エンジュ(槐)

 7月26日、最寄駅の近くでエンジュ(槐、マメ科クララ属の落葉高木)の写真を撮ったのですが、山野草見物の記事を引っ張りすぎて、花の時期が終わってしまいそうです。  以下は、Wikipediaからの引用です。  中国原産で、古くから台湾、日本、韓国などで植栽されている。和名は古名えにすの転化したもの。  街路樹や庭木として植えられる。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は4~7対あり、長さ3~5セ…

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道の駅・雷電くるみの里

(夏の山野草見学旅行記の番外編です)  高峰高原ホテルを後にし、くねくね道を下ると小諸市ですが、少々西に戻って道の駅・雷電くるみの里に行ってみました。  皆さんご存知でしょうが、雷電とは江戸時代、信濃国小県郡大石村(現長野県東御市)に生まれた力士・雷電為衛門のことです。現東御市が雷電の生誕地とは昨年、海野宿から湯の丸高原に向かう途中、雷電生家の案内板で知ったことです。  道の駅の建物ですが…

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高峰高原にて…ニッコウキスゲ

 7月15日、池の平湿原を後にして、湯の丸高峰林道を東に向かうと群馬県です。途中、高峰温泉がありました。ここは「標高2000m雲上の温泉・ランプの宿」として有名だそうです。  高峰温泉の先はアサマ2000パークスキー場ですが、斜面にはニッコウキスゲ(日光黄菅、ユリ科ワスレグサ属)が咲いています。  一番車道側で咲いていた一輪です。  時刻は12時半近く、小諸市まで降りる前に、車…

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池の平湿原の花たち(その6)

 7月15日に訪れた池の平湿原の花たちを紹介しています。  前回のコマクサ園を背にすると湿原が見晴らせます。遠くからは一つに見えた鏡池は2つにわかれていることが分かりました。白い筋は木道です。  湿原へ降りていく道がありますが、せっかくですから三方ヶ峰(2040m)まで登ってみました。  三方ヶ峰の頂上から、先ほど歩いてきた見晴歩道方面を撮りました。左の山が雲上の丘(2110m…

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池の平湿原の花たち(その5)

 7月15日に訪れた池の平湿原の花たちを紹介しています。  見晴岳にやってきました。これは東方向で、中央奥が西篭ノ登山(2,212m)だと思います。  こちらは北方向で、中央奥の山は桟敷山(1,931m)らしいです。  こちらは西方向。一面の雲海の先には北アルプスが見えるはずです。手前に見えるのは東御市の市街。  一瞬、雲が低くなり、山頂が見えました。この方角だと奧穂高岳…

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池の平湿原の花たち(その4)

 7月15日に訪れた池の平湿原の花たちを紹介しています。  左下はミネウスユキソウ(峰薄雪草、キク科ウスユキソウ属)、右下はウスユキソウ(薄雪草、同属)ですが、高山植物として有名ですね。ミネウスユキソウは、ウスユキソウが環境によって変化したものと考えられています。右のウスユキソウと比べると、花柄がないので、苞葉に埋まっているように見えます。  左下は、テガタチドリ(手形千鳥、ラン科テ…

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池の平湿原の花たち(その3)

 7月15日に訪れた池の平湿原の花たちを紹介しています。  左下はヤマブキショウマ(山吹升麻、バラ科ヤマブキショウマ属)ですが、右下は葉の感じが違うので、トリアシショウマ(鳥足升麻、ユキノシタ科チダケサシ属)かもしれません。  ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、ツツジ科ツツジ属)です。花弁に緑の斑点があるのが、見分けのポイントだそうです。  左下のハクサンシャクナゲには斑点が見ら…

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池の平湿原の花たち(その2)

 7月15日に行った池の平湿原の花たちを紹介しています。  グンナイフウロです。初めて見ました。郡内風露、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。別名イブキグンナイフウロ。  グンバイヅル(軍配蔓、オオバコ科クワガタソウ属)です。これも初めて見ました。うっかりすると見逃しそうな小さな花です。名前の由来は、実が扁平で軍配に似ているから。準絶滅危惧種です。  ツマトリソウ(褄取草、…

