思いついて、日光の旅…その5(シロヤシオ、ズミ)

 5月21日、中禅寺湖の歌ヶ浜に戻る途中の植物(続き)です。  5枚の若葉が斜め上に伸びた姿に出会いました。何の木でしょうか。  しばらく歩いていると、同じ葉の木に白いつぼみが付いていました。あ~、これはシロヤシオだったんだ。白八汐、ツツジ科ツツジ属の落葉樹。このような葉の付き方から、別名ゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれる。右下の写真は、同日、日光植物園で撮った葉の様子です。  …

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思いついて、日光の旅…その4(イヌブナ、コミネカエデ)

 5月21日、中禅寺湖畔にあるイタリア大使館別邸記念公園から歌ヶ浜に戻る途中で見かけた植物を紹介します。  先ずは、公園内で咲いていた花です。左下は、多分、ヒゲネワチガイソウ(髯根輪違草、ナデシコ科ワチガイソウ属)だろうと思うのですが…。右下は、妻が撮ったスミレです。純白なので、シロバナタチツボスミレ(白花立ち坪菫、スミレ科スミレ属)でしょうか。 → 距に紫色が残るので、オトメスミレだそうです…

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思いついて、日光の旅…その3(イタリア大使館別邸記念公園)

 5月21日、中禅寺を拝観した後、歌ヶ浜の左手、15分ほど歩いた先にイタリア大使館別邸記念公園があると知り、行ってみました。  歌ヶ浜の左端から、新緑がきれいな湖畔の遊歩道を進みます。  道端には、あちこちでスミレが咲いています。右下は、妻が撮した公園に入る私です。  色合いの異なる新緑がきれいな公園内です。右下の写真で、手前の建物は国際避暑地歴史館。その奥、一段低い湖畔に大使館別…

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思いついて、日光の旅…その2(サクラ、アカヤシオ、中禅寺)

 5月21日、旅館を9時半ころ出発。近くの奥日光観光ホテル前のサクラを撮影。  その手前、奥日光小西ホテル入口付近のアカヤシオとサクラです。  9時45分には戦場ヶ原の三本松茶屋を通過。ここでもサクラを見たので、立ち寄りました。  左下はサクラと男体山。写真の色が悪いですね。右下は前白根(バスの上辺り)と金精山、金精峠を挟んで温泉ケ岳。  中禅寺湖の名前の由来となった中禅寺を…

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思いついて、日光の旅…その1(アカヤシオ、ヤマザクラ)

 先日来、報告していますが、今回から連載で日光の旅の前編を投稿します。後編は日光植物園の花たちです。  5月20日(金)、前日に思いつき、急遽夕食後にネットで宿泊予約した日光湯元温泉に向け、9時半ころ出発。東北道も日光道もガラガラ、スイスイ。栃木県内ではミズキとフジが花盛り。白い花の咲くトチノキを3本ほど、ホウノキも1本目撃。写真に収めたいが、駐車するわけにもいかず。  12時過ぎに、J…

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ニゲラ、ミツバウツギ

 5月13日、イオンレイクタウンの植栽で見た花たちです。  ニゲラ(キンポウゲ科ニゲラ属、南欧州原産)です。いつ見ても「変な花」と思います。花弁は退化し、萼片が花弁に見える。  ニゲラの和名はクロタネソウ(黒種草)。この実の中に黒い種が出来るのでしょう。  ツリージャーマンダーです。シソ科ニガクサ属の常緑小低木で、原産はスペイン。nobaraさんのブログに載ってましたね。 …

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ユーフォルビア、キバナウツギ

 5月13日、イオンレイクタウンの植栽で見た花たちです。前回までご紹介したフラワーショップ「インナチュラル」の店員さんは、この植栽の維持管理もされているようです。  ユーフォルビア(トウダイグサ科ユーフォルビア属)にも色々あるようです。  これは見たことがある、黄色い花が咲く品種、ユーフォルビア・ウルフェニー。  赤茶色の部分が花でしょうか。ユーフォルビア・ブラックパールという…

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ペーパーデージー

インナチュラルの店頭で…その4  5月13日、インナチュラル・イオンレイクタウン店(HPはこちら)の店頭で初めて見た花を中心に投稿しています。  ペーパーデージーです。キク科ヘリクリサム属の一年草で、原産はオーストラリア。花径は3cm弱。売り物なので花弁には触りませんでしたが、ムギワラギクのようにカサカサしているそうです。花弁と書きましたが、これは総苞なんだそうです。  背後の…

