国民宿舎鵜の岬

 国民宿舎の中では20年連続人気ナンバーワン、稼働率が常に9割以上と言う「鵜の岬」に泊まってきました。場所は茨城県日立市の北側に位置しており、近くに日本で唯一の海鵜の捕獲場があります。写真右は、「鵜の岬」でチェックアウト時に頂戴した建物の絵葉書(空撮)です。  運良く予約の取れた部屋は洋室でした。これで、1泊2食付き2人分で22,000円ちょっと(夕食Aコースの場合)。安いです。  人気…

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ソヨゴ

 赤くて小さな実を見つけました。  実が長い柄の先についているのが特徴のようです。  ネットで検索すると、葉の上に実が乗るようになった下の写真と同じような写真があり、ソヨゴと判明しました。  ソヨゴ(冬青、モチノキ科モチノキ属の常緑高木)。雌雄異株。6月ごろ白くて地味な花を咲かせる。根が浅く、倒れやすいので、高木となるのはまれだそうです。  赤い実と言えば、その代表選手は…

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ストレプトカーパス、クコの実

 新松戸の住宅街で見つけたストレプトカーパス・サクソルムです。春から夏にかけて咲く花ですが、秋にも再び咲くようです。この秋は暖かかったので、遅くまで咲いているのでしょう。このお宅では「そろそろ室内に取り込まなくちゃ」と言っておられました。  ストレプトカーパス・サクソルムとは「ねじれた果実」と言う意味だそうです。どんな実か興味がありますが、実をつけさせると植物が弱るらしいです。  花の筒…

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クチナシの実、サンシュユの実

 朱色に色づいたクチナシの実を見ました。アカネ科クチナシ属。  熟れても実が口を開けないというのが、クチナシの名の由来ですね。  乾燥させた実は染物や食品を黄色く色付けるのに使われます。実を縦に切ってみたら、種がいっぱいでした。  菊の舌状花がこんな形のものをスプーン咲きと言うそうです。  こちらもスプーン咲きで良いのでしょうね。中央の筒状花には変異が見られます。 …

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ヒメリンゴ(姫林檎)の実、ガザニア

 昨日はミカイドウ(実海棠)を投稿しましたが、今回は同じバラ科リンゴ属のヒメリンゴの実です。大きさはミカイドウと同じ、2cm程度です。アップの写真は、後ピンになってしまいました。  別名イヌリンゴ(犬林檎)と言われるように、渋くて美味しくないそうですが、盆栽としても人気だそうです。  こちらも4月に撮った花を貼り付けておきましょう。ご覧のように花はきれいです。  カザニアは…

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ミカイドウ(実海棠)

 新松戸の住宅街で、直径2cm位の実を見つけました。青りんごか梨のような形です。お尋ねサイトに投稿したところ、ミカイドウ(実海棠、バラ科リンゴ属の落葉小高木)と教えてもらいました。  そのわずか2日後ですが、実の一つが茶色くなりました。この実は食べられるそうです。  ほかにも変色した実があり、そのうちの一つは半分鳥に食べたられたのか、中の様子が分かるものがありました。白っぽいものが種…

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ブルーエルフィン & ウメモドキの実

 新松戸のある団地です。カリガネソウ(雁金草)?と思って近づくと、クレロデンドロム・ウガンデンセでした。植物園の温室でしか見たことがなかったので、びっくりです。  クマツヅラ科クサギ属の常緑つる性低木。別名ブルーエルフィン。原産は熱帯アフリカ。  カールしたしべが可愛らしい。  ロウバイの実が真っ黒になっています(ロウバイ科ロウバイ属)。やがて、風化して繊維だけが残ります…

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まだヒマワリ

 江戸川近くを流れる坂川の縁で、今頃ヒマワリ(向日葵、キク科ヒマワリ属)が咲いています。花径は20cm以上あります。  ここは私有地ではないのですが、近所の人が畑代わりに使っているらしいのです。たまたま近くで作業する人がおり、「種をまいた覚えがないのに、また咲いたんだよ」とのこと。夏のこぼれ種が花を咲かせたようです。つまり、自然二毛作?菜の花もお供していました。  こちらは10日…

