ツリバナ

 ツリバナ(吊花)はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。他のニシキギ属の花同様、地味な花で、葉に隠れるようにして咲いています。  ニシキギやマユミ、コマユミなどは4弁ですが、ツリバナは5弁です。花径は1cmにも満たないくらいです。  秋には、5裂した蒴果から朱赤色の仮果皮に包まれた種子が下がり、派手な姿を見せます。    撮影日は画像に表示。

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石巻一泊旅行・・・その2 松島

 4月22日、石巻へ行く途中、日本三景の一つ・松島に立ち寄りました。  右の写真は遊覧船乗り場前の広場にあった案内図ですが、3月11日の津波は上(南南東)の方から押し寄せました。松島湾には多くの島があり、これらの島が津波を和らげる働きをしたお陰で、松島町の被害は周辺から比べると、甚大と言うほどではなかったようです。  まず、五大堂にお参りしました。右下は、参加した4名の記念写真です。自称…

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三種類のハナズオウ(花蘇芳)

 ハナズオウの花もあっという間に盛りを過ぎてしまいました、遅ればせながら投稿します。  先ずは、よく見かけるピンクのハナズオウです。マメ科ハナズオウ属。中国原産。もう、葉が出始めています。  あまり見かけませんが、シロバナハナズオウです。ハナズオウの園芸品種。背後はカエデの若葉です。  珍しいアメリカハナズオウ‘フォレスト・パンジー’です。北米原産のアメリカハナズオウの園芸…

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石巻一泊旅行・・・その1 仙台へ

 故あって、石巻仏教会主催の「東日本大震災慰霊一周忌法要・復興祈願法要」に列席するため、4月21日(土)~22日(日)の一泊で旅行をしてきました。  メンバーは日航労組OB・OG会の代表4名(Dr.Alison、孝君、弘光君、小生)。松戸市内を13時半頃出発。当日は仙台のホテルに泊まりました。  東北自動車道を北上しましたが、沿道は桜が満開で、桜前線を追いかける形になりました。  仙台…

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越後雪割草街道の旅…⑮ 雪国植物園(4)

 バスツアーで4月9日に雪国植物園を訪れました。今回はその最終回で、雪割草を中心にお届けします。  雪割草を撮る妻と私。  付録の画像は、売店に並べられていた花たちです。  キクザキイチゲ(菊咲一華)        バイカオウレン(梅花黄蓮)  キバナノアマナ(黄花の甘菜)      ナンブイヌナズナ(南部犬薺)  今回の…

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越後雪割草街道の旅…⑭ 雪国植物園(3)

 4月8日にバスツアーで訪れた雪国植物園の花たちです。  カタクリには時期が早すぎました。左下は葉の間から花芽が見え始めたところです。  ガイドに教えてもらった一番花です。  ホクリクネコノメソウ(ユキノシタ科)。島根県以北の日本海側に自生。  エンレイソウはまだつぼみ。        コシノカンアオイ。  ツルアリドオシの実             ケ…

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越後雪割草街道の旅…⑬ 雪国植物園(2)

 4月9日に訪れた雪国植物園の花たちです。  今回は雪割草(オオミスミソウ)から登場です。  ガイドの説明を聞くツアー参加者。     この辺りも元は棚田だった。  雪解け水が流れる。             水辺にはフキノトウが(雌花)  妻が期待していたミズバショウ      ミズバショウを撮る私(妻撮影)  こちらはザゼンソウ。ガイドに促さ…

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越後雪割草街道の旅・・・⑫ 雪国植物園(1)

 4月9日、ツアーは最後の目的地である雪国植物園にやってきました。  雪国植物園は、関越自動車道の長岡インターチェンジより車で10分ほどの便利なところにあり、長岡市より委託を受けた社団法人が運営管理を行っています。  ここでも雪割草の自生の姿を見ることが目的ですが、もう見飽きたよと言われかねないので、その他の草花などと一緒にご紹介したいと思います。  雪国植物園の入り口です。駐車場にも、入…

