ヒスイカズラ(翡翠葛)

 神代植物公園に行った目的は、ムユウジュの花を見ることと共に、ヒスイカズラ(翡翠葛)の花を見ることでした。  私の大好きな花の一つです。その色・形に魅了されてください。  ヒスイカズラはマメ科ストロンギロドン属のつる性植物で、フィリピン諸島のルソン島、ミンドロ島など限られた地域の熱帯雨林に自生しています。別名ジェード・バイン。  (2月28日撮影)

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ムユウジュの花 仏教三大聖樹

 yasuhikoさんのブログに、神代植物公園の温室で仏教三大聖樹の一つであるムユウジュの花が咲いたと紹介されていました(こちら)ので、早速見に行ってきました。  かなり高いところに咲いています。これまで長い間花を咲かせていなかったのだそうです。  1枚目の写真で、左側のご婦人が見ている説明板です。  ムユウジュ(無憂樹)は、マメ科アソカ属の植物で、インド原産です。別名アソカノ…

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一茶が通った小金道…その11 寄り道で花を楽しむ

 旧水戸街道の一里塚跡から北へ進みます。「スシロー」が出来たんだ。知らなかったなー。  上の写真の左手に「ホームセンター・マツモトキヨシ」の看板がありますね。トイレを拝借ついでに、園芸部の花を楽しみました。  セイヨウオダマキ(西洋苧環、キンポウゲ科オダマキ属)  手前はルピナス(マメ科ハウチワマメ属)  ハーデンベルギア(マメ科ハーデンベルギア属)  ご主人の帰り…

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一茶が通った小金道…その10 旧水戸街道の道標と一里塚跡

 江戸見坂を登りきると、旧水戸街道は八ヶ崎交差点で国道6号線と重なります。  手前の車の向かう先が柏・水戸方面です。画像の右寄りに黒っぽいビルがありますが、その手前、背の高い街路灯の根本に白い標柱が立っています。  トヨペット販売店前から写したものですが、旧水戸街道の道標が建っています。庚申塔を兼ねたもので、「左水戸街道」「右印西道」と彫ってあります。文化3年(1806)の建立ですから、…

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サザンカ、クリスマスローズ

 サザンカの花弁は1枚1枚散りますが、ツバキは花ごとポトリと落ちますね。どちらの散り方がいいのか、人の好みはそれぞれでしょうね。  一昨日見たサザンカです。常緑樹ですが、葉が赤くなっています。寒いと陽の光を十分に受け取るために、赤みが強くなるのかもしれません。  花弁の散り際に雨や雪にたたられると、ちょっと哀れな姿になりますね。  残った花弁が傷み、やがてしべも枯れ落ちます。 …

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シャクナゲの実殻

 昨日、最寄駅に向かう途中のことですが、シャクナゲの花芽が膨らんでいることに気づきました(ツツジ科ツツジ)。  ふと目を上にやると、花が咲いているのでは…。  そんな筈はなく、昨年できた実殻でした。中央の茶色い部分に種が詰まっているらしいです。  こちらは、フヨウの実殻です(アオイ科フヨウ属)。綿毛の間に茶色の種が残っています。  クロッカスも咲き始めていました(…

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一茶の通った小金道…その9 江戸見坂

 馬橋の万満寺前から右手へ、旧水戸街道をたどるとやがて道は緩やかな上り坂になります。  中央奥の黒っぽいビルのあたりで国道6号線に交わります。  この坂を江戸見坂と言い、分間延絵図(文化期=1804ころ)にもその名が記されています(一部に、富士見坂と書かれた資料がありますが、それは間違いです)。  旧水戸街道は千住宿からほぼ平坦で、この坂が初めての坂となり、江戸が見えたと言います。…

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一茶の通った小金道…その8 弁天池

 旧水戸街道は馬橋の万満寺の山門前で45度角度を変え、北東に向かいます。左端が万満寺の鐘楼です。  すぐ右手に、大川レディースクリニックがあります。以前は大川病院と言い、昭和38年開院の産科婦人科です。わざわざ紹介したのは、長男が生まれた病院だからです。  斜向かいに病院の駐車場があり、大きなセンダンの木があるのです。毎年花を楽しんできましたが、昨年秋、強剪定されてしまいました。今年は花…