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ガーリックバイン

 新松戸の園芸店を覗いたとき、初めて知った花です。ガーリックバインと名札がついていました。咲き始めは紫色ですが、次第に薄くなるようです。  ガーリックバインはノウゼンカズラ科マンソア属のつる性常緑低木で、別名ニンニクカズラ(大蒜葛)。原産は熱帯アメリカ。名の由来は、葉をつぶすとニンニクのような臭いがするからとのこと。花期は10~11月。  先ずは写真を見ていただきましょう。ミッキ…

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モッコクの実

 今年、初めて存在を知ったモッコク(ツバキ科モッコク属)ですが、実が弾け始めました。中の朱色が種子です。  モッコクの別名はアカミノキ(赤実の木)です。こんな状態になる前の実を撮りたかったのですが、全く失念。来年の課題です。  今日(11/20)、まだ赤みが残る実を見つけました(左下)。初夏に小さくて地味な花が咲きます(右下)。  暖かい11月、あじさいだって狂い咲き。左下…

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シラカンバの実、カラスウリ

 近くにある小学校の体育館の裏手にシラカンバ(白樺、カバノキ科カバノキ属)が植えられています。高原で見るシラカンバはすっと伸びて、白い肌を見せていますが、こちらのシラカンバはどちらかというとずんぐり型。  そのシラカンバの木に実が沢山ぶら下がっています。  かなり茶色くなっていますが、種子が樹の下にばらまかれるのはもう少し先のことでしょうね。  常磐線に沿って流れる新坂川の法面…

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ウインターコスモス、ヒメシャラの実

 孫たちが住むマンションの近くでウインターコスモスが花盛りです。  ウインターコスモスはキク科ビデンス属の多年草または一年草。別名キクザキセンダングサ(菊咲き栴檀草)、ビデンス。  写真のものは、花弁の先が薄黄色~白っぽくなる品種で、ラエヴィス系の‘イエローキューピット’だそうです。  上の場所から2ブロックほど自宅の方へ戻ったところでヒメシャラが紅葉しています。その実の写真を…

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モミジヒルガオ & 皇帝ダリア

 今頃まで咲いているアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)は殆どが西洋アサガオでしょうね。  先日、なおさんのブログにミズイロアサガオが紹介されていました(こちら)が、これではないでしょうか。  同じお宅のものですが、このアサガオは葉の形が特異ですね。お尋ねサイトに投稿したら、モミジヒルガオ(紅葉昼顔)と教えていただきました。葉の形からの命名ですね。別名タイワンアサガオ、モミジバヒルガオ、モ…

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モチノキ & トキワヤマボウシ & ヤノネボンテンカ

 新松戸の住宅街でモチノキ(モチノキ科モチノキ属の常緑高木)に小さな実がなっていました。雌雄異株だそうですから、これは雌株でしょう。  かなり大きな木です。            幹には皺やブツブツが目立ちます。  同じお宅のトキワヤマボウシです。先日のトキワヤマボウシ(こちら)ほどでもありませんが、かなりの実の付き方です。  先日のトキワヤマボウシの前を通ったら、歩道…

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日比谷公園にて

 11月16日、都内に出たついでに、日比谷公園で秋を撮ってきました。  最近、パワースポットとして人気になった松本楼前の「首賭けイチョウ」が色づき始めました。  ハナミズキの実。  菊花展が行われていました。  厚物                       懸崖作り  一文字菊                    盆栽仕立て  管物

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イチゴノキ

 最寄駅に行く途中で、樹高2.5mほどの常緑樹の葉の間からピンク色が見えました。近づいてみると、花径5mmほどの壺型の花が咲いています。この前を5年以上通っているのですが、これまで花が咲かない木だと思っていました。ツツジ科らしいのですが、今頃咲くものがあるのでしょうか。  お尋ねサイトで、イチゴノキ(ツツジ科イチゴノキ属)と教えていただきました。原産はヨーロッパ南部とアイルランド。氷河…

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エキザカム & カリン & ?