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越後雪割草街道の旅・・・⑪ 大崎雪割草の里(下)

 4月9日、大崎雪割草の里で見たオオミスミソウ以外の花たちです。  コシノカンアオイ(越の寒葵、ウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草)。新潟県と環境省で準絶滅危惧種に指定。  オクノカンスゲ(奥の寒菅、カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草)。葉の断面がM字型になるのがカンスゲと異なる。  ショウジョウバカマ(猩々袴、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草)。  小さな…

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越後雪割草街道の旅・・・⑨ 大崎雪割草の里(上)

 4月9日、蓬平温泉から1時間半ほどで、大崎雪割草の里へ着きました。地理的には、新潟県柏崎市の中心部から海岸線沿いに北へ15Km程のところにあります。ちょうどその中間に柏崎刈羽原子力発電所があります。  下は、案内板の前で説明をする現地ボランティアガイドです。右上の写真一帯が案内板に書かれた雪割草の群生地です。看板の下の方、バックミラーで一部が見えませんが「水のきれいな大崎海水浴場」と書か…

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越後雪割草街道の旅・・・⑧ 蓬平温泉・和泉屋

 4月8日の宿は長岡市山古志支所(旧山古志村役場)から30分ほどの蓬平温泉(よもぎひらと読みます)で、評判の宿という和泉屋です。  玄関前のフラワーアレンジメントですが、なかなか立派。水色のストックは人工着色らしい。  ラウンジのユリの生け花。          部屋も綺麗。  建物は震度7に耐えたそうですが、内部はひどいものだったそうです。  食事の前に、まずは温泉です…

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越後雪割草街道の旅・・・⑦ 旧山古志村

 4月8日、国営越後丘陵公園を後にしたツアーバスは、小千谷市を通過して山古志に入りました。  山深い山古志で棚田の風景を見物しようということでしたが、まだご覧のような雪景色です。撮影場所は旧山古志村役場(現長岡市山古志支所)の裏側です。  山の斜面に平行な筋が見えると思いますが、そのあたりが棚田です。  支所の建物(右下)は立派なものです。地震にも耐えたそうですが、勿論、中はメチャ…

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ウコンザクラ(鬱金桜)など

 16日、17日と続けて新橋に出かける用事があったので、日比谷公園付近を歩いてみました。  日比谷通りのウコンザクラ(鬱金桜)です。  日比谷見附跡付近でキケマンを発見。黄華鬘、ケマンソウ科キケマン属。  マーガレットと一緒に咲いているのは、チューリップ?  第一花壇でポピー、パンジー。樹木の新緑が美しい。  桜も見納め。  ハナニラと…

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越後雪割草街道の旅・・・⑥ 雪割草の押し花作品展

 4月8日に訪れた国営越後丘陵公園の雪割草まつりでは、雪割草の押し花を使った作品展と、押し花クラフトが行われていました。  額縁はブログ掲載用に付けたもので、実際に展示されていたものではありません。  クラフトを担当されていた「長岡押し花の会雪割草」の皆さん。 …

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越後雪割草街道の旅・・・⑤ 雪割草 アップ編(下)

 4月8日、国営越後丘陵公園の雪割草まつりで見たオオミスミソウ(園芸種)の色々をアップで撮りました。今回はその続編で、濃い色のものも選んでみました。  雪割草の写真をウェブリアルバムにしてみました(こちら)。トップページにもリンクがあります。  45枚の写真で、オートスライドショーで4分程かかります。お暇なと…

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越後雪割草街道の旅・・・④ 雪割草 アップ編(上)

 4月8日、国営越後丘陵公園の雪割草まつりで見たオオミスミソウ(園芸種)の色々をアップで撮ってみました。  今回は10枚です。好みで選んだら、淡い色が多くなってしまいました。  どの花にも個性があり、もっとたくさん見ていただきたいので、次回もアップ編をお届けします。  (続く)