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池の平湿原の花たち(その1)

 7月15日8時45分ころ、新鹿沢温泉の旅館で嬬恋産のキャベツ2球をおみやげに頂戴して、湯の丸高原の池の平湿原に向けて出発しました。  池の平湿原は標高2000m、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。ここは、信徳さんのブログで知った場所で、素敵な風景と花たちに期待が膨らみます。2000mを超える地点まで車で行けるのも魅力です(夏季の土日祝日は湯の丸高原または高峰高原からシャトル…

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八千穂高原自然園にて(草本編その3)

 7月14日に訪れた八千穂高原自然園の草本の花を紹介しています。  ママコナ(飯子菜、ゴマノハグサ科ママコナ属)に初めて出会いました。  花名の由来は、花唇にある二つの隆起を米粒に見立てたという説と、種が米粒に似るという説があるそうです。二つの隆起が黄色いミヤマママコナは見つかりませんでした。  もみじの滝と表示がありました。秋には周囲がモミジの紅葉になるのでしょうか。 …

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八千穂高原自然園にて(草本編その2)

 7月14日に訪れた八千穂高原自然園の草本の花を紹介しています。  左下、イヌトウバナ(犬塔花、シソ科トウバナ属)。 → nobaraさんからのご指摘もあり、ネットでヤマトウバナと比較検討してみました。その結果、ヤマトウバナ(山塔花)に訂正します。   右下、ウツボグサ(靫草、シソ科ウツボグサ属)。  キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環、キンポウゲ科オダマキ属)。  左下、キ…

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八千穂高原自然園にて(草本編その1)

 7月14日に訪れた八千穂高原自然園です。今回から草本の花を投稿します。  野草は、こんな林の中で咲いています。  イチヤクソウ(イチヤクソウ科イチヤクソウ属)があちこちで可愛い花を咲かせていました。  みな、草丈が低い上に、俯いて咲いているので、写真を撮るのに一苦労でした。ところが、皆同じだと思って花だけ撮影したら、何種類かあることが分かり、葉の部分も撮るべきだったと反省。  左下…

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八千穂高原自然園にて(木本編)

 7月14日、白駒池から佐久方向へ8キロほど、12時半頃八千穂高原自然園に到着しました。  自然園の駐車場に面したロッヂ八ヶ嶺(右の案内図ではレストハウスと書いてある)で昼食にしました。  おすすめの山女魚丼とサラダ風の菜ソバを注文。お腹が空いていたせいもありますが、どちらも美味しかったです。  自然園の受付で開花情報を聞くと、端境期で花の種類は多くないとのことでした。花木園の方は…

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白駒池(その2)

 7月14日に北八ヶ岳の白駒池を訪れましたが、往復の道は原生林の中を進みます。地表や樹の根は苔に覆われていますが、その中でスナゴケが一番目につきました。  スナゴケ(砂苔)はキボウシゴケ科シモフリゴケ属で、北海道~九州、北半球に広く分布しています。入手しやすく、育て方も難しくないので、温暖化防止対策や屋上緑化などの省エネ素材としても注目を浴びています。  下は高山の崖っぷちの写真に見えま…

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白駒池(その1)

 7月14日から1泊で高原の涼しさを感じ、そして、草花を見てきました。  初日は中央高速を諏訪ICで降り、R299(通称メルヘン街道)で北八ヶ岳を超え、小梨さんのブログで知った八千穂高原自然園を目指します。  途中、白駒池に立ち寄りました。昔、会社の山行会のキャンプに家族で参加したことがあり、ほぼ30年ぶり。  左下の写真は、メルヘン街道の最高地点・麦草峠の表示板です。八ヶ岳連峰は雲に覆わ…

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音楽芝居「ネコのセレナーデ」

 7月16日、妹のもっこと、その息子大ちゃんが出演するというので、渋谷 La.mamaへ音楽芝居「ネコのセレナーデ」を観に行きました。堅苦しいオペラではなく、誰でもが身近に感じられるようにと音楽芝居と称しているようです。  写真は、炎天下の中、開場を待つ人たち。  ストーリーは、ハーブ好きの不思議な老ネコ・ジョルノに誘われて、すれ違いに悩む中年夫婦がネコの世界に紛れ込むというもの。  …