 近所でエキザカム・アフィネの花を見つけました。紫色の花弁と言い、黄色いしべの形と言い、いかにもナス科みたいですよね。  しかし、ナス科ではなく、リンドウ科(エキザカム属の多年草)で、別名ベニヒメリンドウ(紅姫竜胆) と言います。とても、リンドウの仲間とは思えませんね。原産はイエメンのソコトラ島(インド洋)。  今年の2月、神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で初めて見た植物ですが…

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白雪姫

 今回は、近所で見かけた二種類の白雪姫を取り上げました。  最初は、ユーフォルビア・レウコケファラ(トウダイグサ科ユーフォルビア属)で、ユーフォルビア白雪姫と言う名で出回っています。原産は南アメリカ。花に見えるのは苞で、実際の花は中心の小さな5弁花です。  二番目は、トラデスカンティア・シラモンタナ(ツユクサ科トラデスカンティア属=ムラサキツユクサ属)です。名前が覚えにくいためか、白…

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ニシキギとナナカマドの実

 この春、江戸川近くの老人養護施設の敷地内で、ニシキギとナナカマドを見つけましたが、実が出来ているのではと、見に行ってきました。  先ずは、ニシキギ(ニシキギ科ニシキギ属)です。果皮が割れ、朱色の仮果皮に包まれた種子が見えていましたが、紅葉にはまだ早かったです。  コルク質の翼が成長するのでニシキギは見分けやすいです。  果皮が割れ始めたところです。  春に小さな花が咲きます…

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トウワタ

 先回はフウセントウワタを投稿しましたが、今回はトウワタ(唐綿)です。フウセントウワタと同じガガイモ科ですが、こちらはトウワタ属です。原産は南アメリカ。全草に毒があるそうです。別名アスクレピアス。沖縄ではセーヤンと呼ぶそうです。  フウセントウワタの花は地味で下向きに咲きますが、トウワタは派手な彩りで上向きに咲きます。  フウセントウワタと花の構造は同じです。花弁は反り返り、中央の蕊…

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フウセントウワタ

 先回はフウセンカズラの実を取り上げましたが、今回はフウセントウワタの実です。  表面に柔らかい毛が生えていて、黄緑から茶色に変色していきます。フウセンカズラの実と比べるとちょっとグロテスクですね。  実は中空ですが、中で種子が綿毛と共に次第に成長し、あるときパッカリわれて、中の種子が風に乗って飛んでいきます。  一昨年撮影したフウセントウワタの花と、実が割れて間もなくの写真で…

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フウセンカズラ

 近所でフウセンカズラの実が目立ってきました。  実が出来る秋になっても、5~6mmほどの小さい花が咲き続けています。  風船を2つ失敬してきました。  風船の中は三部屋に分かれており、一部屋ごとに種が一つできるようです。失敬してきたものは、両方とも種が二つでした。黒くなった種にご注目。  ハート型の模様があります。部屋に取り付いていた部分が白いままなのです。直径は5…

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イヌマキの実

 先週、ヤマグワの実をアップした際、目黒のおじいちゃんから「子供の頃はクワやマキの熟した果実をよく食べました」とのコメントをいただきました。それで探してみましたよ、イヌマキの実を。イヌマキ(犬槇)は、マキ科マキ属の常緑針葉高木です。  イヌマキは雌雄異株ですから、実がなるのは雌株(当たり前ですが)。実は2段重ねの面白い形です。先端の粉を吹いたような色の部分が液果(果肉の中に種子がある)で、…

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ハナトリカブト & タイワンホトトギス

 昨日紹介したルビーネックレスが置いてある右側は細い路地になっており、その先に紫色の花が見えました。  形からすぐにトリカブト(鳥兜、キンポウゲ科トリカブト属)と分かりますね。葉は黄色っぽくなって、茎も細く、頼りない感じですが、花はしっかり二つ咲いています。  トリカブトというと毒という認識が広まっていますが、街中で見かけるトリカブトは毒性の低い園芸種で、毒の多い根塊が取り除かれて販売さ…

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紫と緑のネックレス

 近くにうなぎ料理屋さんがあるのですが、店舗の入り口に至る階段の手前に、紫色の葉を持つ多肉植物が置かれており、黄色い菊のような花が咲いていました。  調べてみると、ルビーネックレスという名前の植物(キク科セネシオ属またはセネキオ属の多年草)で、グリーンネックレスの仲間と判明しました。キク科オトンナ属とするサイトもあります。原産は南アフリカ・喜望峰のあたり。紫月という別名があるようです。…