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越後雪割草街道の旅・・・③ 雪割草の作品 色々

 国営越後丘陵公園で、4月8日まで行われていた雪割草まつりで展示されていた雪割草(オオミスミソウの園芸種)の中から10点ほどご紹介します。  時間が許せば、クリックしてご覧ください。  この程度のサイズではご不満でしょうね。次回は、アップでご覧いただこうと思います。  (続く)

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越後雪割草街道の旅・・・② 雪割草まつりの立体展示

 4月8日は、国営越後丘陵公園で行われていた雪割草まつりの最終日でした。  まつりでは、雪割草の園芸種が100鉢以上展示されていました。  出品作を鑑賞する人たちです。  会場の一角には雪割草の色々を寄せ植えした立体展示が行われていました。  立体展示の一部です。如何でしょうか?雪割草って実に多彩ですね。  野生種がこんな状態で咲いていたら素晴ら…

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越後雪割草街道の旅・・・① 国営越後丘陵公園へ

 4月8日から1泊2日でバスツアーに参加しました。  雪割草の野生種が見られる(かもしれない)3カ所を巡るツアーで、正確なツアー名は「評判の宿で日本海の幸と名湯を楽しむ 早春の花々を訪ねて 越後雪割草街道」という長いもの。  行程は、(津田沼→)松戸→国営越後丘陵公園(長岡市)→山古志の棚田→蓬平温泉(泊)→大崎雪割草の里(柏崎市)→雪国植物園(長岡市)→松戸(→津田沼)というもの。  8…

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キバナカタクリ、プルモナリア

 我が家のプランターでキバナカタクリが咲きました。天気が良くありませんが、記録のためアップしました。  キバナカタクリ(黄花片栗)はセイヨウカタクリの一種で、日本のカタクリとは別物です。北米原産。別名アメリカカタクリ。  花はもう少し生長して、花弁が反り返るはずです。  こちらは、数日前に開花したプルモナリア(ムラサキ科プルモナリア属の耐寒性常緑宿根草)。  半日陰を…

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近くの桜

 我が家の近くの桜もハラハラと花びらが散り始めました。今日は午後から雨の予報なので、見るなら昨日だけだと思い、近くの桜を見て回りました。  JR常磐線と流鉄流山線に沿って流れる新坂川のほとりです。  黄色い電車は流鉄流山線です。  しだれ桜も形が良くなってきました。  こちらは、江戸川近くの坂川遊歩道の桜です。 …

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松戸神社の夜桜

 8日、9日の両日は予約投稿した記事にたくさんのブログ気持玉を頂戴し、ありがとうございました。  実は、越後雪割草街道を巡るバスツアーに参加していたんです。下手な鉄砲も何とやらで、写真をたくさん撮ってしまい、整理が大変です。  そのツアーの帰路、バスが松戸神社の前を通過したのですが、鳥居の付近がライトアップされていて、とても綺麗でした。三脚を持っていなかったので、帰宅後に出直し、夜桜撮影に初…

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タイワンフタリシズカ(台湾二人静)

 つくば植物園の熱帯雨林温室で見た花たちです(3月11日撮影)。  タイワンフタリシズカ(センリョウ科チャラン属の多年草、北海道、本州、四国、九州(沖縄を除く)、台湾に分布。  ノソスコーダム・オステニー(ユリ科ハタケニラ属、ウルグアイ)  トカラアジサイ(アジサイ科アジサイ属の常緑低木、トカラ列島の中之島)。カラコンテリギとは別種らしい。  ケラマツツジ(ツ…

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シデコブシ

 我が家の近所のシデコブシ(幣辛夷/四手辛夷、モクレン科モクレン属)です。花弁数は10~12枚、少しピンクを帯びています。別名ヒメコブシ。日本の固有種です。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~  つくば植物園のサバンナ温室で見た花です(3月11日撮影)。  コレオネマ・プルケルム(ミカン科コレオネマ属、南アフリカ原産の常緑小低木)。ピンク…