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西洋テマリカンボク、コガクウツギ

インナチュラルの店頭で…その3  5月13日、インナチュラル・イオンレイクタウン店(HPはこちら)の店頭で初めて見た花を中心に投稿しています。  オオデマリに似た花にはビブルナム・スノーボールと書かれていました。ビバーナム・スノーボールとも言い、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、別名西洋テマリカンボク。原産はヨーロッパ。  オオデマリと同じく、花が黄緑色から白に変わり、枝がしなや…

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アストランチア、アニソドンテア、リシマキア

インナチュラルの店頭で…その2  5月13日、インナチュラル・イオンレイクタウン店(HPはこちら)の店頭で初めて見た花を中心に投稿しています。  アストランティア(アストランチア)と名札が付いていました。せり科アストランティア属の宿根草です。原産はヨーロッパ、西アジア。花色は白ないし赤で、多くの園芸種があるようです。  花は中央の小さいもので、花弁に見えるのは苞です。形が面白いし、…

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オルレア、ゲラニウム、ペラルゴニウム

インナチュラルの店頭で…その1  5月13日、インナチュラル・イオンレイクタウン店(HPはこちら)の店頭で初めて見た花を中心に投稿します。  店員さんによると、「仕入れ担当者が珍しいものを選ぶ確率が高い」のだそうです。  イベリスとレースフラワーを合体させたような花が咲いていました。名札にはオルラヤ・グランディフローラとありました。  セリ科オルレイア属の耐寒性一年草で、一般的に…

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スモークツリー

 スモークツリーをご存知ですか。和名はハグマノキ(白熊の木、ウルシ科コティヌス属)と言い、カスミノキ(霞の木)とか、ケムリノキ(煙の木)とも呼ばれます。モジャモジャ、フワフワの状態が花だと思っている方も多いでしょうが、あれは花後の花序の姿なんです。  13日、イオンレイクタウンのフラワーショップ「インナチュラル」の店頭で、スモークツリーの花を初めて見ました。  花径は数ミリ、コンデジなの…

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マユミ、コマユミ、ヤマボウシ

 先日、御衣黄を見せてくれたHさん宅でマユミ(真弓、ニシキギ科ニシキギ属)の花が咲いています。5月14日、お隣りの建物をバックに撮ったのですが、花は黄緑色なので、地味すぎて分かりませんね。  かなり近寄って写してみました。花径は1cmにも満たない4弁花です。  マクロレンズを使って写してみました。手持ちではダメなので、三脚持参です。それでも風に揺れて、失敗写真多数でした。  昨…

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セイヨウトチノキ(マロニエ)、ベニバナトチノキ、ガマズミ

 流山街道(JR武蔵野線と交差するあたりから南へ800mほどの区間)にベニバナトチノキの並木があります。昨年の記事はこちらです。  今年も気になっていたので、15日、孫たちと清水公園に行った帰りに、車窓から様子を見ました。もうかなり咲き進んでいたので、16日、チャリを漕いで撮影に行ってきました。急いだ理由は、他にもあります。並木の中で1本だけに白い花が咲いているように見えたからなのです。  …

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キリ(桐)の花、ニセアカシア、我が家の花

 13日、流山の運転免許センター近くでキリ(桐)の花を見ました。15日、孫たちを野田の清水公園に連れて行く前に、ちょっと寄り道して写真を撮ってきました。  想像していたより大きな花でした。  左下は葉の形。右下の写真には、妻とさーちゃんが写っています。  16日、小梨さんのブログでも取り上げられていました(こちら)。記事によると、ゴマノハグサ科(あるいはノウゼンカズラ科)と…

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ジュラシックツリー & ミズキの花

 5月13日に行った越谷のレイクタウンアウトレット(HPはこちら)です。平日なのにたくさんの人たち。開業からまだ2週間、私たちのような偵察隊も多いようでした。  このアウトレットは植栽が充実しているのが良いです。店に興味がない私はこちらの方を見て歩きます。  右上の写真の立木はベニスモモの木です(紅李、バラ科サクラ属、別名紅葉スモモ)。花は既に終わっており、小さな緑の実ができてきました(…

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御衣黄 & カヤ(榧)の花

 5月13日の夕方、町内のHさんが、「緑色の花が咲いた桜の切り枝をもらったのよ。秋田で咲いていたものなんだって。珍しいから見に来ない?」と言うので、早速伺いました。  花瓶には1枝のギョイコウ(御衣黄)が挿されていました。ネットの写真は何度も見ましたが、実物は初めて。まだ青々としていました。  秋田のどこに咲いていたのか聞きそこねたのですが、翌日、町内のGさんがやはり御衣黄を挿した花…

