ロウバイ、熱帯睡蓮(大船植物園…その16)

 時期的にちょっと遅くなってしまいましたが、神奈川県立フラワーセンター大船植物園で咲いていたロウバイ(写真上)と、ソシンロウバイ(‘古都のかがやき’という園芸種)を紹介します。  熱帯植物館で咲いていた熱帯睡蓮の色々です(8枚分のGIFアニメ)。  2月9日撮影。

続きを読む

トーチジンジャー(大船植物園…その15)

 神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で見た花たちです。  熱帯睡蓮の展示室の手前で、直立した長い花茎の先にトーチジンジャーが咲いていました。花径は10cm位あるでしょうか。  トーチジンジャーはショウガ科ニコライア属の常緑多年草で、原産はインド東部~インドネシア。名札にはピンクとしてありましたので、‘ピンクトーチ’という園芸種のようです。  低く枝を伸ばして、花をぴっしり付…

続きを読む

ウラムラサキ、アカバナトケイソウ(大船植物園…その14)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で見た花たちです。  キツネノマゴ科の最後は、ストロビランテス・ディエリアヌス(ウラムラサキ)です。キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木です。原産はミャンマー。ウラムラサキ(裏紫)という和名は、葉の裏が紫だから…そのまんまです。  パッシフローラ・ヴィティフォリア(アカバナトケイソウ)です。通路のコンクリートの上をはう蔓に…

続きを読む

ブリヤンタイシア(大船植物園…その13)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で見た花たちです。  ブリヤンタイシア(Brillantaisia sp.)と書かれていた紫の花です。キツネノマゴ科ブリヤンタイシア属の低木(または常緑多年草)だとのことです。ブリヤンタイシアは熱帯アフリカ~マダガスカルに20~40種が分布しているそうです。 在来種のキツネノマゴやハグロソウに似ていますね。  ルエリア・コロ…

続きを読む

メキシコノボタン(大船植物園…その12)

 2月9日に見に行った神奈川県立フラワーセンター大船植物園の花たちです。  名札にはヘテロケントロン・エレガンスと書かれていました。ノボタン科メキシコノボタン属(ヘテロケントロン属)の常緑多年草で、原産は中央アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス)。別名メキシコノボタン。草本なので、葉が地を這うように茂っていました。  5弁のピンクの花で、名札に書かれた名はプセウデランセムム・ラク…

続きを読む

舌を噛みそう(大船植物園…その11)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で見た花たちです。  植物園でしか見られないような植物で、和名がないので、全く馴染めない植物名です。舌を噛みそうな名前なので、声を出して読まないほうがよろしいかと…。  赤い苞の間から花を咲かせているのはメガスケパスマ・エリトロクラミスです。  キツネノマゴ科(メガスケパスマ属)の常緑小低木で、原産はベネズエラ。一属一種で…

続きを読む

2種類のカズラ(大船植物園…その10)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で咲いていた花たちを紹介しています。  今回は2種類の「カズラ」を紹介します。  1種類目はヒメアリアケカズラ(姫有明葛)です。キョウチクトウ科アリアケカズラ属の常緑小低木で、原産はブラジルです。アリアケカズラにそっくりですが、ヒメアリアケカズラのほうが花が小振りです。また、アリアケカズラはつる性で、ヒメアリアケカズラは低木です…

続きを読む

ゴクラクチョウカ、ブーゲンビレア(大船植物園…その9)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室で咲いていた花たちを紹介しています。  ゴクラクチョウカ(バショウ科ゴクラクチョウカ属)も温室展示の定番ですね。別名ストレリチア。橙色の萼と青い花を極楽鳥(風鳥)の飾り羽に、尖った苞をくちばしに見立てたものです。  ゴクラクチョウカの左後の赤い花はブーゲンビレア(オシロイバナ科イカダカズラ属の常緑低木)です。これも温室の定番…

続きを読む

セイロンマツリ、タチハナアナナス(大船植物園…その8)

 2月9日に行った神奈川県立フラワーセンター大船植物園で見た花を投稿中です。  白い小さな5弁の花はセイロンマツリです。文字通り、スリランカのマツリカ(ジャスミン)という意味です。マツリカはモクセイ科ソケイ属ですが、これはイソマツ科プルンバゴ(ルリマツリ)属なので、ジャスミンにンいている花ということでしょうね。熱帯地方に分布している半つる性低木です。萼の部分に腺毛が生えているのが面白いです。こ…

続きを読む

カランコエ・ラウヒー(大船植物園…その7)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園です。  カエンボクが展示してあった観賞温室の出口付近で、カランコエ・ラウヒーの鉢が20数個並べられ、一斉に開花していました。  カランコエ・ラウヒーはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の常緑多年草で、原産地は中央アフリカからマダガスカル島。ラウヒーという園芸種もあるそうですが、ここのものは原種だそうです。別名幸来花…

