。右下は、看護師寮の裏側に経つアパートです。寮のお陰で…

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カレーカズラ

 5月1日、代々木公園B地区サッカー場で開催された第83回中央メー出に参加しました。  会場に向かう途中、明治神宮入り口付近の石垣の上で、クサイチゴが咲いていました。  草苺、バラ科キイチゴ属の落葉小低木。別名ワセチゴ(早稲苺)。  私が参加した航空連のデモ行進。先頭は、JAL不当解雇撤回裁判乗員・客乗原告団。  デモ隊列が出発して間もなく、歩道脇からカレーの匂いがしまし…

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石巻一泊旅行・・・その3 石巻の現状(1)

 4月22日、松島から東松島市を経て、石巻へ向かいました。  東松山市内もがれきがほぼかたづけられていました。写真は、国道45号線と平行する仙石線の線路です。海岸から2.2Km程ですが、津波の高さは3~4mだったようです。線路はやっと工事が終わった状態ですが、まだ列車の運行はされていません。  東松山市の被災状況は、東松島市役所のHPで見ることが出来ます(こちら)。  石巻市でも、…

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