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ヤブミョウガ & ガーベラ

 7月12日に行った日比谷公園で見たヤブミョウガです。ヤブミョウガ(藪茗荷)は、ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草。  名前は、山地の林の中などに生え、葉がミョウガに似ているから。なお、ミョウガはショウガ科。暑さのせいか、葉が丸まってしまっている。  両性花と雄花がある。両性花白い花柱が飛び出し、雄花は黄色い葯が目立つ。  こちらは、西新橋の洋服屋さん(?)の店頭においてあっ…

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ブログ開設から6年経ちました

 7月12日、ウェブリブログ事務局から次のようなメールが届きました。  「あと2日で6周年」とありますので、今日(7月14日)が6周年の当日なのです。 ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●   ブログを開設してから、もうすぐ6周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから…

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日比谷公園にて

 7月12日、出身労組のOB・OG会幹事会の帰途、17時ころ、日比谷公園に行ってみました。  有楽門を入って心字池の手前あたりで、こんな光景を見ました。  これはタチアオイ(アオイ科タチアオイ属の多年草)の花後で、種が円形に整然と並んだ様子です。花後なんて興味がなかったのですが、これは新鮮な驚きでした。  近くで咲いていたタチアオイの残り花です。  タチアオイの近くでみたデュラン…

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劇的?ビフォーアフター(我が家の庭編…完成披露)

 劇的?ビフォーアフター(我が家の庭編)の続きで、製作過程から完成披露までです。予想が当たった方がいらっしゃいましたね。  7月6日に搬入された資材は、大橋のぞみちゃんがCMにでているTOEXの「樹の木Ⅲ」という製品で、ウッドデッキが正解でした。3つの穴のほうですが、こちらはフェンスの支柱を建てるためでした。  7月8日、ウッドデッキの組み立て担当の職人さんが登場したところで問題発生。3…

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劇的?ビフォーアフター(我が家の庭編)

 千葉県松戸市に、ある問題を抱えたお宅がありました。さて、その問題とは…。ABC朝日放送の人気番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」風に書き始めてみました。  写真は、今年5月半ばに写した我が家の庭です。  南側には2階建ての家が迫り、狭い庭に似合わず、伸び過ぎてしまった2本のゴールドライダー(ヒノキ科インドヒノキ属)、統一性もなく、雑然と植えられた植物たち…こうした問題をすっきりさ…

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ヤブラン

 最寄りのJR駅近くに大型パチンコ店ができたのですが、先日(7月7日)、チャリで通りがかった折、ビルと歩道の間の植栽でヤブランが咲いているのが目に入りました。早速、カメラを持って撮影に行きました。  8月から10月にかけて開花することから、秋の到来を告げる花と言われるそうですが、まだ7月初旬、ちょっと早い開花です。  マクロレンズに交換して…。  ヤブラン(藪蘭)、ユリ科(…

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ボタンクサギ

 あいべんさんのブログにボタンクサギが登場していたので、毎年見かける新坂川へ行ってみました。  今年はちょっと遅かったようです。  それでも、開花途中のものがあったので、貼りつけておきます。  まだ蕾の集団もありました。ピンクずくめの集団がマスゲームでも始めそうです。  ボタンクサギ(牡丹臭木)、クマツヅラ科クサギ属の落葉広葉低木.。別名ヒマラヤクサギ、ベニバナクサギ。原…

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モッコク

 最寄り駅に行く途中のお宅に常緑の木が植えられているのですが、先日、白っぽい花が咲いているのに気づきました。赤っぽく見えるのは、萎れた花弁です。  少し引いてみましょう。  ネットで調べてみたのですが、木の花はなかなか手強いので、「このきなんのき・掲示板」のお世話になりました。  これは、モッコクだそうです。モッコク(木斛)は、ツバキ科モッコク属の常緑高木で、江戸五木(注)の一…