続きを読む

カエンボク(大船植物園…その6)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園です。  観賞温室の出口付近に、初めて見る奇妙な花が咲いていました。赤橙色で釣鐘を上に向けたような花で、先端は5枚に分かれています。中央の、指をすぼめて上に向けたようなものがつぼみのようです。  名札が付いていなかったので、大船植物園のホームページの問い合わせコーナーで質問してみました。  これはカエンボク(火焔木)だそうです。ノウ…

続きを読む

アキニレ

 今日も大船植物園の花はお休みにして、昨日アップしたみさと公園の続きです。  マンサクが咲いていた小高い場所の頂点付近に立つ木です。写真ではちょっと分かりにくいですが、枝の先に白い小さな花が咲いているかの様に見えるのです。  近づいてみると、花に見えたのは扁平な実でした。  帰り際に、作業中のスタッフに、カメラのモニターを見せて伺うと、アキニレだとのことでした。  アキニレ(秋楡…

続きを読む

マンサク、ニシキマンサク

 一般的に見られるマンサク(マンサク科マンサク属の落葉小高木)は、日本の在来種とシナマンサクの交配種だそうです。  2月13日と15日に、みさと公園までマンサクを観察に行ってきました。埼玉県三郷市にある公園ですが、小合溜を挟んで向い側は都立水元公園です。  14日の夜から降った雪はもうかなり融けていました。  在来種のマンサクは花弁が短いのだそうですが、これはかなり長いので、シナマンサ…

続きを読む

タバコソウ、ハナヤナギ(大船植物園…その5)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室です。  昨日投稿したハイビスカスが咲く下で、橙色の細長い筒花が咲いていました。名札にはタバコソウとあります。ミソハギ科クフェア属の常緑小低木で、学名はクフェア・イグネア。英名はCigar Plant(シガープラント)。タバコソウという和名はこれの直訳でしょうね。別名ベニチョウジ。原産はメキシコからガテマラ。花弁はなく、これは萼だ…

続きを読む

テトラネマ・ロセウム(大船植物園…その4)

 2月9日に訪れた神奈川県立フラワーセンター大船植物園の観賞温室です。  紫と白のテトラネマ・ロセウムを見ました。ゴマノハグサ科テトラネマ属の多年草です。  耐寒性はあるようですが、温室では周年開花します。原産はメキシコ・グアテマラなどの中央アメリカ。英名はメキシカンフォックスグローブ。  名札から判断すると、紫のテトラネマ・ロセウムは原種のようです。白のテトラネマ・ロセウムはアルバという…

続きを読む

ロードデンドロン(大船植物園…その3)

 神奈川県立フラワーセンター大船植物園はJR大船駅から徒歩15分位です。バスの便もあるようです。一般の入場料は350円ですが、65歳以上は100円でした。  左下は植物園の入り口です。ここを入って、右手奥に観賞温室があります(右下)。  温室ではしばらくの間、カメラは曇って使えないので、ざっと一回り。熱帯スイレンの展示コーナー辺りで曇が取れたので、改めて見て回ります。  今回は、ロード…

続きを読む

スプリングガーデン展(大船植物園…その2)

 2月9日に行った神奈川県立フラワーセンター大船植物園の報告その2です。  園内では、二つの展示が行われていまそたが、今回は第二展示場の「スプリングガーデン展」(1/15~2/20)で、一足早い春の花をお届けします。  展示されている植物は、冷蔵による春化処理や加温などの開花促進技術が使われているそうです。  先ずは、木本です。これらは、大きな木を切り、加温して花を咲かせたものです…

続きを読む

スイートピー展(大船植物園…その1)

 2月9日、雪が降った日に神奈川県立フラワーセンター大船植物園(HPはこちら。以降、大船植物園とします)に行ってきました。天気予報通り、到着する頃には雲が薄くなり、午後からは晴れ間も覗きました。  園内では、二つの展示が行われていましたが、今回は第一展示室での「スイートピー展」の写真です。2月9日はその初日でした(2/13まで)。  展示されていたスイートピーは20種類以上はあったでしょうか…

続きを読む

ディオニシア・レモンアリエッタとミニ胡蝶蘭

 2月7日、Sホームセンターの園芸部で、シバザクラに似た小さな黄色い花が売られていました(花径は13mmほど)。名札には、ディオニシア・レモンアリエッタ(Dionysia aretioides)と書かれています。サクラソウ科(ディオニシア属)の常緑多年草で、イラン原産の高山植物だそうです。耐寒性は-25℃とか。加湿には弱く、上から水をかけないようにと書いてありました。過失に注意というわけです。 …

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その7(カトレア)