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バビアナ、ハゴロモジャスミン

 昨日投稿したサンザシが咲いていたお宅で、フリージアや、トリテレイア・ラクサ(過去記事はこちら)に似た薄紫の花を見ました。折よく、ご夫人が庭に出てこられたので名前を伺うと、バビアナとのことでした。  バビアナはアヤメ科バビアナ属の多年草(球根)。原産は南アフリカのケープタウン付近。多くの園芸種があり、和名はホザキアヤメ。イキシアの親戚です。  ハゴロモジャスミンが咲いていると、そ…

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サンザシ、トキワサンザシ

 サンザシが咲いているのを見つけました。  サンザシ(山査子)は、バラ科サンザシ属の落葉低木。中国産で、日本にも古くに持ち込まれた。Wikipediaより。  咲き始めの葯は赤いですね。  こちらは、小さな花がびっしりと咲くトキワサンザシです。  トキワサンザシ(常盤山査子)はバラ科トキワサンザシ属で、その名のように常緑の低木。ピラカンサという名のほうが有名。 …

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ツキヌキニンドウ、ベニバナスイカズラ、ヒョウタンボク

 ツキヌキニンドウが咲き始めました。これまでに見たものは、紅色の筒花で、内側が黄色のものでしたが、外側も黄色い品種を見つけました。嬉しいことに、2色揃い咲きでした。  ツキヌキニンドウ(突抜忍冬、突貫忍冬)、スイカズラ科スイカズラ属。北アメリカ地方原産。明治時代に渡来。  紅色の花の咲き始めは内側が黄色ですが、次第に赤くなっていくようです。  ツキヌキの名の由来は、右下の写真のように、…

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マグノリア‘キンジュ’、細葉ミントブッシュ

 昨日投稿したキバナニオイロウバイがあったお宅には、マグノリア‘キンジュ’も植えてありました。モクレンの園芸品種で、白や紫のモクレンより遅れて咲きます。流通名は、金寿木蓮、黄花木蓮。  我が家の直ぐ近くで、毎年見られたのですが、賃貸アパートに建て替えられた際、処分されてしまいました。  同じお宅で初めて見る紫色の花を発見しました。細葉ミントブッシュだそうです(名前がわからず、「こ…

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キバナニオイロウバイ、トキワマンサク

 寿々木さんのお宅でクロバナロウバイが咲いています(記事はこちら)が、新松戸の住宅街で、それと同じ形の、黄緑色の花を見つけました。  調べてみると、やはりロウバイの仲間でキバナニオイロウバイと分かりました。  黄花匂い蝋梅、ロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木。北アメリカの南東部原産。花はメロンやバナナに似た香りがするそうですが、撮影時(5月9日)には匂いませんでした。  ク…

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モッコウバラとナニワイバラ

 モッコウバラが今盛りの時期ですね。秋篠宮家の眞子内親王のお印として黄モッコウが使われて以来、急に人気が高くなったのだそうです。  新松戸の住宅街で見た黄モッコウです。南北に長い敷地の東側のフェンスに這わせ、南側には白いナニワイバラが植えられており、見事な光景でした。  黄モッコウだけでは片手落ちですか。白いモッコウバラもちょっと遅れて咲き始めました。  モッコ…

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母の日

 今日は5月の第2日曜日で「母の日」。昼過ぎ、新婚の長男夫妻が帰宅。連休中に行った軽井沢土産(軽井沢プディングパイロールケーキ)とともに、母の日のプレゼントを持参。伊勢丹ブランドの春秋用マフラー。金糸入りのソフトなデザインで、妻も大喜び。  長男夫妻が帰ってから1時間後、次男家族が到着。買い物に行く次男夫妻からひろ君とさーちゃんを預かり、自転車で近所の公園へ。  さーちゃんはばーばと…

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もうひとつのライラック

 青い花に黄色い葯が目立つセアノサス・パシフィックブルーです。クロウメミドキ科セアノサス属の半耐寒性常緑低木で、原産はカナダ南部~メキシコ北部。カリフォルニア州で多く見られ、花穂がライラックに似ているので、カリフォルニアライラックとも呼ばれています。  1枚目の写真で、右上に赤紫の花が見えます。これもライラック(モクセイ科ハシドイ属)で、センセーションという園芸種です。花の縁が白いのが…

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ベニカナメモチ

 ベニカナメモチ(バラ科カナメモチ属の小高木)の花が咲き始めました。これは、葉が大きく、紅色が濃いので、カナメモチとオオバカナメモチの交配品種であるレッド・ロビンではないでしょうか。  5弁の花がびっしりです。  蝶や昆虫を惹きつける臭いを出すのでしょうか。上=アオスジアゲハ、下左=ナミハナアブ、下右=ヤマノイモハムシ。  アメリカハナズオウのその後の姿です。この葉が、夏には緑…

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タチイヌノフグリ & オッタチカタバミ?