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ミソハギ

 ここ一週間ほど、何やかやで忙しく、花の写真をほとんど撮っていません。今回も、先週撮り溜めた写真で失礼します。  新松戸の住宅街の中にぽつんと残された畑の一角でミソハギが咲いていました。6月28日撮影。  ミソハギ(禊萩)はミソハギ科ミソハギ属の多年草。お盆の頃咲くので、盆花としても利用される。  これは近所で見かけた花です(6月27日、近所で)。花弁の裏に緑の筋が入るのが特徴…

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バーベナ・リギダ

 新松戸の団地のエントランス脇でバーベナ・リギダが咲いていました。バーベナ・リギダはクマツヅラ科バーベナ属の宿根草(多年草)で、原産は南アメリカ。  途中で3つに分枝するので、西洋風の燭台みたいです。アレチハナガサに似ていますが、葉が茎を抱くので区別するのだそうです。しかし、ダキバアレチハナガサというのもあって、ややこしい。  こちらは同属の三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)です。こ…

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カワミドリ

 今回も江戸川近くの坂川遊歩道ですが、赤紫の花穂はカワミドリ(河碧・川緑、シソ科カワミドリ属の多年草)です。昨年は気付かなかったのですが、今年は見つかりました。山地の草地や林縁に生えるそうですが、なぜこんなところに居を構えたんでしょう。 → なおさんが仰るように、アニスヒソップの可能性があります。  この花を今回初めてマクロレンズで撮ったのですが、先端が赤い雄しべが飛び出していて、中々…

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ヤブカンゾウ、八重のヘメロカリス

 ヘメロカリスは園芸種が多様で、色も黄、橙、緋、ピンク、白など、また、花弁と花の中央で色の変わるものもあるようです。昨日はクリーム色と橙色を投稿しましたが、先日、町内を回っていたら、黄色の八重を見つけましたよ。6月27日撮影。  こちらは、同じ八重でもヤブカンゾウのようです。藪萱草、ユリ科ワスレグサ属。別名ワスレグサ、カンゾウナ。6月28日、坂川遊歩道で。  この…

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ヘメロカリス

 今回も坂川遊歩道で咲いていた花で、ヘメロカリスです。  ユリ科(またはワスレグサ科)ワスレグサ属(またはキスゲ属、ヘメロカリス属)。別名デイリリー。和名はトウカンゾウ(唐萱草)。  こちらは濃い黄色の品種。背後のアジサイは白花が赤く変色する品種。  クリーム色のヘメロカリスも見つかりました。  この夏、初めて見たトンボ。羽の先が黒く、小型なので、コノシメトンボか(赤とん…

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アフリカハマユウ、クルマバナ

 松戸市の坂川遊歩道です。先回ご紹介したクリナム・パウエリーとの比較対象のために投稿しました。  インドハマユウと覚えていたのですが、最近はアフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿)と言うそうです。クリナム・パウエリーと同じ、ヒガンバナ科クリナム属(ハマオモト属)の常緑多年草です。名の通り、南アフリカ原産です。  花の奥に、緑色が見えるのが良いです。  本物のインドハマユウは花弁の…

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クリナム・パウエリー

 昨日投稿したアメリカノウゼンカズラの写真の右端にちらりと写っていた花です。ここで出会った女性に名前を聞かれたのですが、初めて見る花でした。6月27日、近くの坂川遊歩道で。  帰宅後調べると、クリナム・パウエリー(学名Crinum × powellii)と分かりました。ヒガンバナ科クリナム属の常緑多年草です。  インドハマユウ(注)の園芸種と紹介しているサイトがある一方、交雑種ではあるが、イ…

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アメリカノウゼンカズラ

 我が家の近くでも二週間くらい前からアメリカノウゼンカズラが咲き始めました。如何にも派手で、夏に似合う花です。亜米利加凌霄花、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属、名の通り北米原産。大正時代に渡来。  下の写真は、6月28日、江戸川近くの坂川遊歩道で撮ったものですが、オーバーハング状にしたフェンスに絡めて伸ばしてあるものです。  アメリカノウゼンカズラは花が弦の一箇所からたくさん咲きます…

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