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フェイジョアの実

 今日、町内会の会長さんが木の枝とその実を持ってこられ、何という樹木なのか尋ねられました。会長宅の向かいのお宅が持ち主だそうですが、名前が分からないとのこと。それが下の写真です。  近くなので、見に行きました。高い木だと聞きましたが、なるほど、5m以上あります。右下は、実がなっている様子です。  写真撮影中、偶然、持ち主の方が出てこられたので、どんな花が咲いていたかお聞きしたところ、…

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航空科学博物館(その3) ハイテクジャンボを操縦

 10月26日に訪れた成田の航空科学博物館です。この博物館の目玉は、西棟の中央に据えられたハイテクジャンボB747-400の8分の1モデルです。この機材は全長70mですから、1/8だとしてもかなり大きいです。この模型は、可動のものとしては世界最大だそうです。  この模型の真後ろに当たる2階に操縦室の模型が設置されており、実際に体験することができるとの表示がありました。在来型ジャンボジェ…

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さーちゃんの七五三

 孫娘のさーちゃんは7月で満3歳になりました。今日(11月4日)、パパが会社から休みをもらい、七五三のお宮参りをしました。  お宮参りの前に、写真スタジオで記念撮影です。  お宮参りはお兄ちゃんのひろ君と同じ、松戸神社になりました。  ひろ君、今日の主役は君じゃないんだけど。  ちょっと遅いお昼は水戸街道沿いの和風レストランの個室で頂きました。着物を着るのを嫌がっていたさ…

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常緑ヤマボウシの実がすごいことに

 ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)の中には、ヒマラヤや中国原産で、落葉しない常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)があります。その選抜種に花付きが非常に良い「月光」という品種があります。  花付きが良いなら、実もたくさんなるだろうと、我が家から徒歩10分くらいの住宅街に様子を見に行ってきました。  それが下の写真ですが、期待を裏切りませんでした。  いくつか触ってみましたが、中が甘く熟す…

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航空科学博物館(その2) ゼロ戦に乗る

 成田の航空科学博物館の西棟2階にゼロ戦(零式艦上戦闘機)の操縦席の復元モデルが置かれています。これに、実際に乗って見ることが出来ます。  操縦席はとても狭いです。計器パネルを撮影するのには上半身を思いっきり反らせなければなりません。  ゼロ戦が初飛行したのは昭和14(1939)年、それから28年後にはジャンボジェット(B747)が初飛行していますから、航空機の発展はめざましいです。…

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航空科学博物館(その1) 懐かしいYS-11

 先週、多古米の産地を訪ねた帰途、航空科学博物館に立ち寄りました。場所は千葉県山武郡芝山町、成田国際空港A滑走路の南端近くにあります(末尾の地図参照)。交通がちょっと不便なため、在職中は訪れなかったのです。  博物館の建物です。展望展示室を持つ中央棟を挟んで、西側と東側に円形の展示室があります。  上の写真の反対側は屋外展示場で、10数機の航空機やヘリコプターの実物が並んでいます(写真は…

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ムベの実、ヤマグワの実

 近所のムベ(郁子、アケビ科ムベ属)に実がなっています。赤紫に熟すのはまだ先のことです。アケビと違って、熟しても皮は割れません。  このお宅では収穫して味わっているそうですが、北向きの生け垣に這わせているので、赤くなるのはまだ先のことです。  雌雄同株で、雄花序と雌花序が出来ます。左下が雌花、右下が雄花。花弁に見えるのは萼です。昨年4月25日撮影。  我が家の斜向かいの畑の隅で…

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常緑ガマズミの実

 近くの貸農園の一角で見つけた常緑ガマズミ(常緑莢蒾)の実です。今年、苗木を植えたらしく、まだ名札が付いたままでした。この色はコバルトブルーとでも表現したらよいでしょうか。スイカズラ科ガマズミ属の耐寒性常緑低木で、地中海原産。別名トキワガマズミ、ビバーナム・ティヌス。  こちらは、昨年11月末に横浜三溪園で撮影したガマズミの実です。  1枚目と同じ貸農園で見たクリ(栗、…

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