 1月28日に観に行った第65回JOGA洋らん展の出品作品を紹介しています。その最終回は、やはり、ゴージャスな花が多いカトレアにしました。人気の品種だけに、カトレアコーナーにも多数の出品作品が並びました。  カトレアといえば、大きめな花をイメージしますが、小さな花の品種もあります。  左下のカトレアは、原種のルンディ・ファーマ・アルバ ‘コチア’ (C. lundii fma, alba…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その6(ドリテノプシスなど)

 1月28日に見に行った第65回JOGA洋らん展から作品を紹介しています。  デンドロビウム・スペキオサ‘G.T.’(Den. speciosa 'G.T.')です。小さな白い花が無数についています。  アングレクム・ベイチー‘オーキッドグレード’(Angcm. Veitchii 'Orchidglade' = Angcm. eburneum x Angcm. sesquipedale)…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その5(天使の髪の毛)

 今回も第65回JOGA洋らん展で見た変わり種の洋ランです。  (1月28日撮影)  クロウェシア・レベッカノーザー‘グレープフルーツピンク’(Ctsm. Rebecca Norther 'Grapefruit Pink')です。花弁の先端が毛状になっているのが変わっています。  カトレア・コーネリア(C. Cornelia)です。花弁が薄紫色で、リップが濃い紫という品種で、私は初めて見…

続きを読む

四十九日法要と納骨

 昨日、義母の四十九日法要と納骨を済ませました。  菩提寺は水戸街道一の古刹と言われる馬橋の萬満寺で、本堂の下にある葬祭用?のお堂で行われました。鉄筋コンクリートのお寺ですから冷え込みますが、お寺の大きな石油ストーブが前もって点けられていたので、助かりました。  11時からの予定でしたが、早めに読経が始まりました。すると、突然の地震で、その石油ストーブがストップしてしまい、再点火のため法要が…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その4(変わり種)

 1月28日に第65回JOGA洋らん展を見に行ってきました  今回は、出品作品の中から、ちょっと変わった洋ランをご紹介しようと思います。  メディオカルカ・デコラタム‘ハッピーフィールド’(Masd. decoratum 'Happy Fieid')です。葉も花も小さく、全く洋ランらしくありません。デコラタムはニューギニアの中高地が原産の小型の着生ランだそうです。  左下、メガクリニュ…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その3(受賞作品)

 今回も第65回JOGA洋らん展で受賞した作品です。  東京都知事賞の、リカステ・チタインパルス‘チョコレート’(Lyc. Chita Impulse 'Chocolate')です。リカステ・チタインパルスはチョコレート、赤、ピンク、セミアルバ、白など色や形の違った様々な花が現出する交配種です。この‘チョコレート’は花弁の裏側が白です。  もう一つ東京都知事賞がありました。世界らん展で日…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その2(受賞作品)

 1月28日から30日まで開催された第65回JOGA洋らん展の各種受賞作品を紹介しようと思います。  農林水産大臣賞を受賞した、リンコレリオカトレア・トウェンティファーストセンチュリー ‘ニュージェネレーション’(Rlc. Twenty First Century 'New Generation' = Rlc. Mem. Ichie Ejiri × C. Drumbeat)。かなも大きく、ゴー…

続きを読む

第65回JOGA洋らん展…その1(特別出品)

 1月28日、東京国際フォーラムで開かれた第65回JOGA洋らん展を見に行ってきました(1月30日で終了しました)。昨年の会場で住所・氏名を登録したら案内状が送られてきたのです。  JOGAは日本洋蘭農業協同組合(JAPAN ORCHID GROWERS ASSOCIATION)の略で、ジェーオージーエーと読んでくださいとのことです。  昨年より会場が狭く、所狭しと陳列されていました。多分そ…

続きを読む

マツリカ(夢の島熱帯植物館…温室編その5)

 夢の島熱帯植物館のCドームで真っ白なマツリカ(茉莉花)が一輪咲いていました。モクセイ科ジャスミン属の常緑低木です。耐寒性はないので、冬の温室ならではの花です。原産はインドですが、アラビアジャスミンという別名があります。  マクロで撮ると大きな花のように見えてしまいますが、私の指の太さと比べると、その小ささ(花径は2.5cmほど)が分かっていただけるでしょう。  Aドームで咲いていたコエ…

続きを読む

キンカチャ(夢の島熱帯植物館…温室編その4)

 夢の島熱帯植物館の温室をAドームからCドームと見て、階段を降りるとイベントホールに至ります。ここは、温室ほどの室温ではないにしても、ランなどとともに珍しい植物が展示してあります。  イベントホールのディスプレーです。大きなランやうさぎも飾られています。  ウコギ科の珍しい植物です。右は、タイワンモミジ(台湾紅葉、ポリシャス属の常緑低木)です。東南アジアの熱帯雨林に自生します。葉に芳香が…

続きを読む