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ガーベラ、ストロベリーキャンドル

 昨日に続いて、日比谷花壇の店舗で撮らせてもらった花です。  ガーベラミニとしてありましたが、花径は6、7cmほどありました。  ガーベラ キク科ガーベラ属の半耐寒性多年草。南アフリカ原産。  和名はオオセンボンヤリ(大千本槍)。別名アフリカンデージー、ハナグルマ。  2枚目のガーベラの背後に見えますが、ストロベリーキャンドルです。  ストロベリーキャンドル マメ…

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日比谷花壇にて

 日比谷公園の大噴水に近い入口が日比谷門ですが、門を入ってすぐ右手が日比谷花壇の日比谷公園店です。  都内に出たついでに、店内を覗いてみたら、春の花が飾ってありました。店員さんにお願いして、写真を撮らせてもらいました。 小さなお願いカードがたくさんつけられた桜の切り枝。 日比谷花壇特製のプリザーブドフラワーだそうです。 ミニコチョウランです。鏡に私の腕とカメラが写って…

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一茶が通った小金道…その7 王子神社

 馬橋の万満寺の西隣に王子神社があります。一茶が見た時代は、万満寺の境内の一部でした。  王子神社の由来書です。もともとは万満寺の守護神として創建されたものです。現在は万満寺と王子神社の境に道が出来ていますが、明治政府による神仏分離令以降のことなのでしょう。  鳥居は昨年3月1日に倒壊し、昨年12月に再建されました。しめ縄はわらではなく、ポリプロピレン製のようです。これもご時世でしょ…

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チャンバラごっこ

 昨日は、久しぶりに6時間も孫たちと遊びました。  3歳のさーちゃんは動きが早くて、なかなかピントが合いません。  お兄ちゃんのひろ君(6歳)がチラシで作った剣でチャンバラごっこです。私のヘッドライトを見つけたさーちゃん、レンジャーのベルトのつもりでしょうか。  さーちゃんも負けてはいません。逆襲です。  戦い済んで、トミカビルとミニカーで仲良く。  お兄ちゃんのやるこ…

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一茶の通った小金道…その6 万満寺(2)

 馬橋の万満寺には、一茶のスポンサーであった栢日庵立砂と斗囿親子の墓がありました。今は子孫も絶え、墓石は整理されてしまったと言います。  鐘楼の背後、仁王門の東側に万満寺の墓地があります。その入り口に建てられた六地蔵は鐘楼が再建された、今から数年前に作られたものです。  六地蔵の先に設置された無縁塔です。立砂親子の墓石はこの中にはないでしょうね。  余談ですが、背後の水色のドームと赤い…

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一茶が通った小金道…その5 万満寺(1)

 一茶が働いていたと言われる大川油屋の主人栢日庵立砂の邸宅跡から、旧水戸街道をほぼ真北へ向かって270mほどで、萬満寺の山門に至ります。法王山萬満寺(以下、万満寺と記す)は臨済宗大徳寺派の禅寺です。  写真は、現在の万満寺の山門と鐘楼です。  万満寺は鎌倉時代の建長8年(1256)創建で、当時は大日寺と言いました。万満寺となったのは康歴3年(1379)です。ご本尊は阿弥陀如来で、製作年代…

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一茶が通った小金道…その4 中根寺・北辰一刀流道場

 栢日庵立砂居宅跡の標柱から、旧水戸街道を北へ100mほど、1階に学習塾が入居するビルの手前を右折します。その先に中根寺(ちゅうこんじ)がありますが、路地に入ってすぐ右側に2本の古びた石柱が建てられています(写真左下)。1本は折れて、裏に寝かせてありますが、長い方には下総四郡新四国八十八ヶ所中の56番札所であることと共に、馬橋村伊久山中根寺と彫られています。 …