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3種類のレンギョウ

 身近に見られるレンギョウには、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウの3種類があります。近所でそれらを探してみました。  まずは、レンギョウで、中国原産種です。  見分けは「雌しべが雄しべより長い」ことだそうです。  二番目は、シナレンギョウで、これも中国原産種です。  雌しべが雄しべより長いですが、葉が同時に展開するので、見分けは簡単。花弁が細長いことも…

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スミレとサクラソウ

 今朝、我が家のスミレが咲きました。それも一度に2輪。昨年、近所の方からいただいたもので、3度の積雪にも負けず、しっかり咲いてくれました。また、同じ鉢から今年芽が出たサクラソウも、大変小さな一番花を咲かせました。  追記 スミレは、ヴィオラソロリア・パピリオナケア、サクラソウの仲間は、プリムラ・マラコイデスだそうでです。菜の花さん、ありがとうございました。  スミレは品種が多く、同定…

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横浜花見ウォーキング・・・後編

 4月4日の「横浜桜名所巡りと中国家庭料理を味わう」という、労組OB・OG会主催の企画に参加しました。今回はその後編です。  JR桜木町駅方面から汽車道をたどって赤レンガ倉庫近くまで歩いてきました。手前の木はプラタナスです。まだ実が残っていました。  全員で記念撮影です。私は後列左端です。  赤レンガ倉庫から象の鼻パークへ向かう途中、横浜マリンタワーが見えました。 …

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横浜花見ウォーキング・・・前編

 4月4日、日航労組OB・OG会主催の横浜花見ウォーキングに参加しました。年に何度か開催している「ぶらりわが町、我が名所」シリーズの第23回目、題して「横浜桜名所巡りと中国家庭料理を味わう」。横浜市在住の会員が企画・案内をしてくれ、会員15名+家族2名が参加しました。  残念ながらソメイヨシノは2分咲きと言ったところでしたが、天気に恵まれ、さわやかな景色を見て回りました。そして、締めは中国…

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スモモ(李)

 緑色の萼の白い花、スモモ(李)のようです。3月30日に、新松戸の住宅街で見つけました。  スモモはバラ科サクラ属。原産は中国で、万葉集にも登場すると言いますから、かなり古い時代に伝わってきたようです。  咲くタイミングは、梅が終わってから桜が咲き出す寸前とのこと。  ほとんどはつぼみでしたが、一番花と思われるものを撮りました。白い花弁、長いシベの先に黄色い葯が目立ちます。  「…

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キブシ(木五倍子)

 このお宅には、確かアカバナトキワマンサクの木があったはずなのですが、見当たりません。その代わりかどうか分かりませんが、キブシとトサミズキが植えられていました。  ちょっと風が強い日で、キブシ(木五倍子)の長い花穂が風になびいていました。  キブシは、キブシ科キブシ属で、雌雄異株の落葉低木です。別名キフジともいう。  まるで、花で出来た珠暖簾のようです。  花の中には、先端が…

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アカバナミツマタ

 近くにアカバナミツマタを植えているお宅があるので、見に行ってきました。ミツマタより開花が早いので、もうだめかなと思いましたが、冬が寒かったためか、まだ満開でした。  アカバナミツマタ(赤花三椏)はジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、黄色い花が咲くミツマタの園芸種です。  (3月30日撮影) ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * …

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ヒカンザクラ(緋寒桜)

 新松戸の住宅街で咲いていたヒカンザクラ(緋寒桜)です。昨年の写真を探してみたら、全く同じ3月30日に撮影していました。  下から見上げて撮ったものです。ヒカンザクラは彼岸桜と間違われやすいので、カンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれることもあります。  ヒカンザクラは、やはりこの角度で見るのが一番のようです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *…

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