 これ、タチイヌノフグリに間違いないでしょう?実物を見たのは初めてです。5月4日、ハンカチノキを撮影した広場に生えてました。  花の色は薄い青と薄い赤紫色があるそうで、写真を編集中に赤紫も発見しました(下の写真の下の方に写っています)。  ゴマノハグサ科クワガタソウ属の雑草。ユーラシア、アフリカ原産の帰化植物。明治初期に渡来したとされる。  目黒のおじいちゃんのブログにオッタチ…

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ハンカチノキ

 「松戸中央公園でハンカチノキが満開と新聞に出ていた」と妻が言うので、5月4日、見に行ってきました。足指骨折中なので、勿論そろそろ歩きです。  公園の西側に広場があり、中央付近に3本のハンカチノキがあります。そのうちの1本がまさに見頃でした。2003年4月に、松戸テニスクラブが記念植樹したそうな。  花に見える白い部分は大小2枚の苞葉です。全部が下向きなので、露出が難しい。 …

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鯉のぼり

 JR常磐線の西側、江戸川近くを流れる坂川に今年も200匹以上の鯉のぼりが泳いでいます。近くの住民が、坂川の清流化を願って始め、早18年だそうです。  もう飾られてから日にちが経っているので、ちょっとよじれたり、紐が解けて尾が水に浸かったりしている鯉のぼりもあってちょっと残念。  こんな飾り方もありですか。ポールを建てるにはお金がかかるし、さりとて孫には見せたいし…、という…

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オオデマリ

 新松戸のきょうちくとう通りでオオデマリが黄緑色の花を咲かせていました。オオデマリはスイカズラ科ガマズミ属の植物の一種。別名テマリバナ。  上の2枚は、4月24日、右足親指を骨折した当日撮ったもので、花が白くなって行く様子を投稿しようかと思っていたのです。その後、出歩けず、心残りだったのですが、4月30日に車に乗って撮りに行ってきました。わずか6日後ですが、もう花が痛みはじめていました…

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ニシキギの花

 昨日投稿したナナカマドの木の隣にうえてある木に何か違和感を覚えてよく見ると…。  もうちょっと近づいて見ましょう。これは若い枝の部分ですが、長い花柄の先に黄緑色の4弁の花が鈴なりです。  もう少し下の方の枝を見ると、茶色の翼が見えます。これがニシキギ(錦木)の花だったんですね。  ニシキギはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、秋には赤い実と鮮やか紅葉で有名ですね。別名ヤハズニシ…

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ナナカマドの花

 ガマズミ?と思って近づくと、葉が小さいので、違いました。ここは、先日、アメリカハナズオウを紹介した老人介護施設の前庭です。幸い、幹に名札が下げられており、ナナカマドと分かりました。  枝の先端に、白い5弁の花をたくさん咲かせます。下の2枚は、咲き始めたばかりの花です。  咲いてから時間が経つと、雄しべの先端の葯が茶色く目立つようになります。  4月30日撮影。  ナナカ…

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ライラック

 我が家の近所でも、4月下旬からライラックが咲き始めました。白花もありますが、淡い紫色のライラックが好きです。内職でライラックの造花作りをしていたお袋を思い出すからかもしれません。  このライラックは江戸川近くの畑と道路の境目に植えてあったものです。まだ丈が低いので、花に鼻を近づけると良い匂いがしました。  畑を耕していたおばあちゃん、「“札幌”のライラック」と自慢しておられました。 …

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マルメロ

 新松戸のきょうちくとう通りに面した畑の際で、カリンに似た花が咲いている木を見つけました。  カリンより花弁の色が淡く、全体に優しい感じです。4月24日撮影。  勿論、自宅に帰ってから直ぐにネットで検索しました。「カリン 似た花」で一発回答。これはマルメロ(バラ科マルメロ属の落葉高木)でした。  カリンに似た、ややでこぼこで丸い実ができるそうで、長野県諏訪地方でたくさん栽培…

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