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一茶の通った小金道…その3 栢日庵立砂の居宅跡

 馬橋から80mほどで、国道6号線(水戸街道)から分かれてきた道と合流し、旧水戸街道は左奥(北)へと続きます。  中央やや左の青い看板(TOKYO BAY SHINKINと書いてある)の真下に、細い標柱が建っているのが見えますか?  上の写真の右側から見える民家です。今は少なくなった本格的な日本建築です。  東京ベイ信用金庫馬橋支店前ですが、ここに、一茶が20歳の頃から奉公したと伝…

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一茶の通った小金道…その2 馬橋

 何の変哲もないコンクリート製の橋を渡りました。ここから旧水戸街道筋を歩くことになります。5年ほど前、「古き松戸を歩こう」という企画があり、団体でたどった道ですか、その復習にもなりました(「ゴッちゃん」さん、ご覧になってますか?)。  この橋は馬橋(まばし)の地名のもとになった橋で、橋の北東際に松戸市教育委員会の案内標柱が建っています。写真の左奥は国道6号線(水戸街道)の中根立体交差点です。 …

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一茶の通った小金道…その1 はじめに

< はじめに >  私が住む町・松戸市馬橋は俳人小林一茶のゆかりの地でもあります。  小林一茶は、天明2年(1782)、20歳の頃、馬橋の油商・大川平右衛門の店に奉公し始めたと伝えられています。平右衛門は俳人であり、栢日庵立砂(はくじつあんりゅうさ)と号していました。一茶は立砂の影響で俳諧の道に入ったようです。  立砂は、俳人山口素堂の一派である葛飾派に属しており、同じ葛飾派で…

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千葉県立館山野鳥の森

 安房神社の西側から南側にかけて、千葉県立館山野鳥の森が広がっています。面積が22ヘクタール以上あり、森林浴の森100選、ちば眺望100景、健康と癒しの森30選に選ばれています。  1月24日、安房神社にお参りした後、ちょっと立ち寄ってみました。写真は、緑の広場と野鳥の森の一部(左手)です。  野鳥の森の施設案内図です。左下の方に、安房神社や緑の広場などが確認できます。  管理事務…

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安房神社

 私たちが南房総に旅をしたのは1月23、24日でした。23日の夜、休暇村館山のロビーにPC(無線LAN)のサービスがあったので、皆さんのブログを拝見しました。その中で、ケン坊さんのブログに栃木県小山市にある安房神社が投稿されていました(こちら)。これは偶然、とばかりに、24日に本場の安房神社を参拝してきました。  白く塗られた神明鳥居です。右の石柱に彫られた文字は東郷平八郎元帥の揮毫によるもの…

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オスモキシロン・リネアレ・・・南房パラダイスにて⑪

 南房パラダイスのシンガポールらん館で面白い植物を見ました。細い葉が広がる茎の頂部に黒い粒々があり、その間から花らしきものが…。  名札にオスモキシロン・リネアーレと書いてありました(ググってみると、オスモキシロン・リネアレの方がヒット数が多いので、表題はそのようにしました)。面白いと書きましたが、植物名にオ・モ・シ・ロの4文字が入っています。  ウコギ科オスモキシロン属の常緑小低木で、…

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チャイニーズハット・・・南房パラダイスにて⑩

 前回ご紹介したドンベア・セミノールの隣で、チャイニーズハット(ホルムショディア・サンギネア)が咲いていました。クマツヅラ科ホルムショルディア属の常緑性低木で、ヒマラヤ地方が原産です。  苞が円盤状で中心から筒型の花が咲きます。この形がチャイニーズハットに似ているからと言いますが、中国帽といえば、つばのない、お椀のようなものしか知らないので、ピンときません。  オオシロソケイの小さな…

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2種類のピンクのくすだま・・・南房パラダイスにて⑨

 南房パラダイスの連続した温室は一旦途切れ、水鳥が遊ぶ池を見ながら、別の温室に向かうようになっています。  その温室に、ドンベア・ウォリッキーが球形の可愛い花を咲かせています。ピンクのアジサイを吊り下げたようにも、くすだまのようにも見えます。  アオギリ科ドンベア属の常緑低木で、東アフリカ・マダカスカル原産ですが、この植物園の名札には、何故か北アメリカからペルーとしてありました。  大…

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ジャックフルーツ・・・南房パラダイスにて⑧

 南房パラダイスの熱帯果樹コーナーで、バラミツ(ジャックフルーツ)の実を初めて見ました。世界最大の実(長さ70cm、幅40cm、重さ40-50kgに達する)と言われていますが、まだせいぜい20cm程度、特徴である表面のブツブツも小さいものでした。  パラミツ(ハラミツ、波羅蜜、菠蘿蜜)、クワ科パンノキ属の常緑高木。原産はインドからバングラデシュと考えられている。  英語ではJack …

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フトモモの花・・・南房パラダイスにて⑦

 南房パラダイスの熱帯果樹コーナーでフトモモの花を初めて見ました。  フトモモはフトモモ科フトモモ属の常緑小高木で、熱帯アジアが原産です。  下の写真で、左右が花ですが、長い雄しべの後ろに白い花弁(4弁)が見えます。中央の二つは、雄しべも花弁も散った後で、4枚の萼と雌しべが見えます。  フトモモの名は中国名の蒲桃(プータオ)が由来。  花期は5月頃。花は直径3cmほどで花弁は白く…

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エンジェルトランペットの原種・・・南房パラダイスにて⑦

 名札にブルグマンシア・ヴァーシカラー(Brugmansia versicolor) 、エンジェルストランペットの原種、エクアドル原産としてありました。  ナス科キダチチョウセンアサガオ属には花色や形などで何種類かあるそうですが、これはその中の一つです。ラテン語読みでブルグマンシア・ウェルシコロルと呼ばれる方が多いらしいです。  木本性多年草で高さは1~2mになると書かれていますが、温…

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昔のクンシラン・・・南房パラダイスにて⑥

 アンスリウムが展示してある温室で、モンステラの葉の間から橙色の見慣れない花が見えました。  別の株には赤い実がなっています。  ネットであちこち検索したんですが、名前が分からず、南房パラダイスにメールして教えてもらいました。  これはクリビア・キルタンシフロラ (Clivia×cyrtanthiflora)だそうです。  早速、ググってみると、ヒガンバナ科クリビア属の多年草で、…

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ブーゲンビリア、アマゾンユリ・・・南房パラダイスにて⑤

 南房パラダイスでは温室一棟分がブーゲンビリアの展示に充てられており、赤、ピンク、橙、白などの花が目を楽しませてくれます。  花と書きましたが、ご承知のように、それは苞葉ですね。本当の花は中央の白いものです。3つ咲きますが、3つ同時に開花しているのはごくまれです。  オシロイバナ科ブーゲンビリア属の熱帯性低木。和名はイカダカズラ(筏葛)。 原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱…

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イリマ(シダ・ファラックス)・・・南房パラダイスにて④

 南房パラダイスのハイビスカス・コーナーで、ハイビスカスに似た黄色い小さな花がたくさん咲いていました。  その名をイリマと言います。アオイ科キンコジカ属の常緑小低木で、原産はハワイ諸島です。  花径は3cm位です。  この黄色いイルマはオアフ島の島花となっており、レイにも使われているそうです。  学名はシダ・ファラックス(Sida fallax)といい、この名でも流通していま…

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赤いポップコーン・・・南房パラダイスにて③

 1月23日に訪れた南房パラダイスの温室で面白い花を見ました。斜上する枝にびっしり赤いものがついています。  名札を見ると、ノランテア・ギアネンシスという植物だとのことです(マルクグラビア科ノランテア属の常緑低木、フランス領ギアナ原産)。赤いものは苞の一部が肥大して蜜をためているものだと分かりました。 英名は赤いポップコーン  長崎県亜熱帯植物園の「花情報」2009年9月版から抜粋…

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キッチン水栓の水漏れ修理

 我が家のキッチンの混合水栓が水漏れするようになりました。日中は20秒に1滴ほどですが、水圧が強くなる夜には5秒に1滴くらいに増え、一晩で700ccほどの漏水になります。  工務店に連絡して、水道工事店に来てもらったのですが、水栓器具本体からの水漏れはメーカーでないと手が出せないのだそうです。  我が家の水栓器具はKVK社の製品なので、同社のHPから点検・修理の申し込みをしました。翌日、…

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